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「MINOLTA ミノルタ AF 85mm F1.4G の後玉がガタガタするのですが?」
というお問い合わせを頂戴しましたので、早速、調べてみました。
まず、当店でご購入頂いた中古商品には保証をお付けしておりますので、万が一不具合が発生した場合、中古カメラ保証規定に基づき「無償修理」でご対応させ ていただいております。ただ、大変申し訳けない話なのですが、修理に際しましては、どうしても「お時間」を頂戴せねばならず、その点はご容赦くださ い。
まずは、ご販売した商品を確認します。
上の写真の「緑色のレンズ」の部分なのですが、後玉をクロスで拭きますと、確かに「ガタガタ」します。う~ん、ガタガタするというより、拭く力でレンズが波打つという感じです。
下の写真は、UNというメーカーからでている「レンズサッカー」というメンテナンス用品なのですが、この吸盤でレンズを引っ張ると、お客様のご指摘通り「レンズが緩んでいる」という感じで、0.5mm位前後します。
ただ、前後には動くのですが、左右には回転しません。
おそらく、後玉の固定枠が緩んでいるというわけではなさそうです。
次は、同一他品との比較。
具合よく、他に2本同じものがありましたので、同じようにレンズサッカーで引っ張りますと、ほぼ同じような上下動があります。
これは仕様かな?ということで、現在「旧ミノルタ製品」のアフターサービスを担当されているケンコーさんに問い合わせてみますと、
「なぜ、上下動するかの答えにはなりませんが、一番最初の85mm から 1.4G(D) に至るまですべてそうなっていますので、異常ではありません」
とのことです。
過去たくさんの問い合わせがあった事項なのでしょう。さっと、お答えになられました。(笑)
お持ちのユーザー様で「?」と思っておられた方、そういうことなんでご安心ください。
多分、後玉のユニットがピントリングの動きと連動して回転する「フローティング機構(近接補正)」のためのヘリコイドの遊びなのでしょう。そこがガチガチの組み合わせになっていると、副作用としてピント合わせのスピードが遅くなりますから、一定のユルユル感のせめぎ合いの結果と思われます。
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