「ペンタックスって、やっぱ小型で軽量」ペンタらしさの源泉であり期待値です~
HD PENTAX-D FA 70-210mmF4ED SDM WR
2020年2月14日(金曜日)新発売 !!! 本日よりご予約受付中です !!!
ペンタックスさんの新製品をご紹介する記事を書けること、なかなかもって晴れやかな気分 (^^);;
ほんと久しぶりなので何を書けばよいやらやや戸惑い気味~とは半分冗談で半分本気。
今後は出来るだけ定期的に、うーん春夏秋冬毎にワクワク・ドキドキさせてもらいたいものです~
忙しくて無理なら、その半分でもいいので、是非とも頑張って下さいリコー・ペンタさん。
ということで、今日は新レンズのご紹介
すでにネット上で画像がちらりほらり盛大に出ている70-210mmのF4です。
私は完全に忘れ去っていたのですが、なにやらtwitter上にはこんな足跡(2018年7月19日)があったようで、
2019年2月発表のKマウントレンズロードマップ上にあった HD PENTAX-D FA 70-200mm F4(仮称)が70-210mmになると、遥か昔に予想~していたようで
なんか「自分でも凄げ~エスパーじゃん」になった気分。
どんなレンズが出てくるかなぁ~ あるいは、どんなカメラがでてくるかなぁ~と、ワイワイ想像することはほんと楽しいひと時
限られた経営資源の中、あるいは厳しい市況の中とは存じますが、リコーデジカメ関連の皆さまのパワーと思いを結集されまして、一品でも多く!一日でも早く!数多くの新製品が今後も世に出てくることを切に切にお願い申し上げます
ということで、前置きはこれくらい。詳しく新製品を見ていきましょう。
触った第一印象は「おおお~軽い」
データ上は約819g(フード付:約859g)
ちなみに、HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AWは、約1755g(フード付:1835g / フード+三脚座付:2030g)
昔ながらのペンタ矜持と言いましょうか、小さくて軽い、このキーワードはとっても大切です
HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8は、私は大好きでペンタさんの看板レンズだと思っていますが、やはり使うとなると正直重たい……
持ち出してなんぼ!写してなんぼ!
この軽さは大きなアドバンテージです
さぁ~、私の PENTAX K-1 Mark II に付けて写してみました
写してみた第一印象は「カリッカリ」
開放からかなりシャープで、うーん絞りを変えても「カリカリ」が変わらないと言いましょうか、絞り変えても描写が変わらない所がとても印象的
Limitedレンズなど、絞りで表情が変わるレンズが多いペンタ機を日頃使っている一人としては、すごくとてもかなり新鮮。
デジタル時代らしい、今の時代らしい、現代の写りをするレンズに仕上がっています。
その辺りの写りについては、詳しくは「お写ん歩」で今後レビューしていきたいと思います。
次に、PENTAX KP にセットしてズーミング、フォーカス
「インナーズームなので全長が変わらないから便利だなぁ~」
いつも事務所のガラスの窓越し撮影なので、前玉が回るレンズや全長が伸び縮みするレンズはなかなか難儀なのですが、このレンズでは一切心配ご無用
さらにズーム時の重量バランスも安定しているので、KPのような小型ボディーと組み合わせた時の使い心地も抜群です
レンズの性能はフルサイズ対応ですが、そもそもが小型軽量サイズなのでAPS-Cサイズ用のレンズとしても大活躍しそうです!
焦点距離は35mmフィルム換算で107mm~322mm相当のレンズ
いつも事務所から定点撮影場して場合の、参考画面変化はこんな感じです
70mm(換算107mm)ワイド端
210mm(換算322mm)テレ端
フルサイズカメラに付けた場合の画面変化もご紹介
70mmワイド端
210mmテレ端
あらためて、こういう画面変化をフルサイズとAPS-Cサイズで比較してみると、
「フルサイズの画面の広さ」
同時に、
「APS-Cサイズのレンズの中心しか使わない贅沢さ」
感じる所でありまして、是非とも両センサーサイズでのご使用をご検討頂ければ思います。
PETAX K-1 Mark II との組み合わせ感をもう一度
HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR からの大きさ的なつながりがとてもよさげ
お持ちの方、ミニマムセットとしてすごく最適かと。バランスがいいかです
次に PENTAX KP BLACK との組み合わせ
O-GP1672 グリップLを取り付けてもらうと、ホールド感がさらにまして携帯性に優れそう
お持ちでない方は、是非とも同時購入を!
