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㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。
KONICA Ⅰ 【トップカバーにMIOJ型】 コニカ Ⅰ が入荷しました。
以前このブログで、
カメラの八百富|ドイツ シュタインハイル オルトスティグマット 35mm F4.5 ライカL用
というタイトルで、「Made in Germany US Zone」を取り上げたことがありますが、今回はその日本版です。
【MIOJ】とは、「Made in occupied Japan = メイド・イン・オキュパイド・ジャパン」の略で、「占領統治下の日本製」という意味です。
前回も書きましたが、個人的に非常にきらいな言葉でありまして、いやな響きといいますか、英語にしろ日本語にしろあまり耳にしたくない言葉です。歴史の1ページを表す言葉と理解しているのですが、この刻印を押さざるをえない環境下で物作りを行われていた当時の皆様の気持ちを思うと、非常に複雑な気分となります。
特に、このコニカⅠ型は「トップカバーにMIOJ」と言われるタイプで、後年の国内市販モデルとは異なり、上の写真のように非常に目立つ位置にデカデカと刻印されています。(国内市販品は底部の革に押し印)
当時の日本は敗戦国、全てがGHQの仰せの通りという状況で、ことカメラは進駐軍と輸出にまわさなければなりませんでした。その一つが、このコニカⅠ型で、写真のようにこれ見よがしに軍艦部に「MIOJ」が刻印されているわけです。
私の記憶では、このカメラが最も強烈に刻印されている機種ではないかと思います。
GHQの指示なのか、それとも製造側の意図なのか、その理由が気になるところで、どんな思いが込められていたのでしょうかね。
ってな話を書きながら、重要なことを思い出しました。
私ども八百富写真機店とコニカ(小西六)さんとは少なからず深い関係があり、弊社WEBページの ここ (会社沿革)にありますように、「昭和23年10月に、国鉄大阪駅構内の専門大店の復興開店の時に小西六(現コニカ)よりカメラ売場を引き継ぎ大阪駅店を開業」したという経緯がありまして、ちょうどこの製品が生産されていたころの話だったんですね。
ということで、次ページで詳細写真のご紹介です。
※ 感の鋭い方は気付かれているかもしれませんね。上の写真の違和感を!
ということで続きです。なにが違和感かといいますと、
なんじゃこれ?なんで反対向き?
どんな事情かわかりませんが、「Konishiroku」の文字が逆さまなんです。
ちょっと、反射でわかりくにですかね?
拡大すると、こんな感じなんです。
このタイプそのものがそこそこ珍しいので私の記憶があいまいで、これがオリジナルなのかちょっと自信がありません。後のコニカⅠ型(国内市販品)にはこの刻印そのものがありませんので、比べようにも????です。
どうでもえ~っちゃ、どうでもええんですが、こういう所が気になる「㊥カメラ担当係 "S" 」です。
上下の貼り間違えかと思うところなんですが、裏ブタのツメ部をよく見ると、
こんなふうにしっかりと仕上げがされており、上下逆さまでは貼り革の形が合わないという状況です。※ ツメの間は貼り革はありません。反対側は、まっすぐ一直線です。
つまり、剥がれて張り直したというレベルではなさそうです。
単なる間違いか、それともそれで正しいのか?
どなたか、このタイプをお持ちでしたらお教え下さいね。
番号がやたらと多いカメラ?
まあ、これはこのカメラに限ったことではないのですが、コニカのこの系はやたらと番号が多いです。といっても、3つですが。レンズ番号、トップカバー番号、本体番号です。
各角度からの詳細写真
昭和22年頃の製品、今から60年以上も前の製品としてはまずまずの保存状態です。
この機種の一番の難点は、貼り革の硬化。残念ながら、この個体も一部割れて、たぶん張り直している箇所があります。底部に数箇所。写真でご確認下さい。
内部は、やや塗装落ちがあります。
全体的には、戦後直後の荒削りな仕上げという雰囲気が漂っております。
レンズは、Hexar 50mm F/3.5 ということで、後のf/2.8とは異なります。
Hexanon 50mm f/3.5 でもなく、Hexanon 50mm f/2.8 でもなく、Hexar 50mm f/3.5ということです。大雑把に言えば、「製造番号が4桁の極初期の小西六のレンズ」だよってな話です。
付属品はケースとキャップ
展示店はディアモール店です。
お値段 は、(税抜)34,000円 (税込)35,700円。
なんじゃこれ?なんで反対向き?
どんな事情かわかりませんが、「Konishiroku」の文字が逆さまなんです。
ちょっと、反射でわかりくにですかね?
拡大すると、こんな感じなんです。
このタイプそのものがそこそこ珍しいので私の記憶があいまいで、これがオリジナルなのかちょっと自信がありません。後のコニカⅠ型(国内市販品)にはこの刻印そのものがありませんので、比べようにも????です。
どうでもえ~っちゃ、どうでもええんですが、こういう所が気になる「㊥カメラ担当係 "S" 」です。
上下の貼り間違えかと思うところなんですが、裏ブタのツメ部をよく見ると、
こんなふうにしっかりと仕上げがされており、上下逆さまでは貼り革の形が合わないという状況です。※ ツメの間は貼り革はありません。反対側は、まっすぐ一直線です。
つまり、剥がれて張り直したというレベルではなさそうです。
単なる間違いか、それともそれで正しいのか?
どなたか、このタイプをお持ちでしたらお教え下さいね。
番号がやたらと多いカメラ?
まあ、これはこのカメラに限ったことではないのですが、コニカのこの系はやたらと番号が多いです。といっても、3つですが。レンズ番号、トップカバー番号、本体番号です。
各角度からの詳細写真
昭和22年頃の製品、今から60年以上も前の製品としてはまずまずの保存状態です。
この機種の一番の難点は、貼り革の硬化。残念ながら、この個体も一部割れて、たぶん張り直している箇所があります。底部に数箇所。写真でご確認下さい。
内部は、やや塗装落ちがあります。
全体的には、戦後直後の荒削りな仕上げという雰囲気が漂っております。
レンズは、Hexar 50mm F/3.5 ということで、後のf/2.8とは異なります。
Hexanon 50mm f/3.5 でもなく、Hexanon 50mm f/2.8 でもなく、Hexar 50mm f/3.5ということです。大雑把に言えば、「製造番号が4桁の極初期の小西六のレンズ」だよってな話です。
付属品はケースとキャップ
展示店はディアモール店です。
お値段 は、(税抜)34,000円 (税込)35,700円。
店舗へのお問い合わせは、電話06-6348-8945 またはメールにてお願いします。
+++中古カメラ担当係+++
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