_真紅の頃_
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ヌケの良い高解像力持つ望遠レンズは何?...と問われ、頭に思い浮かべるレンズは重量級の大口径。
せっかく出かけた先で写りそのものを犠牲にしたくなく、カメラバックに何とか「ムギュウッ!」と詰め込む。
バックベルトが肩に食い込むスタイルも、今となっては慣れたもんです。(帰宅後に肩がこってますが^^;)
でもね、正直言うと 「軽ければなおさら良いのにネ...」 と思うのは、多くの写真家が抱く永遠のテーマでしょう。
各社のカメラ技術はもちろん、光学技術レベルもかなり際立って上昇しているなか、コンパクトなシステムで十二分の満足感を得ることも、そう珍しいことではなくなってきました。
そんななか、予てから大注目だった高性能望遠レンズ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO、本日発売開始です。
35mm判換算で 80-300mm F/2.8 相当の明るい望遠ズーム、個人的に注目したいのは インナーズーム(ズーム時に鏡胴が伸びない)であること。
ズーミングで前後バランスが変化しないのは、じつに扱い易い!...ってトコロは、使ってみないと判らないかな?
三脚座含むレンズ本体の重量は 1kg アンダーの 『 880g 』 、三脚座は簡単に取り外しができ、軽快な手持ち撮影も可能です。
そこにきて防塵・防滴性能を付加していますから、常用レンズとしての素質はバッチグーなんですよ。
思いっきり効果ありそなレンズフードが目立ちますが、これは個人的に大歓迎。
なんと装着のままスライド収納できるギミックさ(ロック機構付)もあり、小型のカメラバックへ収納するもじつに容易。
マイクロフォーサーズ規格の小さなボディ(OLYMPUS OM-D E-M1)と比較すればお判りになると思いますが、鏡胴自体はご覧のようにコンパクト。
多機能さをギュッ!と圧縮したかのようなデザインは、ちょっと精密機械っぽくてカッチョエエんですよ。
ちなみに、これは同時発売の OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14 。
小さなテレコンですが、その性能は超BIGっ!
これで焦点距離は35mm判換算『100-400mm F/4ズーム』相当になるわけですから、ぜひともセット購入して頂きたい逸品です。
簡単ではありますが、後日また使用感等を写真と一緒にご紹介したいと思います。
先ずはテレコン無しの純粋な OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 試用記事です。
同行させた広角寄りのレンズは、もちろん OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 。
いわゆるダブルズームな組み合わせですが、現在オリンパス社のマイクロフォーサーズズームレンズ組みの中では「最強」のプロフェッショナルレンズシリーズ。
個人的には単焦点レンズ好き好き派なのですが、上記2本は別格ですねぇ。
絞り解放から積極的に使えるズームレンズなんて、そうそうあるもんじゃぁございませんよ^^
今回、試写ポイントに選んだ先は、既に Facebook でお知らせしたとおり、春の石楠花が大変美しい明日香村「岡寺」です。
今年は石楠花の画をアップし損ねましたなぁ...(2014年4月24日撮影:FUJIFILM X-T1)
秋になると紅葉も綺麗に観れるので、個人的にそっと訪れること多い明日香 岡寺です。
ほら、皆さんも石楠花を撮影していたとき、境内にたくさんのモミジが植わっていたこと思い出しません?
それが今、全力で鮮色を放ち、訪れた参拝者が思わず歓声をあげるほどです。
山門付近から段階的に染まる岡寺の紅葉、岡寺さんからのライブ情報に気持ちそわそわ(笑
ちょっとご縁あって早い時間からの訪問、興味深い話しやカメラ談義も交え、朝から心地よい時間をすごしてきました。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。
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↑↑2・3 ↑4 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO )
小雨混じる艶やかな境内、紅葉の発色はいっそう鮮やかに。
厄除けの岡寺としてもよく知られており、僕も大厄年にこちらで厄除け参りしました。
↑↑5 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO :95mm/f/3.2 )
↑6・7 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO )
お香の香りに包まれる本堂、ここから見渡す境内が美しい時期です。
↑8 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO :57mm/f/3.2 )
岡寺の境内は三脚が使えませんので、全て手持ち撮影です。
OLYMPUS OM-D E-M1 の手ぶれ補正機能が強力なので、手持ちで M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO を使ってもご覧の感じ。
↑9 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO :95mm/f/3.2 )
↑10 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO :73mm/F3.5 )
↑11 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO :60mm/F2.8 )
こんな画は大好物です。
↑12 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO )
たまりません。
↑13 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO :150mm/F4.5 )
この角度、山寺っぽいでしょ?
↑14 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO )
↑15 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO :60mm/F3.5 )
深度の浅い画でも、マニュアルフォーカス(+拡大)を使えば、「ここ!」というところにピント置いてレリーズ可能。
光学手ぶれ補正より、合焦させやすいかも...
↑16 ( OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO :40mm/F2.8 )
日照時間によって、紅葉の表現はそれぞれ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO なら、こんな表現も自在です。
ちょっと枚数多いので、後編へと続きます。
-K-