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㊥カメラ担当係"S"です。PENTAX ペンタックス MX-1 ブラック BLACK の国内販売開始が5/3より開始されます
今年の1/7付のブログ
カメラの八百富|PENTAX MX-1 の国内販売はなさそうです 改め あるかも?
http://www.yaotomi.co.jp/blog/used/2013/01/pentax-mx-1.html
で、もしかしたら「国内販売」があるかも?なんてお話ししておりましたが、ようやく国内販売が正式に発表されました。
年始のご挨拶で、とあるペンタックスの責任者の方とお話しした時に「ううん...?? もしかしたら......ありえるのかな?!」と感じ、このブログを「ない! から あるかも?」に追加更新したのですが、ほんまそうのようになりちとびっくりしております。
2月のはじめに開催されたCP+でこのカメラが参考展示され、来場された方々にアンケートをとられていたので、ほぼ間違いなく発売されるだろうとは確信していました。が、3月になってもどこからも話が出てこず、「あれれ......はずれたかな?」と半ばあきらめていたのですが、最終的に「ブラック・黒のみ」の設定で5月3日から国内販売が開始されることになりました。
メーカーさんの報道発表資料によると、生産数量は当初月産3000台とのこと。
ただ、色々と聞きまわった私の推測なのですが、おそらくは「数量は深追いされない機種」、つまり販売数量をある一定程度絞り込んだ機種(事実上の限定生産)かなあと感じております。
いずれにせよ、海外で先行販売し、のちに国内販売というケースは非常にめずらしく、ほとんどそういうケースは記憶にないのですが、そんな例ほかにありましたかね......?
ということで、本体メニューの日本語表示化、説明書の日本語版作成、日本語のカタログなどなど通常とは違う順番での後追い準備作業があったわけで、下の写真はこのカメラの日本語版カタログなのですが、挿入写真が「和調」になっているのがなんとなくそんな雰囲気をかもし出しているのかなあと勝手に推測しています。
通常、海外の風景や外人のモデルなど、「欧米・白人」視点からの訴求が多いのが日本語カメラカタログなのですが、なんかサンプル写真がうちの「お写ん歩・K」が撮った京都のお寺写真みたいで、妙に親近感がありますね。(笑)
あと、お客様からのご質問で、これって「GR DIGITAL IV」の後継?ってな話を受けるのですが、間違いなく全くコンセプトが異なるカメラです。
「GR デジタル IV」の後継に関しては、CP+の会場にて、「GR」は「GR」として別に話が進んでいることを「2013」という表現を用いて、明確にペンタックス・リコーとして情報発信されていましたので、ご安心ください。(近々に...、おっとこれ以上、今は言えません。 )
では、カメラの詳細をご紹介しましょう。
このカメラの最大の特徴は、上下カバーが真鍮製でありこと。
使い込むとブラックの塗装が剥がれてきて、ベースの真鍮が見えてきます。
特に、底面の真鍮は直接手に触れるので、なんとも言えないその「冷たさ」はレンジファインダーフィルムカメラを彷彿します。また、同時に手にズシッとくる感覚も、ライカM型系です。
(このカメラは小型軽量系ではないでご注意ください。ずっしりと重い、こだわり派カメラです)
ストロボ部の上部カバーには「MX-1 -BRASS-」と「12MEGAPIXELS DEGITAL CAMERA」との刻印。「BRASS」は真鍮(黄銅)のことですね。真鍮全盛期の方にお聞きすると、当時の磨き屋さんの手は緑青だったなあとお話しになります。指紋の溝に銅を含む磨き粉が入って酸化し、手を見たらその方の職業がわかったそうです。
そして、グリップラバーには「しぼ加工」が施されているので、さらにクラシカルな雰囲気となっています。
そして、グリップラバーには「しぼ加工」が施されているので、さらにクラシカルな雰囲気となっています。
操作系では、よく使う露出補正ダイヤルを独立させました。基本的に、右手で全ての操作を行えます。
次に、電源オン・レンズを繰り出した状態です。
搭載されたレンズは焦点距離28-112mm(35mm換算)の4倍ズームレンズ、開放F値1.8-2.5の大口径SMCレンズです。
レンズ先端から撮影距離範囲は、
めずらしく?ペンタックスさんがMTFを公開されました。
(当然。是非、これからのトレンドとしていただきたいですね。)
Rad とは、S方向(サジタル方向:放射方向)のMTF。Tan とは、M方向(メリジオナル方向:同心円方向)のMTFのことです。
