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㊥カメラ担当係"S"です。PENTAX Qシリーズ用アクセサリー 「Kマウントレンズ用アダプターQ」の発売日が10月26日に決まりました。只今、ご予約受付中です。
PENTAX ADAPTER Q FOR K MOUNT LENS
昨年の9月3日/4日でしたね。
JR大阪駅北ビルで開かれた「「PENTAX Q 驚愕のナノ一眼体験イベント in 大阪」で、Kマウントレンズ用「KQマウントアダプター」(仮称)が参考出品されてから約1年。
あの時は、8月末にこんなブログ
「カメラの八百富|これが噂の「KQマウントアダプター」(仮称)だよ!」
http://www.yaotomi.co.jp/blog/used/2011/08/post-69.html
を書いて一騒動!
しかも、画像が独り歩きしちゃったものですから、もう大変。
今から思えば、当然まずかったわけで、反省...反省...。
ということで、この1年で全く異なると言いましょうか、単なる「筒」から大進化して新発売。
参考出品後の各方面からの色々なご意見を反映されたようで、ペンタックスさんらしい「正常進化」といましょうか、ここ最近のペンタックス開発陣の市場の声を出来るだけ反映させようという姿勢が感じられてうれしいかぎりです。
その改善点は、
- メカニカルシャッター機能を内蔵
- 三脚座が取り付けられるようになった(着脱可能とした)
- 装着したすべてのレンズが手ぶれ補正に対応(レンズの焦点距離情報を入力することで)
こういう機能アップの発想の転換点が、機械的な連動ではなく、電子的な連動という切り口。
そのおかげて、メカニカルシャッターとの連動や手振れ補正との連動が可能になったというわけです。
お使いになる上で、「初代Q」の場合は、まずファームウエアのアップデートが必要となります。
→ http://www.pentax.jp/japan/news/2012/20120911_5.html
PENTAX ファームウェア アップデート(デジタル一眼カメラ)ページはこちらです
→ http://www.pentax.jp/japan/support/download_digital.html
現在公開中のVer は「1.01」なのですが、そのVersionでは対応できないそうですので、近々に公開されるものと思います。(アダプターの発売日に当然間に合うでしょうから...)
それでは、使い方の説明です。(Q10ベースにて)
まず、Kマウントレンズ用アダプターQを取り付けると、毎回この画面が出てきます。この写真は3回目時の取り付け画面(3回焦点距離情報を入力した状態)、すでに100mm.200mm.300mm と入力した後の画面です。つまり、本体に確か8本分のデータをメモリー出来るようになっているのです。
お使いになるレンズが8本以内なら、本体に記憶された焦点距離をセレクトダイヤルで選択してお使いください。但し、9本目の焦点距離情報を入力すると、自動で一番古いデータが消去される仕様のようですので、そのあたりは上手く運用する必要があります。
では、昔のSMC PENTAX-M 50mm F1.4 のレンズを取り付けてみましょう。
換算焦点距離 275mm です。
アダプターについている絞りリング(マニュアル絞りリング)は、「L」の位置で使用します。
この位置は、最も絞られた状態=レンズ側の絞り込みレバーが全く押されていない状態です。
つまり、レンズをカメラに取り付けていない状態と同じで、絞りを絞ると「実際に絞りが絞られる」、絞りを変えると、その通り絞りが動く(絞られる)状態で、この使い方では、マウントアダプターは単なる筒という状態です。
次に、絞りが付いていない「DA」レンズなどの場合です。
これは、アダプター側の絞りリングで「絞りの開け閉め」を調整します。絞り調整は、1~8段の調整が可能です。
8段と言えば、DA 55mm F1.4 の場合、F1.4 F2.0 F2.8 F4 F5.6 F8 F11 F16 F22。「F1.4 が 0 」、「F2.0 が 1」と換算し、「F22 が 8」となります。
