_人と鉄道_
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室外が暖かい訳ではありませんが、寒いのに「暖かいねぇ」という言葉が最近の挨拶です。
こんな冬、僕の記憶を辿っても思い当たるところがありません。
今冬は雪の京津線を撮ろうと心の準備していたのですが、まぁ見事に外れっぱなしですよ。
それでも先日滋賀県の大津へ行く用事があったので、せっかくの行ったついでに撮り鉄がてら歩いてきました。
お写ん歩の写真記事として度々取り上げる被写体ですが、この(大津線)京津線はじつに魅力溢れるネタ元。
横断歩道を歩く人々、それを待つため停止線にきちんと停車する大型4両編成の電車。(1080pHDで視ることができます)
ここね、地元の方々にしてみればたいして珍しい光景でないかも知れませんが、じつは日本全国探してもそうそう見れるもんじゃぁございません。
絞り開放からキレッキレ画像の FUJINON XF90mmF2 R LM WR 、これを FUJIFILM X-T10 へ装着し使ってみました。
良いです、これ。
僕的にはじつに満足で、大袈裟に言えば素晴らし過ぎます。
35ミリ判換算で 135mm 相当の F/2.0 、「ポートレイトにお薦めっ!」なんて力強く謳われているだけではじつに惜しいので、思い向くまま歩き撮りしてきました。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。
↑↑2 ↑3・4 (2・4_FUJINON XF90mmF2 R LM WR F/2.0 1/1500sec iso400)
この日の起点は浜大津駅、大津市街地の要になる駅です。
路面に鋭角を描くような急カーブ、都市型路面電車ほどではありませんが、珍しい光景です。
↑5 (FUJINON XF35mmF2 R WR F/2.0 1/1300sec iso200)
石山坂本線坂本方面へ去る 800系 、じつはちょっと珍しい画です。
青い車体の800系は左へ曲がっていく京津線専用車両ですが、たまに直進し近江神宮前駅近くの錦織車庫まで回送されることがあります。
.....そうか、向こうでカメラ構えておられた方は、これ狙いだったのですね。
判る方だけにご理解いただけるレアな画になることでしょう。
↑↑6・7 ↑8 (8_FUJINON XF35mmF2 R WR F/2.8 1/1500sec iso200)
乗り降り激しい輩には、6枚目の「1dayきっぷ」を全力でオススメします。
もとを取らなくても、これを使うのが大津線への敬意.....なんてね。
たまたま乗客が少ない時間帯でしたので、前面展望させていただきました。(7分37秒の動画)
超広角で乗ってる気分を、X-T10(XF10-24mm F4 R OIS)画質で擬似的にご体験いただきましょう。
急勾配「逢坂山トンネル」へ入る直前の「もぉぉ~ん♪」と鳴る警笛は、大津線車両独特のもの。
お寺の鐘を模した独自の警笛音ですが、この「もぉぉ~ん♪」を聞くと、三条通蹴上付近(地上路線)を走っていた頃が懐かしく感じることでしょう。
動画最後のほうで到着する大谷駅は、坂の途中にあり、両側プラットホームのベンチに注目してみてください。
ベンチを水平に保つ設計がなされており、脚柱長が違っています。(足の長短に合わせている訳ではありません)
↑9 (FUJINON XF10-24mm F4 R OIS F/5.6 1/150sec iso200)
ここから浜大津駅まで歩きながら沿線散策です。
↑↑10 (FUJINON XF10-24mm F4 R OIS F/5.6 1/750sec iso800)
↑11・12・13 (12_FUJINON XF90mmF2 R LM WR F/2.0 1/1500sec iso400)
うなぎ料理の誘惑香に負けぬよう、旧東海道を東へ登り、10枚目のところで京津線とクロスオーバー。
逢坂峠(おうさかとうげ)付近の東海道、旧上関寺駅付近の横断歩道信号が、京津線架線柱と共用されている(13枚目)ところに興味津々。
まぁ、どうでもいい訳ですが、ぶらぶら歩いているといろんなものが気になります(笑
↑↑14・15
↑16 (FUJINON XF10-24mm F4 R OIS F/4.0 1/500sec iso400)
石積みの坑門は国鉄旧逢坂山トンネル、廃線跡ファンにとってはたまらないポイントでしょう。
すぐ側には、グイグイとカーブを走りる京津線の電車。
↑17 (FUJINON XF10-24mm F4 R OIS F/6.4 1/1000sec iso800)
有名な「関蝉丸神社」。
鉄道沿線らしい色に染められている石畳参道、急坂急曲線を駆け上がる京津線の電車。
↑18 (FUJINON XF90mmF2 R LM WR F/2.0 1/3000sec iso250)
急坂ですが軽快に登ってくる京津線の電車。
急坂を写真で表現できないものかと工夫してみましたが、まぁこんなもんです。
沿線の建造物で判るかなぁ...
↑↑19
↑20・21 (FUJINON XF90mmF2 R LM WR)
お寺の門前をかすめるように行き来する京津線。
住宅地そばの急曲線を走る際、車輪と線路擦れる甲高い音を和らげるため、電車が近付くと21枚目のようにスプリンクラーが作動します。
関東の箱根登山鉄道は、車輛側に付いていましたっけ?
↑22
線路沿いには、迷路のような道が張り巡らされています。
歩くだけで懐かしい気持ちになれる、僕の好きな場所。
↑23
水仙が咲き始めていました。
↑24
線路沿いは鉄粉の影響で錆が目立ちますが、これも味のひとつなんだと思います。
↑25
石段の上から俯瞰。
↑26 (FUJINON XF90mmF2 R LM WR F/2.2 1/5800sec iso200)
上栄町駅を出発、その先は路面区間となり.....↓
軒先から「のそぉ...」っと出てくる 800系 へと繋がります。(1分15秒の動画)
↑27
↑↑28 (FUJINON XF90mmF2 R LM WR F/2.2 1/4400sec iso200 トリミング)
↑29・30 (2・4_FUJINON XF90mmF2 R LM WR)
路面を走る区間ですから、架線はぐっちゃぐちゃ。
メンテナンス大変だろうなぁ...と、要らぬ心配。
往ったり復たり、うろちょろしていると、それなりに良い運動なります。
このところ大津へ来ればここ!みたいなお店と化した「肉食堂 最後にカツ」さん。
それぞれのメニューがとても気になりますが、僕は毎回「名物の肉カレー」。
カレーだけでも十分美味いのに、意外とジューシーなトンテキがドカ!っと乗っています。
肉の旨味成分がご飯に沁み込んでいて、これがまためちゃくちゃ美味い。
お隣で食べてはった「俺の肉吸い」が美味しそうだったので、こんどは別メニューにチャレンジしてみましょう。
.....と書きながら、「名物の肉カレー」食券ボタンをポチッとなしているに違いない。
↑34 (FUJINON XF90mmF2 R LM WR F/2.0 1/1400sec iso200)
さぁ、次回は石山阪本線の電車(奥に見える京阪ツートン)をご紹介いたします。
京津線と同じ浜大津駅ホームから発着する京阪大津線の石山阪本線ですが、ちょっと趣が違いますので、これまた愉し.....ってところでしょう。
可愛い2両編成の電車ですが、僕世代の京都っ子なら「懐かしい電車やねぇ♪」って言っちゃいそうですよ^^
時々濃い鉄、もうちょびっとお付き合いください。
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。