㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。
2日連続の「重箱の隅つつき」!
同じ間違えでもこれはいかんぞー! でも珍しいから許す編!
昨日は、CANONさんの間違いをさらした?のですが、調子に乗ってもう一社、いっちゃいましょう。
今回のネタは、超一級のど間違い!
「200mm」と刻印すべきところを、「0」を1個忘れて、「20mm」になっちゃったというのは、ご愛嬌!
が、もしこんな風に間違えたら、えらいこっちゃ。
まずは、下の写真を見てやって下さい。
なんと、このレンズ、「MINOLTA POKKOR」というレンズなんです。
カタカナにしちゃいますと、「ミノルタ ポッコール」、
なんとも間抜けといいますか、非常に情けない響きです。
Wikipedia の「ロッコールレンズ」の所を、「ポッコール」変換してみますと、
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ミノルタは早い時期からガラス溶解、研磨、コーティングまですべて自社の工場で行いポッコールブランドをつけていた。よく写る優秀なレンズが多く、ミノルタ製カメラの名を高らしむる原動力となった。ポッコールの名称は創業地である西宮市から近い神戸市歩甲山に ちなんで命名された。世界で初めてマルチコート(2層・アクロマチックコーティングと呼ばれる)が施されたのもポッコールレンズであり、このコーティング をされたレンズ特有の緑色の反射光から「緑のポッコール」と呼ばれ、有名になった。しかし1981年、レンズに独自の名称をつけないという当時の風潮に従 い、ポッコールの名称は消えていくこととなる。(NewMDレンズ開発の際、一部の光学レンズの供給を他社に頼ったため「ポッコール」銘を外したとの説も ある。)
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
失礼しました。ちょっと引っ張りすぎですね。(笑)
いずれにせよ、両者に共通するのは「たった一文字を間違えた」だけなんです。
が、その結果は悲惨?ブランドイメージ、ズタズタですね。(大げさに言いすぎで恐縮...)
どうして製品検査の段階で、はねられなかったのでしょうか。
だから世の中で大きな事故がおきるわけなんですが、
どんなに手を尽くそうとも、最後の最後は人間が関わった部分、関わる部分で不測のミスが発生する、う~ん、なんか今の福島原発の事故原因も将来そういう部分が明るみになるような、なさそな~......、「想定外」という言葉でなんでも片付けちゃいかんぞ~、と思う今日この頃です。
おっと、脱線です。
おそらく、この当時のレンズの銘板の刻印は、一文字一文字「手打ち」だったんでしょうね。
単純に考えても、「刻印した人」「文字に白入れした人」「最終出荷検査をした人」最低でも3重のバリヤを突破して出てきた、珍品ということです。
そう「珍品」といえば、このレンズそのものも「珍品」なんです!なんと、このレンズは、
AUTO TELE ROKKOR-PF 100mm F2 (AUTO TELE POKKOR-PF)
という中望遠で、限りなく市場で見かけることはない、数年に一度の大珍品かと思います。
間違いなく、当店でこの10年はなかったかと思います。
では、次ページでその「ポッコールの100ミリ」をご紹介しましょう。
AUTO ROKKOR-PF 100mm F2 諸元
焦点距離 : 100mm
画角 : 24度
開放F値 : 2
最小絞り値 : 22
レンズ構成 : 5群6枚
絞り羽根 : 7枚
最短撮影距離 : 1.2m
フィルター径 : 62mm
重さ : 425g
発売当時定価 : 28,000円(本体) 800円(フード) 1,000円(ケース)
1960年台のレンズで、カメラは「SR-1」「SR-3」などの時代のレンズとなります。
その後のMCロッコールの時代でも、極初期はリニューアルされて発売されていましたが、いつのまにかカタログ落ちし、ひっそりと姿を消していったレンズではないでしょうか。
故に、売れんかったということであり、すなわち、中古市場で見かけない、イコール「珍品」ということになろうかと思います。
デザインは、極普通のオートロッコール。
大きさは、う~ん、CONTAX の Planar 85mm F1.4 をもうワンサイズ小ぶりにした感じで、意外と小さい、ちょうど Sonnar 85mm F2.8 との間ぐらいかと思います。
前玉が62mmサイズなので、結構、レンズが目をむいており、ややミノルタらしくない雰囲気が漂っています。
製造番号は「1300527」、1300が捨て番ですらから527本目のレンズとなります。
コーティングは、まさしくこの写真の通りで、超うすーい感じで、時代なりです。
付属品は、専用のレンズフード、フロントメタルキャップ、千代田光学マーク入りのレンズリアキャップとなります。外装はちょこちょこと擦り傷があり、極普通の中古品の状態です。
レンズ状態は、後群の絞り側にちょこっと「白い点」があり、ポツポツとホコリが混入しており、それなりです。ただ、実用上は問題ないレベルですので、そのあたりをご理解して頂ける方にご購入いただければと思います。レンズそのものが珍しいので、コレクション系の方も大変ご興味あろうかと思いますが、あくまでも「それなり」ということでお願いします。
最後に、違う角度からもう1枚。
ご覧の通り、ややフード側のキズが多いです。
ヘリコイドの感触は、まずまず良好。特に、問題はないと思います。
展示店は大阪駅中央店です。
お値段 は、(税抜)29,800円 (税込)31,290円。
焦点距離 : 100mm
画角 : 24度
開放F値 : 2
最小絞り値 : 22
レンズ構成 : 5群6枚
絞り羽根 : 7枚
最短撮影距離 : 1.2m
フィルター径 : 62mm
重さ : 425g
発売当時定価 : 28,000円(本体) 800円(フード) 1,000円(ケース)
1960年台のレンズで、カメラは「SR-1」「SR-3」などの時代のレンズとなります。
その後のMCロッコールの時代でも、極初期はリニューアルされて発売されていましたが、いつのまにかカタログ落ちし、ひっそりと姿を消していったレンズではないでしょうか。
故に、売れんかったということであり、すなわち、中古市場で見かけない、イコール「珍品」ということになろうかと思います。
デザインは、極普通のオートロッコール。
大きさは、う~ん、CONTAX の Planar 85mm F1.4 をもうワンサイズ小ぶりにした感じで、意外と小さい、ちょうど Sonnar 85mm F2.8 との間ぐらいかと思います。
前玉が62mmサイズなので、結構、レンズが目をむいており、ややミノルタらしくない雰囲気が漂っています。
製造番号は「1300527」、1300が捨て番ですらから527本目のレンズとなります。
コーティングは、まさしくこの写真の通りで、超うすーい感じで、時代なりです。
付属品は、専用のレンズフード、フロントメタルキャップ、千代田光学マーク入りのレンズリアキャップとなります。外装はちょこちょこと擦り傷があり、極普通の中古品の状態です。
レンズ状態は、後群の絞り側にちょこっと「白い点」があり、ポツポツとホコリが混入しており、それなりです。ただ、実用上は問題ないレベルですので、そのあたりをご理解して頂ける方にご購入いただければと思います。レンズそのものが珍しいので、コレクション系の方も大変ご興味あろうかと思いますが、あくまでも「それなり」ということでお願いします。
最後に、違う角度からもう1枚。
ご覧の通り、ややフード側のキズが多いです。
ヘリコイドの感触は、まずまず良好。特に、問題はないと思います。
展示店は大阪駅中央店です。
お値段 は、(税抜)29,800円 (税込)31,290円。
店舗へのお問い合わせは、電話06-6341-7005 またはメールにてお願いします。
+++中古カメラ担当係+++
コメントする