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-全域で開放F値2.8を実現した高い描写力の望遠ズームレンズ-
HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW
が新発売 !!! ご予約受付を開始します
これぞ「フルサイズ一眼のための★レンズ」、つまりこの秋(もしくは冬)に出てくるであろう「待望のこのカメラ」
(ご参考) メーカー発表資料 『CP+2015』での参考出品について
に向けたレンズということ。
もちろん、現行「APS-Cサイズ」ボディに装着して107mm-307mm f/2.8 として、大活躍することも当然ではあるのですが、
いかんせん、今回ついに「フル発売宣言」が出たことを踏まえますと、俄然、俄然フルサイズ画角での期待値が高まってまいります。
そんなんで、うちの社内においても、今回発表された2本のレンズを何本づつ初回に注文しようかと、大いに議論している所でありまして、
A君
「シグマのAF150-500mmや120-400MMをお持ちの方は多い。とりあえずそれはそのままにして、70-200mm f/2.8を狙う方が多いのではないか」
B君
「それはそうかもしれないが、純正の超望遠ズームを待たれていた方は多い。70-200mmはフルで使ってみたいレンズ、150-450mmはAPS-Cサイズで使ってみたいレンズ。だったら、今はこれ。70-200mmは出てからレンズ。そんな感じがする。」
C君
「そうとは限らないのでは。まずはK-3で試して、秋にフルで本格活用という方も多いと思う。同居しそうで同居しない、違うカテゴリーのレンズなので、とりあえずは半々では?たぶん、どっちにしようかなと悩まれる方が多いかと。」
などなど、喧々諤々やっております。
今日の1日の予約状況を見ますと、ちょうど半々でスタート。
個人的には、半々予想。ちょこっと150-450mmが多いかなと想定いたしております。
いずれにしましても、
「ご予約の皆様には、発売日に100%お届けするを目指す」
を、今回も合言葉に、メーカー交渉を頑張ってまいりたいと決意いたしております。
それでは、いつも通りの外観レビューをお届けします。
◆ 他社レンズと比較すると、ほんの少し大きくてやや重たいかな
ぱっと見た感じ、触った感じでは、なんらの違和感もありません。
なんか昔から自分の手元にあったような、とても親和性の高い雰囲気となっています。
そして、他社の同等クラスのレンズと同じく、威風堂々、ワンランク上の高級感が漂っています。
じゃ何か他社と違う部分はと言われれば、ちょっと大きめで、少し重ため。
実際、他社製レンズと比較してみると、次の通りとなっております。
大きさはほぼ同じですが、ざくっと1割ほど重たくなっています。
そして、実際の使用では、これにフード・三脚座との組合せとなり、
① 本体のみ 1755g
② フード装着時 本体(1755g)+フード(80g)=1835g
③ フード・三脚座装着時 本体(1755g)+フード(80g)+三脚座(195g)=2030g
となります。
また、FA 80-200mm ★ F2.8 (87.5(最大径) x 191.5(長さ) mm・1510g)比較でも、同じような比率で大きくなっています。
このあたり、私は結構前向きにとらえていまして、「ペンタ=小さくつからないかん」という不文律に縛られずに、画質にとって必要ならば少々の範囲内で大きくなることを許容したと考えています。
このレンズに関しては、トレードオフされるのは大きさであって、画質ではない。絶対にそうあってほしい、設計ポリシーかと思います。
例えば、「削げる所は削いでおこう」的外観だった AF-S NIKKOR ED VR 70-200mm F2.8G の初期型がわりと早くディスコンとなり、次に出てきたⅡ型がこの新製品のような寸胴形式に変わったことを考えますと、個人的には外観と画質の天秤はありそうな感じがしております。
そんなんで、見ためは、同時に発表された「HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW」と同じく、上から下までズドーンと1本。
最近発売された645レンズやHDレンズなどと同じデザインを踏襲しています。
特に、その寸胴度合いは、マウント側から見ますと一目瞭然。
その極太感を実感できるわけでありまして、ペンタ応援党といたしましては、マウント周辺部にこれだけ肉厚があるレンズを見慣れていないので、なんともなんともフルフルが出るんだな!とあらためて感慨にふけっております。(笑)
同じフル対応でも、上の写真の FA 80-200mm ★ F2.8 のマウント部分からの立ち上がりと比較すると、えらい違いですね。
(ご参考)
FA 80-200mm ★ F2.8 のレビュー記事はこちら。
smc PENTAX FA☆ 80-200mm F2.8 ED[IF]の最近のブログ記事 ⇒ この写りをどれだけ超えていくのでしょうかね。興味深々、とても楽しみです。
◆ ペンタックス K-3 と組み合わせてみると
◆ 何年ぶりのFAスター★レンズ でしょうか!
