_春爛漫_
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昨日、春の陽気に誘われ、梅の香りをたっぷり楽しんできました。
ちょっと用事あって入洛、短時間で済むので残り時間を撮影に費やします。
例年ですと京都市南区「城南宮」の枝垂れ梅が見頃を迎えるはずで、Facebook情報ではで見頃直前とのことでした。
平日だったこともあり、ゆっくり観梅できたことに感謝です。
その画はまた編集を終え次第、お写ん歩でご紹介しましょ。
この日も、今が旬 PENTAX K-S2 に頑張ってもらいました。
組み合わせるレンズは、Wズームキットの smc PENTAX-DA L 18-50mm F4-5.6 DC WR RE と smc PENTAX-DA L 50-200mm F4-5.6 ED WR の2本立て。
ちょっと優等生なキットレンズ(L)2本ですが、今回の広角レンズは「沈胴式」(上左)。
パンケーキレンズほどでは無いにしても、これだけコンパクトに縮む訳ですから、小さなカメラバックにも収まるって寸法です。
「不意に飛び出てしまう可能性は?」との心配が見え隠れしますが、それはこんなふうに...
ちゃんと「ロックボタン」が装備されており、基本的なところはしっかり設計されているようです。
もちろん「なんちゃって沈胴レンズ」ではなく、ちゃーんとボディー側との指令をやり取りをしていますので、「うっかり珍胴したまま」なんてことはありません。
液晶モニターには「レンズを伸ばしなはれ~♪」って注意を促してくれますし、沈胴のままではフォーカシングどころかレリーズすら出来ないようになっています。
良い事ばかりではなく、とっさの起動⇒レリーズにはちょっとだけ不向き...
とは言いつつも、撮影中はいちいち沈胴しなくても電源を落とせますので、電源のオンオフで出したり引っ込めたりなんて面倒なことも必要無いでしょう。
鏡胴がこれだけ前後に可動するとなると、ちょっと心配なってくるのが光軸の甘さ。(結果的には心配無用でした^^)
そもそも、この新しいカテゴリー(ですよね?)でもある沈胴式ズームレンズ smc PENTAX-DA L 18-50mm F4-5.6 DC WR RE 、PENTAX K-S2 との組み合わせで写りはどないですのん??
きっと皆さんもそのへんにツッコミ入れたいところではないでしょうか。
3日間ほどこれらダブルズームレンズと供にしてきましたので、気付いた点も含めご紹介しときましょ。
続きはこちら⇒http://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2015/03/pentax-k-s2-review-1.html#more
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。
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職場から奈良へ向かう前に、ここ乗換駅でもある近鉄鶴橋駅で試写開始。
最高約5.5コマ/秒を誇る高速連続撮影と、AFシステム「SAFOX X(サフォックス・テン)」への進化がどの様なものなのかをチョイとお試しです。
8.3コマ/秒の高速連続撮影を可能にする怒涛の高性能機 PENTAX K-3 と比較するにはあまりにもアレなんですが、このクラスにしては意外(失礼)と"動態撮影"に使えるかも知れないところでのスタンバイ。
PENTAX K-S2 と キットレンズ smc PENTAX-DA L 50-200mm F4-5.6 ED WR の組み合わせです。
【200mm(300mm相当)・1/200秒・iso400・f/9.0・JPEG・AF-C・手持ち撮影】
AFモード【コンティニュアスAF(AF.C)】、セレクトエリア拡大機能を使い、ひたすら連写しまくり。
(等倍トリミング_横 1280pixel まで拡大できます)
僅かにハズしているコマもございますが、これだけ追随してくれたら御の字でしょう。
乗り物系はもちろん、子供たちが元気に走り回るシーンなど、「自分だけが狙う最高のひとコマ」シーンに使えるAF性能を兼ね備えています。
smc PENTAX-DA L 18-50mm F4-5.6 DC WR RE 最広角(18mm)周辺の写りについての問い合わせも多いところ。
これからのシーズン、桜が画面いっぱいに広がるダイナミックなシーンも撮りたいですよね!
