カメラの八百富|OLYMPUS オリンパス PEN-F用 OMレンズ マウント アダプター

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㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。

オリンパス PEN-F用 マウント アダプター
OLYMPUS OM LENS MOUNT ADAPTER PEN F が入荷しました。

先日からのペンFがらみ商品の続きです。
今日、ご紹介するのは「ペンF」系のカメラに、オリンパスのOMレンズを取り付ける純正のマウントアダプターです。

デジカメ一眼のE-P1発売以降、マウントアダプターは非常に人気商品。
マイクロフォーサーズがらみを中心に毎日色々なマウントアダプターが売れています。
当社では、色々な種類のマウントアダプターを常時出来うる限り在庫しておりますので、是非ご利用下さい。
(リンクは当社のwebページです。まだ、全在庫を掲載しきれておりません。店頭には掲載以外にも沢山在庫しておりますのでお問い合わせ下さい)

特に、最近、よく売れているのは「マイクロフォーサーズ・キヤノンFDアダプター」。
今までデジカメ一眼にコンバージョンレンズ付きのアダプターを介する以外に方法が無かったため、当然と言えば当然かもしれません。

とは言え、このマウントアダプター。結構昔からある商品群です。
有名な所では、「ライカのMLリング」。あるいは、ペンタックスのKマウントアダプター。
古くて新しい商品です。
今日ご紹介する「OMレンズ用マウントアダプター ペンF」もその一つです。

pen-f-om001.jpg造りは、ほんとすばらしいものです。
他のOM製品同様の仕上げで、非常に格式高いアクセサリー。
それでも、新品が販売されていたころの最後の新品定価は5,800円。
金型の減価償却が終了しているであろう商品であったと思いますが、あまり値上げされることなく、ほんと「破格」のロープライス。
当時の販売目的がいかに「ユーザー視点」からであったものと推察されます。

同様に、ライカのMLリングやペンタのKマウントアダプターも非常に廉価。
各社、いかにマウントの継続性や親和性を重視していたかを物語る部分かなと思う次第です。


では、商品紹介写真です。まず、OMマウント側から。


pen-f-om002.jpg

お次は横側から。


pen-f-om003.jpgこのアダプターの元箱です。いかにもOM時代のデザインです。

pen-f-om004.jpgこのペンF用のアダプター、オリンパスから沢山の種類が過去発売されていました。
このOMレンズ用は最後の最後まで継続されていましたが、他はわりと早くディスコンとなったようので、中古市場ではほとんど見かけません。
過去発売されていたマウントは次の通りです。

  • P型 プラクチカマウント (フランジバック:45.5mm)
  • E型 エギザクタマウント (フランジバック:44.7mm)
  • N型 ニコンFマウント (フランジバック:46.5mm)
  • L型 ライカスクリューマウント (フランジバック:36.3mm)
  • C型 キヤノンFLマウント (フランジバック:42mm)
  • M型 ミノルタMDマウント (フランジバック:43.5mm)
  • OM用 オリンパスOMマウント (フランジバック:46mm)
この中で時々見るのは「ニコンF」と「プラクチカ」の2つ位でしょうか。
他は珍品ですね。うーん、当店で年に1個あれば限りなくいいほうではないでしょうか。

各アダプターをペンFで使用すますと焦点距離は約1.4倍となります。
例えば、50mmの標準レンズが70mm位のレンズになるということです。

また、ライカのスクリュー用のL型を除く他のアダプターでは、ちゃんと無限遠撮影ができます。
しかし、L型ではライカのほうがPEN-Fよりさらにフランジバックが短い28.8mm(ペンFは29mm)のため、残念ながら近接のみの撮影となります。標準レンズで約36cmから約45cm位までが撮影範囲内というところですので、物理的に装着できるというレベルです。

(ご参考) LEICAアダプター使用時の焦点距離別の撮影可能範囲の目安

レンズの焦点距離 至近距離に合わせた
時の被写体距離
無限遠に合わせた
時の被写体距離
35mm 約210mm 約235mm
50mm 約360mm 約450mm
85mm 約585mm 約1,070mm
135mm 約1,085mm 約2,680mm

 備考  被写体距離 : フィルム面から被写体までの距離


あと、ご参考までに、当時の説明書を読みますとこんなことが書いてあります。

【使用範囲】
  • 35mm判で使用すると約1.4倍の望遠効果が得られるので、特に望遠レンズが有効
  • OMシステムのベローズなどのマクロフォトユニットが使えるので、より高度な接写撮影が行える
  • OMシステムのミクロフォトユニットが使えるので、正確かつ容易に顕微鏡撮影が行える
【使用方法】
  • 省略(ごく一般的な内容です)
【露出決定の方法-ペンFTのTTLシステムを活用する場合】
  • レンズの自動絞りは働きませんのでご注意下さい。従って、絞り込み測光で行います。
  • レンズを絞った状態でファインダーをのぞき露出計指針が下段に示すTTLナンバー上に来るように絞り環、またはシャッターダイヤルを回して合わせます。このときシャッタースピードはクリックの中間では正規のシャッタースピードが出ませんので、シャッタースピードのセットは必ずクリックに落し込むようにして下さい。シャッターダイヤルがクリックの中間にきたときは、どちらかのクリックに落し込ませて、絞り環で再調整するようにしてください。絞り環はクリックの中間でも使用できます。
  • 標準レンズ TTLナンバー「0」
  • 135mm以上の望遠レンズ TTLナンバー「1」
  • それ以外の全レンズ TTLナンバー「0.5」
  • 上記の値はあくまでも参考値で、指針を合わせるTTLナンバーは各レンズの性質によって多少異なります
  • 絞り込み測光の場合、ファインダー接眼からの逆入射光の影響が大きいので、逆入射光が入らないように注意してください。
  • 絞り込み測光ではCdS受光部に来る光が少なくなり、露出計指針が安定するのに、多少の時間を要するので安定してから合わせるようにしてください。
  • 交換レンズ以外のユニットを使用する場合は、交換レンズの使用方法に順じます。


ということです。露出計の使い方はご参考になるのではないでしょうか。
但し、あくまでも「まずはこれを参考にテスト撮影してね」というスタンスですが。

箱の裏側写真です?定価が印刷されていますので。
(当店での売価が売価ですので念のためということで)

pen-f-om005.jpg先ほどの書いた定価と異なりますが、最終値上げ前の旧定価(4,500円)が印刷されています。
最後に、附属品を含めた一式の写真です。

pen-f-om006.jpgご覧の通り、元箱・ケース・説明書付きのほとんど未使用に近い商品状態です。
おそらくお買いになられてそのままだと思います。

展示店は大阪駅中央店です。
お値段は、(税抜)16,000円 (税込)16,800円です。

ご購入は当社ホームページからどうぞ。

店舗へのお問い合わせは、電話06-6341-7005またはメールにてお願いします。

+++中古カメラ担当係+++


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このページは、㊥カメラ 担当係が2010年2月 7日 22:22に書いたブログ記事です。

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