2014年4月アーカイブ


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カメラ買取・レンズ買取
㊥カメラ担当係"S"です。先日に引き続き、ペンタックスさんの新製品のご紹介、第2弾!です。

リコーイメージング RICOH IMAGING さんから、フィルム複写用アクセサリー 「ペンタックス フィルムデュプリケーター・PENTAX FILM DUPLICATOR」が新発売されます。

PENTAX_DUPLICATER-001.jpg
最近カメラを始められた方には、「いったい、これ何?何?」ってな商品。
反対に、フィルム時代からカメラに凝られてた方は、「お~、これ懐かしいなこれ!忘れたよ」ってなところ。

レールと乳白板、蛇腹(ベローズ)とステー、先端にはストロボ用のアクセサリーシュー。
ぱっと見た所、なんとなく昔の6X9判のビューカメラのような雰囲気が漂ってますが、これ、フィルムのデュプリケーター=複写装置と呼ばれるアクセサリーです。

しかも、フィルムサイズが「35mmから69判まで対応」という優れ物で、私の記憶では、おそらく69判までのマルチフォーマット対応品は、30~40年位前にトキナーから出ていた「チューブを組み合わせ」て倍率を変化させる複写装置「プロコピア」ぐらいではないでしょうか。

と、話を前にすすめてますが、まずもってフィルムを複写?ということ自体が「なんのこっちゃ?」という方もおられるかと思います。

中古カメラ屋でこんなアクセサリーをご覧になられたことがありませんか?

PENTAX_DUPLICATER-002.jpgその昔は結構よく使われていたアクセサリーで、先端のパーツ(スライドコピア)の所に現像済みフィルムを差し込み、マウント部分にレンズ、次に本体(ベローズ)、そして後にカメラをセットします。そして、一番手前の白い部分にカラーバランスを考慮したライトを当てて、シャッターを切る。

こうして、先端に差し込んだスライドをネガやポジフィルムで複製する道具で、一般的に「ベローズとスライドコピアのセット」と呼ばれているものです。
具体的な用途としては、こんなことに使っていました。

例えば、学会で発表するスライドセットをもう1セット必要だというような場合。
あるいは、スライドからのプリントが大量に必要な場合、スライドからのダイレクトプリントでは非常に高くつくので、ネガの複製を作って、そこから安くプリントする。

もう完全に死語となってしまいましたが、ラボ用語の「デュープ」とか「インターネガ」とか呼ばれていたサービスです。


というところでありまして、今回の新製品は、それを「現在のデジタル一眼レフでやりませんか!」という提案なのです。
構造としては、上のベローズセットを分解すると下の写真のようになるのですが、その先端のスライドコピアの部分とレールを今回、再生産しましたという感じです。

PENTAX_DUPLICATER-003.jpg
じゃなんで、そんな複写が必要なの?という部分ですが、最近、ちょっととあることに出くわしまして、ああ「なるほど」なったことをご紹介しましょう。

私どもは新品を取り扱うカメラ屋ではあるのですが、もう一つの顔は「中古カメラ屋」。
よくカメラの出張買取という形で、個人の方のお宅にお邪魔します。

大概の場合は、ご本人様から「カメラを処分したい」というご連絡で買取させていただくのですが、時々「遺品」という形で買取させて頂きます。
一定期間が経過し、ご遺族の方(奥さんやお子さん)がそろそろ「お父さんの大事にしていたものを、別のカメラ好きの方に引き継げたら......」ということで私達にご用命が入るわけです。

ご指定の場所にお伺いし、一通り査定させていただくと、必ずといっていいほど最後に、

「八百富さん、この写真やフィルムどうしたらいいでしょうか?なにか方法はない?」

とのご質問を頂戴します。

ほんと、どのお宅も似たり寄ったりで、段ボールや押し入れに山積みとなったネガやポジ。
といって、私どもが引き取るわけにもいかず、同様にご遺族の方もさすがにゴミとして処分するわけにもいかず、非常に困っておられるケースがとっても多いわけです。


そう、そうなんです。そこなんです!
このペンタックスの今回の新製品は、これを解決する道具、つまり「自分史」整理の道具なんですね。


皆さん、ご自宅にある「フィルム時代に撮影したネガやポジ」どうしてます。(45際以上の方がメインかな?笑)

たぶん、「段ボールにギューっと詰め込んで、押し入れ」
たぶん、「カメラやレンズは防湿庫で大切に保管、なれどフィルムは自分でも捨てるには忍びなく、押し入れに置きっぱ。でも奥さんは不機嫌...」

といって、パソコン立ち上げて、「ジーこら、ジーこら」も面倒だし、そりゃ1枚や2枚ならできたとしても、これ全部じゃな~......無理だよ。

というところ。


そこで、めちゃめちゃ失礼とは承知の上でのご提案です。(お許し下さいね)

あとのことを考えて、ご自身の写真ライフのアーカイブを生きてるうちにしときませんか!
データなら、お父さん(おじいさん)の記録として後世に託することができる!そう、脱ゴミ箱しませんか!