この場でついでに試してみましたが、あくまでもキットレンズ(標準ズームレンズ)だと言うことで過度な期待は禁物。
新しい試みを盛り込んだ smc PENTAX-DA L 18-50mm F4-5.6 DC WR RE ですが、そういった意味合いを念頭に置いて比較撮影です。
左下隅を等倍トリミング。
F/4.0 F/4.5 F/5.0 F/5.6 F/6.3 F/7.1 F/8.0
F/9.0 F/10.0 F/11.0 F/13.0 F/14.0 F/16.0 F/18.0
(等倍トリミング_横 700pixel まで拡大できます)
事前に、とある業界情報筋で得ていたとおり、予想していたよりも"使えるレベル"だと感じました。
厳密に申し上げるといろいろツッコミどころはございますが、これまでの標準レンズ系とは一線を画するもの。
むしろ SNS に使うリサイズ画像や、2Lプリントぐらいなら、ほぼ問題ないレベルです。
樹脂製マウントや鏡胴のおかげでとても軽量に仕上がっており、もはやその重量はレンズとDCモーター類だけのものと言って良いでしょうね。
ひとつ「おっ♪」と思ったのは、案外「寄れる」ということ。
(等倍/5472×3648) 【50mm(75mm相当)・1/50秒・iso100・f/10.0・JPEG】
直径2ミリにも満たないほど小さな花が寄せ集まって咲いていました。
息を止めて撮っていると酸欠で倒れそうになりますねぇ^^;
被写体は違いますが、だいたいこんな感じの距離で撮っています。(スマートフォンのショボ粗い画像で失礼)
キットレンズにはレンズフードが同梱されていませんので、自宅にあるレンズフードストックからチョイス。
安価でカッチョ良いレンズフード「PH-RBJ58」も別売されていますので、ぜひ。
(1280×853) 【18mm(27mm相当)・1/640秒・iso100・F/4.0】
F/4.5 F/5.0 F/5.6 F/6.3
F/7.0 F/8.0 F/9.0 F/10.0
これは広角側(18mm)で最接。
← の画が参考になるでしょうか。(これまたスマホ画像で失礼)
そこそこボケが綺麗なのも特筆に値するかも知れません。
丘斜面に咲く梅の木で、先端(合焦している梅花)は地面から50cm程度。
ここでバリアングルモニターが活きてくる訳ですな。
液晶モニターを頻繁に動かすことになるのですが、どうしてもカメラ背面を擦ってしまう事例が発生します。
左上の画に指差しマークを当てていますが、ちょうどこの位置に円形の角当てがございます。
PENTAX K-S2 ボディ外装の質感がとても良く、少しでもそういった「美」の部分を損なわないようにする為の配慮なのでしょう。
「別にいいんじゃないの?」と感じるようなところに擽られるのは、手に入れられたユーザーが悦に入るところなのかも...
で、斜光も入り始める時間で一番気になるのが「自分の影」。
僅かなことですが、どうしても「この位置」の「この画」を撮りたいと感じることがあるはずです。
妙な格好は疲れるし、見やすいライブビューも離れて見ると何が何だかさっぱり...。
PENTAX K-S2 には、Wi-Fi 機能が搭載されています。
スマートフォンをお持ちなら、このアプリ『 Image Sync 』を使わない手はありません。
これで遠隔操作が可能になりますので、カメラや三脚等の影響は受け難くなります。
また、詳細なリモートコントロールも可能になり、直にカメラ操作を行い、うっかり構図を変えてしまうような失敗もグッと減ることに。
導入はこんな感じで...
Google play からアプリを導入した経験がございましたら然程難しいものではありません。
「ricoh image sync」と検索すればそつなくヒット、無料のアプリ『 Image Sync 』をインストール後に即使用可能となります。
(3月6日現在、対応OSはAndroid 4.4 - 5.0のみとなっており、iOS(iPhone)用は近日App Storeからダウンロードできる予定です)
(アプリは無料ですが、通信に掛かる費用は各自でご確認下さい)
Wi-Fi 接続はものすご~く簡単で...
