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こんにちは。
めずらしく更新したかと思えば、遊びに行った話ばかりで恐縮です。八百富写真機店 カジタニです。
先日、岡山県の「片鉄ロマン街道」にサイクリングに行ってきました。
何だかちょっと照れくさい気がする名称の「片鉄ロマン街道」ですが、簡単に申しますと、片上鉄道という鉄道路線が廃線になり、その廃線跡をサイクリング道路として整備されたものです。
60数年にわたって、沿線の人々や柵原鉱山からの硫化鉄鉱を運び続けた片上鉄道。平成3年6月に廃線となったその鉄道敷が、平成15年11月に自転車道としてよみがえりました。清流とグリーンシャワーの中を、爽快な風を感じながら、サイクリング・ジョギング・ウォーキングなどに出かけてみませんか。きっと懐かしの鉄道風景や歴史ロマンに出会えることでしょう。（岡山県備前県民局HPより）
僕のサイクリング記事といえば、廃線跡ばかり行っているような感がございますが、まぁたまたま、ということで。
今回使用したカメラは「シグマ DP2s」です。
1,400万画素 (2,652×1,768×3層) Foveon X3 ダイレクトイメージセンサーのボディに、35mm判カメラ換算41mm相当の24.2mm F2.8レンズを搭載した、「山椒は小粒でピリリと辛い！」コンパクトデジタルカメラです。サイクリングにデジタル一眼はちょっとつらいかな～ということで、このカメラの出番です。
★画像はすべてシグマ DP2sで撮影。とりあえずシェイクダウン的な撮影ということで、露出モードはすべてP（プログラムオート）。RAWモードで撮影後、シグマSIGMA Photo Pro4.0でオート現像、Adobe PhotoShopにて仕上げとしました。画像サイズは縮小リサイズしています。
まずは備前市の「サイクリングターミナル」駐車場に車を停めて、スタートです。
駐車料金は無料で、トイレや自動販売機もあるので便利です。
（冒頭の画像はサイクリングターミナルを出発してすぐの場所にて撮影しました。）
片上鉄道は南北に走る路線だったので、往きは北上するかたちとなります。しばらく走るとJR山陽本線の和気駅前を通ります。
山陽本線をオーバークロスする橋にて。画面奥が和気駅です。ちょうどEF66に牽かれたコンテナ列車が通過していきました。
北上を続けるとそのうち吉井川沿いに走るようになります。岡山県を代表する河川です。
途中には大きな水門がありました。
自転車は「KHS F20-T」です。スパルタンな機種が多いKHS社の中でボトムクラスに相当するモデルですが、なかなかよく走ります。折りたたんだ時の落ち着きがないのが欠点だと思いますが。（その点、BROMPTONやBD-1はもちろん、DAHON各モデルなどはよくできてるな～...。）
道中は、鉄道の遺構がいたるところに残っています。この時は信号機を見つけて、テンションが上がったのですが、その後いくらでもでてきて、さっきの盛り上がりはなんだったんだーとなりました。
自動車が来ないので、お年寄りや子供たちでも安心です。また、もともとが鉄道なので急な上り坂・下り坂はありません。気楽にペダルを回せます。
旧天瀬駅でしばし休憩。ホームにいると、いまにも列車がやって来そうです。それにしても、ここだけでなく、道中はどこもとてもきれいに清掃されていました。この日もあちこちで地元の方たちが植物の植替えや掃除などをされていたりしました。ほんとうに頭が下がります。
蓮華草が一面に咲いていたり...。
川面に近いところを走ったりもしながら...。
吉井川沿いをどんどん走ります。今日は何だか調子いいな～と機嫌よく走っていたのですが、流れ去る風景を見て、はたと気がつきました。木々がすべて自分の走る方向に向けてなびいているのです。そうです。行きはよいよい、ずっと追い風に背中を押されながら走っていました。
あ～...帰りは向かい風か...
そうこうしているうちに、まもなくロマン街道の終点「旧吉ヶ原駅」に到着です。旧吉ヶ原駅は「鉄分」濃い目のスポットでした...。そのあたりは次回の記事にて。
