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新しい価値観の創造でしょうか!
とても面白いカメラが生まれてきました~!!!
富士フイルム FUJIFILM instax SQUARE SQ 10
いいですね~カメラを触ってると、どんどん「ワクワク」してくる感じ。
インスタントカメラで、こんなに心を動いたのはほんと久しぶりです。(失礼な表現、ご容赦下さい~)
うーん、インスタントカメラのはしり、アラジンの魔法のランプ ポラロイド SX-70以来の感動でしょうか。
「instax square SQ 10」から写真プリントが出てくるこの様子、眺めてるだけでもワクワク感がましてきます。
いやいや、なかなかもって感動ものです。
そんなわけで、このカメラ、カメラ好きの私にとっては、超ど真ん中の新製品で、これはぜひとも皆さまにご紹介せねば!と、見た瞬間にそういう衝動にかられた逸品です。
通常、デジタル一眼や交換レンズの新製品、あるいは歴史的に面白い「中古カメラ」をご紹介してきた当ブログですが、今回はこの「富士フイルム instax SQUARE SQ10」をご紹介させて頂きたいと思います。
では、まずは基本的な事項を整理しておきましょう。
-
このカメラは、光学式アナログカメラではない
⇒ このカメラは、デジタルカメラである
-
このカメラは、従来のチェキのようではあるが、従来のチェキの縦横比ではない
⇒ このカメラは、正方形の写真を撮るカメラである
-
このカメラは、従来のチェキのようではあるが、そのようにも使える
⇒ 撮影したら、すぐに写真が出てくる
-
このカメラは、従来のチェキのようではあるが、そうではない使い方もできる
⇒ デジカメのように撮影して、後で好きな写真だけプリントできる
-
とは言え、なんも違和感もなく、すぐシャッターが切れる
⇒ こういうカメラほしかったね!の感覚
つまり、このカメラは、
インスタントカメラのような雰囲気が漂うデジカメではあるが、
◆ チェキのような使い方もできるし、
◆ デジカメのようにも使える
そんな感覚のカメラの内部には、実はプリンターが内蔵されていて、
◆ いつでもどこでもプリントできる新しいデジカメ
となります。
そして、ここで重要なのは、
プリンターが内蔵されているとは、全く思わせないところ
であります。
ここが、今回のこのカメラ「instax SQUARE SQ10」のすごさでありまして、
上手くデジカメ機能とプリンター機能を融合させ、インスタントカメラ的な使い方を実現したことにあるかと思います。
たぶん、今後のエポック的な存在になるのではないでしょうか。
その理由は、全体に無理がないところ。
過去のに発売されたカメラ関連のハイブリッド機は、理屈や構造にムリムリ感があったような気がします。
無理やり二つのものや機能をくっつけて、「これはハイブリットの成果だ~」として打ち出してきまたが、今回の富士フイルムさんのこの製品には、そういうハイブリット感の無理がない。
二つの機能が自然と溶け合った感じでありまして、とても素晴らしい接着感です。
そんなわけで、
富士フイルムさんは、「ハイブリットインスタントカメラ」と呼ばれておりますが、
個人的には、「融合」=「溶け合う」=「fusion」フュージョンと呼んだほうが、このカメラによりふさわしいのでは?
なんて思っております。
いずれにしましても、手元にちょっと1台あってもいいかな!
