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リコー(ペンタックス)さんから、あえて「ようやく」と言わさせて頂きます。
HD PENTAX-DA AF 1.4x AW AF REAR CONVERTER
Kマウントデジタル一眼カメラ専用リアコンバーターが新発売されることとなりました。
ほんと「ようやく」なんですよね。
数年も前(5年位かな......)からレンズのロードマップの右下に、ずっと記載されていた(鎮座と言っても過言じゃない)にもかかわらず、いつまでたっても発売のアナウンスがされることがなかったこのコンバーターが、「ようやく」今年の3月上旬に新発売されます。
下のロードマップは、DA20-40が発売された時のもの。「DA AF RC 1.4X」って記載されていますね。
そんなんで、㊥カメラ担当係"S"は、ペンタックスさんの幹部の方とお会いすると必ず、
「いったい、どうなっているのでしょうか!お客様は待って、いや辛抱の限界を感じつつ、諦めずに待っておられますよ!!!」
と申し上げていたり、
あるいは、新たに着任された最高幹部の方には、大変失礼な表現となるのですが、
「実はこの状態が数年も続いているんですよ。これはもう、私たちはできません!とご自身で言っているようなもの。さらに、 ケンコーさんから出ていたペンタ用のテレコンもディスコンになったので、ちょっとまずいです、かなりまずいです。」
などなど、私なりに事あるごとにくどくどと要請してまりました。
そんな中、とある会場、確か「GR」の体感セミナーの時?だったでしょうか、某部長さんとちょうどレンズのロードマップの前でお話する機会があったので、やはりこの話になり(またも、その方向にもっていったというほうが正しいでしょうか)
「どんなもんでしょうかね。そろそろ出ないと、ちょっとヤバいですよ」とお尋ねしたところ、
「これが一番早いかな?来年の早々には出せるんじゃないでしょうかね......」
てなお話をお聞きしてたので、
ああここで喋りたい!喋りたい!、書きたい書きたいとの衝動を抑えて数ヶ月、ようやく表に出てまいりました。
(あ~よかった、よかった。でも、あれれ...聞いてないぞ。その前に、20-40のリミテッドが先に発売されたじゃん。当然といえば当然なんですが、なんでもかんでもそう簡単には教えてはもらえんです・笑)
ということで、今回はお客様から頂戴した質問にお応えする形で、このテレコンバーターをご紹介していきましょう。
質問1 「ケンコーさんかどこかのOEMでしょうか?」
この件は、私の推測でしかお応えしようがありません。OEMか否かに関しては、いくらメーカーにお聞きしても、いずれの会社もお応えして(認めてもらえな い)もらえませんので、単なる一カメラ屋店員の推測です。というより、スペックを比較することで、可能性を否定する形で推測してみましょう。
PENTAX 1.4X AW レンズ構成 3群4枚
PENTAX A 1.4X-S(MF時代からの現行品) レンズ構成 4群5枚
KENKO TELEPLUS 1.4X MC4 レンズ構成 4群4枚
KENKO TELEPLUS 1.4X PRO300 レンズ構成 4群5枚
SIGMA APO TELE CONVERTER 1.4XEX DG レンズ構成 3群5枚
なので、たぶんペンタさんの「新設計レンズ」だと思います。(全くもって個人的な見解です)
質問2 思ったより「高い」のですが?
これも、私からお応えできるような話ではありませんね。(笑)
ただ、感覚的には「私もそう思うところもありまして、......(ペンタさんごめんなさい)......、別にニコンやキヤノンと比較して「高い安い」はないとは思うのですが、リコーさん!1万円ぐらい高いんじゃない?と思うところです。が、それぞれのお会社の考え方なので、しゃーない話でしょうか ね」
(※2014/2/10、リコーさんの幹部の方とお会いした時にこの話しを申し上げたら、苦笑されてました。「考えて、考えて、考え抜いた価格です。」とのことです。)
当店では、只今ご予約受付中です。ご検討下さい。
【ご予約受付中!!】 ペンタックス HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW 【2014年3月上旬発売予定】
販売価格 47,500 円(税込価格)
ご購入ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/16470
質問3 このレンズにはどうして「定価」が設定されているのですか?他のレンズはオープンプライスなのに
これには、明確な基準(理由)があります。
実は、このテレコンバーターって、レンズじゃなくアクセサリーの扱いだからです。
フラッシュなどのアクセサリーと同じ分類なので、定価設定がなされています。
質問4 「シーリングゴムの色が赤ですが、これってWR(簡易防滴仕様)の色と思うのですが?AW(防塵・防滴)は黒じゃない?」
これは、メーカーに確認しました。
今回の仕様は、間違いなく発表通り「防塵・防滴」仕様です。ただ、シーリングゴムの色は、他のAW仕様のレンズと異なり、赤色となっています。
(赤=簡易防滴仕様というわけではありません)
とのことです。
以下、メーカーの説明文です。
- アウトドアでも安心な防塵・防滴構造
- 3ヶ所にシーリングを施した、当社初の防塵・防滴構造のリアコンバーターです。
- 防塵・防滴仕様のボディ、レンズとの組み合わせにより、雨天時や砂埃などが舞うアウトドア環境下においても安心して撮影できます
質問5 「写りは?AFの作動(遅い・速い・変わらない)はどうですか?」
今回やって来たコンバーターは出来たてほやほやのβ機。
製品版に近いβ機というよりは、まずは動くというレベルのもの。そんなんで、作動状況を動画でアップすることはNGでした。