それが、今回の新製品の意図かと、勝手に解釈してご提案している次第です。


当初この話をお聞きした時は、いまさら、別にフィルムスキャナーやフラットベットスキャナーで事足りるじゃん!
なんて思っていたのですが、PCを介するのはやっぱ面倒かなとの思いにいたり、これもありかなと思った次第です。

(ちょっとだけ本音:このアクセサリーの販売責任者の方、実は実は私が大変大変お世話になってきた方なんですね。ちょっと、応援モード中であることはお許し下さい。笑)


ということろで、商品詳細を次ページでご紹介しましょう。


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㊥カメラ担当係"S"です。
 

リコーイメージング RICOH IMAGING さんから、中判デジカメの新製品「PENTAX ペンタックス 645Z」が新発売されます。

PENTAX645Z-001.jpg
今回の発売にあたって最も驚いたのは「価格」

中判デジタルバックを取り扱ってきた販売店からしますと、とてもとても信じられない価格設定で、同じセンサーを搭載した他機種が300万~400万円台という中、なんと100万円を切った価格で市場に出てくるとは......、ただただ驚くばかりです。

極論ですが、このカメラ本体と主要なレンズを全部買い揃えても、他社のデジタルバックの本体代とほぼ同じという状態なわけで、同じ土俵で語れるようで語れない世界ではあるのですが、とにかく
「この価格は衝撃以外なにものでもない」
と感じています。


もちろん、総システムをコンプリートすると「500万円」以上となり、誰もがそんな簡単に乗っかれる話ではないと承知の上で、

「レクサスを買う感じで、645Zはいかがですか?」

と、システム全体としての品格や品質でおススメしていきたいな!っと思っております。


その「品格や品質」を最も感ることができる出力手段の一つがプリント。

今回の新製品の事前説明では、大型サンプルプリントもいっしょに持ってこられたので、そのプリントを皆でじっくりと拝見したのですが、その立体感やと高精細さ・緻密さはまさしく「中判デジカメ」の世界です。深みのある画像に、一同「.........」という感じでした。

そして、そんな世界を、手慣れたデジカメ一眼の操作感覚(K-3と同じ)で、いとも簡単に体感できる仕様の今回の新製品は、価格以上に凄いことなのだと思います。


PENTAX645Z-016.jpg
さあ、それではスペックを......とはじめるのが何時もなのですが、やっぱりこのカメラは外観やスペックで語るよりも、「画像」見てもらうのが一番!

それでは、お写ん歩の"K"君にバトンを.....、

と言いたい所やまやまなのですが、なにせまだ発表されたばかりで、全くもって画像を公開できる状況にはありません。


が、後日とはなるのですが、「お写ん歩 PENTAX 645Z 1st. Review」をお届け出来る予定です。

目下、リコーイメージング社の方々と調整を行っている最中で、ゴールドマスター機(Ver.1.0.0機)=製品版が完成したら最速で試写できるよう交渉中です。是非、ご期待下さいね。


【追記】 製品版の実写 Review です。是非、ご覧下さい。

① PENTAX 645Z with DFA 645 55mm F2.8 AL[IF] SDM AW / 奈良 東大寺境内 2014/06/28 13:00公開 夜編です。
   こちらから → http://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2014/06/pentax-645z-with-dfa-645-55mm-f28-alif-sdm-aw.html

② PENTAX 645Z with FA645 35mm F3.5 AL[IF] / 御船の滝 足ノ郷越 小紫陽花 2014/06/30 13:00公開 昼間編です。
   こちらから → http://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2014/06/pentax-645z-with-fa645-35mm-f35-alif.html


PENTAX645Z-031.jpg

とは言え、発売が6月末という段階ですので、外観を撮影させてもらった「この645Z」も十分に撮影できる個体なのです。

ただ、何せ只今チューニング中、AFやAE、画像処理、ありとあらゆる部分が未完成なので、画像の公開は厳禁。

それでも動くならということで、㊥カメラ担当係"S"がいる事務所の窓越しから、いろんなレンズを付けて沢山試写してみたというのも事実でありまして、結構なレベルで仕事がどんどん最終製品版に向けて進んでいそうな感じです。(その撮影してみた感想は、後段でご紹介。)


PENTAX645Z-002.jpg
では、いつも通り次ページでスペックや外観をご紹介していきましょう。
 

  • 但し、今日届いたカタログを見ますと、本体正面の「PENTAX」ロゴ部の色味が、若干このβ機と異なるようです。製品版では、その他も含め少し異なる部分も出てくるかもしれません。その点、どうぞご了承願います。
  • 文中にある写真はあくまでも、画角をイメージして頂くためのサンプル写真です。
    ※センサーサイズがフィルム時代の645サイズより小さく、同じ焦点距離であってもやや望遠効果がでるため、画角をイメージしてもらいやすいかな?と思い掲載しています。(いわゆる1.3X機のため)


ではでは、はじめ

今回の645Zは、現在の645Dに対するこんな「ご不満」を解消する新製品です。

  1. 反応が遅い(USB2.0の転送速度・カードの書き込み速度・内部処理速度)
  2. いまどき、PC接続撮影ができないなんて......
  3. いまどき、ライブビュー撮影ができないなんて......
  4. 35判フルサイズ機ですら3000万画素なのに......

さあ、どんなふうに変わったのでしょうか。
 

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