そんな気持ちにさせてくれる、そんな新しい写真機の登場です。
ではでは、そのカメラを詳しく見ていきましょう。
電源スイッチはレンズ周りのリング
このレンズリングを時計回りに回すと電源が入ります。
そこはデジカメでありまして、従来の光学式チェキのように光が通る長い光路系を確保する必要がないので、レンズが前に飛び出すことはありません。
普通の物理的な回転スイッチとなります。
レンズは28.5mmの広角レンズ
搭載されたレンズは、35mm換算で28.5mmの広角レンズ。
室内で多人数を収めたいシーンが多いのが、チェキ的なインスタントカメラ画角です。
一番、使い勝手のよい画角が搭載されています。
(ズームレンズではなく、単焦点レンズですので、大きくしたりはできません)
デジカメ部分のセンサーサイズは、CMOSの1/4インチ型。
記録サイズは、1920x1920ピクセル、約368万画素のデジカメとなります。
⇒ 紙にプリントする時では、A4サイズの半分ぐらいの画素数です
⇒ SNSに使用する時には、十分な画素数を有しています
ピント合わせは、もちろんオートフォーカス。
無限遠から、最短10cmまでピントを合わせることが可能です。
オートフォーカスの作動形態は、TTLコントラストのシングルAF。
簡単に言いますと、レンズを通して入ってきた光をCMOSセンサーで受け、そのコントラストでピントを合わせるという方式で、
- シャッターボタンを半押しして、被写体にピント合わせる
-
ピントが合ったとき、
「ピピッ」と音が鳴り、緑色のAFフレームが液晶モニ ターに表示される -
ピントが合わないとき、
赤色のAFフレームが液晶モニターに表示される
また、被写体が暗い時には、AF補助光が出て、オートフォーカスとサポートしてくれます。
専用のフィルムはここに装填します
フィルムは背面側にから入れます。
裏ぶたの開閉レバーを横にスライドして、上から下に開けます
開けると、こんな感じ。
そうなのです。単なるブラックボックスでありまして、レンズがない(笑)
ちなみに、今までのフィルムチェキは、こんな風にレンズが見えてました。
なんとなく、なんとも言えない「違和感=新鮮感」を抱くところ。
そんなことを思いながら、フィルムの太い黄色線と本体にもある太い黄色線を合わせてセットします。
ここでご注意。
フィルムをセットしても、すぐさま固定されるわけではありません。
上下にゴゾゴソしているのは、ディフォルトですのでご安心下さい。
裏ぶたの内側に付いているスプリング内蔵のフィルム押さえで、裏ぶたを閉めるとしっかりと固定される仕組みです。
ここで、普通は見れない現像前のフィルムの状態をご紹介。
現像前のフィルムの感光面はこんな色ですよ~
ちなみに、この状態にすると、フィルムは完全に感光しまくり。
真っ白の写真となってしまいますので、普通はしないで下さいね。
そして、この中のフィルムは、上部にある奥のローラーを通って外に出てまいります。
たぶん、この奥に露光ユニットがあるのでしょうね。
カタログには詳しい仕様が記載されていないので?ですが、
現行の「スマホ de チェキ」の場合は、有機ELでの3色露光方式 となっていますので、たぶん同じ仕様かと思います。
プリントの仕様は、
電池の充電はUSBケーブルから
電池は、純正の「FUJIFILM 充電式バッテリー NP-50」で、充電は付属のUSBケーブルを使用します
-
充電時間は、約3~4時間程度
- プリント可能枚数は、フル充電から約160枚程度です
ここで、ご注意!
実は、ACアダプターは本製品には付属されておりません。
皆さまお使いのスマフォなどのACアダプタ―を利用して下さいという設定です。
下の写真のようなものを皆さんお持ちだと思います。これを利用して下さいね!という話です。
規格としては「DC 5.0V 1000mA」を使って下さいということで、こういうプラグには必ず小さな文字で仕様が印刷さていますので、ご使用になる際には製品の仕様を確認下さい。
iphoneに付属するものには、「5V 1A」と書かれています。1A=1000mAですので、流用できますね。
他には、デジカメ用にも同規格のものがたくさんあります。
こういう方式を、USB充電と呼んでいまして、その問題は電池の充電中は「使えない」という事。
「パーティー使用で、それはまずい!」という場合には、予備電池を購入して頂いて事前にカメラで充電しておくか、あるいはさらに用心するなら、別売の専用充電器「バッテリーチャージャー BC-50B」を購入するという方法もあります。
ご利用になる上で、一番いい方法をお選び下さい。
(ご参考)
この「バッテリーチャージャー BC-50B」は、富士フイルムのコンパクトデジカメでも採用されていた商品です。例えば、FUJIFILM X20 / X10 / XF1 / FinePix F1000EXR / F900EXR / F820EXR / F800EXR / F770EXR / F600EXR / F550EXR / F300EXR / F200EXR / F80EXR / F70EXR / XP200 / XP150 / FinePix REAL 3D W3 などで採用されていたチャージャーや電池ですので、もしお持ちの場合にはご利用下さい。
