㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。
SUPER TAKUMAR スーパー タクマー 105mm F2.8 が入荷しました。
このレンズも「ありきたり」と言えば「ありきたり」なんですが、結構状態がいいのでご紹介します。
今回は、EOS-M42アダプターを介して取り付けてみました。
SUPER TAKUMAR 105mm F2.8 諸元
レンズマウント M42スクリューマウント
対角線画角 23度
絞り羽根 6枚
最小絞り F22
構成枚数 4群5枚
最短撮影距離 1.2m
フィルター径 49mm
サイズ 57(最大径) x 63(長さ) mm
質量 285g
このSUPER TAKUMAR 105mm F2.8 外観の形状に2種類あります。55mm F1.8 や 135mm F3.5 なんかもそうなんですが、最初の型は、まあなんとなく角々が「やわらかい」というか、丸みのある外観です。後期型の方は、加工技術が向上したのでしょう、SMC TAKUMAR と同じ「鋭角」な仕上げに変わりました。(注:レンズそのもは同じです)
こういう部分はこだわりたいところで、S2やS3のボディーにつけるには、丸いデザインの方がしっくりきます。反対に、SPに丸い旧タイプをつけると、どうも「いごごちが悪い」というか、しっくりきません。
こんなところが、中古カメラ的というか、一般の方には一切理解してもらえない「価値観」といいますか、独特の世界ではあります。
では、商品のご紹介。
前期型の大好きな所は、そのフードの仕上です。黒のペイント仕上げで、わりと重厚な塗りです。
後期型は通常の梨地系のブラックなのですが、最初の方は他の焦点距離のフードも「黒ペイント仕上げ」となっております。
EOS 40D で試しに撮影してみました。(クリックで、1000ピクセル別ウインド拡大です)
(ご参考:初心者様向け)
ペンタックスのM42マウントレンズをEOSでご使用になる場合、ちょっとしたルールがあります。
上の写真のマウント部のピンは、レリーズ時にボディー側から押し込まれ絞り羽根を所定値まで絞る連動ピンです。通常、当時のフィルムカメラ(SPなど)の場合、シャッターをレリーズすると自動的に押し込まれるようになっていますが、EOSでマウントアダプターを介して使用する場合、その機構がないため、やや問題が発生します。
解決策は、いたって簡単です。下の写真のレンズ基部にある「AUTO」と「MAN」という文字のある上のレバーを操作します。
この「AUTO」という意味は、自動で絞りが絞られるということで、先ほどの「ピン」を押せば絞るという状態を表しています。よく、今の時代の理解から、AF(自動焦点)とかAE(自動露出)とかと思われるお客様もおられますが、あくまでもこの時代(40年前)の自動、すなわち「自動絞り」というレベルでの「AUTO」です。
また「MAN」は「MANUAL」のことで、絞りを手動で絞るということです。連動ピンは作動しなくなり、絞りリングを動かすと、実際に絞りも開け閉めされる状態となります。この状態で、EOSの場合使用します。切り替えは、レバーを動かすだけでできます。ちょっと面倒ですが、絞りを開けてピント合わせ、そして絞りを設定する(露出をあわせる)という2段階での使用となります。絞りを決めてからサイドピント合わせしたい時は、絞りリングをわざわざ操作せず、この切り替えレバーで開け閉めすると便利かなと思います。。
まあ、慣れればなんのことはない作業なのですが、ご注意下さい。
あと、参考までに絞り優先AEの場合について補足させて頂きます。カメラの数値そのままでは、たぶん御使いの機種にもよりますが「露出」が暴れると思います。まあ、撮影結果がすぐモニターで分かりますから、簡単に撮りなおしができますので試行錯誤でお願いします。
もう1点よく受ける質問です。下の写真をご覧下さい。レンズの中心が真上にきておりません。
結構これでお客様から「クレーム」が入る場合があります。答えは「こんなもん」です。ということです。アダプターが悪いわけでも、レンズが悪いわけでもありません。ものからこんなもんです。
(それじゃいかんということで、フジカのように真上にくるようにロック機能をつけた事例もあります。)
商品状態は冒頭申し上げましたとおり、この時代のレンズとしては非常に状態がよいほうだと思います。