PENTAX KP SILVER との組み合わせ
シルバーの方も ね!なかなかのフィット感でしょ
フィルター径67mmの選択で、置いた時も面一。こういう所はとっても大切です。
レンズ構成は14群20枚。うち
① 3枚の特殊低分散(ED)ガラスを使ったレンズ
② 2枚の異常低分散ガラスを使ったレンズ
を用いることで、色収差の少ないクリアな描写を達成しています。
総勢20枚ものレンズを組み合わせることで、あらゆる焦点距離で周辺までシャープな描写となっています。
MFT曲線(幾何学的MFT)
最短撮影距離は95cm。最大撮影倍率は0.32倍。
HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW は、1.2mの0.13倍なのでここもアドバンテージですね。
フォーカスリミッター機構
FULL / LIMIT と特段に距離刻印が入っていないので、どう使うのか色々といじくってみるとたぶんこういう事
SDMの動きの範囲を制御する切り替えボタンのようで、どちらのポジションにあってもMFリングを回すと無限遠から最短まで回転させることができます
つまり、MFではリミッターは働かない仕組み
そして、無限域で「LIMIT」を入れると
① 無限遠から約1.8m までSDMが回転します
今度は、近接側で「LIMIT」をいれると
② 約2.2m付近から最短側までSDMが回転します
まとめると
① 無限遠域のフォーカス範囲 無限遠~約1.8m
② 近接域のフォーカス範囲 約2.2m~0.95m
③ 切り替えはMFリングで上記の距離範囲内に入ると、それぞれ切り替わる
そんな仕様のようです
もちろん、MFフォーカスリングはクイックシフト・フォーカス・システム。
オートフォーカスのモードでシャッターボタンを半押ししたままピントを合わせた後、切り替え操作なくマニュアルでのピント合わせが行えます
レンズ内超音波モーター(リングSDM)と電磁絞り(KAF4マウント)
《ピントリングの回転動画 準備中》
レンズ内に搭載された新型の超音波モーター(SDM)のおかげで、高速で静かなAFが実現されています
でもその裏返しは、昔のデジカメでは動かないものもある。
この点に、少々ご注意下さいませ。極初期のデジカメ機やフィルムカメラでは使用できません。
SDM対応機 K-1 Mark II/KP/K-70/K-1/K-3 II/K-3/K-S2/K-S1/K-50/K-30/K-5 II/K-5 IIs/K-5/K-01/K-7/K-r/K-x/K-m/K20D/K200D/K10D FW Ver.1.30/K100D Super
SDM非対応機 SDM非対応のK100DおよびistDシリーズ
また、絞り機構は上記の写真の通り、旧来型の機械式の絞り連動レバーは搭載されていません。
いわゆる電磁絞り=KAF4マウントが採用されたので、動画モードで滑らかで高精度な露出制御が可能となります。
また、もし将来に常時効果反映型ライブビュー機能が搭載されるとなると、電磁絞り機構は必携中必携の基本機能。
今後は全て電磁絞りで設計して頂きたいな……とは個人的な想い
「一眼レフの中にミラーレスがある」そんな立ち位置となってほしい……も個人的な想い
しかし、その裏返しは「使えないカメラが多くなる」のも現実問題
お使いのカメラが以下でないと絞りが動きませんので、こちらの方はよくよくお使いのカメラをご確認下さい
使えるカメラ K-1 Mark II、KP、K-70、K-1、K-3 II、K-3、K-S2、K-S1、K-50
使えるがファームアップが必要 K-1、K-3 II、K-3、K-S2、K-S1、K-50
絞りは9枚絞り。点光源を撮影した際の光芒を抑え、やわらかい円形のボケが表現できる円形絞りとなっています。F4~F9.5の時に丸形のボケとなります。
レンズフード
しっかりと横からの光をカット。
APS-C用の延長アダプターは今後の課題かな……
レンズフードの型番は PH-RBP67
残念ながらPL操作窓はついていません……
内面反射防止のパターン
逆さ収納はこんな感じ
ピントリングとズームリング
ゴムのパターンは従来品の区分けと同じ。ズームリングのゴムは細かいパターン。
ピントリングは大きなパターン
レンズ内部に水滴が入りにくい防滴構造(WR)が採用されています
防滴構造を採用したボディと組み合わせることで、雨天や霧の中、水しぶきのかかる場所での信頼性を向上しています。
★なしのレンズですが、個人的にはペンタ的に言えば「隠れスター」って言いたい気分です
悪い意味ではなくて、良い意味で「味」がない。
現在の潮流にのった、まさに「今風」のレンズです。
フィルター径は67mm
レンズ前面には高い撥水性、撥油性を持つPENTAXレンズ独自のSPコーティングを採用。
汚れを落としやすく、耐擦傷性に優れているため、レンズ面の保護に大きな効果を発揮します。
生産国はベトナム。
と、まずはお試しさせて頂きました。
最後にもう一度まとめると、このレンズの特徴は
① 持ってビックリ!!その軽さ
② 使って納得!インナーズーム
③ 写してビックリ!カリッカリのカリッカリ 開放からシャープだぜ
特に、③は私的かつペンタ製品的に驚きの部分。シャープさはモニターでの拡大回数が2~3回ぐらい深くなった感じ。
私の大好きな F2.8 の写りは、「線が細くて、質感描写が際立って高く、その場の雰囲気を絞り値で切り取るレンズ」
まさに絞り値で色々な味が生まれるレンズ
対して、この新製品 70-210mm F4 のレンズは「開放からすごくシャープで、絞り値による変化が少なく、解像力がとても高い現代今風レンズ」
たぶん多くの方々にとっても、こういう系のレンズも欲しかったんだ!
そんな新鮮な想いとなるレンズだと思います。
販売モデルが入手出来次第、出来るだけ早くレビューをお届けしたいと思います。
今日からご予約受付開始
毎度申し上げておりますが、「ご予約品を必ず発売日にお届けするが、ヤオッターのモットー」
どうぞ、ご予約は当店にて!とお願い申し上げまして、今回のご紹介記事を締めくくりたいと思います
【2020年2月14日発売予定】
ペンタックス HD PENTAX-D FA 70-210mmF4ED SDM WR
販売価格 会員様価格
付属品 レンズフード PH-RBP67 レンズキャップ O-LC67 レンズマウントキャップK
ご予約ページはこちら https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/32744