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㊥カメラ担当係"S"です。最高のプレミアムコンパクト RICOH リコー GR が早速やってまいりましたので、恒例の外観レビューをお届けします!
1996年に発売されたフィルム時代の高級コンパクトカメラ「GR1」以来、リコーさんは「GRの基本コンセプト:最強のスナップカメラ」を守りつつ、常に最新の技術を盛り込みながら進化し続けてこられました。振り返りますと、
≪フィルムカメラ時代≫
- GR1 (1996/10) ... 小型で外装が堅固。なにより、神話の原点となるGR 28mm F2.8に驚いた
- GR1S (1998/04) ... ディズニーキャラクターばりの花形フードに驚いた
- GR21 (2000/04) ... コンパクト史上最広角「21mm F3.5 」レンズの搭載に驚いた
- GR1V (2001/9) ... オートブラケット・マニュアルフォーカスなどかゆい部分の改善に優しさを感じた
- GR DIGITAL (2005/10) ... 発売までのプロセスに度肝を抜かれた
- GR DIGITAL II (2007/11) ... 以降、非常に実直な進化。、こうしてほしいが次々実現されていく
- GR DIGITAL III (2009/08)
- GR DIGITAL IV (2011/10)
いわば「ユーザー」が育ててきたと言っても過言でなく、口だけの「お客様とともに」というスローガンではなく、本当にユーザーとともにGRを育ててこられた、他社では見られない非常に素晴らしいカメラシリーズです。
そして本日、その後継機となる「RICOH GR」の発売が発表されました。
これは、初代「GR DIGITAL」の登場以来のフルモデルチェンジという位置付けで、製品名称も原点に返るという意味も含め、シンプルに「GR」となりました。
そもそもなんで「GR」という言葉が生まれたかご存じない方もおられると思いますので、ちょこっとおさらい。
フィルムカメラのGR1が生まれる前に、実は「R1」というカメラがありました。ちょこっとご参考までに、その後継機になるのですが「R1s」の写真でご紹介。
(かなり派手なカラーですが、ゴールドで。もちろん、普通の色のタイプもありました)
ご覧の通り、非常に薄いコンパクトカメラで、当時よく売れたのですが、これをベースにもっと良くしようということで、「壮大な」を意味する"Great" あるいは "Grand" の「G」を付加して「GR1」というカメラが生まれたそうです。
その後、上記の通り数台の進化を遂げ、デジタルの時代となり「DIGITAL]という言葉を付加して再登場し、以降は「GR DIGITAL II」型、「III」型、「IV」型となったわけです。
では、まず順番に外観を見てきましよう。まずは、電源オフの正面から。
次に電源オン。
そこで気になるのがその大きさ。
実は、フィルム時代のGR1と全く同じ大きさなのです。
幅「117mm」、高さ「61mm」、厚み「最大:34.7mm 最小:26.5」という大きさなのですが、その全てが全く寸分たがわず同じ。
聞くところによると、この寸法がまずありきだったそうで、変わらないデザインと携帯性を追求しながら、しかも最高画質を達成するという非常に難しい課題を両立させたカメラなのです。
じゃ、新旧比較ということで、GR1Vと比べてみましょう。
厚み比較。
前側から。
底面。
サイド側からの比較。
その反対側。
ということで、電源オン時のレンズの繰り出し量の違いはありますが、収納時の寸法は全く同じとなっています。
では、もう少し細部を見ていきましょう。
前側から。
底面。
サイド側からの比較。
その反対側。
ということで、電源オン時のレンズの繰り出し量の違いはありますが、収納時の寸法は全く同じとなっています。
では、もう少し細部を見ていきましょう。
GR史上最強のレンズ性能
GR LENS 18.3mm F2.8 5群7枚構成 (非球面レンズ2枚・高屈折率低分散レンズ2枚)
MT曲線の比較です。左が「GR DIGITAL IV」、右が新製品「GR」です。
コストラストは、全体的がかさ上げされただけでなく、周辺部が改善され実線・点線がほぼ同じ曲線を描いています。また、赤線(解像度)も同じように全体がかさ上げされていますので、全域にわたって解像感が向上し、さらに各線が同じような曲線を描き、点線・実線のかい離もすくないので、ボケが綺麗だと思われます。
