カメラの八百富|SIGMA シグマ AF 30mm F1.4 DC HSM [ Art ] ペンタックス用が新発売

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㊥カメラ担当係"S"です。

ついに「PENTAX ペンタックス」用の
SIGMA シグマ AF 30mm F1.4 DC HSM [ Art ] が 2014年2月26日 から新発売されました

SIGMA_AF30mmDC-001.jpgカメラ担当係"S"です。

ようやくこの世に出てまいりましたね。
約1年前の平成25年1月29日に製品開発が正式発表され、当初は3マウントのみでスタート。

まず、CANON用が3月22日に発売開始、続く4月5にシグマ用、そして5月24日にニコン用と順調に製品化が進む中、どうしてペンタ用が無いのだろうか?と疑問(=不満)をいだいていたら、年が明けた平成26年2月10日、2マウント(ペンタ用とソニー用)の発売日がシグマさんのwebサイト上で決まったと発表され、「あれれ??」という感じ。

そう、いつの間にか対応マウントが増えていたんですよね。たぶんなんですが、追加のプレスリリースはなしに、シグマさんの紹介ページでJANコードが知らないうちに追加されていたような気がします。(私の記憶違いだったら大変申しわけございません)

いずれにしましても、ペンタ贔屓の私としては大変ありがたいマウント追加。純正レンズにはない大口径F1.4標準レンズなので、メーカーさんには非常に感謝感謝です。


このレンズの前身の「30mm F1.4 EX DC HSM」もすごく人気のあったレンズで、うちの「お写ん歩"K"」君もかつて大絶賛(というよりお気に入り)していたのですが、そのレンズを元にリニューアルされたのが今回のレンズ、シグマさんの高品質シリーズである「Artライン」としてあらたに再設計されました。

さあ、ペンタックスとの組合せでどんな写りとなるのか非常に楽しみな所、確か"K"君は旧タイプを個人的に持っていたと思いますので、新旧性能比較なんぞしてくれたらうれしいなあ!と思っております。

そんなんで、私「㊥カメラ担当係"S"」は外観担当ということで、早速入荷した「ペンタックス」用をカメラに装着した姿をお届けいたします。

手元にあった K-5IIs につけるとこんな感じ。

SIGMA_AF30mmDC-002.jpg前のタイプより、少し大きくなったような気がします。

旧タイプの重量が400g・φ76.6mm×59mm・フィルター径:62mm
新タイプが435g・φ74.2×63.3mmフィルター径:62mm

少しスリムになって、背が少し伸び少しだけ重たくなったという感じなのですが、レンズの質感がすごく高まっていますので、数値以上に「立派=大きくなった」ような感じがします。

今のシグマさんの外装は各モデルとも非常に高級感がある外装素材を採用されています。前のタイプの外層は「ザラザラ塗装」、次に「塗装なしのプラ外装」に変わったのですが、使い込むと塗装がはげる、あるいは使い込むとプラスチック外装が擦れて変にテカってました。

言葉悪く言いますと、やや「くたびれる」という感があったのですが、今の外装は長期の使用に耐えうる堅牢な仕様=はげない・テカらない・傷が入りにくい仕様となっています。最も、㊥カメラ担当係"S"が、「ものづくり」視点で高く評価している所です。

SIGMA_AF30mmDC-003.jpgそして、上の写真の「A」マーク。アーティスティック・ラインの「A」、シグマさんが提案する3つの「プロダクト・ライン」の一つです。

シグマさんの言葉を借りるなら「あらゆる設計要素を、最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発。高水準の芸術的表現を叶える」レンズだそうです。要は、写り重視のレンズ。写りと大きさを天秤にかけたら、写りを優先、あるいは多機能と写りを天秤にかけるなら「写り」をとる、そういうレンズになるように設計されたレンズだそうです。

さらに、下の写真、これも新しい取り組みです。

赤線内にある「013」という刻印、なんだと思います。一瞬「型番」かなと連想するのですが、実は「製造年」の刻印なのです。たぶん、これも「長期間の使用に耐えうる仕様にした」に対するメーカーさんの自信の表れなのでしょうね。数年後、いや10年後でも、「このレンズ、そういや2013年に買ったんだ。しかし、シグマのレンズは何年経っても、しっかりしているね。」という会話がされることになるのでしょう。(想像・笑)

SIGMA_AF30mmDC-004.jpgフードを装着するとこんな感じ、大きな深いフードですね、前のタイプはレンズの直径と同じ直線デザインの花形だったので、かなり雰囲気が変わりました。

SIGMA_AF30mmDC-005.jpg違う方向から。

SIGMA_AF30mmDC-006.jpg
これはカメラ屋的意見なのですが、すごくありがたいのが「フード」に型番が刻印されたこと。

今まで刻印がされていなかったので、バラバラになった時やフードだけ注文する時に非常に助かりますね。(たぶん、シグマさんのレンズを沢山お持ちのユーザーさんもそうでしょ?)

