オリンパス OLYMPUS PEN-FV (38mm F1.8) が入荷しました。
PEN-F シリーズは、PEN-F PEN-FT PEN-FV 3種類が発売されましたが、その中で一番「生産台数」が少ないのが、今日ご紹介する PEN-FV です。
発売は昭和42年2月、歴史的には「最後のレンズ交換式ハーフサイズ一眼レフ」との位置づけになります。
そんな立派な立場にある PEN-FV ですが、今回取り上げるのはPENの中で珍しいからではありません。単に、非常にタイムリーな商品ということで。
原因は、新製品の OLYMPUS E-P1 です。
この7月3日に発売された E-P1 の影響で、非常にPEN-F 系の引き合いが強くなっています。
ある程度は予想されていたことなのですが、想像以上に元祖「PEN」が今注目されています。
そして、E-P1もすごく売れています。(私の予想では△でしたが、見事にはずしました)
正直、!!!!!!!ビックリ!!!!!!! です。
E-P1 が発表された日以降、PEN-F系は「50歳台」の男性からの注目が高まり、発売日以降急激に店頭から消えていっております。
PEN-F シリーズは、PEN-F PEN-FT PEN-FV 3種類が発売されましたが、その中で一番「生産台数」が少ないのが、今日ご紹介する PEN-FV です。
発売は昭和42年2月、歴史的には「最後のレンズ交換式ハーフサイズ一眼レフ」との位置づけになります。
そんな立派な立場にある PEN-FV ですが、今回取り上げるのはPENの中で珍しいからではありません。単に、非常にタイムリーな商品ということで。
原因は、新製品の OLYMPUS E-P1 です。
この7月3日に発売された E-P1 の影響で、非常にPEN-F 系の引き合いが強くなっています。
ある程度は予想されていたことなのですが、想像以上に元祖「PEN」が今注目されています。
そして、E-P1もすごく売れています。(私の予想では△でしたが、見事にはずしました)
正直、!!!!!!!ビックリ!!!!!!! です。
E-P1 が発表された日以降、PEN-F系は「50歳台」の男性からの注目が高まり、発売日以降急激に店頭から消えていっております。
もともと私どもの店では割と PEN-F 系が次から次に入荷するので、どちらかというといつでも在庫がある商品なのですが、さすがこの1週間でかなりの PEN-F が売れました。
ついこの間までの数年間は、「若い女性」のためのカメラでしたから、ある意味大激変です。
今までの購入動機は、「花文字が可愛い」とか、雑誌で見たとか、友達が持っているとか、ハーフサイズがほしいとかで、客層はトイカメラからのステップアップ層、あるいは初めてのフィルム一眼レフカメラ的な、「カメラ日和」族の20歳台女性でした。
そんな皆様は、
「普通の一眼レフは大きくて重たいが、このカメラは小さくて軽い。デザインもおしゃれでかわいく、肩から斜めにぶら下げて街を歩いてみたい」
という感じです。
ところが、E-P1発表以降、状況は変わり「50歳前後」のお客様の関心が高まっています。
当社でのE-P1のご購入層は、50台から60台、70台の男性のお客様で、どちらかというと60歳台が中心となっております。
その購入動機は、
① 小さくて軽い、本格的一眼カメラ。サブカメとしてスナップ的に使う。メインは別の他メーカー機
② マウントアダプターを使用してレンズ資産を活かすユニバーサルボディー
という方が多いです。郷愁を感じつつも、デジタルで写真をとるというお客様です。
しかし、フィルムのPEN-F層はもう少し「若い」お客様で、デジタルはデジタル、フィルムはフィルムという「積極的使い分け」という感じの方々です。
十分このカメラを理解されており、説明は不要。
「子供の頃のカメラ。独創的でユニーク、機能は廉価判ではなく本格派。ハーフのためのハーフ。」
というような思いをもってご購入されています。
以前のご購入層の男性は、どちらかというと「コレクション」的な位置づけで、レンズシステム全体を見据えてのシステムカメラという点を重視されていました。
今回は、どうも「写すカメラ・持ち出すカメラ」として注目されているようです。
では、少しスペックをご紹介しましょう。
裏ブタを空けると、「ハーフサイズ」の画面サイズを実感できます。
当たり前なのですが、「フルサイズ」の半分、そして「縦位置」がディフォルトなのです。
実は、E-P1をはじめてみた時、結構ぼろくそに内心評価してたんです。
(事前に見せて頂いたセールスの方すいません)
思わず、「PENという限りは、なんでセンサーを縦位置に配置しない?」
「それじゃ、PENじゃないよ!名前だけ使って何がPENだよ。見た目だけじゃなー」
「昔、京セラがサムライを復刻といった時と同じじゃない。(4000IXでしか)?