また、今回ペンタックスリコーさんのホームページには更に詳細なMTF曲線が掲載されています。これは、非常にすばらしいことですね、是非ご参考にして下さい。
今回メーカーさんのお話しをお聞きしていると、特に「周辺部」までの優れた描写性能(周辺まで一様にシャープでヌケのよい優れた描写性能)を追求したことをかなり力説されていました。ほんと実写が楽しみです。(メーカーさんのサンプルはすでに公開されていますので是非ご覧ください)
≪GRレンズの特徴≫
説明を受けた時に見せて頂いた紙焼きベースでの比較写真を見る限り、かなりいい感じです。645DやK-5IIsで確立した「ローパスレス」構造と、それに必要なソフトウエア的モアレ対策の優秀さ(ペンタらしさ)と元々の絵作りの「リコーらしさ」の結果と思われます。
個別の比較機種を書くと角が立つのでやめときますが、小センサー機比較では圧倒的な優位性、同等機比較では、確実に上をいっているような感じです。
また、ボケに関しても、十分な開口効率を確保したことで、絞り開放でも周辺部までケラレの少ないきれいなボケが得られたそうで、9枚絞りとあいまって円形に近いきれいな形状のボケです。
あと、この光を受け止めるセンサーにも新しい工夫がなされています。
新型の16M APS-C CMOS センサーなのですが、今回搭載された「GR LENS 18.3mm F2.8 」に最適化設計されたものです。今回のレンズは、従来のレンズと比較すると画面周辺部では光が斜めに入射することになるのですが、そのままだと画面周辺部の画質が劣化、例えば周辺が暗くなったり、周辺部の色が不自然になったりします。その問題を解消するため、画像センサー上に配置されたマイクロレンズ位置を中央部と周辺部で異なるようにすることで、画面周辺の集光性を改善したそうです。
28mmという画角の難しさで躊躇していた方に
今回、私が最も気に入った新機能が「35mmクロップモード」。疑似的ではありますが、2焦点でこのカメラを使うことができます。この機能は、Fnボタン、マイセッティングに任意で割付することも可能で、瞬時に切り替えることもできます。
これをOFFからONにすると、
こうなります。この画面状態が「35mmクロップモード」時の画角です。
通常の28mm時の画角はこんな感じ。これもそれも、APS-Cサイズ1600万画素センサーを搭載したからできる芸当です。但し、あくまでもフロップですから最大画像サイズはMサイズ(3936×2608=約1,000万画素)となりますのでご注意ください。
高速起動1秒・高速収納1秒・高速AF約0.2秒・高速連写4コマ/秒と、ストリートスナップカメラとしてあらゆる速さにこだわったそうです。
その他外観上の主な違いは7点 (対 GR DIGITAL IV 比)
背面側3点
コンパクトカメラでは初の搭載ととなる、親指AFボタンとC-AF機能が搭載されました。親指でAFボタンを押しコンティニュアンスAF(C-AF)を効かせながらレリーズボタンを押すことで、動く被写体に対して連続してピントの合った写真を撮影できます。また、C-AFボタンを押している間は、連写モードにも自動に入る設定も可能です。
上面側1点
ペンタックス一眼の定番モード「TAv」がリコーのカメラにも搭載されました。(これは妙にうれしい私)
前面側3点
この部分は写真にとりようがないのですが、NDフィルターが搭載されました。
絞り開放でも挿入可能で、マニュアルも、AUTO制御も可能です。
(Fnボタンやマイセッティングに任意で割付が可能です)
つまり、真夏のお外で開放が使えるということです。
今回は思いっきりレンズに力を入れたので、広角28mmといえども是非「開放:被写界深度浅め」で写して下さいね!という、メーカーからの提案です。
コンパクトデジカメのNDフィルターって聞くと、
「コスト削減で絞りが付いていないので、どうしてもシャッタースピードのみの露出を制御だけでは限界があるから、NDフィルターで減光してお茶を濁す」
的な、非常にチープなイメージがありますが、ことこの「GR」では全く違う意味合いでの搭載です。
非常に本格的といいましょうか、自信の表れと思っていただいていいのではないでしょうか。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ということで、その他まだまだ沢山の機能が盛り込まれていますので、今後色々な機会でさらにご紹介できればと思いますが、今日の所はここまで。
是非、ご予約は当店で、よろしくお願い申し上げます。
特に、今回は予約特典が盛りだくさん!
