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まだ仮ご予約を承ることはできませんが……
APS-Cサイズ機用の高性能レンズが出ることに大いに意味あり !!!!!
HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8 まだ先の事で恐縮ですが、来夏に新登場 !!!
今回の発表のキーワードは、
「デジタル一眼レフカメラの高性能化に対応する新世代の高性能スターレンズシリーズを開発」
その心は、
① 従来の開発コンセプトを継承
② 今後さらなる高画質、高性能化が予想されるデジタル一眼レフカメラでの使用時に、十分満足いただけるパフォーマンスを発揮
③ 特に解像力に関する社内規格を大幅に見直して開発を進めている「新世代のスターレンズ」の第2弾
つまり、
従来通りの「大口径・堅牢性」を継承し、より高い解像力の基準でもってつくる新スターレンズ
が2018年から登場してくる!という話です。
ですが、実はこの基準でもって作られたレンズがすでに存在しているのです。
そのレンズは、
ペンタックス HD PENTAX-D FA ★ 70-200mm F2.8 ED DC AW
(お買い上げはこちらから https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/19603)
すでにお持ちのユーザー様は、「ちょっと違うな」とか「ぬけがいいなぁ」とか、その先鋭さを感じられていると思います。
私的には、極端にピントのピークが立って帯のようになってしまうピント切れではなく、アウトフォーカスに向かう部分へのつなぎがいいピントのピーク、そんなレンズだと思っています。
このレンズの発売時には紆余曲折があったこと(=遅れた)が思い出されますが、その裏側には新基準クリアへの苦闘があったそうで、
内部の方の内緒話(笑)では、
隠れEDならぬ、新スターレンズの第0弾
なのだそうです。
では、早速、一部に秘密のベールをまとったプロトタイプが私の所にやってきましたので、その際に撮らさせて頂いた外観写真と感想を次ページでご紹介させて頂きます。
まずは、メーカーが発表された仕様を確認しておきましょう。
- Kマウント採用、イメージサークルはAPS-Cサイズ相当のイメージセンサーをカバー
- 絞り開放から高い解像力を発揮する高性能スターレンズ
- 35ミリ判換算で17~27.5mm相当の画角が得られ、開放F値2.8固定の大口径超広角ズームレンズ
- 発売時期:2018年夏頃を予定
でもって、プロタイプを見てわかったことは、
- 絞りの制御方式はまだ決まっていない(レンズリアキャップが外せず、銘板にも目隠しテープ)
- モーターの仕様もまだ決まっていない(銘板には目隠しテープ)
- 絞り羽根の枚数は確認できない
- 距離表示窓に謎のボタンが配置されている
- 距離表示窓には目隠しテープ=最短撮影距離がまだ言えない
- 根元には赤リングが見え、しかもスターレンズなので防塵・防滴にはなるのだろう
- レンズフードには、ペンタさんの伝統的なお家芸、着脱式PL操作窓カバーがついている
- フィルターサイズは、たぶん82mm(24-70mmと同じデザインだったと記憶から推定)
- フード取付枠の根本のくびれはデザインだけでなく、星撮り用の「ひも状の結露防止ヒーター」を巻けるような仕様
以上のような感じで、中の人からの説明を加えて私なりに要約しますと、
-
フルサイズじゃないよ~APS-Cサイズ用の大口径超広角ズーム
つまり、このレンズの性能を発揮する高性能APS-Cサイズカメラを今後も出すとの宣言と受け止めた。素晴らしい!