グリップ側面のNFCマークにタッチさせるだけで、「ぽろ~ん♪」という音とともに接続しちゃいます。
他社のWi-Fi機能をあれこれ使っていますが、この PENTAX K-S2 と『 Image Sync 』アプリの組み合わせが一番簡単で早ようございました。
起動後のレスポンスはまぁ普通で、ちょっと動画でご覧下さい。
興醒めな手はスルーしてやるとして、迷いやすい被写体でもこれぐらいでレリーズ&ジャスピンです。
あぁ、これで Facebook にもライブな画を載せれる~。
もひとつ。
PENTAX K-S2 でRAWデータ記録すると、あとから現像作業が待っているのですが、現在はボディ内現像か「Digital Camera Utility 5」で現像することになります。
現在の最新バージョンは「 5.3.0 」で、PENTAX K-S2 RAW は「5.3.0」で現像が出来ます。
PENTAX K-S2 同梱のCD-ROMに「バージョン 5.3.0 」が入ってますが、ダウンロード(アップデート)は未だのようですね。
僕は既に「Digital Camera Utility 5」を導入済みですが、CD-ROMセットアップすることでアップデートされました。
ちなみに旧バージョン(バージョン5.2.1 以前)では、プレビューしか出来ませんのでご注意を。(RAW現像できません)
(1280×853pixel) 【18mm・1/200秒・iso100・F/8.0・手持ち撮影】
smc PENTAX-DA L 18-50mm F4-5.6 DC WR RE 広角18mm(27mm相当)、無限遠景を載せておきましょう。
左_JPEG 撮ったまんま 中_RAW⇒DCU5でストレート現像 右_RAW⇒DCU5でファインシャープネス「0」現像
思いのほか JPEG が綺麗だったりして^^;
「 Digital Camera Utility 5 」のディストーション補正も処理速度は速く、補正後の仕上がりもじつに綺麗。
左が補正無しで、右が補正したもの。
光学性能抜群のレンズほどではありませんが、十分実用的な機能です。
つまらないことですが...
menu 表示がとても滑らかなので、つい録ってしまいました。
最後のほう、ダイヤルを操作する際にダイヤルアイコンが「くるくる」回るところにも注目して下さい。
この動き、何だか可愛らしいのです。
レビュー1回目の修二会画像、感度iso1600 で撮影したもの。
毎回新しいカメラが出てくる度に、「高感度が良くなったなぁ」と思うのです。
今回の PENTAX K-S2 高感度画像も更に良い感じなってますよね。
画のピントが微妙にアマいのは、火の粉にピントを持っていった結果です。
言い訳みたい(笑
感度ノイズの処理も良くなっていますよー。
これは iso400 の画。(等倍・5472×3648)
真ん中の柱(上部)を切り抜いた画像が以下のとおり↓
上左_iso100 上右_iso200
上左_iso800 上右_iso1600
上左_iso3200 上右_iso6400
iso6400 以上はチョイとエマージェンシーですが、通常プリントやブログ用リサイズ画像なら iso1600 まで常用域。
ノイズリダクションはオートですが、なかなか良い処理をしていると思います。
何よりもプレビューレスポンスがとても良いので、これは常ONになりそう...
グリップも見た目よりはうんと良いです。
親指の掛かりなんて、結構試行錯誤だったろうなぁ...
自撮りモードを試してみましたが、これはヒンシュクを買いそうなので画像無し。
唯一「これはチョットなぁ...」だったのが、ファインダー覗きながらフォーカスポイント移動するときに、上手く十字キーを操れなかったこと。
柔らかさの無い僕の親指皮面では、液晶モニターのフレームが邪魔して押し込めないのですよ。
(意味判ります?)
合皮を切り抜き、嵩上げに貼りつけっちゃおかな...
「PENTAX」の文字が良く似合っててカッチョイイ!
意味も無く液晶モニターを閉じてはニヤついています^^
しばらく PENTAX K-S2 の試用が続きます。
次回、城南宮の梅で更新予定。
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。
-K-
【お知らせ】 写真散歩会、2015年3月5日現在、あと 『1名』 空きがございます。