赤の曲線が高いほど(1に近いほど)コントラストがよくてヌケのよいレンズを示し、青の曲線が高いほど(1に近いほど)高解像度でシャープなレンズといえます。そして、シグマさんに言わせると「青の曲線と赤の曲線の特性が似ているほど自然な描写とボケ味のよいレンズ」だそうです。
また、タムロンさんに言わせると「シャープで抜けがよく、画面全体で均質な性能を得るには、それぞれのカーブのバランスが取れていることが大切です」とのことで、青線と赤線(離れていているがカーブが似ている)、そして実線と点線が似ている(離れていない)ことが必要ということです。
目安として赤線が0.8以上あれば優秀なレンズとされ、0.6以上あれば満足な画質が得られます。
但し、特に記載がなければ一般的には開放時のMTF曲線で、開放F値が明るいレンズほど厳しい条件下での測定結果となります。当然、絞ればMTF曲線はよくなります。たとえば、キヤノンさんやコシナさんはそのような仕様(開放とF8)での公開となっていますので、是非一度見て下さい。
そんな視点で、上のMTF曲線を眺めると、赤線が0.6以上、赤青も実点線も似通っているのでまずまずのレンズということですね。
ただ「レンズの写り」というものはこのような数値のみによって判断できるもではなく、あくまでも目安の一つと考え頂く方が正解ではないでしょうか。MTFが悪くても、実際の写りはいいね!と評価されているレンズも沢山ありますから。やはり最後は、ご自身の目で判断された結果が全てということかと思います。
※ご参考
評価する周波数(●●本/mm)は、対象となるセンサーサイズや各社の設計ノウハウによって異なります。例えば、キヤノンやニコン・シグマは、低周波10本/mm・高周波30本/mm。マイクロフォーサーズ陣営のオリンパスが、20本・60本、パナソニックが20本・40本という具合です。
ちまたで、このMX-1の兄弟ってな噂がある「OLYMPUS XZ-2」の場合、MTF曲線は低周波50本/mm・高周波100本/mmという単位で評価されています。結果がこれ。
ペンタックスさんのMTFがワイド端なのか、あるいはテレ端なのか?なので一概に言えませんが、設計思想が異なるレンズが載せられている上に、全く違うチューニングの画像処理エンジンが載せられていますから、兄弟とはやや言い過ぎで従兄弟ぐらい?まあ、共通の土台の上に、それぞれのレンズとエンジンを載せて作ったという話ではないでしょうか。
3.0型の約92万ドットの高精細なチルト式液晶モニターを搭載しています。一眼タイプあるいは大型モニター搭載機で稼働式のタイプを見なれていないので、なんか非常に違和感が漂うのですが、便利なものは便利です。
上向き側、最大角度は水平まで稼働します。
下向きの最大角度がこちらです。
内蔵ストロボはホップアップ式。
感度オートの条件において、ワイド:約0.4~12.2m、テレ:約0.4~8.8mという仕様です。
あとペンタックス定番の水平・垂直方向の二軸電子水準器ももちろん搭載されています。
電池は、リチウムイオンバッテリーのD-LI106。生産が完了したX90用のバッテリーと共用です。
最後に、本家の「MX」との比較写真。ブラックがあればよかったのですが、残念ながらシルバーしかなかったのでご勘弁下さい。
大きさを比べる意味があるのかと言われそうですが、とりあえずこんな感じ。
新旧ロゴ比較です。新しいほうがたいぶと太文字になっていますね。
ということで、2013年5月3日発売予定です。(ゴールデンウイークの初日に発売されるのは珍しいケースです。)
ご参考までに、当店には前日の5/2に入荷してまいりますので、5/3からお使いいただけるかと思います。是非、ご予約は当店にて、よろしくお願いします。
【ご予約受付中】 ペンタックス MX-1 [クラシックブラック] 【2013年5月3日発売予定】
販売価格 42,000円 (税込価格)
販売ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/13016
次に、電源オン・レンズを繰り出した状態です。
搭載されたレンズは焦点距離28-112mm(35mm換算)の4倍ズームレンズ、開放F値1.8-2.5の大口径SMCレンズです。
レンズ先端から撮影距離範囲は、
- 標準 0.4m~ ∞(全域)
- マクロ 0.05m~0.5m(ワイド端)、0.2m~0.5m(テレ端)
- 1cmマクロ 0.01~0.2m(ワイド端)
- 無限遠、マニュアルフォーカス切替可、パンフォーカス、測距点切替可