あと、パソコンを介して充電する場合には、直接パソコンのUSB端子に付属のケーブルを接続して下さい。
USBのハブや、他のUSB機器(例えば、キーボード)を介して接続しても、充電に必要な電力を供給できない場合があります。
必ず、直接充電となるようにして下さい。
あと、パソコンがスタンバイ状態になると、充電がストップしてしまいますので、その点もご注意下さい。
カメラ側の接続箇所は、充電電池とは反対側のカバーを開けると、充電専用のマイクロUSB端子があります。写真の「CHARGE」の所です。
データ保存メディアは「マイクロSDカード」です
対応規格は、micto SDカード、または micro SDHCカード です。1GBあたり、約1000枚の画像が保存可能です。
また、カメラ本体には約50枚の画像を保存できるメモリーが内蔵されています。もちろん、そのデータをマイクロSDカードにコピーを保存して、外部に取り出すことも可能ですのでご安心下さい。
差し込み箇所は、充電時のマイクロUSBと同じ側の側面です。
シャッターボタンは左右に2つあり
この富士フイルム instax SQUARE SQ10 には、左右2つのシャッターボタンが搭載されています。
富士さんは「デュアルシャッターボタン」と呼んでおられ、その効用を「利き手を」を選ばないということを上がられております。
利き手と違う側の手でシャッターを切る事、その普段とは違う写し方が新たな写真を開くという発想だそうで、是非、お試しいただきたい所ですね。
誤動作を防ぐために、片側をロックする機能など、カスタムで左右のシャッターボタンの動作を設定できるようになっています。
セットアップメニュー(初期設定時は最初の段階)で次のように設定、更新できます。
シャッターボタン(右) | シャッターボタン(左) | |
機 能 | シャッターボタン | シャッターボタン |
シャッターボタン | 撮影モード切り替えボタン | |
シャッターボタン | 無効 | |
撮影モード切り替えボタン | シャッターボタン | |
無効 | シャッターボタン |
是非、左右のシャッターボタンを使い分けて、感性を刺激して下さい。
フィルムはちゃんと上から出てくるチェキ仕様
ここははずせない所でありまして、ここ以外にありえない排出口ですね。
もちろん、ここの上部から。
出てきますと、こういうお馴染みの姿。
ここが、デジカメであっても、チェキらしさを感じさせてくれるところ。
重要な遺伝因子です。
しばらく時間が経過しますと、どんどん絵がが出てきます。
最初は、色が出てくるという感じ。
そして、もうしばらくしますと、黒が締まってきます。
チェキの発色は、こういう2段階を経て色が安定してきます。
ここがとても重要な切り替えスイッチ
「AUTO」と「MANUAL」と書かれた切り替えスイッチ。
これは、プリントモードを決めるスイッチです。
これがとても重要なスイッチでありまして、このカメラ「FUJIFILM instax SQUARE SQ10」を、
-
チェキ的に使うのか?
- それとも、デジカメ的に使うのか?
の分かれ道。
それは、別の言い方からすると、コストをどう考えるか、金銭の問題であります。
このプリントモード切替スイッチの使い方は、
-
AUTOとは、撮影した画像をメモリーに保存したあと、すぐにプリントする「オートプリントモード」のこと
-
MANUALとは、撮影した画像はメモリーに保存され、撮影後に画像を選んでプリントする「マニュアルプリントモード」のこと
です。
オートとは撮影したら全部すぐにプリントするモードで、マニュアルとはとりあえず撮影だけで、プリントはあとから考えるモード、となります。
初期設定は、「マニュアル」。
どんな使い方となるのでしょうか。
普通は、フィルム代のことを考えるとマニュアルかな?でも、パーティーではオートにして、あとでシェアかな(Wi-Fiは搭載していないですが)。
ここの配慮が富士フイルム。写真とかかわってきた年数と濃さが違う
三脚への取り付けネジ。
これって、大衆機になると忘れ去らがちなパーツでありまして、その要因の一つが「強度」の問題。
そこを理由に省かれやすいのですが、この「FUJIFILM instax SCUARE SQ10」には、ちゃんと搭載されています。
そして、それはカメラに「セルフタイマーモード」が搭載されているという証でもあります。
(10秒セルフと2秒セルフが搭載されています)
背面液晶モニターとコマンドダイヤルが初搭載
もちろん、デジカメだからですね。その操作系は、いたって直感系で、買ったその日から、誰でも、簡単に扱えます。
各ボタンの機能は、
- ① フィルターボタン
- ② ビネットボタン … トンネル効果=周辺部を暗くしたり、明るくしたりする機能
- ③ 再生ボタン
- ④ 戻るボタン
- ⑤ プリントボタン
- ⑥ 明るさボタン … 露出補正
例えば、ビネットボタン … トンネル効果=周辺部を暗くしたり、明るくしたりする機能を使用すると、こうなります。
