㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。
今日ご紹介するレンズは、
PENTAX BELLOWS TAKUMAR 100mm F4 ペンタックス ベローズ タクマー です。
ご覧の通り、ベローズユニットと併用して使用します。
つまり、レンズ本体にはピント調整用のヘリコイドが組み込まれておらず、レンズ単体ではピント合わせすることがきません。
レンズ構成は、3群5枚、絞りはプリセット式となっております。
フィルターサイズはペンタックス定番の49mm、口径が統一されていることは一流メーカーの証です。
どことは言いませんが、口径がバラバラであったり、小口径や特殊サイズなんかも何を考えていることやら。最もひどいのは、ピント回転が同一時代で「右回し」「左回し」が混在するメーカー、とんでもない所業です。
まず、レンズ単体のご説明から。
附属品は、ケース・レンズフード・上下純正レンズキャップ。
商品の状態は大変良好です。レンズ内もホコリ、カビは無く、新品同様と言えると思います。
レンズの性格上あまり出番が少なかったためでしょうか、ほぼどの個体もきれいな状態で入荷することが多いレンズです。また、内部にヘリコイドを持たないためでしょうか、グリス成分の蒸着による曇りの発生もなく、またプリセット絞りという構造上、レンズ内部へのホコリの混入も非常に少ないです。
タイプは2種類あり、これは前期型となります。
後期型は、SMCタクマーで多層膜コーティング仕様です。
過去の弊社の入荷履歴では、圧倒的に前期型が多く、後期型は珍しい部類に入ると思います。
Kバヨネットマウント時代にも同じレンズ構成で発売されていましたが、こちらのほうはほぼ市場でみることのない珍品系です。弊社での取り扱いは過去に数件、非常に珍しいレンズです。
初心者の方に、プリセット絞りについてご説明。
ペンタックスの「オートタクマー」をご覧になられてのよくある質問で、「何がオート?オートフォーカスに使えるんですか?」ってな感じで聞かれますが、この「オート」は「自動で絞りが撮影時に絞られます」という意味です。自動で絞る前は、自分で所定絞りまで絞っていた時代があったんです。
それが、プリセット絞りのレンズです。
自動で絞るという機能はいたって便利で、無ければピント合わせの際に絞りを開けて、写す時には絞るという作業を撮影者自身で行う必要があります。なぜなら、絞ってしまうとファインダーの中も暗くなりますからピント合わせがしずらい、そこでまず開放でピント合わせ、そして絞りを所定絞りまで絞る、またピントが気になったら絞りを開けるという作業を繰り返し行う必要があります。ところが、ファインダーから目を離さずに絞りを絞ろうとすると、クリックの数を数えながら「5.6、8」とあわせる必要があり、そこを改善したのが「プリセット絞り」なるものです。
まず、外側の絞りリングで使う絞り値を決め、絞りの開け閉めは内側のリングを回転させて行います。左いっぱいに回せば開放、右いっぱいに回せば決めた絞り値で物理的に止る仕組みとなっております。慣れれば、何のことは無い仕組みなのですが、最初はやや使い方に戸惑われるかもしれません。
使用には先ほどお話しした通り、ベローズが必要となります。
ベローズを使用したくない場合には、結構入手するのが難しいのですいが、M42マウントのヘリコイド接写リングと接写リングを併用しながら使う方法もあります。純正外であれば、トミーテックの製品で代用することができると思います。
今回、ご紹介するBELLOWSは、ベローズユニットⅡという形式のもので割と小型のベローズです。今回テスト撮影するために、初めて使用したのですがこの100mmレンズにはこれしかないという感じです。他のオートベローズという大きなタイプ(スライドコピアが付けれるタイプ)では、あまりにも巨大なシステムとなり、アウトドアではかなり使用にプレッシャーがかかります。この写真のベローズとの組み合わせなら、そんなに負担なく外で使えるんではないでしょうか。
装着事例が次の写真です。
なかなか、さまになった状態です。
これで、しっかり無限大もでますので、通常撮影から接写まで使用可能です。
作例写真をいくつかご紹介。ウインドウをクリックして頂くと、リサイズ横1000ピクセルがご覧いただけます。
商品の状態は大変良好です。レンズ内もホコリ、カビは無く、新品同様と言えると思います。
レンズの性格上あまり出番が少なかったためでしょうか、ほぼどの個体もきれいな状態で入荷することが多いレンズです。また、内部にヘリコイドを持たないためでしょうか、グリス成分の蒸着による曇りの発生もなく、またプリセット絞りという構造上、レンズ内部へのホコリの混入も非常に少ないです。
タイプは2種類あり、これは前期型となります。
後期型は、SMCタクマーで多層膜コーティング仕様です。
過去の弊社の入荷履歴では、圧倒的に前期型が多く、後期型は珍しい部類に入ると思います。
Kバヨネットマウント時代にも同じレンズ構成で発売されていましたが、こちらのほうはほぼ市場でみることのない珍品系です。弊社での取り扱いは過去に数件、非常に珍しいレンズです。
初心者の方に、プリセット絞りについてご説明。
ペンタックスの「オートタクマー」をご覧になられてのよくある質問で、「何がオート?オートフォーカスに使えるんですか?」ってな感じで聞かれますが、この「オート」は「自動で絞りが撮影時に絞られます」という意味です。自動で絞る前は、自分で所定絞りまで絞っていた時代があったんです。
それが、プリセット絞りのレンズです。
自動で絞るという機能はいたって便利で、無ければピント合わせの際に絞りを開けて、写す時には絞るという作業を撮影者自身で行う必要があります。なぜなら、絞ってしまうとファインダーの中も暗くなりますからピント合わせがしずらい、そこでまず開放でピント合わせ、そして絞りを所定絞りまで絞る、またピントが気になったら絞りを開けるという作業を繰り返し行う必要があります。ところが、ファインダーから目を離さずに絞りを絞ろうとすると、クリックの数を数えながら「5.6、8」とあわせる必要があり、そこを改善したのが「プリセット絞り」なるものです。
まず、外側の絞りリングで使う絞り値を決め、絞りの開け閉めは内側のリングを回転させて行います。左いっぱいに回せば開放、右いっぱいに回せば決めた絞り値で物理的に止る仕組みとなっております。慣れれば、何のことは無い仕組みなのですが、最初はやや使い方に戸惑われるかもしれません。
使用には先ほどお話しした通り、ベローズが必要となります。
ベローズを使用したくない場合には、結構入手するのが難しいのですいが、M42マウントのヘリコイド接写リングと接写リングを併用しながら使う方法もあります。純正外であれば、トミーテックの製品で代用することができると思います。
今回、ご紹介するBELLOWSは、ベローズユニットⅡという形式のもので割と小型のベローズです。今回テスト撮影するために、初めて使用したのですがこの100mmレンズにはこれしかないという感じです。他のオートベローズという大きなタイプ(スライドコピアが付けれるタイプ)では、あまりにも巨大なシステムとなり、アウトドアではかなり使用にプレッシャーがかかります。この写真のベローズとの組み合わせなら、そんなに負担なく外で使えるんではないでしょうか。
装着事例が次の写真です。
なかなか、さまになった状態です。
これで、しっかり無限大もでますので、通常撮影から接写まで使用可能です。
作例写真をいくつかご紹介。ウインドウをクリックして頂くと、リサイズ横1000ピクセルがご覧いただけます。
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