㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。
久しぶりの個別商品紹介です。
今日ご紹介するレンズは、
コニカ KONICA FL HEXANON ヘキサノン 300mm F6.3
というレンズです。
「10月15日~10月19日 主な入荷商品」にこっそりと載せていたのですが、結構珍しいレンズだと思います。写真入りの現物はもしかしたらwebお初かも、海外サイトであったらごめんなさいですが。(詳しくは検索していませんので)
では、本題に!と、その前に、
先日のオリオン座流星群、わが社のディアモール店員"K"がしっかりと撮影していました。
ちょっと、ご本人に内緒で写真を貼り付けちゃいます。(故に、わざと小さく貼ってます)
大きなサイズの写真は、こちらをご覧下さい。
場所が場所だけに、すばらしいの一言。
その筋(天文写真)のメッカ「大台ケ原」、さすがの星空です。
オリオン座にあるM42オリオン大星雲がうっすらと写っています。そして、その右横に、流れ星。
上手いことろに、流れたものです。
写真としては、手前に木を配するところが店員「K」らしいところで、天文ファンの写真と少し趣きの異なる写真的構図です。同じ星空でも切り口が異なると、まったく違う写真になります。
ということで、また12月14日頃には寒いですが規模の大きな「ふたご座流星群」がありますのでまた皆さんもチャレンジしてみて下さい。
では、本題のレンズの写真をご紹介。
FL-HEXANON すなわち 「蛍石・ヘキサノン」 ということで非常に高価なレンズです。
KONICA FL-HEXANON 300mm F6.3 諸元
というスペックで、蛍石を使っているという以外、とりたてて「すごい」ところが無いレンズです。
なにせ「蛍石」で明るさが「6.3」というスペック。
蛍石という性格上、大口径レンズは難しかったのでしょうか?
でも、価格は立派なものです。
当時の定価で、なんと「6.3」で 120,000円 というすばしい価格です。
CANONのNEWFD300mm/F4L が 186,500 円、FL-フローライト 300mm/F5.6 が 110,000 円、Ai-NIIKOR-ED 300mm/F4.5S が 125,000 円 という時代ですから、コニカさんには失礼ですが、なかなか意欲的な価格と言えます。(蛍石ですから)
一見、FLの文字を見落としたら、なに「6.3」か、暗いなあ。で、終わっちゃいそうなレンズです。
そんなところで、売れなかったのでしょう。中古市場で、まったくもってほとんど見ないレンズです。
コニカコレクターにとっては、穴の空きやすいレンズだと思います。そういえば、最近UC HEXANON AR 400mm f5.6 を取り扱いましたが、おそらく向こう10年はお目にかかれないような気がします。
経験則的にコニカは一般的なレンズしか売れていませんから、ちょっと特殊になると探すのに苦労するレンズが多いような感じがします。28mmや135mm、200mmなんかは結構あるのですが、ちょっと定価の高いレンズになると極端に個体数が減少します。ここ数年、やや下火気味のヘキサノンレンズでしたが、ここのきて復活気味。マイクロフォーサーズの影響でしょうか、荷動きがよくなってきました。
全体の外観写真は下の通りです。
ご覧の通り、6.3ですから「コンパクト」です。でも、このレンズには例の「UC」刻印はありません。
たぶん、まだ「ウルトラコーティング」が開発されていない時代だからでしょうか。
ご参考まで、「UC」とは、次の3つの意味の頭文字です。
実は、ピントリングが金属のイボイボ仕上です。写真では、ゴム式に見えますが金属加工でできています。(結構立派な仕上です)
あと、入荷して即ご紹介しなかったことには訳があります。
ちょっと、疑問があったので修理屋さんを通じてコニカの工場に確認していたことがあったからです。
下の写真を見て下さい。無限遠が行き過ぎるようになっています。これが仕様かどうか確認をしていました。結果は、仕様だそうです。(元コニカの修理認定店であった修理屋さんを通じてメーカーに確認済み)
ちょっと位ならそんなものかと思うのですが、写真のように結構行きすぎています。
しかし、最短側は設計値通りの4.5mで、指標と実ピントが合致しており、コニカさんの回答通りそういうもののようです。念のため、修理屋さんに実写もしていただき、問題ないことを確認していただきました。
フードは内蔵組み込み型。しっかりと深いフードです。
附属品は、純正のレンズフロントキャップとリアキャップ、ケースとなります。
展示店は大阪駅中央店です。
お値段は、(税抜)28,000円 (税込)29,400円です。(電池別売)
お問い合わせは、電話06-6341-7005、またはメールにてお願いします。
構成枚数 | 5群9枚 |
画角(対角線) | 8° |
画角(水平・垂直) | 7°・4° |
絞り作動 | 完全自動絞り |
絞り目盛り | AE・6.3~22 |
最短撮影距離 | 4.5m |
重さ | 560g |
というスペックで、蛍石を使っているという以外、とりたてて「すごい」ところが無いレンズです。
なにせ「蛍石」で明るさが「6.3」というスペック。
蛍石という性格上、大口径レンズは難しかったのでしょうか?