めずらしく?ペンタックスさんがMTFを公開されました。
(当然。是非、これからのトレンドとしていただきたいですね。)
Rad とは、S方向(サジタル方向:放射方向)のMTF。Tan とは、M方向(メリジオナル方向:同心円方向)のMTFのことです。
赤の曲線が高いほど(1に近いほど)コントラストがよくてヌケのよいレンズを示し、青の曲線が高いほど(1に近いほど)高解像度でシャープなレンズといえます。そして、シグマさんに言わせると「青の曲線と赤の曲線の特性が似ているほど自然な描写とボケ味のよいレンズ」だそうです。
また、タムロンさんに言わせると「シャープで抜けがよく、画面全体で均質な性能を得るには、それぞれのカーブのバランスが取れていることが大切です」とのことで、青線と赤線(離れていているがカーブが似ている)、そして実線と点線が似ている(離れていない)ことが必要ということです。
目安として赤線が0.8以上あれば優秀なレンズとされ、0.6以上あれば満足な画質が得られます。
但し、特に記載がなければ一般的には開放時のMTF曲線で、開放F値が明るいレンズほど厳しい条件下での測定結果となります。当然、絞ればMTF曲線はよくなります。たとえば、キヤノンさんやコシナさんはそのような仕様(開放とF8)での公開となっていますので、是非一度見て下さい。
そんな視点で、上のMTF曲線を眺めると、赤線が0.6以上、赤青も実点線も似通っているのでまずまずのレンズということですね。
ただ「レンズの写り」というものはこのような数値のみによって判断できるもではなく、あくまでも目安の一つと考え頂く方が正解ではないでしょうか。MTFが悪くても、実際の写りはいいね!と評価されているレンズも沢山ありますから。やはり最後は、ご自身の目で判断された結果が全てということかと思います。
※ご参考
評価する周波数(●●本/mm)は、対象となるセンサーサイズや各社の設計ノウハウによって異なります。例えば、キヤノンやニコン・シグマは、低周波10本/mm・高周波30本/mm。マイクロフォーサーズ陣営のオリンパスが、20本・60本、パナソニックが20本・40本という具合です。
ちまたで、このMX-1の兄弟ってな噂がある「OLYMPUS XZ-2」の場合、MTF曲線は低周波50本/mm・高周波100本/mmという単位で評価されています。結果がこれ。
ペンタックスさんのMTFがワイド端なのか、あるいはテレ端なのか?なので一概に言えませんが、設計思想が異なるレンズが載せられている上に、全く違うチューニングの画像処理エンジンが載せられていますから、兄弟とはやや言い過ぎで従兄弟ぐらい?まあ、共通の土台の上に、それぞれのレンズとエンジンを載せて作ったという話ではないでしょうか。
- PENTAX MX-1 レンズ構成:8群11枚(非球面レンズ4枚使用)
- OLYMPUS XZ-2 レンズ構成:8群11枚(非球面レンズ6枚使用)
3.0型の約92万ドットの高精細なチルト式液晶モニターを搭載しています。一眼タイプあるいは大型モニター搭載機で稼働式のタイプを見なれていないので、なんか非常に違和感が漂うのですが、便利なものは便利です。
上向き側、最大角度は水平まで稼働します。
下向きの最大角度がこちらです。
内蔵ストロボはホップアップ式。
感度オートの条件において、ワイド:約0.4~12.2m、テレ:約0.4~8.8mという仕様です。
あとペンタックス定番の水平・垂直方向の二軸電子水準器ももちろん搭載されています。
電池は、リチウムイオンバッテリーのD-LI106。生産が完了したX90用のバッテリーと共用です。
最後に、本家の「MX」との比較写真。ブラックがあればよかったのですが、残念ながらシルバーしかなかったのでご勘弁下さい。
大きさを比べる意味があるのかと言われそうですが、とりあえずこんな感じ。
新旧ロゴ比較です。新しいほうがたいぶと太文字になっていますね。
ということで、2013年5月3日発売予定です。(ゴールデンウイークの初日に発売されるのは珍しいケースです。)
ご参考までに、当店には前日の5/2に入荷してまいりますので、5/3からお使いいただけるかと思います。是非、ご予約は当店にて、よろしくお願いします。
【ご予約受付中】 ペンタックス MX-1 [クラシックブラック] 【2013年5月3日発売予定】
販売価格 42,000円 (税込価格)
販売ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/13016
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