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㊥カメラ担当係"S"です。
見た瞬間にク~ラクラ?こういう物(ブツ)に反応してしまう自分が、ある意味いや?なんですが、これはもう確実に職業病です?!?!?!
「はい、これは間違いなく〔ど珍品です!!! 〕ブロニカ ETR 専用の三脚クイックシュー E」が入荷しました。
見た瞬間に、これは「うっ...、やばい...!!!」
素直に体が反応してしまいました。(笑)
あかん、あかんとわかりつつ、こういう類いは「中古バイヤー心の琴線」に触れるやばい品なんです。
一応、私の頭の中は、こんな具合。
「日本の中で一人ぐらいは絶対に探しておられる方はおられるだろう......」
「こそっとウインドに展示しておきますので、誰か気付いてね......」
「これ、ずっと探してたねん。ついに見つけたよ......って、言ってもらえるかな......」
こんなことを思いながら、
お金だけでは絶対に解決できない縁とタイミングの品物なんで、どんな方に引き取られていくのかな~?、実用派かなから?、アクセサリー集めの方かな~?などなど、色々と考えてしまうわけで、あ~あ完全に職業病です。
ということで、
よく見かけるスピードグリップの取り付け部だけ、そう「三脚クリックシューE」なんです。
(※商品名はたぶんです。カタログデータから推測するとほぼ間違いないかと思います。)
そこそこ中古カメラを扱ってきたつもりなのですが、この商品は今回が初めて。
このなんとも言えない、構造(外装)がたまらなく面白い。
システムカメラ系アクセサリー中で、最もシステムの中に組み込まれた特異性を生かした商品と言いましょうか、どう転んでもETRの中でしか存在価値がない、まったくもって流用できない、別にこうしなくても一般アクセサリーのクイックシューで十分代用できるのにと、非常に突っ込みどころが多い、壮大な無駄?、いや余裕のなせる技?、ほんと古き良き時代の産物です。
各部の仕上げは、ご覧の通りの手抜きなし。
前面には、お馴染みの「ZENZA BRONIZA ロゴ」が刻印されています。
調べてみますと、発売されていた時期は、初代ETRから二代目のETR-Sの時代、1980年台後半まで売られていたようです。当時の定価は、4500円。こういうアクセサリーとしては、極々一般的な販売価格ですね。
底面は、ゴム貼り。
カメラ本体の底部は金属そのものなので、よく三脚ネジの擦り傷が入っている個体が多いのですが、このアクセサリーを使えば少しは軽減できそうです。
手前のレバーは開閉のロックレバー、使い方はスピードグリップと同じです。
反対側の小さな突起は、抜け落ち防止機構。やや硬めの板バネ状方式です。