ただし、例えば開放F値が F2.8 のレンズの場合、最小絞り値が「F22」のレンズなら、「0」が開放状態で、「7」「8」は「6」と同じ最小絞り「22」と同じです。「6」以降は絞りの変化がないということです。
また、下の写真のように「1.5」の場合は、1段半、つまり「約F4.8」ということになります。
但し、マウント側の絞りリングには「1段」および「半段」の目盛りが刻印されていますが、あくまでもこれは指標。クリックはついておりません。プラス面に考えれば、無段階絞りというわけで、絞り優先オート(A)にしておけば、実絞り込みAEが働いた上に、ライブビュー映像はゲインアップで明るく見えていますので、常に「被写界深度」を確認しながら無段階絞りで微妙な撮影できるというわけです。
ということで、ここまでは当初発表された「KQアダプター」でもできたこと。
今回これにとどまらず、このカメラにとって非常に有益な「メカニカルシャッター機構」が新たにマウントアダプター内に搭載されました。
なんで、これが有益なのかといいますと、Q本体に機械的なシャッターが搭載されていないからです。Qは小ささを最優先したカメラなので、本体を小さくするために、レンズ側にシャッター機能を持たせたのです。(本体は手振れ補正のユニットと画像センサーだけ)
意外に思われる方も多いのではないかと思いますが、このカメラはミラーレス機であると同時にシャッターレス機だったのです。そんなんで、
【01 STANDARD PRIME / 02 STANDARD ZOOM / 06 TELEPHOTO ZOOM】
のレンズを使う場合は、レンズ内に内蔵されたレンズシャッターで作動します。
1/2000秒~30秒(1/3EVステップ、拡張設定の電子シャッター併用許可で1/8000~30秒)、バルブ
また、
【03 FISH-EYE / 04 TOY LENS WIDE / 05 TOY LENS TELEPHOTO 】
のレンズの場合には、レンズシャッターが搭載されていないので、カメラ本体内の画像センサーを利用した電子シャッターで撮影します。
1/8000~2秒、バルブは不可
つまり、写り優先の真面目なレンズの場合は、レンズシャッターで、お遊びレンズは本体内の電気的な仮想シャッターでということなのですが、この仮想シャッターには大きな欠点があり、動きの速い物を撮影した時や、超望遠レンズ撮影時の本体の揺れが原因で、撮影した画像が歪むという「ローリング歪み」現象(こんにゃく現象)が発生するのです。
今回、それを回避するために、今アダプター内にシャッターユニットを内蔵したというわけです。特に、超望遠撮影が想定されるマウントアダプターですから、この内蔵シャッターがなければ「話にならん」というような状態になったわけで、非常に有益な改善事項だったのです。
ということで、このカメラはライブビュー方式のカメラのシャッターレス機(もちろんミラーレス機)ですから、マウントアダプターを付けると当然、センサーがむき出し。マウントアダプターに内蔵されているシャッター羽根は基本的に空いたままで、見えません。
じゃ、どんな時にシャッター羽根が現れるかといいますと、シャッターを切った後、閉じる時にだけ一度姿を見せます。でも、次の撮影に備えてすぐに開いてアダプター内に収納されていきます。
つまり、電子的なシャッターと機械的なシャッターのハイブリット制御が行われていようです。
その昔のフィルム中判カメラのレンズシャッター機の場合、例えばRB67なら、ミラーが上がってから一旦シャッターが閉じ、ミラーが上がりきったら所定の時間シャッターが開き、そして閉じるという流れでした。
が、このQとマウントアダプターの動きを見ていますと、閉じるタイミング、つまり露光の終わりを機械的に制御しているようで、始まりは電子的、終わりが機械式のようです。
メーカー発表のシャッター制御時間は「1/1000~30sec」とのこと。
このように割と大きなシャッター羽根で1/1000秒まで制御できているのは、一方通行、つまり「開いて閉じる」という往復運動ではなく、単に閉じるだけの作動なので1/500秒の倍の露出に対応できるのでしょうね。
ということで、一年の歳月をかけて進化した「Kマウントレンズ用アダプターQ」が、いよいよ今月末26日に発売されます。もちろん、レンズ側は「Kマウント」なのでこういう使い方も可能。