「形だけ真似して、中身は一眼じゃなかった。今回はどうなの?」
メーカーさんには失礼でしたが、ひどく懐疑的な見方をしておりまた。
(もう今は改心しております。メーカーの方にも十分謝罪済みです。)
ところが、ふたを開けてビックリ。
発表直後から予約が順調に入ります。
そして、発売以降も関心の高い状態が現在も継続。
一部品切れ状態。
入荷待ち、ご予約受付中状態です。
当の私も、最近「よさ」がわかってきました。
それをお教えいただいたのが、E-P1ご予約のお客様と、中古の元祖「PEN」をお買い上げ頂いたお客様です。その答えは簡単なことでした。
「気軽に持ち出すことが出来る」「本格的な一眼カメラ」がPENだということです。
そして、そういうものをお客様が望んでおられた。
では、本論に戻って、
OLYMPUS PEN-FV 諸元
発売年月 昭和42年(1967年)2月
型式 35mmハーフサイズフォーカルプレーン一眼レフ
標準レンズ F.Zuiko-S 38mm F1.8 他
シャッター メタルロータリーフォーカルプレーンシャッター
B.1-1/500秒・X接点
ファインダー ポロプリズム式・倍率0.8・視野率92%・マイクロプリズム
フィルム給送 レバー巻き上げ・150度一作動
露出制御 シャッターダイヤルに直結する専用CDSメーター別売
大きさ・重量 127 X 69.5 X 62.5 mm 600g (F1.8装着時)
発売価格 24,000円(F1.8) ケース1,900円
この中で特徴的ななのが
① メタルロータリーフォーカルプレーンシャッター : 全速同調のX接点ストロボ・チタン幕
② ポロプリズム式 : 独創的な形状の立役者
③ メーターが内臓されていない : ファインダー像が明るい
などではないでしょうか。
PEN-FTにするかPEN-FまたはPEN-FVにするか二者選択する際のキーワードは、
「ファインダーの明るさ」です。
結構重要ですよ。
ファインダーを覗いて見れば一目瞭然なのですが、かなり見え方に差があります。
TTLの露出計を重視するのか、あるいはファインダー像の見易さを重視するのか。
皆様、是非よく検討してみて下さい。どちらが良いかはお客様次第ですが。
当社では、入荷の際にこの点をよく点検しております。
長年そのまま放置された個体は、まずファインダー内が「クモって」いることがほとんどですから、必ず修理に出しています。
その際、PEN-FTの場合はメーターのチェックもしてもらっていますのでまず安心です。
あえて「まず」と申し上げるのは、この時代のものに現代の正確さを求めるのは、元来「むずかしい」からです。あくまでも「だいだい」ということはご理解下さい。
今日ご紹介したカメラの展示店は、大阪駅中央店です。附属品はケースとフロントレンズキャップです。お値段は(税抜)55000円、(税込)57750円となっております。
お問い合わせは、(電話)06-6341-7005、またはメールにてどうぞ。
また、今日ご紹介した OLYMPUS E-P1 も当社 web site で取り扱っておりますので下記サイトをご覧下さい。
OLYMPUS E-P1 TWIN LENS KIT 115,000円
OLYMPUS E-P1 BODY KIT 80,745円
OLYMPUS E-P1 PANCAKE KIT (17mm) 98,000円
OLYMPUS E-P1 LENS KIT (14-42mm) 89,000円。
ついこの間までの数年間は、「若い女性」のためのカメラでしたから、ある意味大激変です。
今までの購入動機は、「花文字が可愛い」とか、雑誌で見たとか、友達が持っているとか、ハーフサイズがほしいとかで、客層はトイカメラからのステップアップ層、あるいは初めてのフィルム一眼レフカメラ的な、「カメラ日和」族の20歳台女性でした。
そんな皆様は、
「普通の一眼レフは大きくて重たいが、このカメラは小さくて軽い。デザインもおしゃれでかわいく、肩から斜めにぶら下げて街を歩いてみたい」
という感じです。
ところが、E-P1発表以降、状況は変わり「50歳前後」のお客様の関心が高まっています。
当社でのE-P1のご購入層は、50台から60台、70台の男性のお客様で、どちらかというと60歳台が中心となっております。
その購入動機は、
① 小さくて軽い、本格的一眼カメラ。サブカメとしてスナップ的に使う。メインは別の他メーカー機
② マウントアダプターを使用してレンズ資産を活かすユニバーサルボディー
という方が多いです。郷愁を感じつつも、デジタルで写真をとるというお客様です。
しかし、フィルムのPEN-F層はもう少し「若い」お客様で、デジタルはデジタル、フィルムはフィルムという「積極的使い分け」という感じの方々です。
十分このカメラを理解されており、説明は不要。
「子供の頃のカメラ。独創的でユニーク、機能は廉価判ではなく本格派。ハーフのためのハーフ。」
というような思いをもってご購入されています。
以前のご購入層の男性は、どちらかというと「コレクション」的な位置づけで、レンズシステム全体を見据えてのシステムカメラという点を重視されていました。
今回は、どうも「写すカメラ・持ち出すカメラ」として注目されているようです。
では、少しスペックをご紹介しましょう。
実は、E-P1をはじめてみた時、結構ぼろくそに内心評価してたんです。
(事前に見せて頂いたセールスの方すいません)
思わず、「PENという限りは、なんでセンサーを縦位置に配置しない?」
「それじゃ、PENじゃないよ!名前だけ使って何がPENだよ。見た目だけじゃなー」
「昔、京セラがサムライを復刻といった時と同じじゃない。(4000IXでしか)?