メーカーさんの製品コンセプトは
F値が明るくて、取り回しのよい高品位な描写の望遠ズーム
そういう意図で作られたレンズを、こんなユーザー様に使ってもらえたらなあとの思いで設計されたそうです。
ポートレート、スポーツ写真、舞台撮影などで、使いやすさの良さと明るさを求めるハイクラスユーザー
そんな思いを背負った、DFA★レンズ、いったいどんな写りなんでしょうかね。
この見たい見たいとのわくわく感、たまらないですね。
それを知る手がかりが、MTF曲線。
直前のブログでも書きましたが、全てではないですが、とても参考になる資料で、ここ最近はペンタさんも必ず公開されるようになってきました。
ご覧の通り、青線(コントラスト)はほぼ上にへばり付くような状況で、すなわちとてもコントラストの高いレンズ(抜けのよいレンズ)のようです。
また、解像度も高く、実線ち点線が同じようなカーブを描いていますので、とてもボケが綺麗なんだろうなと推察できます。
さらに、このレンズを他社と比較しますと明瞭で、
とりわけ「ニコンさんの現行VRレンズ」をターゲットとされたような感じでありまして、70mm側ではその上を行く設計となっているようです。
昔から、スターレンズは「描写力」に重きを置いたレンズと言われていますが、今回もそのあたりに力点を置き、単に解像度に偏重するのではなく、素直なボケ味を重視しながら解像力を高める設計のようです。
その辺を支えているのが、沢山組み込まれた特殊ガラス。
今回は、新種の「蛍石に近い光学特性を持つスーパーEDガラス」が新たに採用されたそうです。
普通のEDガラスより、色にじみを抑えることができるガラスで、最近ではニコンのAF-S 80-400VR や 古くはOLYMPUS の銘レンズ ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0 などにも採用されている、とても優秀なガラスが組み込まれています。
このレンズ構成図を見ると、ほとんどが特殊ガラスで、価格が相応の値段になっているのは仕方がないかなあと思っております。
◆ ガラスだけじゃない画質向上策=エアロ・ブライト・コーティングがバージョンアップ
いくらよいガラスを使用したからといって、その表面に施されたコーティングが悪ければ元も子もありません。
50年60年前の単層コーティングすらも施されていないレンズなどは、透かすと透明な水のようなもので、一見透きと透ってはいるのですが、ちょっとレンズ面を傾けるだけで水面ギラギラといっしょ、向こうが見えにくくなる代物です。
それはそれでアンティークな写りをするのですが、やはりより良い設計のレンズに、より良いガラスを使い、さらにより良いコーティングを施したレンズに勝るものはありません。
そこで今回ペンタさんは、従来の「エアロ・ブライト・コーティング Aero Bright Coating 」 を超える優れた低反射特性を持つ、「エアロ・ブライト・コーティング II Aero Bright Coating II 」 を新たに開発されました。
そのおかげで、逆光時のゴーストやフレアーの発生がさらに低減され、よりクリアでコントラストの高い像を得られるレンズとなったそうです。
図式化するこういうことで、レンズ表面での反射を抑え、少しでも多くの光を通す新型コーティングが施されたということです。
その特徴を詳しく見ていきますと、正面から入ってくる光に対しては、可視光全域にわたって、特に赤色域の性能が大幅に向上しているそうです。
また、斜め45度から入ってくる光に対しても、可視光全域で改善され、これも同じく赤色域での性能向上が図られています。
メーカーさんのお話しでは、
「新開発の形成プロセスによる超低屈折率膜」の形成に成功したことが要因だそうで、シリカ粒子の間の空隙率を高めた、つまり粒子同士の隙間を大きくできる形成方法を新開発したことで実現できた効果だそうです。(これは難しすぎる…)
◆ クイックシフト・フォーカス・システムにAF優とMF優先のモードを新搭載
同時発表の HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW と同じく、クイックシフト・フォーカス・システムにAF優先とMF優先のモードが新たに搭載されました。
