八百富WEBへのリンク → 下取・買取 カメラの八百富写真機店
㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。
CANON PELLIX QL ぺリックス と FLP 38mm F2.8 (F/2.8) パンケーキレンズ が入荷しました
古くて新しいペリクルミラー、最近のデジイチに採用されたことで「死語」から「新キーワード」に復活した感のある今日この頃ですが、やはり中古カメラ屋としては「ペリクルミラー」といえば「ぺリックス」、「ぺリックス」といえば「キヤノン」、「さわる」と「ぺコるぞ」、「拭く」と「キズだらけ」、そんな印象の言葉です。
SONYが採用したことで「メージャー語」となり、さらにはオリンパスに関しても特許情報があるようで、今後の製品情報が楽しみです。そんなかんだで、今日はその元祖「ぺリックス」の珍しいセットが入荷しましたのでご紹介させて頂きます。
ぺリックスそのものは、こちらのサイトで非常に詳しく解説されていますので是非ご参考にしていただければと思います。特に、初期型とQL型との差については、私自身もここまで詳しく調べたことはなかったので、非常に勉強になりました。
それじゃ、この「中古カメラご一行様のネタはなんじゃい」となれば、もちろん上の写真に写っているパンケーキレンズの「FLP 38mm F2.8」というわけで、このぺリックス専用レンズを取り上げたいと思います。
キーワードはこの下の写真に写っている、マウント面に赤で刻印された「FOR PELLIX ONLY」。
今日は徹底的にこのキーワードを解剖しちゃいましょう!!!!
では、次ページで。
キヤノン唯一のパンケーキレンズ
数知れど生産されてきたキヤノンレンズなんですが、ライカマウントから現在のAFレンズに至るまでの中で唯一このレンズだけが「薄型」。ここ最近の薄型レンズブームの中にあっても、何故かキヤノンからはいまだに発売されておりません。
どうしてでしょうか?キャノンさんのこだわりがあるんでしょうか?
薄型レンズは使いにくいというのが定番の文句なんで「使いにくいもんは作らん」という企業ポリシーを貫いているのか、が完全ボディー制御のEOSなら問題とならない今日この頃。
う~ん、なんでだろ?
ここまで手を出さなかったら、もう「意地」でも最後まで出さないでと言いたくなっちゃいます。
ということで、このレンズも使いにくさは他品と同様。
ただ、他品と比較するとやや「太め」のリング設定となっていますので、少しは実用的かと思います。
が、根元のシルバーメッキのマウント固定リングが邪魔物、間違えて回してしまう危険性大。
まあ、トータル評価ではやはり「使いにくい」というところです。
なんでこのレンズが他機種で使えない?
ここが今日の本題。
色々なところで、後の飛び出しが大きいので「ミラー」と干渉するので他機種では使えないとは説明されているのですが、実は大きな秘密(?)が隠されているのです。
上の写真の通り、原因は後玉。やや飛び出しております。
これがミラーアップしてくるミラーとぶつかるということで、NGってなわけです。
じゃ、間違って取り付けたらどうなるの?って意外とWEBに情報がないんですね。
※ 検索不足の場合はお許し下さいね
答えは、「物理的に取り付けられない」ような仕組みになっています。
例えば、AE-1に取り付けようとしても、マウント固定リング(シルバー)が回せないという状態となり、どうやっても取り付けできません。何かに当たっている感じで、ややレンズが斜め位置という感じです。
こうして、事故防止ができるようになっているのですが、普通のレンズは、ぺリックスでも他機種でも完全互換なんですが、さあ、どこが違うのでしょうか?
この原因が分からないと「メインイベントのデジタル撮影」が出来ないということなんで、そのあたりを徹底解剖してみましょう。
原因はマウント取付位置のガイドピンの形状
このガイドピンが通常のガイドピンより「長い」ことが原因なんです。
そんでもって、ぺリックス側にも仕掛けがありまして、受けて側も下の写真の通り「深い」
この長さと深さの組み合わせがミソ!ってなわけです。
長いピンは受けての深いのぺリックスしか受付けない、ということです。
うまいこと考えたものですね。
じゃ、ここでデジタル撮影ってな所ですが、そんなに簡単な話じゃない
デジタル撮影しようと思えば、ここまでの姿にしないといけないわけですが、そう簡単ではないんですね。原因は、上でお話した「長いガイドピン」。当然に、マウントアダプターの受けて側の「深さ」は普通仕様なんで、物理的に取付できません。
さあ、どうしましょうか?