「形だけ真似して、中身は一眼じゃなかった。今回はどうなの?」
メーカーさんには失礼でしたが、ひどく懐疑的な見方をしておりまた。
(もう今は改心しております。メーカーの方にも十分謝罪済みです。)
ところが、ふたを開けてビックリ。
発表直後から予約が順調に入ります。
そして、発売以降も関心の高い状態が現在も継続。
一部品切れ状態。
入荷待ち、ご予約受付中状態です。
当の私も、最近「よさ」がわかってきました。
それをお教えいただいたのが、E-P1ご予約のお客様と、中古の元祖「PEN」をお買い上げ頂いたお客様です。その答えは簡単なことでした。
「気軽に持ち出すことが出来る」「本格的な一眼カメラ」がPENだということです。
そして、そういうものをお客様が望んでおられた。
では、本論に戻って、
OLYMPUS PEN-FV 諸元
発売年月 昭和42年(1967年)2月
型式 35mmハーフサイズフォーカルプレーン一眼レフ
標準レンズ F.Zuiko-S 38mm F1.8 他
シャッター メタルロータリーフォーカルプレーンシャッター
B.1-1/500秒・X接点
ファインダー ポロプリズム式・倍率0.8・視野率92%・マイクロプリズム
フィルム給送 レバー巻き上げ・150度一作動
露出制御 シャッターダイヤルに直結する専用CDSメーター別売
大きさ・重量 127 X 69.5 X 62.5 mm 600g (F1.8装着時)
発売価格 24,000円(F1.8) ケース1,900円
この中で特徴的ななのが
① メタルロータリーフォーカルプレーンシャッター : 全速同調のX接点ストロボ・チタン幕
② ポロプリズム式 : 独創的な形状の立役者
③ メーターが内臓されていない : ファインダー像が明るい
などではないでしょうか。
PEN-FTにするかPEN-FまたはPEN-FVにするか二者選択する際のキーワードは、
「ファインダーの明るさ」です。
結構重要ですよ。
ファインダーを覗いて見れば一目瞭然なのですが、かなり見え方に差があります。
TTLの露出計を重視するのか、あるいはファインダー像の見易さを重視するのか。
皆様、是非よく検討してみて下さい。どちらが良いかはお客様次第ですが。
当社では、入荷の際にこの点をよく点検しております。
長年そのまま放置された個体は、まずファインダー内が「クモって」いることがほとんどですから、必ず修理に出しています。
その際、PEN-FTの場合はメーターのチェックもしてもらっていますのでまず安心です。
あえて「まず」と申し上げるのは、この時代のものに現代の正確さを求めるのは、元来「むずかしい」からです。あくまでも「だいだい」ということはご理解下さい。
今日ご紹介したカメラの展示店は、大阪駅中央店です。附属品はケースとフロントレンズキャップです。お値段は(税抜)55000円、(税込)57750円となっております。
お問い合わせは、(電話)06-6341-7005、またはメールにてどうぞ。
また、今日ご紹介した OLYMPUS E-P1 も当社 web site で取り扱っておりますので下記サイトをご覧下さい。
OLYMPUS E-P1 TWIN LENS KIT 115,000円
OLYMPUS E-P1 BODY KIT 80,745円
OLYMPUS E-P1 PANCAKE KIT (17mm) 98,000円
OLYMPUS E-P1 LENS KIT (14-42mm) 89,000円。
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