① QFS/A・・・・ AF優先QFSモードで、AF完了後にMFが利く。
② QFS/M・・・・ MF優先QFSモードで、AF途中でもMFが利く。
なんかとてもペンタ的。ハイパープログラム的なペンタらしさを感じてしまいます。
あと、「フォーカスリミッター」も搭載されています。
この系のレンズには必携でありまして、3種類の設定が可能です。
① FULL ② 1.2m-4m ③ 4m-無限遠
◆ 脱落防止機構付着脱式三脚座
個人的には、他社製の70-200/2.8系を使う時は、この三脚座を移動時の持ち手代わりにするために、逆さ向けて上にしていることが多いのですが、これもその使い方が便利な感じ。
鏡筒と三脚座の間に、指から手にかけてが入るスペースが十分に開いているので、とても取回しがしやすそう。本来外の使い方となりますが、構えた時に邪魔と感じられる方は、是非そんな使い方もありますので。
取り外し方は、150-450mmと同じく、ロックネジを4回転少し回すと、ネジが押し込める状態となりますので、そこから先端側に引き抜いて下さい。詳細は、前ブログ「カメラの八百富|HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW が新発売 !!! ご予約受付中 !!!」をご参照ください。
そういやさっき気が付いたのですが、150-450mm と 70-200mmの三脚座、同じように見えるのですが、少し仕様が異なっているようです。レンズ長が長い150-450mmの方には回転防止のガイドピン(ビデオピン)に対応しているようです。
ただ、カタログスペック上は両方とも「O-TM80」となっていますので、ご紹介してる個体はβ機なので、たぶん最終製品版では仕様が同じになるものと思われます。
◆ フード逆付時の写真
◆ 専用の付属純正ケース
◆ 対応機種について
レンズ駆動でのAF、MF、クイック・シフト・フォーカス、フォーカスリミッターが使用可能です。
◆ スペック表
焦点距離 |
70-200mm |
35ミリ判換算焦点距離 |
107-307mm相当 |
開放絞り値 |
F2.8 |
最小絞り値 |
F22 |
レンズ構成 |
16群19枚 |
画角 |
23-8.1°(ペンタックス・デジタル一眼レフカメラ装着時) |
マウント |
KAF3 |
最短撮影距離 |
1.2m |
最大撮影倍率 |
0.13倍 |
フィルター径 |
77mm |
光量調節方式 |
完全自動絞り |
絞り羽根枚数 |
9枚・円形絞り(F2.8-5.6) |
絞りリング |
なし |
三脚座 |
O-TM80 |
レンズフード |
PH-RBM77 |
レンズキャップ |
O-LC77 |
レンズケース |
HS110-230 |
最大径×長さ |
約91.5mm x 約203mm |
質量(重さ) |
約1755g フード付:1835g フード+三脚座付:2030g |
付属品 |
フード、レンズキャップ、マウントキャップ、レンズケース、三脚座 |
その他
|
HDコーティング,ABコーティング |
SP(Super Protect)コーティング |
|
防塵防滴構造 |
|
DCモーター |
|
クイックシフト・フォーカス・システム |
|
フォーカスレンジリミッター |
というところが、今現在の情報です。
今後も、追加情報が入り次第、順次更新していきます。
ではでは、ご予約は、是非とも当店経由でお願い申し上げます。
【ご予約受付中!!】 HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW【近日発売予定】
販売価格 233,000 円 (税込価格)
ご購入ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/19603
ご予約、どうぞよろしくお願いします。
八百富写真機店 ㊥カメラ担当係"S"
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