後玉の右側部に見える円周上の異物が「バルサム剥がれ」です。
ということで、せっかくのデジタル時代ですから、まずはお手持ちのカメラに付けてお試し。
写ればそんな状態でも「立派なレンズ」でありまして、販売価格とにらめっこしてご検討下さい。
「難があるけど、写ればそれはそれでOK」というお話しです。
20:00 - 2015年10月24日
ペンタックス スーパーA時代のレンズですね。
ズームレンズは「ホコリを吸い込むポンプ」でありまして、ほこりが混入しないレンズなどは無理なご注文。
使えば使うほど、ズームはどんどん内部にホコリを貯め込んでいきます。
従いまして、中古のズームレンズを買われる時は、どれだけそのホコリと妥協するかであります。
綺麗な個体を購入しても、お使いになるにつれてホコリがみレンズになるわけで、妥協をゆるさないコレクション以外であるなら、ある程度のホコリは仕方がないという所かと思います。
で、本題のこのレンズ、そこそこいい状態のレンズを探すことすら、なかなか難しいの実情。
この個体は、コレクション的にも合格かと思います。
A時代を代表するデザインでありまして、その当時の「ペンタらしさ」を漂わすレンズかと思います。
20:17 - 2015年10月24日
写真の青白い部分、これがうちの店で「青白系の曇り」とか「バル曇り」と呼んでる症状です。
当時は、28mm F2.8・135mm F3.5・200mm F4の3本が大三元レンズ。
ゆえに、とても中古市場でよく見かけます。
あまりトラブルがあるレンズではないので、わりと安心してご購入いただけるレンズなのですが、珍しくバルが出ていたのでご紹介したという次第です。
写真の後玉部、よーく見て頂くとなんか「青白い」所があるでしょ、しかも左側部分だけが。
まぁここが変な所でありまして、均一にバルが発生しているのではなく、このレンズの場合は左側の2/3位が青白く曇っています。
ぱっと見た感じ、クリーニングできそうな雰囲気が漂っているのですが、これも貼り合せ部分(内部)の曇りなのでお気を付け下さい。
貼り合せの内部か?それとも拭ける所か?、その見極めは難しい=経験=怪我=失敗がいる所であります。
ザくっと言うなら「曇りや斑点などの状態に、なんとなく規則性、均一性があるかどうか」という感じ。
このレンズは何群何枚で、ここが貼り合せ部分、そんなの記憶しておくことなどできません。私の場合は「苦い経験」がその源。
あ~ぁ、つらいお話し……(笑)
20:22 - 2015年10月24日
ということで、オリンパスさんの「ZUIKO=瑞光」と同じで、ビックリというネタ。
この話、私の嫁からの情報であります。
HPを拝見させて頂きますと、医療分野も手掛けておらるようで、その業界では有名な話なのもしれませんね。
先程、フォロワーさんから
「通勤で前を通ります! OLYMPUSユーザーなものですから、「ZUIKO」の看板は嫌でも、目に留まります(笑。」
とのご返信を頂戴し、思わずグーグルストリートビューでその看板をのぞかせてもらいました。
google.co.jp/maps/@34.7574864,135.5538043,3a,75y,341.16h,81.03t/data=!3m6!1e1!3m4!1sRMzCAfXbWCo27RTos-waNQ!2e0!7i13312!8i6656!6m1!1e1 …
20:37 - 2015年10月24日
中古カメラ屋さんとは、商品を「出来るだけ純正品で揃えて店頭に並べたい」と思う生き物。
買取させて頂いた商品のキャップなどの付け分け、これ何も考えず、適当に取り付けているスタッフはとても怒られます。(=怒るのは私です・笑)
これはとても大切なことで、サイズが合うからとか、マウントが同じだからとか、そんな言いわけは問答無用で却下。
あるべき姿の組合せで次のお客様にお渡しする(=引き継ぐ)ということ、これ中古カメラ屋の使命みたいなもんだと教えています。
なれど、まあそんな気質で仕事をしていても、どうしても揃えられない場合があります。そんな時は汎用品や代替品を使うことになるのですが、そのチョイスにこういう組み合わせもありかな!というお話です。
一昔前ならこういう場合では「汎用品」を付ける所であります。が、今や「ペンタックスはリコーイメージングの一員」という時代でございます。
抵抗感なくペンタックスのレンズキャップをつけられる時代だね、まあそんな所です。
そして、最後の一文「これ軽いほう」ですは、昔書いたブログをご参照ください。
カメラの八百富|RICOH XR RIKENON 50mm F2 リコー XRリケノン
http://www.yaotomi.co.jp/blog/used/2009/07/ricoh-xr-rikenon-50mm-f2-xr.html
20:49 - 2015年10月24日
上のリンク先でご紹介しているように、このレンズには3種類あります。その中で、一番の人気が初期の「重たい」もの。
よー写るレンズで、世間では「和製ズミクロン」と称されています。
実際に撮影してみると、写り・ボケ・発色、いずれもよさげ。透明感の高い絵は、現代レンズ並と感じさせられます。
しょせんF2じゃないか!というお声もありますが、ライカでも「ズミルックスよりズミクロン」と言われていたり、あるいは「ニッコール 50/2」などなど優秀さの証は開放F値ではありません。
是非、ペンタファンの皆様には一度お使い頂きたいレンズです。
そして、最後の一文。これ本気です。
しっかりとしたヘリコイドにこのレンズを現代風に再設計、9枚円形絞りも搭載し……。
高級MFレンズとして復刻、ちょっくら考えて頂きたいものです。
ズミクロンを超える標準玉がフルサイズ機のスタンダードレンズ、とてもいいと思うのですが……。(無理だろうな)
そうそう、この軽い方のレンズにはチェックポイントがあります。
絞り連動ピンの動きに注意して下さいね。構造的にとても弱い=割れやすい=部品が外れやすい所があります。クラクラになっていないか、よーく確認して下さい。
10:55 - 2015年10月23日
せっかく訪れましたが、なんとまぁこんな感じ。
実際は、下の写真のように見える所なのに、その日は……
「天気晴朗なれどもPM2.5高し」と詠んだ所でございます。
ガイドさんのお話しでは、冬かな~なんておっしゃっておられましたので、今冬リベンジです。
http://www.shizuoka-citypromotion.jp/mihonomatsubara/ 静岡市観光交流文化局 から引用させていただきました
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