附属品は、レンズフード・上下純正キャップ・ケースとなります。
最後に、撮影サンプルをどうぞ。F5.6位だったでしょうか?(同じく別ウインドウで1000ピクセル)
縦位置写真で(同じくクリックで1000ピクセル)。開放撮影です。
という感じです。もちろん古さゆえの苦しさというものもありますが、十分実用の範囲に入るレンズと言えると思います。是非、ご検討下さい。
展示店は大阪駅中央店です。
お値段は、(税抜)14,000円 (税込)14,700円です。
お問い合わせは、電話06-6341-7005またはメールにてお願いします。
こんなところが、中古カメラ的というか、一般の方には一切理解してもらえない「価値観」といいますか、独特の世界ではあります。
では、商品のご紹介。
前期型の大好きな所は、そのフードの仕上です。黒のペイント仕上げで、わりと重厚な塗りです。
後期型は通常の梨地系のブラックなのですが、最初の方は他の焦点距離のフードも「黒ペイント仕上げ」となっております。
EOS 40D で試しに撮影してみました。(クリックで、1000ピクセル別ウインド拡大です)
(ご参考:初心者様向け)
ペンタックスのM42マウントレンズをEOSでご使用になる場合、ちょっとしたルールがあります。
上の写真のマウント部のピンは、レリーズ時にボディー側から押し込まれ絞り羽根を所定値まで絞る連動ピンです。通常、当時のフィルムカメラ(SPなど)の場合、シャッターをレリーズすると自動的に押し込まれるようになっていますが、EOSでマウントアダプターを介して使用する場合、その機構がないため、やや問題が発生します。
解決策は、いたって簡単です。下の写真のレンズ基部にある「AUTO」と「MAN」という文字のある上のレバーを操作します。
この「AUTO」という意味は、自動で絞りが絞られるということで、先ほどの「ピン」を押せば絞るという状態を表しています。よく、今の時代の理解から、AF(自動焦点)とかAE(自動露出)とかと思われるお客様もおられますが、あくまでもこの時代(40年前)の自動、すなわち「自動絞り」というレベルでの「AUTO」です。
また「MAN」は「MANUAL」のことで、絞りを手動で絞るということです。連動ピンは作動しなくなり、絞りリングを動かすと、実際に絞りも開け閉めされる状態となります。この状態で、EOSの場合使用します。切り替えは、レバーを動かすだけでできます。ちょっと面倒ですが、絞りを開けてピント合わせ、そして絞りを設定する(露出をあわせる)という2段階での使用となります。絞りを決めてからサイドピント合わせしたい時は、絞りリングをわざわざ操作せず、この切り替えレバーで開け閉めすると便利かなと思います。。
まあ、慣れればなんのことはない作業なのですが、ご注意下さい。
あと、参考までに絞り優先AEの場合について補足させて頂きます。カメラの数値そのままでは、たぶん御使いの機種にもよりますが「露出」が暴れると思います。まあ、撮影結果がすぐモニターで分かりますから、簡単に撮りなおしができますので試行錯誤でお願いします。
もう1点よく受ける質問です。下の写真をご覧下さい。レンズの中心が真上にきておりません。
結構これでお客様から「クレーム」が入る場合があります。答えは「こんなもん」です。ということです。アダプターが悪いわけでも、レンズが悪いわけでもありません。ものからこんなもんです。
(それじゃいかんということで、フジカのように真上にくるようにロック機能をつけた事例もあります。)
商品状態は冒頭申し上げましたとおり、この時代のレンズとしては非常に状態がよいほうだと思います。
附属品は、レンズフード・上下純正キャップ・ケースとなります。
最後に、撮影サンプルをどうぞ。F5.6位だったでしょうか?(同じく別ウインドウで1000ピクセル)
縦位置写真で(同じくクリックで1000ピクセル)。開放撮影です。
という感じです。もちろん古さゆえの苦しさというものもありますが、十分実用の範囲に入るレンズと言えると思います。是非、ご検討下さい。
展示店は大阪駅中央店です。
お値段は、(税抜)14,000円 (税込)14,700円です。
お問い合わせは、電話06-6341-7005またはメールにてお願いします。
+++中古カメラ担当係+++
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