「カバン:WEBで登録先着5000名様」に「オリジナルレッドリング:店頭で全員の方にお渡し」、さらに、東京と大阪で開催される「GR 体感&トークライブ」の会場でもらえる「GR早期ご購入特典ユニークコード」をWEB登録時に入力すると「カバンに名前刻印」してもらうことまでできます。
と、ほんとうに予約特典が充実していますので、是非、今回は発売前予約がお得です。
どうぞご予約は以下サイトからお入り下さい。
【発売日までのご予約特価!!】 リコー GR RICOH 【2013年5月下旬発売予定】
販売価格 会員価格 (税込価格)
販売ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/13182
GR LENS 18.3mm F2.8 5群7枚構成 (非球面レンズ2枚・高屈折率低分散レンズ2枚)
MT曲線の比較です。左が「GR DIGITAL IV」、右が新製品「GR」です。
コストラストは、全体的がかさ上げされただけでなく、周辺部が改善され実線・点線がほぼ同じ曲線を描いています。また、赤線(解像度)も同じように全体がかさ上げされていますので、全域にわたって解像感が向上し、さらに各線が同じような曲線を描き、点線・実線のかい離もすくないので、ボケが綺麗だと思われます。
また、今回ペンタックスリコーさんのホームページには更に詳細なMTF曲線が掲載されています。これは、非常にすばらしいことですね、是非ご参考にして下さい。
今回メーカーさんのお話しをお聞きしていると、特に「周辺部」までの優れた描写性能(周辺まで一様にシャープでヌケのよい優れた描写性能)を追求したことをかなり力説されていました。ほんと実写が楽しみです。(メーカーさんのサンプルはすでに公開されていますので是非ご覧ください)
≪GRレンズの特徴≫
- 中心から周辺まで一様にシャープでヌケの良い優れた描写性能(高いMTF特性)
- 直線が直線に写る低ディストーション(全域において歪曲収差を低減)
- 色収差の極小化を実現(倍率色収差・コマ収差の色差を良好に軽減)
説明を受けた時に見せて頂いた紙焼きベースでの比較写真を見る限り、かなりいい感じです。645DやK-5IIsで確立した「ローパスレス」構造と、それに必要なソフトウエア的モアレ対策の優秀さ(ペンタらしさ)と元々の絵作りの「リコーらしさ」の結果と思われます。
個別の比較機種を書くと角が立つのでやめときますが、小センサー機比較では圧倒的な優位性、同等機比較では、確実に上をいっているような感じです。
また、ボケに関しても、十分な開口効率を確保したことで、絞り開放でも周辺部までケラレの少ないきれいなボケが得られたそうで、9枚絞りとあいまって円形に近いきれいな形状のボケです。
あと、この光を受け止めるセンサーにも新しい工夫がなされています。
新型の16M APS-C CMOS センサーなのですが、今回搭載された「GR LENS 18.3mm F2.8 」に最適化設計されたものです。今回のレンズは、従来のレンズと比較すると画面周辺部では光が斜めに入射することになるのですが、そのままだと画面周辺部の画質が劣化、例えば周辺が暗くなったり、周辺部の色が不自然になったりします。その問題を解消するため、画像センサー上に配置されたマイクロレンズ位置を中央部と周辺部で異なるようにすることで、画面周辺の集光性を改善したそうです。
28mmという画角の難しさで躊躇していた方に
今回、私が最も気に入った新機能が「35mmクロップモード」。疑似的ではありますが、2焦点でこのカメラを使うことができます。この機能は、Fnボタン、マイセッティングに任意で割付することも可能で、瞬時に切り替えることもできます。
これをOFFからONにすると、
こうなります。この画面状態が「35mmクロップモード」時の画角です。