只今ご予約受付中です。
ご購入・ご予約は、是非、私どもの「カメラの八百富・ネット店」で!!! どうぞ、よろしくお願いします。
ペンタックス Kマウントレンズ用アダプターQ PENTAX
【ご予約受付中・2012年10月26日発売予定】
販売価格 23,500円 (税込価格)
ご購入ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/10804
ペンタックス 三脚座 [Kマウントレンズ用アダプターQ用] PENTAX
【ご予約受付中・2012年10月中旬発売予定】
販売価格 2,980円 (税込価格)
ご購入ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/10807
→ http://www.pentax.jp/japan/news/2012/20120911_5.html
PENTAX ファームウェア アップデート(デジタル一眼カメラ)ページはこちらです
→ http://www.pentax.jp/japan/support/download_digital.html
現在公開中のVer は「1.01」なのですが、そのVersionでは対応できないそうですので、近々に公開されるものと思います。(アダプターの発売日に当然間に合うでしょうから...)
それでは、使い方の説明です。(Q10ベースにて)
まず、Kマウントレンズ用アダプターQを取り付けると、毎回この画面が出てきます。この写真は3回目時の取り付け画面(3回焦点距離情報を入力した状態)、すでに100mm.200mm.300mm と入力した後の画面です。つまり、本体に確か8本分のデータをメモリー出来るようになっているのです。
お使いになるレンズが8本以内なら、本体に記憶された焦点距離をセレクトダイヤルで選択してお使いください。但し、9本目の焦点距離情報を入力すると、自動で一番古いデータが消去される仕様のようですので、そのあたりは上手く運用する必要があります。
では、昔のSMC PENTAX-M 50mm F1.4 のレンズを取り付けてみましょう。
換算焦点距離 275mm です。
アダプターについている絞りリング(マニュアル絞りリング)は、「L」の位置で使用します。
この位置は、最も絞られた状態=レンズ側の絞り込みレバーが全く押されていない状態です。
つまり、レンズをカメラに取り付けていない状態と同じで、絞りを絞ると「実際に絞りが絞られる」、絞りを変えると、その通り絞りが動く(絞られる)状態で、この使い方では、マウントアダプターは単なる筒という状態です。
次に、絞りが付いていない「DA」レンズなどの場合です。
これは、アダプター側の絞りリングで「絞りの開け閉め」を調整します。絞り調整は、1~8段の調整が可能です。
8段と言えば、DA 55mm F1.4 の場合、F1.4 F2.0 F2.8 F4 F5.6 F8 F11 F16 F22。「F1.4 が 0 」、「F2.0 が 1」と換算し、「F22 が 8」となります。
ただし、例えば開放F値が F2.8 のレンズの場合、最小絞り値が「F22」のレンズなら、「0」が開放状態で、「7」「8」は「6」と同じ最小絞り「22」と同じです。「6」以降は絞りの変化がないということです。
また、下の写真のように「1.5」の場合は、1段半、つまり「約F4.8」ということになります。
但し、マウント側の絞りリングには「1段」および「半段」の目盛りが刻印されていますが、あくまでもこれは指標。クリックはついておりません。プラス面に考えれば、無段階絞りというわけで、絞り優先オート(A)にしておけば、実絞り込みAEが働いた上に、ライブビュー映像はゲインアップで明るく見えていますので、常に「被写界深度」を確認しながら無段階絞りで微妙な撮影できるというわけです。
ということで、ここまでは当初発表された「KQアダプター」でもできたこと。
今回これにとどまらず、このカメラにとって非常に有益な「メカニカルシャッター機構」が新たにマウントアダプター内に搭載されました。
