カメラの八百富|ロシア ロモ ルビテル LOMO LUBITEL 166B

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ロシア製の「ロモ ルビテル 166B」 が入荷しました。

製造番号は87から始まりますので、おそらく87年製のものでソ連崩壊前の製品と思われます。

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ロシアというよりソ連製といったほうが正確でしょうか、made in USSRの6x6判二眼レフカメラです。写真では立派な金属製カメラに見えるかもしれませんが、プラスチック製で軽量トイカメ風のチープなカメラです。シャッタースピードや絞りが選べ、ピント合わせもできるフルマニュアルカメラですから、トイカメラというと失礼にあたるかもしれません。

二眼レフ形式ですので、構図とピント合わせは明るいウエストレベルのファインダーで行いますが、ピント合わせは少々慣れと経験を要します。(ほぼ目測式レベルです)そこが、こういうカメラの面白いところで、寛容さと大胆さで受け止め少々のことは不問としてあげて下さい。決して過剰な期待をせず、親心を必要とするカメラだと思います。(その視点に立てば、トイカメより格段に写るカメラです)

(商品仕様)
撮影レンズ:T-22 75mmF4.5
シャッター速度=1/250秒、1/125秒、1/60秒、1/30秒、1/15秒、B
絞り:F4.5, F5.6, F8, F11, F16, F22
最短撮影距離:1.3m
使用フィルム:120サイズ
画面サイズ:6x6cm

附属品は以下写真の元箱・ケース・キャップ・取説(英文)となります。

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このカメラを見ていつも思うことですが、使っていると裏ブタが簡単に開いてしまいそうな不安を感じます。しかしこの固体はしっかりと止ります。写真中央の止め金具をおこして開閉を行うのですが、閉めたらパッチとしっかり音がして蓋がロックされます。反面、閉める時は少々コツがいり、そのまま押し込むと金具に裏ブタが当たりますので、少し下側に裏ブタを押し気味にしながら閉める作業を行なうとスムーズです。(このあたりも大雑把なカメラとご理解ください)

展示店はディアモール店で、価格は9,975円(税込)となります。


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プリントサービスのご案内

当店では、120ブローニーフイルム(ネガ)の現像とプリントの最短1時間仕上げを行っておりますので、是非ご利用下さい。縁ありのましかくプリントや半光沢ペーパーの指定、フィルム特徴仕上げ、ハイキープリントなどなどお客様のご要望をお聞きしておりますので、注文時ご指定ください。
(受付担当のものがオーダーシートで順番にご要望をお聞きします。)
大きなサイズの大伸ばしプリントも最短1時間仕上げ可能ですし、カラーネガフィルムからの白黒仕上げも対応できます。


初めてブローニーフィルムを使われるお客様へのアドバイス

現像ご依頼時に時々「巻き太り」のフィルムを見ます。「巻き太り」になると、光線漏れの原因となりますのでご注意ください。「巻き太り」とは、トイカメなどアバウトな巻上機構のカメラでフィルムを巻き取った時に起こる現象で、しっかりと軸に巻き取られていないために軸よりフイルムが膨らんだ状態をいいます。撮影後フイルムを取り出したら、すぐに必ずリーダーペーパー部をしっかり押さえた状態で、軸を回してしっかりとフィルムを締め付けて下さい。そうすれば、巻き太りが解消され、光線漏れが軽減されます。

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このブログ記事について

このページは、㊥カメラ 担当係が2009年6月24日 23:51に書いたブログ記事です。

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