公開可能な製品が入れば、ご要望の多いDA☆300mm F4EDとの組合せで、お写ん歩できればと考えています。
そんな状況のβ機でも、一通り触った感想としては、動きはいたってスムーズ。サクサクAFも合焦点していましたよ。
以下、2014年1月現在の使用可能なレンズのリストです。一部、※印の付いたレンズでは制限事項がありますのでご注意ください。
- smc PENTAX-DA 12-24mmF4ED AL[IF]
- smc PENTAX-DA★ 16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM
- smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM ※1
- HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR
- smc PENTAX-DA★ 50-135mmF2.8ED[IF] SDM
- smc PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8ED ※3
- HD PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8ED WR ※3
- smc PENTAX-DA★ 60-250mmF4ED[IF] SDM
- smc PENTAX-DA 14mmF2.8ED[IF]
- smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL
- HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
- HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited
- smc PENTAX-DA 50mmF1.8
- smc PENTAX-DA★ 55mmF1.4 SDM ※2
- HD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limited
- smc PENTAX-DA★ 200mmF2.8ED[IF] SDM
- smc PENTAX-DA★ 300mmF4ED[IF] SDM
- HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW ※3
- smc PENTAX-D FA MACRO 50mmF2.8
- smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR
但し、このリストはあくまでも現行レンズに対する作動状況です。
既に生産中止となっているレンズに関しては、作動可否のみならず、物理的な干渉について最もご留意下さい。
(今後、色々な情報が出てくると思います。)
質問6 ボディー内モーター駆動のレンズでも使えますか?
ご覧の通り、ちゃんとボディー内モーター駆動用のカップリング軸が装備されていますので、旧来からのAFレンズでもちゃんとオートフォーカスが作動します。
同様に、レンズ内モーター駆動用の電源供給接点も装備されていますので、全てのレンズでマスターレンズ側でのオートフォーカスが可能となっています。
【ご注意事項】
このコンバーターでAF機能をご使用いただくためには、カメラ本体のファームウェアのアップデートが必要となります。
対応機種は、K-3, K-50,K-30, K-5 II, K-5 II s,K-5,K-01,K-7,K-rです。また、AF機能の対応は、合成F値がF5.6までのレンズです。
質問6 この「合成F値」ってなんですか。
このリアコンバーを取り付けると、マスターレンズのF値に対して、1段暗くなるのですが、その暗くなったF値が合成F値となります。
【マスターレンズの開放F値】
F1 F1.4 F2 F2.8 F4 F5.6 F8 F11 F16 F22 F32
【リアコンバーターを取り付けた時の合成F値】は順番に1個づつずれる
F1.4 F2 F2.8 F4 F5.6 F8 F11 F16 F22 F32 F45
つまり、マスターレンズがF4より明るいレンズが対象レンズとなるわけです。
質問7 新リアコンでは、旧リアコンではできなかった、SRへの合成焦点距離の自動入力、合成F値の表示は可能でしょうか?
メーカーに2014/2/14時点で確認したところ、以下の通りの回答がありました。
「現段階でファーム=発売時の仕様が最終確定していないので、報道発表以外は、まだ申し上げれない」
ただ、
「ご指摘されている点は、メーカーとして十分認識していますよ」
との添え言葉がありましたから、その点を踏まえて最終ファームを調整されてあられるものと思います。たぶん、間違いなくそういう仕様になるんじゃないでしょうか。(あくまでも推測です)
で、ちょうど私の知り合いが横浜のCP+の会場にいたので、ちょっとβ実機で試してもらいました。
「カメラの情報表示部には、1.4Xされた焦点距離と、1段暗くなった合成F値が表示されている」
そうです。ただ、Exif情報の確認や、1.4Xされた焦点距離でSRユニットが作動しているのかまでは、確認いたしておりませんので、お許し下さい。
ということで、待ちに待った1.4x リアコンバーター。予定では、3月上旬に発売予定とのことです。おそらく、近々に正式な発売日がリコーさんから発表があるものと思われます、お楽しみに。
只今のご予約状況は、待ちに待ったという状況。当店では、今回も「確実にお届け」を基本に、しっかり商品確保に努めてまいりたいと思っております。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
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