なんで、これが有益なのかといいますと、Q本体に機械的なシャッターが搭載されていないからです。Qは小ささを最優先したカメラなので、本体を小さくするために、レンズ側にシャッター機能を持たせたのです。(本体は手振れ補正のユニットと画像センサーだけ)
意外に思われる方も多いのではないかと思いますが、このカメラはミラーレス機であると同時にシャッターレス機だったのです。そんなんで、
【01 STANDARD PRIME / 02 STANDARD ZOOM / 06 TELEPHOTO ZOOM】
のレンズを使う場合は、レンズ内に内蔵されたレンズシャッターで作動します。
1/2000秒~30秒(1/3EVステップ、拡張設定の電子シャッター併用許可で1/8000~30秒)、バルブ
また、
【03 FISH-EYE / 04 TOY LENS WIDE / 05 TOY LENS TELEPHOTO 】
のレンズの場合には、レンズシャッターが搭載されていないので、カメラ本体内の画像センサーを利用した電子シャッターで撮影します。
1/8000~2秒、バルブは不可
つまり、写り優先の真面目なレンズの場合は、レンズシャッターで、お遊びレンズは本体内の電気的な仮想シャッターでということなのですが、この仮想シャッターには大きな欠点があり、動きの速い物を撮影した時や、超望遠レンズ撮影時の本体の揺れが原因で、撮影した画像が歪むという「ローリング歪み」現象(こんにゃく現象)が発生するのです。
今回、それを回避するために、今アダプター内にシャッターユニットを内蔵したというわけです。特に、超望遠撮影が想定されるマウントアダプターですから、この内蔵シャッターがなければ「話にならん」というような状態になったわけで、非常に有益な改善事項だったのです。
ということで、このカメラはライブビュー方式のカメラのシャッターレス機(もちろんミラーレス機)ですから、マウントアダプターを付けると当然、センサーがむき出し。マウントアダプターに内蔵されているシャッター羽根は基本的に空いたままで、見えません。
じゃ、どんな時にシャッター羽根が現れるかといいますと、シャッターを切った後、閉じる時にだけ一度姿を見せます。でも、次の撮影に備えてすぐに開いてアダプター内に収納されていきます。
つまり、電子的なシャッターと機械的なシャッターのハイブリット制御が行われていようです。
その昔のフィルム中判カメラのレンズシャッター機の場合、例えばRB67なら、ミラーが上がってから一旦シャッターが閉じ、ミラーが上がりきったら所定の時間シャッターが開き、そして閉じるという流れでした。
が、このQとマウントアダプターの動きを見ていますと、閉じるタイミング、つまり露光の終わりを機械的に制御しているようで、始まりは電子的、終わりが機械式のようです。
メーカー発表のシャッター制御時間は「1/1000~30sec」とのこと。
このように割と大きなシャッター羽根で1/1000秒まで制御できているのは、一方通行、つまり「開いて閉じる」という往復運動ではなく、単に閉じるだけの作動なので1/500秒の倍の露出に対応できるのでしょうね。
ということで、一年の歳月をかけて進化した「Kマウントレンズ用アダプターQ」が、いよいよ今月末26日に発売されます。もちろん、レンズ側は「Kマウント」なのでこういう使い方も可能。
只今ご予約受付中です。
ご購入・ご予約は、是非、私どもの「カメラの八百富・ネット店」で!!! どうぞ、よろしくお願いします。
ペンタックス Kマウントレンズ用アダプターQ PENTAX
【ご予約受付中・2012年10月26日発売予定】
販売価格 23,500円 (税込価格)
ご購入ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/10804
ペンタックス 三脚座 [Kマウントレンズ用アダプターQ用] PENTAX
【ご予約受付中・2012年10月中旬発売予定】
販売価格 2,980円 (税込価格)
ご購入ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/10807
+++中古カメラ担当係+++
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