後ろの背面モニターでは、こんな感じで視認できます。
ビネットがマックスの状態です。
あと、画面横のManualの表示は、プリントがマニュアルという意味です。ちょっくら、普通のデジカメ的には間違えそうですね。
そして、これがノーマルの状態。しっかりと、その効果を視認できる仕様です。
そうそう、選択しているモードは、液晶モニター上では、表示が反転する仕組みで、今はビネットを選択しているので、コマンドダイヤルの表示の左側部分が白く反転表示されています。
次は、明るさボタン=露出補正の効果。
これも実際の画面で確認してみましょう。
これが、ノーマルの状態。
それを、プラス側に補正してみますと。
こんな感じ。
補正量は、液晶モニターにインジケーター形式で表示されます。
最後に、光学式チェキと最も異なる部分、各種の画像エフェクトフィルターについて。
純粋なるチェキクリエイターの方々には、禁断の機能とも言えますが、そこはそこ。
新たな表現手段として、積極的にお使い下さいね。
これも実際の背面液晶モニターの画面をご紹介。
まずは、ノーマルの状態。
これがモノクロです。
ただ、こういう各種のエフェクト効果は、このSQ10の中だけの話です。この画像を外に出して再生した時は、その効果は反映されませんのでご注意下さい。
(補足 : SQ10の中では、その効果は保存されていますので、次回読みだした際も効果が反映された画像が表示されます)
(追記)
各エフェクトは、撮影前でも後でも、その効果を設定することができます。
また、その効果をリセットしたい場合には、各ボタンの長押しでリセットされる仕様となっています。
従いまして、メディアに保存される画像そのものはオリジナルのままで、この機種でのみ反映されるフジ独自の効果の変数を別途保持する仕組みのようです。
なので、このSQ10でエフェクト効果を設定した写真をマイクロSDカードに保存したとしても、外部環境(パソコンやスマフォ)で再生した場合は、その効果は反映されませんのでご注意下さい。
ここからは、私の推測。
フジさんのスタンスは、「最後は、このスクエア SQ10から出てくるプリントで楽しんでね!」ということだと思います。
言い方は悪いですが、フジさんらしい商品コンセプトでありまして、
長年にわたって富士フイルムさんとお付き合いをさせて頂いてきた中で感じてきることは、やはり、
フジさんの根幹は「プリントで写真を楽しむ」であります。
この「FUJIFILM instax SQUARE SQ10」の魅力は、内蔵プリンターを活用してもらうことで最もその魅力を感じてもらえる、そういう製品なんだ!ということだと感じております。
他のデジカメ写真をプリントする外部プリンターとしても使えます
外部にデータを取り出せるということは、逆説的には他のデジカメで撮影した写真をプリントできるということ。
次のルールを守って頂きますと、この「FUJIFILM instax SCUARE SQ10」が外部プリンターとなります。
ここ、とっても面白いアプローチです。
《ルール》
-
画像ファイルはフォルダに入れずに、ドライブの直下に コピーする
-
ファイル名は8文字(前半4文字がAからXの大文字のアル ファベット、後半4文字が0から9の数字)にする
以上で、他のデジカメやスマフォで撮影した画像をプリントできるようになります。
ズーム機能はないですが、デジタル拡大してプリントできたりします
いわゆる「デジタルズーム」機能で、一部を拡大してプリントすることができます。最大で2.4倍、出力画素数800X800までズームすることが可能です。
これがノーマルの状態
最大の2.4倍時はここまで拡大できます。
拡大倍率は、液晶画面の左側にスライダー方式で表示されます。
さあ、いかがだったでしょうか?
個人的には、冒頭申し上げました通り、とても「ツボにはまったカメラ」でありまして、ハイブリットというような言葉では言い表せない「融合感」を感じております。
発売日は、GW明けの2017年5月19日の予定です。
只今、当店においてもご予約受付中です。
是非、ご検討下さい。
【ご予約受付中!!2017年5月19日発売予定】
富士フイルム instax SQUARE SQ 10 [ハイブリッドインスタントカメラ チェキスクエア] FUJIFILM チェキ
販売価格 28,400 円 (税込価格)送料無料 !!!
ご予約ページはこちら https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/25908
【ご予約受付中!!2017年5月19日発売予定】
富士フイルム インスタントカラーフィルム スクエアフォーマットフィルム 「instax SQUARE」 [チェキ用フィルム 10枚入り 1パック]
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ご予約ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/25909
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