_薄藍の小星_
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「小紫陽花」(コアジサイ)の存在を知ったのはつい最近のことで、じつはそれまで小紫陽花という名前を知りませんでした。
「名前を知りませんでした」というのはちょっとした理由があり、思い起こせば紫陽花咲く寺の境内で見かけることはあったのです。
淡い青紫色が可愛らしい「紫陽花の仲間かな?」...程度の反応でしたから。
確か5年ほど前でしょうか、東吉野村の方に「小紫陽花の群生地がある」と教えていただき、林道をぐんぐん登る登る。
東の川越、白屋越、足ノ郷越を結ぶ、山岳林道「武木小川線」の中間地『「足ノ郷峠(越)』(標高970m)が目的の場所です。
ここに群生する小紫陽花は圧巻で、通称【武木(たけぎ)の小紫陽花】と呼ばれている(川上村の武木地区が近いから)ことを知ったのは数年経った昨年のことでした。
霧(雲)に霞む景色が美しいとされますが、基本的には天候に左右されない美しさがあります。
晴れたときにやや強く発する花香はホンっと良い香りで、心の底から華やかな気持ちになる何とも不思議な花。
のちに聴いた話では、奈良県内(正確には紀伊半島でしょう)に小紫陽花の群生地は幾つかあるのだとか。
但し、人が立ち入るには困難つきまとう場所が多く、山守さんぐらいしか存じないかも知れない、とのことです。
その「武木の小紫陽花」はそろそろ見頃を迎えているかも知れません。
春からどの花も平均して1週間から10日ほど早く咲いているようですから、単純に逆算するとそういう判断になります。
じつは今回ご紹介する小紫陽花群生地は【武木の小紫陽花】とはまた違う別の場所。
【武木の小紫陽花】は"見上げる撮影"と"見下ろす撮影"を愉しめますが、ここでは"見上げる撮影"がほとんど。
という事は、かなりの急斜面であると判断できますが、ここを例えるなら「緑の空に散りばめられた、淡い青紫の小紫陽花」、僕には星のようにも見えました。
続きはこちら⇒http://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2015/06/-2015-olympus-om-d-e-m5-markii-1.html#more
アップした画像は全てサムネイルです。
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↑2 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
まさに満開のタイミングです。
↑3 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
オートホワイトバランスでは、この色加減が微妙に再現されず...
基本的に OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII のホワイトバランス判定は優秀なのですが、記憶力悪いK脳をフル回転させ、RAW現像時に記憶を呼び起こしました。
↑4 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
たぶんこんな色でしょ?
↑5 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
↑6 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
愛用の長靴では、この角度までが精一杯。
↑7 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
渓流までの深度を稼ぐのに F/20 まで絞り込みました。
見るまでもございませんが、さすがに等倍で見てしまうと、小絞りぼけが見受けられます。
↑8 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
↑9 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
↑10 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
↑11 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
山深い場所は、日の出の時刻も遅い。
↑12 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
ここもやがて陽が届く。
このあと展開される木漏れ日のステージ、これがまた特別綺麗でして...
最終予選(篩に掛ける)を通過してしまった画が多く(笑)、次回「後編」でご紹介します。
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。
-K-