㊥カメラ 担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。
本日は、小ネタ系「実用レンズ」です。
CANON EF 50mm F1.8 (初期型) 距離リング付 が久しぶりに入荷しました。
このレンズ、現在発売されているEF 50mm F1.8Ⅱ の親(兄貴)分にあたるレンズで、EOS620/650の時代に販売されていたものです。
ありきたりのレンズというか、極一般的な焦点距離のわりには、そう店頭で見かけないレンズ。
たぶん、当時そんなに売れたレンズではなかったからではないでしょうか。
(現行タイプはほんとよく売れているレンズなんですが......)
新品を売っていた時代の印象では、EF35-70mmF3.5-4.5 や EF28-70mmF3.5-4.5 などの人気ズームレンズに埋もれ、目立たない存在だったような記憶があります。短焦点なら、24mmや28mmをお客様にお勧めしていましたね。
仕上は、現行のEF35mmF2 や EF24mmF2.8 と全く同じで、マウントは金属製。
後継機のEF 50mm F1.8Ⅱとは全く異り、レンズとして当たり前仕様のレンズです。
左の写真が現行型なんですが、別に悪くいうつもりは一切ありません。
とにかく、「安っぽい」。
だからといって、写りが悪いわけではなく、ほんとよく写るレンズなんです。
(一時期私も愛用していました)
たまに、後ろの二重線ボケが気になる時もありますが、それでも基本的には現在発売されているレンズの中で、最も「価格」と「写り」がアンバランスと揶揄される超人気商品。
しかし、難点はそのつくり。
これぞプラスチックという仕上げで、このレンズには金属部分があるんだろうかと一晩問い詰めたくなる商品なんです。
まあ、よくもこの「親」からこんな「子」が生まれたもんだと言いたくなる......、
そこまでいっちゃだめですね。
写りは「親」譲り、うーんもしかしたら「超えている」といってもいいかもしれませんので。
(個人的には初期型のほうがいいと思うのですが、基本は同じレンズ構成ですので、後はガラス材の違いの影響をどう見るかでしょう。差がないというのが正解だったりして)
ということで、Ⅱ型との最大の違いはその外観。
マウントが金属、距離指標、マニュアルフォーカスリングが付いている、というところでしょうか。
EF50mm F1.8 初期型 諸元
発売日 : 1987年(昭和62年)3月
レンズ構成 : 5群6枚(ガウスタイプ)
最小絞り : 22
絞り羽根枚数 : 5枚
撮影距離範囲 : 0.45 ~ 無限遠
最大撮影倍率 : 0.15倍
フィルター径 : 52mm
大きさ : 長さ 42.5mm × 最大径 67.4
重量 : 190g
発売時定価 : 25,300円(ケース付)
物品税廃止後定価 : (本体) 21,000円 (ケース) 2,300円 (フード) ES-65 1,700円
このレンズのAF駆動はマイクロモーター式で、回転する時は「キュー」と音を立てて作動します。
たぶん、私の記憶ではこのマイクロモーターが、途中で変わった(仕様変更)があったと記憶しているのですが、なんとも定かではありません。
誤っていたら申し訳けないのですが、確か「音がやや静かになって」かつ「速くなった」後期型が存在するはずです。ただ、伝聞情報なので実際に比較してみようと常々思ってきたのですが、なかなか今まで両者の同時在庫というめぐり合わせがなく、確証を得れない状態が続いております。
今回その後期型らしきものが入荷したので、チャンス到来。
しかし、案の定「前期型」の在庫なし。
後期型と思われる商品に合う機会に恵まれないことが多く、今回はチャンスだったのですが......残念
ただ、たぶんこの商品は後期型だと思います。
なんとなく「音」が静かで、なんとなく「AFスピード」がいつもより速いような気が...信じてもらうしかないんですが......違うかったらお許し下さい。(返品ご容赦扱いで...笑)
あと、状況証拠もあるんです。
おっと、長くなっちゃいました。ちょっと、ページ切り換えます。
このレンズの製造番号は、「24●●●●●」なんです。
ところが、過去の入荷分を調べてみますと、大概は、「10●●●●●」から「13●●●●●」というものがほとんど。うーん...
ここは勝手な製造番号からの推論なんですが、「24台」が後期型ではないかと?
全くもって想像の域はでませんが、そんな気がしております。
もしそうなら、この「24台」=後期型、入荷実績は今までほとんどなく、我社分類では「珍品」部類となります。
(※ 「25台」の入荷実績は現状のところありません。)
あとよくご質問のある「マウント部の記号」も確認してみました。
例の記号は「UC0309」。1988年製の宇都宮工場3月製ということになております。
Ⅰ型の発売が1987年(昭和62年)3月、Ⅱ型の発売が1990年(平成2年)12月、なんとも言えませんね。「たぶん」ということでお許し下さい。
もうちょっと後の製造年月なら、「たぶん」が「ほぼ」と言えたかもしれません...
商品状態は大変良好です。時代は経過していますのが、新品同様に近い状態かと思います。
展示店は大阪駅中央店です。
お値段は (税抜)22,000円 (税込)23,100円 となります。
WEB上からでもご購入できます リンクは → こちら
ところが、過去の入荷分を調べてみますと、大概は、「10●●●●●」から「13●●●●●」というものがほとんど。うーん...
ここは勝手な製造番号からの推論なんですが、「24台」が後期型ではないかと?
全くもって想像の域はでませんが、そんな気がしております。
もしそうなら、この「24台」=後期型、入荷実績は今までほとんどなく、我社分類では「珍品」部類となります。
(※ 「25台」の入荷実績は現状のところありません。)
あとよくご質問のある「マウント部の記号」も確認してみました。
例の記号は「UC0309」。1988年製の宇都宮工場3月製ということになております。
Ⅰ型の発売が1987年(昭和62年)3月、Ⅱ型の発売が1990年(平成2年)12月、なんとも言えませんね。「たぶん」ということでお許し下さい。
もうちょっと後の製造年月なら、「たぶん」が「ほぼ」と言えたかもしれません...
商品状態は大変良好です。時代は経過していますのが、新品同様に近い状態かと思います。
展示店は大阪駅中央店です。
お値段は (税抜)22,000円 (税込)23,100円 となります。
WEB上からでもご購入できます リンクは → こちら
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