_パナソニック ルミックス DMC-GF7 「レビュー 前編」_
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Facebook で「寝坊した」と書いた朝、とりあえず車を走らせると、東の山が白くなっていることに気付きます。
奈良県内の予報からでは積雪を読めなかったので、とりあえず山間部へ向かうことに。
車を走らせながら頭の中で描いていたのは長谷寺の雪景ですが、これは現場に差し掛かっても然程積雪は見られずで、そのまま東進。
榛原(haibara)へ差し掛かる西峠から風景は一変し、鳥見山(https://goo.gl/maps/2RHeI)はずいぶん真っ白になっていました。
さぞかし室生寺は凄い雪景か! と、顔をユルめながらしながら東進するも、気温は下がったままなのに積雪量は僅かに薄らいでいきます。
せめて到着があと1時間早ければ... こんな悔しいセリフ、どなたも口走った経験ありますでしょ?
"後悔先に立たず"とはこういうことなんでしょうけど、現場に着けばそんなことはすっかり忘れてしまって(笑
なんどきもカメラに収めたくなる美しさを感じるのは、そこが室生寺だからです。
この日持ち出していた機材は...
2015年2月13日発売予定の Panasonic LUMIX DMC-GF7(ダブルズームレンズキット)!
可愛らしいでしょ^^
これまでの"GFシリーズ"と言えば、『レンズ交換式カメラを使うのは初めて♪』的なユーザーを意識した、とても馴染みやすいレンズ交換式デジタルカメラでしたよね。
今回のモデルチェンジで大きく変化を遂げた Panasonic LUMIX DMC-GF7 、"写真生活をもっと気軽に楽しもう♪" 的なイメージを強く感じました。
先ず「パッと見み」ですが、「これって、GMシリーズちゃうのん??」と思われた方は、そこそこパナソニックカメラのファン。
実際、レンズ交換式ルミックスシリーズ最小を謳う LUMIX DMC-GM1s と比較してみました。
細部の質感や高級感は GM1s がグッと上に位置しますがですが、そうかと言って GF7 に遜色を感じるわけではありません。キッパリ!
前機 LUMIX DMC-GF6 までは、まんま GF シリーズらしい外観で来ましたが、ここに来て Panasonic LUMIX DMC-GF7 は大きく方向転換を遂げた事になります。
ボディ上部(ストロボ格納部)に凸部を設けることで、外観の差別化を図るのかどうかは別とし、ここがフラットになってしまえば GM シリーズの仲間入り状態。
似ているからどうのこうのではなく、これがルミックスデザインという統一化された表現のひとつなのでしょう。
この配列の使い勝手は悪くはありませんし、むしろ金属の削り出し感を主張するのは大歓迎。
Panasonic LUMIX DMC-GF7 を実際手にしてみると、なるほど新デザインの感触がひしひしと伝わってきます。
前モデル"GF6"のチルト式タッチパネル液晶は「上方向約180度」、「下方向約45度」へ稼動していましたが、新機 "GF7" では上方向約180度のみのチルト式タッチパネルモニターへ割り切られました。
じつはね、これがちょっと残念だと思わされたポイントなのですが、代わりに(代わりに?)ギミックな仕掛けがいくつか加わり、使っていての面白さはかなりアップしています。
先ず液晶モニター180度回転時には、GF7 本体左側にあるFn1(Wi-Fi)ボタンが自動的にシャッターボタンへと切り替わるため、自撮りしながら右手でシャッターを切ることも可能。
『元の右だけでええやん!』なんて言わんといてください、これは使ってみた者だけが感じる至福ボタンなのです。
"フェイスシャッター(顔の見え隠れでシャッターが切れる)"や、"フレンドリーシャッター(並ぶ2人の顔が近づくとシャッターが切れる)"なんてな面白い機能も増えていますが、さすがに当社店頭のメンズスタッフによるテストレポ動画はつまらんでしょ?
みんなと一緒に使えばウケること間違い無しなんですが、この機能はまたそのうちご紹介する「一旦保留」の方向で失礼いたします
今回試用する Panasonic LUMIX DMC-GF7 は、製品版になる前のベータ版ですので、多少の粗はスルーして下さい.....とは書きましたが、なかなかどうして。
既に発売済みの LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. と LUMIX G VARIO 35-100mm F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S. がダブルズームとして組み合わされるのですが、これらレンズとの相性も抜群。
今回は『 JPEG 撮って出し』のみの撮影ではございますが、システムそのものが繊細な解像感をもたらしてくれますので、このまま風景撮影に使えるほどの勢いです。
諧調の表現力も踏ん張っていますので、ワンランク上のカメラで撮らえた画像と思えるほどの実力を兼ね備えていました。
こうなると、製品版の登場が楽しみなりますねー。
続きはこちらから⇒http://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2015/02/panasonic-lumix-dmc-gf7-review.html#more
本ちゃんのプログラムは組み込まれていませんので、画のご紹介はリサイズ(横1280pixel)のみとさせていただきます。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル)画像を見ることができます。
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↑3 LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
太鼓橋に積もる雪は、綺麗に掃かれていましたが、凍結してしておりツルツルです。
じつはここでちょっとしたエピソードがあるのですが、それはまたどこかでお話ししましょ^^;
↑4 LUMIX G VARIO 35-100mm F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
↑5 LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
↑6 LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
いつか鎧坂の雪深い雪景を撮ってみたい!
通ってみたくなる要因のひとつ...
↑7 LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
国宝である金堂、中に入れます。
← 重文の弥勒堂は改修工事中でした。
↑9 LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
国宝の灌頂堂(kanjyoudo/本堂)。
こちらも中に入れます。
↑10 LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
灌頂堂に良い具合の太陽光が射し込むので...
↑11 LUMIX G VARIO 35-100mm F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
雪枝と絡めてみる。
↑12 LUMIX G VARIO 35-100mm F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
やはり、この位置からが良い。
↑13 LUMIX G VARIO 35-100mm F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
素敵な時間。
↑14 LUMIX G VARIO 35-100mm F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
↑15 LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
こらまた美しゅうてたまりません。
後編へ続きます。
-K-