あと、細かい話ですが、文字が刻印されている部分をラバー素材とすることで、フードの着脱が容易となるように設計されています。



SIGMA_AF30mmDC-007.jpg
前玉のコーティングカラーは「緑系」。(RoHS指令後は、どうも皆同じような色のような気がします)

そのシグマさんの多層膜コーティング名は、「スーパーマルチレイヤーコーティング」。独自の多層膜コーティングで、現在、すべてのDGレンズ、DCレンズで採用されています。特に撮像素子とレンズとの間で発生する、デジタル一眼レフカメラ特有の面間反射による フレア・ゴーストの抑制に威力を発揮するそうで、コントラストの高い描写に寄与しています。

SIGMA_AF30mmDC-008.jpg

このレンズの立ち位置は、APS-Cサイズデジタル一眼レフカメラ用の大口径標準レンズ。

そこで問題となるのが、同じシグマさんのフルサイズ対応の「35mm F1.4 DG HSM」との比較。どっちにすればよいのやら?という、非常に難しい問題に直面するのですが、一カメラ屋のスタッフのアドバイスとしては、こんな風に思ってます。


① 解像度を重視するなら、迷わず「35mm F1.4 DG HSM」を選択して下さい。
② 但し、解像が高いレンズがいいレンズとは限らない。メーカーの説明文を読むと、両者に微妙な表現の差があり、そこが性格の違いと思われる。


ここからは、全くもって私の推測ですが、同じようなレンズを2本作ってもメーカーとしては仕方が無いので両者に違いを持たせたと、つまり個性を際立させたと思ってます。

諸 収差を徹底的に除去し、カリカリに仕上げたのが35mm。反対に、収差をバランスよくやや残すことで「ボケ味」を優先させたのが30mmという感じ。(た だし、一定以上絞れば両者の差はなくなる)ペンタ的に言えば、DAの20-40mmと同じような設計思想ではないでしょうか。

ぬるいレンズやあまいレンズというわけでなく、周辺分までしっかり解像しているがボケは柔らかいレンズ、それが今回の新製品「30mm F1.4 DC HSM」かと思います。
是非、実際のご使用ではあまり絞り過ぎず、開放からのボケを楽しんで下さい。



【ご参考 : メーカーの説明文】

-30mm F1.4 DC HSM-

諸収差を良好に補正し、開放付近の美しいボケ描写が可能に。
使 いやすい画角だからこそ、撮影者の表現力が試される標準レンズ。SIGMA 30mm F1.4 DC HSMは、あらゆる撮影距離において表現力を十分に発揮できるよう、高い光学性能に徹底的にこだわりました。レンズパワー配置の最適化を行い、周辺での性 能低下の要因となる像面湾曲を徹底的に補正。画面周辺まで高い描写性能を発揮します。
両面非球面レンズの採用により、球面収差、非点収差、コマ収差を良好に補正。画面周辺部の点光源のにじみも少なく、開放付近の美しいボケを表現する事が可能です。


-35mm F1.4 DG HSM-

大口径ながら軸上色収差を極限まで補正、周辺まで高解像描写を実現
レ ンズの描写に影響を与える収差のなかでも、高い描写性能の実現に欠かせない要素のひとつが色収差の補正です。色収差には、軸上色収差と倍率色収差があ り、倍率色収差は画像処理で補正することができますが、軸上色収差は画像処理での補正が困難です。本レンズでは、蛍石と同等の性質を持つFLD("F" Low Dispersion)ガラスと、SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラスを採用し、レンズのパワー配置の最適化を行うことで、倍率色収差と同時に、ピントが合った位置からその前後の フォーカス位置におよぶ軸上色収差をも十分に補正しました。また、非球面レンズを適切に配置することにより、非点収差と像面湾曲の補正を実現。画面周辺ま で解像力の高い描写を実現しています。

ディストーションを補正、開放付近の美しいボケ描写が可能に
レ ンズ第一面に採用した非球面レンズの効果により、ディストーションを補正しながらも周辺光量を確保。円形絞りの採用により、開放付近で円形のボケを楽し むことができます。パワー配置の最適化により、サジタルコマフレアを良好に補正。画面周辺部の点光源のにじみも少なく、軸上色収差を極限まで補正。夜景・ 天体写真にも向いています。開放付近の美しいボケを得ることが可能です。




最後に、ちょこっとお知らせ。と言いますか、ちょっとご注意点について。

シグマさんの保証書システムが以前と変わっています。

箱を開封しますと、中から本体以外にこんな紙が3点出てきます。ピンク色の紙、青い保証書シール、販売店シール(実際は保証書シートに貼っています)。

SIGMA_AF30mmDC-009.jpg
今までの感覚で、保証書は青い紙とお思いになろうかと思いますが、実はこの青い紙のシールは「保証書シール」で、保証書ではないのです。

SIGMA_AF30mmDC-010.jpg
で、 このピンクの色の紙。なんか、捨ててしまいそうですが、実はこれが保証書なのです。この紙に先程の青い「保証書シール」を貼ることで、保証書として機能し ます。もちろん、その保証書シールに販売店のシールや押印、そしてご購入日の記載が必要です。基本的にはそういうシステムですので、ご注意ください。ほん と、捨てないで下さいね。

SIGMA_AF30mmDC-011.jpg
ただ、このピンク色の紙を無くしたからと言って、「はい。これは無効です」というお会社ではないので、そこは販売店をご活用下さい。セールスさんに相談しますので、ご安心下さい。



で、最後にちょこっと「K-5IIs」での試写。ご参考までに。

PENTAX K-5IIs ISO100 F2.8 1/8秒

IMGP7950.JPG
PENTAX K-5IIs ISO100 F1.4 1/640秒

IMGP7958.JPG

PNETAX K-5IIs ISO100 F2.8 1/200秒

IMGP7959.JPG

PNETAX K-5IIs ISO100 F8 1/25秒

IMGP7960.JPG

PENTAX K-5IIs ISO100 F2 1/100秒

IMGP7951.JPG
詳しくは「お写ん歩」でお届けしたいと思います。
予定では、来週位かな?


ということで、只今、好評販売中。只今なら、在庫ありますよ。是非、ご検討下さい。

シグマ 30mm F1.4 DC HSM -Art- [ペンタックス用] SIGMA
販売価格 40,800 (税込価格)
ご購入ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/16565



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このページは、㊥カメラ 担当係が2014年3月 1日 23:31に書いたブログ記事です。

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