㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。
Ai NIKKOR-QD.C Auto 15mm F5.6 Ai オート・ニッコール-QD (C) 15mm F5.6が入荷しました。
久しぶりの入荷です。しかも、Ai改造済み。
このレンズ、1973年(昭和48年)3月に発売された超広角レンズです。
ぱっとみたら、FISH-EYE ニッコールってな雰囲気の、前玉「ドーン」の目玉レンズ。
いわゆる、レンズキャップを外すのをためらう、あるいは、あんまり前玉拭きたくない系レンズの一つです。
画角は110度。強烈なパースペクティブ(遠近感)が持ち味の広角レンズです。
FISH-EYEレンズといわれる全周魚眼や対角線魚眼と異なり、画面周辺の像が彎曲することはないレンズで、直線は画面周辺でも歪まず、あくまでも真っ直ぐ写ります。
また、極端な仰角(下から見上げる写し方)や俯瞰(ビルの上から下界を写す)撮影する場合には、周辺部の画像がデフォルメされ、遠近感が強調される形で直線が強調されます。例えば、ビルを見上げて写したら、低層階から高層階に向けてだんだん細くなって写るということで、ビルの高さが強調される写真となります。
NIKKOR-QD.C Auto 15mm F5.6 諸元
焦点距離 :15mm
開放F値 : 1:5.6 最小絞り:1:22
レンズ構成 : 12群14
画角 :110 °(無限遠)
最短撮影距離 : 0.3m
絞り作動 :完全自動絞り
内蔵フィルター : yellow (Y48), orange (O56), red (R60), plain glass (N)
フード : 本体組み込み型 外形寸法 :直径92mm 長さ : 88.5mm
重量 :720g
この15mmレンズ、一見古そうなデザインですが、発売は1973年3月。
ニコンF2の時代に新しく作られた「オート・ニッコールレンズ」です。もちろん、その頃は、F・F2の併売時期ですから。正確には、NEW-F・F2時代というべきかもしれません。
従って、いわゆる「C」コーティングがされていますので、逆光に強くなるとともに、色の抜けが良くなり自然なカラーバランスの仕上げとなっています。
ただ、発売期間は約5年と短く、1977年にはAI NIKKOR にモデルチェンジ、しかも非常に高価な価格設定でしたから生産は非常に限られた本数のようです。製造番号のスタートは、「321001」、このレンズは「322001」、ちょうど1000本目のレンズのようです。
以降、F3時代にF3.5化され、さらに「S」化と発展していきました。
残念ながら、AF時代には製品化されず「お家断絶」となったお家柄です。
では、以降詳細商品写真のご紹介です。
まず、レンズキャップを付けた状態では、
ニコンF2の時代に新しく作られた「オート・ニッコールレンズ」です。もちろん、その頃は、F・F2の併売時期ですから。正確には、NEW-F・F2時代というべきかもしれません。
従って、いわゆる「C」コーティングがされていますので、逆光に強くなるとともに、色の抜けが良くなり自然なカラーバランスの仕上げとなっています。
ただ、発売期間は約5年と短く、1977年にはAI NIKKOR にモデルチェンジ、しかも非常に高価な価格設定でしたから生産は非常に限られた本数のようです。製造番号のスタートは、「321001」、このレンズは「322001」、ちょうど1000本目のレンズのようです。
以降、F3時代にF3.5化され、さらに「S」化と発展していきました。
残念ながら、AF時代には製品化されず「お家断絶」となったお家柄です。
名 称 | 構成 | 最短撮影距離 | 当時定価 | 発売年月 |
Nikkor Auto 15mm F5.6(C) | 12群14枚 | 0.3m | 180,000 | 1973/03 |
Ai Nikkor 15mm F5.6 | 12群14枚 | 0.3m | 185,000 | 1977/05 |
Ai Nikkor 15mm F3.5 | 11群14枚 | 0.3m | 210,000 | 1979/08 |
Ai Nikkor 15mm F3.5S | 11群14枚 | 0.3m | 210,000 | 1982/02 |
では、以降詳細商品写真のご紹介です。
まず、レンズキャップを付けた状態では、
次に、絞り環を正面から。
上部の銀色のレバー(QDの文字の所)は、内蔵フィルターを変える場合のロック解除ボタンです。押すと、「N」の文字のあるリングを回転させることができるようになります。次のフィルターが装着されると自動で再度ロックされます。
絞り環は、Aiタイプのものに交換されていますので、開放測光に対応します。
次にレンズを真正面から。
周辺部に、軽度の「コバハゲ」がでております。実撮影には全く影響ないレベルですが、写真にてご確認下さい。周辺部の塗装が薄くなっている部分のことです。
サイドからの写真です。
反対側からのショットです。しかし、よくもこんな前玉作れるものです。
当時で、18万円したのがなんとなく実感できます。
以上、ご紹介でした。
冒頭申し上げました通り、非常に珍しいレンズで、コレクターアイテムと言えると思います。
展示店は大阪駅中央店です。
お値段は、(税抜)150,000円 (税込)157,500円です。
今回からWEBページからもご購入できるようになりました。
上部の銀色のレバー(QDの文字の所)は、内蔵フィルターを変える場合のロック解除ボタンです。押すと、「N」の文字のあるリングを回転させることができるようになります。次のフィルターが装着されると自動で再度ロックされます。
絞り環は、Aiタイプのものに交換されていますので、開放測光に対応します。
次にレンズを真正面から。
周辺部に、軽度の「コバハゲ」がでております。実撮影には全く影響ないレベルですが、写真にてご確認下さい。周辺部の塗装が薄くなっている部分のことです。
サイドからの写真です。
反対側からのショットです。しかし、よくもこんな前玉作れるものです。
当時で、18万円したのがなんとなく実感できます。
以上、ご紹介でした。
冒頭申し上げました通り、非常に珍しいレンズで、コレクターアイテムと言えると思います。
展示店は大阪駅中央店です。
お値段は、(税抜)150,000円 (税込)157,500円です。
今回からWEBページからもご購入できるようになりました。
商品ページはこちらからどうぞ。
店舗へのお問い合わせは、電話06-6341-7005またはメールにてお願いします。
+++中古カメラ担当係+++
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