通常の28mm時の画角はこんな感じ。これもそれも、APS-Cサイズ1600万画素センサーを搭載したからできる芸当です。但し、あくまでもフロップですから最大画像サイズはMサイズ(3936×2608=約1,000万画素)となりますのでご注意ください。
ある意味さみしいですがレンズバリアを搭載
自動開閉キャップというリコーならではの面白い別売キャップが無くなったのは、恐ろしくさみしいことではありますが、実用上はかなり現実的な改善対応です。レンズキャップ式はあまりにも速写性に劣りますから......、どんなに頑張っても0.何秒という世界は無理ですから。
高速起動1秒・高速収納1秒・高速AF約0.2秒・高速連写4コマ/秒と、ストリートスナップカメラとしてあらゆる速さにこだわったそうです。
その他外観上の主な違いは7点 (対 GR DIGITAL IV 比)
背面側3点
- AFファンクション切り替えレバー&ボタンの追加
- LCD保護カバーの追加
- 新オンスクリーンディスプレイの採用で、指標などをよりリッチに表現、動きを再現
コンパクトカメラでは初の搭載ととなる、親指AFボタンとC-AF機能が搭載されました。親指でAFボタンを押しコンティニュアンスAF(C-AF)を効かせながらレリーズボタンを押すことで、動く被写体に対して連続してピントの合った写真を撮影できます。また、C-AFボタンを押している間は、連写モードにも自動に入る設定も可能です。
上面側1点
- ダイヤルポジション「TAv」シャッタースピード&絞り優先AEを追加
- ダイヤルの高品位化
ペンタックス一眼の定番モード「TAv」がリコーのカメラにも搭載されました。(これは妙にうれしい私)
前面側3点
- ローレット部をラバー化し、滑りにくいダイヤルに
- ストロボカバーの塗装品質を向上
- ステレオマイクの搭載
この部分は写真にとりようがないのですが、NDフィルターが搭載されました。
絞り開放でも挿入可能で、マニュアルも、AUTO制御も可能です。
(Fnボタンやマイセッティングに任意で割付が可能です)
つまり、真夏のお外で開放が使えるということです。
今回は思いっきりレンズに力を入れたので、広角28mmといえども是非「開放:被写界深度浅め」で写して下さいね!という、メーカーからの提案です。
コンパクトデジカメのNDフィルターって聞くと、
「コスト削減で絞りが付いていないので、どうしてもシャッタースピードのみの露出を制御だけでは限界があるから、NDフィルターで減光してお茶を濁す」
的な、非常にチープなイメージがありますが、ことこの「GR」では全く違う意味合いでの搭載です。
非常に本格的といいましょうか、自信の表れと思っていただいていいのではないでしょうか。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ということで、その他まだまだ沢山の機能が盛り込まれていますので、今後色々な機会でさらにご紹介できればと思いますが、今日の所はここまで。
是非、ご予約は当店で、よろしくお願い申し上げます。
特に、今回は予約特典が盛りだくさん!
「カバン:WEBで登録先着5000名様」に「オリジナルレッドリング:店頭で全員の方にお渡し」、さらに、東京と大阪で開催される「GR 体感&トークライブ」の会場でもらえる「GR早期ご購入特典ユニークコード」をWEB登録時に入力すると「カバンに名前刻印」してもらうことまでできます。
と、ほんとうに予約特典が充実していますので、是非、今回は発売前予約がお得です。
どうぞご予約は以下サイトからお入り下さい。
【発売日までのご予約特価!!】 リコー GR RICOH 【2013年5月下旬発売予定】
販売価格 会員価格 (税込価格)
販売ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/13182
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