一番簡単な方法は、マウントアダプターの受けて側の溝を深くすればいいのですが、やはりその方法は中古カメラの担い手としては禁じ手。本体やアクセサリーを傷つけないことが中古カメラ道の基本ですから。
さあ、色々と考えてみました。う~ん、う~ん、どうしよう?
uuuuuunnnnnn........
そう、傷つけたらいかんが、取り外すのはOKじゃろ?
ということで、早速修理屋さんに確認電話。
そしたら、そこは外しても大丈夫との返事を頂戴したので、いざ実行。精密ドドライバーの出番です。
続きは明日以降に Vol.2 で
数知れど生産されてきたキヤノンレンズなんですが、ライカマウントから現在のAFレンズに至るまでの中で唯一このレンズだけが「薄型」。ここ最近の薄型レンズブームの中にあっても、何故かキヤノンからはいまだに発売されておりません。
どうしてでしょうか?キャノンさんのこだわりがあるんでしょうか?
薄型レンズは使いにくいというのが定番の文句なんで「使いにくいもんは作らん」という企業ポリシーを貫いているのか、が完全ボディー制御のEOSなら問題とならない今日この頃。
う~ん、なんでだろ?
ここまで手を出さなかったら、もう「意地」でも最後まで出さないでと言いたくなっちゃいます。
ということで、このレンズも使いにくさは他品と同様。
ただ、他品と比較するとやや「太め」のリング設定となっていますので、少しは実用的かと思います。
が、根元のシルバーメッキのマウント固定リングが邪魔物、間違えて回してしまう危険性大。
まあ、トータル評価ではやはり「使いにくい」というところです。
なんでこのレンズが他機種で使えない?
ここが今日の本題。
色々なところで、後の飛び出しが大きいので「ミラー」と干渉するので他機種では使えないとは説明されているのですが、実は大きな秘密(?)が隠されているのです。
上の写真の通り、原因は後玉。やや飛び出しております。
これがミラーアップしてくるミラーとぶつかるということで、NGってなわけです。
じゃ、間違って取り付けたらどうなるの?って意外とWEBに情報がないんですね。
※ 検索不足の場合はお許し下さいね
答えは、「物理的に取り付けられない」ような仕組みになっています。
例えば、AE-1に取り付けようとしても、マウント固定リング(シルバー)が回せないという状態となり、どうやっても取り付けできません。何かに当たっている感じで、ややレンズが斜め位置という感じです。
こうして、事故防止ができるようになっているのですが、普通のレンズは、ぺリックスでも他機種でも完全互換なんですが、さあ、どこが違うのでしょうか?
この原因が分からないと「メインイベントのデジタル撮影」が出来ないということなんで、そのあたりを徹底解剖してみましょう。
原因はマウント取付位置のガイドピンの形状
このガイドピンが通常のガイドピンより「長い」ことが原因なんです。
そんでもって、ぺリックス側にも仕掛けがありまして、受けて側も下の写真の通り「深い」
この長さと深さの組み合わせがミソ!ってなわけです。
長いピンは受けての深いのぺリックスしか受付けない、ということです。
うまいこと考えたものですね。
じゃ、ここでデジタル撮影ってな所ですが、そんなに簡単な話じゃない
デジタル撮影しようと思えば、ここまでの姿にしないといけないわけですが、そう簡単ではないんですね。原因は、上でお話した「長いガイドピン」。当然に、マウントアダプターの受けて側の「深さ」は普通仕様なんで、物理的に取付できません。
さあ、どうしましょうか?
一番簡単な方法は、マウントアダプターの受けて側の溝を深くすればいいのですが、やはりその方法は中古カメラの担い手としては禁じ手。本体やアクセサリーを傷つけないことが中古カメラ道の基本ですから。
さあ、色々と考えてみました。う~ん、う~ん、どうしよう?
uuuuuunnnnnn........
そう、傷つけたらいかんが、取り外すのはOKじゃろ?
ということで、早速修理屋さんに確認電話。
そしたら、そこは外しても大丈夫との返事を頂戴したので、いざ実行。精密ドドライバーの出番です。
続きは明日以降に Vol.2 で
コメントする