お待たせしました !!!
デジタル一眼レフカメラ
ペンタックス PENTAX K-3 Mark III が新発売
本日よりご予約開始です
2021年4月23日に白黒、そして限定セットも同時に新発売です
「ようやくこの日を迎えることが出来きた~」とは、ほんと偽らざる私の気持ちでありまして
正式発表!まとこにおめでとうございます
関係者の皆様、大変なご苦労だったと思います
今晩は美酒、そしてゆっくりとお休みくださいませ (^^);;
早速、まずは私の第一印象
「こんなにシャッターが迅速軽快に切れまくるPENTAX機ってあっただろうか~」
「もちろん初めてです~ (^^);;」
と自分でぼけて、自分でつっこみをしたくなるほど
軽快にシャキシャキしてます
小さなボディから聞こえてくる
ノイズの少ない爽快な作動音に惚れ惚れしてしまっている私は
かなり人生幸せな気分~
「握ってよし!のぞいてよし!切ってよし!連写してよし!色もよし!」
いよいよご対面の時がすぐそこまでやってきました
シャッターを最高速で切ってますと
相当に発売が遅れに遅れた事……
全部帳消しにして許してあげよう(←失礼な表現ご容赦を)
そんな思いとなる馬力抜群の小柄な一眼レフカメラです
まさに「小さな巨人」ですね
そして、このフォルムに何かしら「懐かしさとフォルムの安定感」をとても感じてる私
その源泉は何なのか……
と、ある方と話していると「なるほど!」と合点
そうそうこれです!
アイレベル式カメラの完成系と言えば NIKON F2 EYE LEVEL
ロゴからペンタプリズムを巻き込んで後方へと流れるフォルムは「光」を想起し
さらにマウントと メーカーロゴが間延びしていないデザインは安定感の源泉
デジカメにありがちな頭頂部をとってつけた感がまるでないのは、当たり前ですが本当の一眼レフであるからこそ
いい顔つきです (^^)
そして、横から見ても NIKON F2 と同じ
ペンタプリズムの左右の稜線が生み出す前方側からの光線の軌跡はまさにアイレベルフォルムの基本形
そして、何よりフェイス部分のボリューム感を抑えた造形が軽快さと小型さの源泉でしょうか
NIKON F2 アイレベルファインダー DE-1 と同じ美しさです
個人的には、前方空間の余裕さ=はみ出してないがこの造形の真骨頂と感じております
反面、この前方側の空間は TKO さんの空域 (^^);;
何年か後に、前方空域を活かした J Limited 0?番が出てくるかもしれないと確信する次第です
※ なんでPENTAX LX FA-2ではないのかとのお声を頂戴しそうですが、
LXフォルムはFA-1装着時にフォルムの完成かなと思う派なので、ここはNIKON F2。お許し下さいませ
といつも通り、話しは脱線傾向…
脱線ついでに、このカメラとの出会いを少しご紹介させて頂きましょう
この新製品
時代の変わり目、ミラーレス大移行期に出てきた大変希少な一眼レフカメラの新製品でありまして
世間の注目がほぼ99%ミラーレス機に集中する時節柄に
それでも私たちは一眼レフカメラでの写真撮影を突き詰める会社でありたい!
とのリコーイメージングさんの気持ちを具現化したものとなります
なのでこのカメラを理解する上で最も大切なものは
PENTAXのブランドビジョン「PENTAX STATEMENT」
でありまして、まずはあらためて確認することから始めていきましょう
PENTAX STATEMENT
私たちが私たちであるための、5つの決意。
-
写真が好きだからカメラを造る。
写真を愛するからこそ、写真をよく知るからこそ、写真好きに選ばれるカメラを造る。
-
対話するように撮れるカメラを理想とする。
感性と創造力を駆使し、被写体と言葉を交わすように自分だけの画を創れるカメラをめざす。
-
撮影プロセスまで愉しめるカメラにこだわる。
ファインダーを覗く、ピントを合わせる、シャッターを切る、画を創る。すべての「撮る快感」を追求する。
-
数値では測れない領域まで挑む。
数値的な高性能だけを求めるのではなく、開発者自身の感性をも盛り込んで深い味わいを追求する。
-
ユーザーの「写真体験」を資産とする。
ハードウェアだけでなく、撮る、創る、鑑賞する、すべての心躍る「写真体験」をユーザーと共有したい。
つまり、上記の5つの決意を
- 見えやすく気持ちいい光学ファインダー
- 持ちやすく疲れないグリップ
- 切れの良いシャッターフィーリング
- グリップした右手だけであらゆる操作ができる新操作系
のあくなき革新でもってブラッシュアップし
そこに
- 印象色であるPENTAXらしい画作り
を再構築し、くわえて
- 自在にコントロールできるカスタムイメージ
で撮影者を支援しながら、納得感ある写真が撮れるカメラにまとめ上げた新製品というわけです
実は、私がこのカメラの原型に出会ったのは、2017年9月9日(土曜日)
なんで正確な日を今でも覚えているかと言いますと
その日は、リコーイメージングスクエア大阪の移転リニューアルオープン日だから (^^);;
今の天満橋に移転された初日です
私もオープンおめでとうでスクエア大阪に伺いますと、そこには某商品企画の某若代さんも現場応援でご来阪中
その仕事の合間
「ヤオッターさん、ちょっと~」
と呼ばれて、二人で打ち合わせスペースに入ると
「これ見てもらえますか~ご意見を」
とカバンの中から書類を出されて
「次のAPS-Cサイズ機を検討中で、云々……」
と始められる!
