_夢郷_
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昨日の撮影はとても寒い中でした。(昨日の撮影状況は、八百富写真機店 Facebook をご参照ください)
数日前は半袖のシャツを着て撮影に挑んでいたはず...
昨年のブログを遡ってみると、2014年4月6日に奈良の山間部"東吉野"や"大宇陀"方面で積雪がありました(昨年の記事)。
そのブログを眺めていると、一昨年(2013年)も雪が降っていたことが判明。
ほほぅ、奈良の4月7日前後は、雪が降りやすいということですな。
今回は、SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporar (Canon EOS) 試写記事の後編です。(前編はこちら)
前編では雨上がりの霧中撮影をご紹介いたしましたが、空が明るくなり始めると同時に雲も昇り始め、それを追うように山道を登ります。
地図を頼りに細い林道を登りつめると、山斜面に小さな集落らしき建物が見えてきました。
霧(雲)の中ですから、未だこの時点では周りの状況が今ひとつ判別つきません。
ところが雲が時々切れ始め、薄日が射し込むようになると、辺りが少しずつ見え始めます。(1枚目の画)
「うわぁ、めっちゃ綺麗やん」
"夢で見るかのような"、そんな言葉が似合いそうな一面の花畑で、鳥のさえずりをBGMにしながら、黙々とレリーズし始めます。
今回の掲載写真は、全て三脚無しの手持ち撮影です。
三脚座を外し、凸部を隠すラバーバンド(Protective Cover PT-11)を装着。
これで手持ち専用モードにチェンジです。
三脚座を外したぶん、やや軽くなりますので、三脚を使わない日は、最初からこのスタイルで出掛けてみてください。
僕は出掛けた先でいそいそと脱着しましたが、これ、デザイン的にもなかなか良いです。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。
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2↑ 267mm / 1/320sec / F8.0 / iso640 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
雲駆け上がる山の中腹。
ちょっとH.D.R.っぽく現像してみました。
白いガードレールこそ惜しい気がしますが、それを差し引いても美しさがたっぷり余ります。
3↑ 150mm / 1/160sec / F7.1 / iso160 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
確か"啓翁桜(keiousakura)"という品種だったような...、このあたりでよく見かける桜です。
よく玄関先などに飾られている桜も、これかな?
桜の向こうは雲の中です。
4↑ 215mm / 1/250sec / F7.1 / iso125 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
山茱萸(sansyuyu)、薄日に輝き始めるこのタイミング。
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporar は、逆光時も安定して使えます。
もう少しハレる画になるかと思っていましたが、良い意味での誤算です。
5↑ 468mm / 1/500sec / F7.1 / iso200 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
6↑ 150mm / 1/400sec / F5.6 / iso100 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
この縦構図、ちょっと気に入ってます。
7↑ 196mm / 1/200sec / F7.1 / iso100 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
谷の奥に咲く白木蓮の勢いが凄い。
8↑ 244mm / 1/200sec / F7.1 / iso320 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
朝陽にキラキラ輝く蜘蛛の糸が気になって撮った一枚。
等倍画像でないと判らないかも...(右の小さなサムネイル=5616×3744pixel)
9↑ 313mm / 1/250sec / F7.1 / iso250 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
10↑ 196mm / 1/400sec / F5.6 / iso100 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
これで木蓮が咲いていれば豪華競演だったのですが。
11↑ 196mm / 1/800sec / F7.1 / iso100 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
12↑ 168mm / 1/200sec / F7.1 / iso125 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
良い山景でした。
このあと、吉野山を偵察がてら経由するため、下市から県道48号線を選択することになります。
撮影の途中で出会った奈良の写真家"和尚"さんが、「下市町伃邑の大乗寺に咲く、枝垂れ桜と白木蓮が見頃のはず」とお教えいただので、早速。
13↑ 150mm / 1/125sec / F7.1 / iso125 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
なるほど、これは見事です。
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary だけでの撮影でしたので、撮り位置に苦労しました。
14↑ 150mm / 1/125sec / F8.0 / iso200 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
こんな感じでしょう。
15↑ 150mm / 1/125sec / F7.1 / iso200 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
しっとり、ひっそり。
足もとに自生していた葉山葵。
葉に着く滴も綺麗ですが、小さく白い花がとても可憐で美しい。
16↑ 163mm / 1/320sec / F7.1 / iso100 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
午前9時頃に吉野山へ着いたのですが、それはそれはエライ人混みでビックリ。
とは言っても、ゆったり歩けるほどですのでご安心を。
近鉄吉野駅行きの臨時列車増発していますし、吉野駅から下千本までロープウェイも行き来しています。
中千本まで奈良交通の臨時バスも出ています。
今週末、吉野山は観桜のピークになるでしょう。
是非、皆さんお誘いのうえ、訪れてみてください。
17↑ 267mm / 1/320sec / F7.1 / iso800 / SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
いかがでしたか?
標準ズーム SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM Art と SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary の組み合わせなんて都合良さそうですねー。
(ずいぶん中抜けしますが、それは自分ズームで頑張りましょう!)
150-600mmというずば抜けた望遠ズームですが、ファインダーを覗くときの感覚が自然に感じるのは、手ブレ補正(O.S.)の出来が良いから。
前編の前半では三脚こそ使用していますが、今回のように手持ちで十分楽しめる、新しい感覚の望遠レンズだと言えるのかも知れません。
今回はユーザー数の多いところで Canon EOS 5DMarkII を試用しましたが、じつはコッソリ SIGMA SA マウントが出てくるのを楽しみにしています。
超高画質センサー搭載の SIGMA SD1 Merrill で得る SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary の画質がどんなものなのか、期待せずにはいられません
間もなく新緑の季節、超望遠ズームで楽しんでみませんか^^
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。
-K-