カメラの八百富｜SMC TAKUMAR 28mm F3.5 SMC タクマー

「135mmF3,5」との黄金セットで入荷することが非常に多く、私どもの店舗では「欠品」となることはまずないレンズです。正直な所、買いたいなと思ったとき、いつでも手に入れられる商品かと思います。

ただ、最近はかなり荷動きがよくなっています。

１点目の理由は、マウントアダプターを介してデジタル一眼で「クラシックレンズ」を楽しまれるお客様が増えたこと。

２点目の理由は、「カメラ日和」のフィルム族の皆さんの２本目のレンズとして人気がある。

ってな理由で、ちょくちょく売れていきます。

そんなありきたりレンズなんですが、今日は製造番号のからこのレンズを見てみたいと思います。



このレンズが製造された期間は大変長く、ＳＰＦの時代からかなり長期間に亘って製造・販売されました。そこで、我社のデータベースでその製造番号を調べて見ると、

一番最初の番号　「４５２０２５９」
一番最後の番号　「８３９４４６９」

となっております。

ペンタックスのレンズ番号は、通し番号になっているようで順に増えていきます。

初期の頃は「６桁」番号、オートタクマー時代は「１」で始まる６桁、「５」で始まる６桁がオートタクマーからスーパータクマーへの変わり所という感じです。

そして、７桁「４」台がスーパータクマーからＳＭＣタクマーの変わり目となっており、最後は「８５９台」７桁までＳＭＣタクマーが確認できます。この中には、６ｘ７レンズなども含まれており、おそらくフォーマット関係無しに全レンズを通し番号で管理していたと思われます。

単純に引き算すれば、多層膜コーティングのレンズだけでも、欠番が無ければ「４００万本」ととんでもないレンズ本数となり少しく疑念のある話となりますので、頭数桁を捨て番としてロットを振り当てていたのではないでしょうか？

と、勝手な想像をしておりますが、要はこのレンズが「最終番号」にあるということが言いたかったのです。番号による写りに差があるのか全く知りませんが、これだけ長期間に亘って作っていれば、何らかの差が無いか気になるところです。反対に、差が無ければ誠に申しわけございません

付属品はレンズ上下キャップとなります。レンズフードは附属しません。




展示店は大阪駅中央店となります。
お問い合わせは、電話０６－６３４１－７００５、もしくはメールにてお願いします。
お値段は、（税別）９,８００円　（税込）１０,２９０円　となっております。