「なんと!次期構想~」と驚く私を前に、某若代さんは粛々と話しを始められます
まず目に飛び込んできたのが数台の外観デザイン案
今思い起こしますと、PENTAX K-3 Mark III の原型もあったような気がします
中には、未来の未来のようなデザイン案もあったりと
ワクワクするフォルムのカメラ達が沢山
食い入るように見ている私をおいて、話しはスペックへと展開されていかれます
当時の企画時点のライバルは CANON EOS 7D Mark II
つまり、将来発売されるであろう CANON EOS 7D Mark III を想定しながら
次期機のスペック定めを行っておられた時期だったわけです
ところが、世の中はこの頃を境にして
徐々にミラーレスへの移行の動きが加速していきます
一年後の2018/10/25には、CANON さんから EOS R が新発売
想定していた後継ライバル機の未来がとても不透明になってしまうだけでなく
各社の商品企画も販売も、ミラーレスへの移行が本腰化
おそらくですが、リコーイメージングさんの社内でも活発な業界議論が行われたはず
その辺りの事業環境の変化が「PENTAX STATEMENT」の始まりであり
この PENTAX K-3 Mark III を新たに方向性の中で、再びどう位置付けるかの転換点だったと想像するところ
つまりライバルを失って漂流し始めた次期機種を
再び「PENTAX STATEMENT」で定義しなおす作業の始まりと言えまして
何かに勝つとか、何かに優る、数字やスペックなどとの「比較優劣」の呪縛から離れて自問自答する日々
その道のりがこの新製品の完成に至る後半の道程だったと思うところ
なので、中の皆さんは異口同音に「触ってもらいたい。のぞいてもらいたい」と仰られます
満足してもらいたい所は数字スペックではなく、使われる方々の心の内面
言わば、ライバルが他社からユーザーの心の満足に変わったカメラだということかと思います
当然にそれは大きな回り道
その過程で大きな遅れが生じたとは容易に想像するところ
もちろん全て再定義が遅れの原因とは言えないと思いますが、コロナや他の要因も多々重なって遅れに遅れた
ほんとユーザー皆様が心配に心配され
中には耐えきれなかった方もおられるかとお察し申し上げますが
今回の難産をそんな風に感じている私です
そんなんで、私の喜びも格別
多くの皆様にこのカメラの素晴らしさをお伝えできればと思っています
ではでは発売される製品構成の確認から
① 定番商品の黒ボディ
PENTAX K-3 Mark III ボディキット ブラック
② 定番商品のシルバーボディ
PENTAX K-3 Mark III ボディキット シルバー
③ 定番商品のバッテリーグリップ
D-BG8 (カラーはブラックのみ)
以下は限定品で、本革ストラップ(非売品)・バッテリー2個・グリップのセット
シルバーのグリップ D-BG8 Silver Edition はこの1,000個だけ
④ 全世界限定1,000台のプレミアムキットの黒
PENTAX K-3 Mark III Black Premium Kit
⑤ 全世界限定1,000台のプレミアムキットのシルバー
PENTAX K-3 Mark III Silver Premium Kit
そして、販売は
ご予約開始 本日 2021年3月31日 午前10:00から
発売日 全ての製品同時発売 2021年4月23日(金曜日)
となっております
現時点での情報では、昨今の同業他社さんの製品と同じく発売当初の製品供給はひっ迫気味……となるかもとの話しも聞こえております
早め早めのご予約がなにより一番かと思いますので
どうぞよろしくお願い申し上げます
その中で、私の一番の心配は「PENTAX K-3 Mark III Silver Premium Kit」シルバーの限定キット
過去の事例から推測すると、予想は日本国内割当400台前後
グリップが専用カラーなので銀銀の組み合わせは今回限り
予約が集中したら…すぐに予約で満杯となって混乱…
とならないよう
中の方々には、司会進行と行司をしっかりと行って下さいね!と私からもお願いしております
いずれにしましても
そのあたりは細心の注意でもって、ご予約の皆様に100%お届けできるよう当店も努めてまいりたいと思いますので
是非、沢山のご予約下さいませ
どうぞよろしくお願い申し上げます
毎回のお約束
「ご予約されたお客様に必ず商品をお届けするのが、ヤオッターのモットー」
です
ではでは、詳細を次ページで見ていきましょう