でも、価格は立派なものです。
当時の定価で、なんと「6.3」で 120,000円 というすばしい価格です。
CANONのNEWFD300mm/F4L が 186,500 円、FL-フローライト 300mm/F5.6 が 110,000 円、Ai-NIIKOR-ED 300mm/F4.5S が 125,000 円 という時代ですから、コニカさんには失礼ですが、なかなか意欲的な価格と言えます。(蛍石ですから)
一見、FLの文字を見落としたら、なに「6.3」か、暗いなあ。で、終わっちゃいそうなレンズです。
そんなところで、売れなかったのでしょう。中古市場で、まったくもってほとんど見ないレンズです。
コニカコレクターにとっては、穴の空きやすいレンズだと思います。そういえば、最近UC HEXANON AR 400mm f5.6 を取り扱いましたが、おそらく向こう10年はお目にかかれないような気がします。
経験則的にコニカは一般的なレンズしか売れていませんから、ちょっと特殊になると探すのに苦労するレンズが多いような感じがします。28mmや135mm、200mmなんかは結構あるのですが、ちょっと定価の高いレンズになると極端に個体数が減少します。ここ数年、やや下火気味のヘキサノンレンズでしたが、ここのきて復活気味。マイクロフォーサーズの影響でしょうか、荷動きがよくなってきました。
全体の外観写真は下の通りです。
ご覧の通り、6.3ですから「コンパクト」です。でも、このレンズには例の「UC」刻印はありません。
たぶん、まだ「ウルトラコーティング」が開発されていない時代だからでしょうか。
ご参考まで、「UC」とは、次の3つの意味の頭文字です。
- Ultra Compact
- Ultra Close-up
- Ultra Coating
実は、ピントリングが金属のイボイボ仕上です。写真では、ゴム式に見えますが金属加工でできています。(結構立派な仕上です)
あと、入荷して即ご紹介しなかったことには訳があります。
ちょっと、疑問があったので修理屋さんを通じてコニカの工場に確認していたことがあったからです。
下の写真を見て下さい。無限遠が行き過ぎるようになっています。これが仕様かどうか確認をしていました。結果は、仕様だそうです。(元コニカの修理認定店であった修理屋さんを通じてメーカーに確認済み)
ちょっと位ならそんなものかと思うのですが、写真のように結構行きすぎています。
しかし、最短側は設計値通りの4.5mで、指標と実ピントが合致しており、コニカさんの回答通りそういうもののようです。念のため、修理屋さんに実写もしていただき、問題ないことを確認していただきました。
フードは内蔵組み込み型。しっかりと深いフードです。
附属品は、純正のレンズフロントキャップとリアキャップ、ケースとなります。
展示店は大阪駅中央店です。
お値段は、(税抜)28,000円 (税込)29,400円です。(電池別売)
お問い合わせは、電話06-6341-7005、またはメールにてお願いします。
+++中古カメラ担当係+++
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