-
星空レンズとして売っていきたいレンズとのこと
絞り開放から高い解像と高性能を、「星空レンズ」としても紹介された
周辺部の点源が点として写る高性能レンズ
つまり、収差を極力抑えた素晴らしいレンズに仕上がものと期待
それを裏付けるよう「結露防止ヒーター」の取付も考慮したとの話が聞こえてくる
-
謎のボタン
ここはほんと謎。
フォーカスロックとかズームロックとかを予想
星空撮影時を考慮し、どの位置でも物理的に機構部を固定するような機能なのだろうか
-
絞り制御を隠された
たぶん、思い切り悩んでおられる
PENTAX APS-C機にはたくさんの稼働機がある
その中には、電磁絞りに対応していないカメラも沢山ある
電磁絞りにするということは、そのユーザー様に買ってもらえないということ
商売としては沢山売れてほしい
なれど、将来を見据えると電磁絞り
苦悶の無限ループだろうなと推測中 ^_^;;
という感じで、来夏に向けて最終調整中のようです。
是非、皆さまに置かれまして、まず「春」に「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」をご購入賜り、そして、「夏」にはこの「HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8」をお買い上げいただければという、夢が膨らむストーリでお願いできればと思う次第です。
それでは、ちょっくら「謎のボタン」などのご紹介です
真ん中にスイッチらしき突起が見えて、左右均等に割りと大きい平たい盛り上がり面が見てとれます。
どうぞ夢を膨らませて下さいね~
そして、さらに深読みするなら、金色リングの「11-18mm」の後の黒テープ部分。
別ページでご紹介した「HD PENTAX-D FA ★50mm F1.4 SDM AW」の SDM AW を隠すにしてはやや長すぎる感あり。
なにか「新しい記号」がもう一言加えられるのでしょうか?????
ここも夢膨らむところです。
超広角ということなので、結構前玉のでっぱり具合はそこそこ。
フィルターサイズは82mmと推定されます。
フード取り付け時の全景。
フードの最短部の深み、そしてPL操作窓がありますので前側でのフィルターワークには十分対応していそうです。
レンズ後ろ部からのもう1枚。
リアキャップが外せないよう、黒テープがしてあるのが写ってます。
私の性格を見抜かれています(苦笑)
レンズフードの内部
PL操作窓と取付ローラーが見えてますね。ある意味、純正の証とも言えます。
そして、この部分が「結露防止用ヒーター」のスペース。
単なるデザイン上のくびれではないそうです。
幅広の分はフード部となりますが、ひも状のヒーター用の溝なのでしょうね。
という感じです。
冒頭にも書かせて頂いた通り、今回のこのレンズの事前発表は、
「APS-Cサイズ用の高性能レンズが出るという事」に大きなる意味があると思います。
つまり、相応のふさわしいカメラが、今後も継続して開発されるということ。
皆さまがお待ちの、PENTAX K-3II の後継機につもつながる吉報だと思います。
この春の新聞報道。
そして、
「遠ざける事業」
あるいは、
「トラディショナルカメラ事業」との表現が飛び出し、
それに呼応するように
ペンタックスブランドをめぐって様々な憶測が駆け巡りる。
そして現実的に、
「そしてこの1年なにも音沙汰がない」という事実。
そんな不安から、やきもきされてユーザー様、やっと情報が出てまいりましたね。
リコーさんが発表されている以上、
何かが遠ざけられることは間違いないでしょうが、今回の発表で付加価値の高い分野は今後も継続されていく、ということは明らかになったと思います。
実は、今週、リコーイメージングさんの本社を表敬訪問させていただく予定となっております。
日頃皆さまとやり取りさせて頂いている中で感じている皆さまのお声、そして私なりの思いなどなど、色々な話をたくさんしてまいりたいと思っております。
このレンズの詳細につきまして、情報が入り次第、順次更新してまいりたいと思います。
《2018/06/29追記》
本日、リコーイメージングさんより以下の発表がありました
-
変更前の発売予定時期:2018年夏頃
- 変更後の発売予定(現在の見通し):2019年
今年の夏はこれで「星景写真」、今年の秋はこれで「紅葉の写真」と計画されていたかと……とても残念ではありますが、これも生みの苦しみ。最高の★レンズとなって出てくる2019年に期待しましょう~
+++++ 八百富写真機店 +++++
㊥カメラ担当係 S