コーティング全体を再設計。最新のHDコーティング搭載で「抜け」が格段に向上~
HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mm F3.5-4.5 ED
7月26日(金曜日)新発売 !!! 本日よりご予約受付中です !!!
今日ご紹介させて頂きますレンズは、本日 7月9日(火曜日)に発表……あれれ?
「木曜日に新製品の発表がある」という長年のお約束、ここ最近は過去の話しとなった模様のようで……
とは、どうでもいい話し
本日「10-17mm F3.5-4.5」のリニューアルが発表され、今月末の7月26日(金曜日)に発売されることとなりました。
今回のリニューアルは「コーティングの改良による画質の向上」が本筋。
ここが第一義であり、第二義、第三義であります。
ペンタックスさんの魚眼ズームの原点はフィルム時代の smc PENTAX-F FISH-EYE 17-28mm F2.8-3.5にさかのぼり、社を代表する伝統の1本であります。
その良さは
- 魚眼特有の特長的な風景写真が撮れる、しかもズーム
- 最短撮影距離が短いので、大胆な超広角接写が可能
- ダイナミックな星景写真が撮れる
- それでいて、軽量でコンパクト。持ち運びが苦にならない
今回、元々の良さはそのままに、最新のコーティング技術の投入で磨きをかけた!それがこの新製品となります。
素性のいいレンズや、定番の人気レンズはリニューアル、
デジタル時代に求められる大口径の新たなレンズは新たな設計で挑む。
そんな昨今の方針に基づいた、リニューアル系の1本となります。
さてさて、今回のトピックスはレンズフード。
事前のリークされちゃった情報で、従来のレンズ smc PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED[IF] とは違って「レンズフードが外れるらしい」はもうご存知かと。
でも、それはあくまでも第四義であり、第五義の副次的な事象とご理解下さいませ。
あくまでも「レンズフードが外れる」は副産物でありまして、このレンズの本質はAPS-Cサイズ用の魚眼ズーム。
基本的には、それ以上のものでなければ、それ以下のものでない。
まず、ここはしっかりとおさえておきましょう。
ただ、もし外れるなら外れた方が撮影の可能性が広がるかも?!
こんな風に写したら面白いとか、この位の周辺画質ならフルサイズでも使ってみたいとか、使い方の発想や許容はユーザーに判断してもらおう。
パノラマ写真の可能性や360度写真の可能性などなど
フードがあることで閉ざされている撮り方があるなら
「外せるようしてみよう。使い道や使い方は、撮影者に積極的に委ねてみる」
そんな自由な意志を尊重した結果が、このフードの着脱仕様だと感じています。
まさに「遊び心」。(言わば、J Limited 的な発想)
レンズの基本設計はAPS-Cサイズ用、それを超えたFF使用やパノラマ的な使用方法は前向き発想で!
否定で入らず、面白さを優先して、気に入った部分を引き出す心でもって可能性にチャレンジしてみる、そんな側面を持ったレンズではないでしょうか。
ではでは、次ページでもう少し詳しく見ていきましょう