㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。
Ai Fisheye-Nikkor Auto 8mm F2.8 Ai フイッシュアイ-ニッコール オート 8mm F2.8 が入荷しました。
連日の「お久しぶり」入荷です。しかも、同様にAi改造済み。
このレンズ、1970年(昭和45年)8月に発売された180°円周魚眼広角レンズです。
俺は本物の「FISHEYE-Nikkor」ってな感じで鎮座しております。存在感ありすぎ。
「俺になんか文句あっか、そこの写真撮ってるにーちゃん」
って、いちゃもんつけそーな(大阪人はほんとがらが悪い、別に何の文句もないのですが)、ほんとほんとご立派なレンズです。
昨日の15mmより、さらに前玉「ドドドドドーン、ドン」の目玉レンズ。
さすがにさらにレンズキャップを外すのをためらいます。
前玉ぶつけたらって頭によぎったら、まず持ち出し不可。マイナス思考の方にはお勧めしません。
プラス発想の方ですらファインダーのぞきながらの最短撮影はご注意下さい。
Fisheye-Nikkor Auto 8mm F2.8 諸元
焦点距離 :8mm
開放F値 : 1:2.8 最小絞り:1:22
レンズ構成 : 8群10枚
画角 :180 °(無限遠)
最短撮影距離 : 0.3m
絞り作動 :完全自動絞り
内蔵フィルター : 5種類 L1A,Y48(黄色),Y52(黄色),O56(オレンジ),R60(赤)
外形寸法 :直径123mm 長さ :140mm
重量 :1000g
この8mmは、1970年8月に発売された以降、Ai-Sレンズの時代まで比較的長く生産されていたレンズです。昨日の15mmは、Ai-Sの時代にデザインが変更されましたが、この8mmはほぼいっしょ、ピントリングが金属ローレットからゴムリングに変更されたくらいで、外装面ではほぼ変更はなく生産されてきたレンズです。
但し、もうこの系のレンズはお役ご免。
残念ながら、マニュアルフォーカス含め現在はもう生産されていません。
純正レンズの円周魚眼は16mm、もしくはDXタイプの10.5mmの2種類のみとなります。
製造番号の始まりは、「Auto」が240001、「Ai」が242001、「Ai-S」が243001となっております。
このレンズが発売されるまでの魚眼レンズは
■ 6mm F5.6 (1969年5月)
■ 7.5mm F5.6(1966年6月)
いずれもミラーアップを必要とする専用外付けファインダー式のものでしたから、この8mmはミラーアップが必要ではなくなった「非常に使いやすい・レンズ交換に時間を要さない」画期的なレンズとして市場に登場したものと思われます。
では、順次商品状態をご紹介します。
まず、これが非常に大切なレンズキャップ。着脱自体にやや気が引けます。
絞りは「Ai」タイプに交換されていますので、開放測光対応です。
独特の内蔵絞りの交換ユニット部です。
5種類のフィルターを使い分けるために、本体からかなりフィルター円盤がはみ出す構造です。
ただ、ノーマルフィルターが「L1BC」となっていますので、Ai改造をニコンに依頼したときに、Ai-S用のフィルターリングに交換れたものと思います。(推定)
レンズマウント側からの写真です。
開放F値信号ピンがありますので、これもたぶんAi改造時に交換されたものと思います。
左右2カットからの写真です。
前玉の飛び出しが見て取れます。前方注意。
最後に附属品のご案内。
しかし、この時代というか、最近も含めてニコンのケースの劣化はひどい!!!
なんで、こーなるんですかね。ネチャネチャか、粉々。
10年位前のものまでこんな状態です。ケースの発注先が悪かったのでしょうか?
いや、F90やF80の外装ネチャネチャ、F100もそうです。D系でも「しっとり感というか、ネチャリ感」あり。うーん、なんとかならんものですかね、ニコンさん。
最後に気が付いたのですが、説明書に「Ai」の文字。
うーん、本体にはAutoの文字があるし、Ai改造だとは思うのですが、番号帯からもそうですし。
補足事項があれば、後日加筆訂正します。(今自宅なもんで)
展示店は大阪駅中央店です。
お値段は、(税抜)125,000円 (税込)131,250円です。
但し、もうこの系のレンズはお役ご免。
残念ながら、マニュアルフォーカス含め現在はもう生産されていません。
純正レンズの円周魚眼は16mm、もしくはDXタイプの10.5mmの2種類のみとなります。
名 称 | 構成 | 最短撮影距離 | 当時定価 | 発売年月 |
Fisieye-Nikkor Auto 8mm F2.8 |
8群10枚 | 0.3m | 109,000 | 1970/08 |
Ai Fisheye Nikkor 8mm F2.8 | 8群10枚 | 0.3m | 132,000 | 1977/06 |
Ai Fisheye Nikkor 8mm F2.8S | 8群10枚 | 0.3m | 132,000 | 1982/03 |
製造番号の始まりは、「Auto」が240001、「Ai」が242001、「Ai-S」が243001となっております。
このレンズが発売されるまでの魚眼レンズは
■ 6mm F5.6 (1969年5月)
■ 7.5mm F5.6(1966年6月)
いずれもミラーアップを必要とする専用外付けファインダー式のものでしたから、この8mmはミラーアップが必要ではなくなった「非常に使いやすい・レンズ交換に時間を要さない」画期的なレンズとして市場に登場したものと思われます。
では、順次商品状態をご紹介します。
まず、これが非常に大切なレンズキャップ。着脱自体にやや気が引けます。
絞りは「Ai」タイプに交換されていますので、開放測光対応です。
独特の内蔵絞りの交換ユニット部です。
5種類のフィルターを使い分けるために、本体からかなりフィルター円盤がはみ出す構造です。
ただ、ノーマルフィルターが「L1BC」となっていますので、Ai改造をニコンに依頼したときに、Ai-S用のフィルターリングに交換れたものと思います。(推定)
レンズマウント側からの写真です。
開放F値信号ピンがありますので、これもたぶんAi改造時に交換されたものと思います。
左右2カットからの写真です。
前玉の飛び出しが見て取れます。前方注意。
最後に附属品のご案内。
しかし、この時代というか、最近も含めてニコンのケースの劣化はひどい!!!
なんで、こーなるんですかね。ネチャネチャか、粉々。
10年位前のものまでこんな状態です。ケースの発注先が悪かったのでしょうか?
いや、F90やF80の外装ネチャネチャ、F100もそうです。D系でも「しっとり感というか、ネチャリ感」あり。うーん、なんとかならんものですかね、ニコンさん。
最後に気が付いたのですが、説明書に「Ai」の文字。
うーん、本体にはAutoの文字があるし、Ai改造だとは思うのですが、番号帯からもそうですし。
補足事項があれば、後日加筆訂正します。(今自宅なもんで)
展示店は大阪駅中央店です。
お値段は、(税抜)125,000円 (税込)131,250円です。
店舗へのお問い合わせは、電話06-6341-7005またはメールにてお願いします。
+++中古カメラ担当係+++
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