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㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。
CANON PELLIX QL ぺリックス と FLP 38mm F2.8 (F/2.8) パンケーキレンズ の続き、Vol.2 です
前編からの続きです。
FLP 38mm F2.8 諸元
焦点距離 38mm
開放F値 2.8
画角 59°
レンズ構成 3群4枚
最小絞り 16
最短撮影距離 0.8m
フィルターサイズ 48mm レンズキャップ 60mmかぶせ式
重量 210g
フード 設定なし
コーティング マゼンダ
定価 16,500円
さあ、分解開始、って大げさなんですが
どうしてもマウントアダプターにこのレンズを付けたいと考え抜いた結果が、部品はずし。
修理屋さんに電話で確認したところ、外しても問題ないということでしたので、分解にかかります。
よくガイドピンを見ると、「マイナスネジ」仕様となっていますので、まず、これを外します。
そんなに固く締め付けられていませんでしたので、すぐに完了。
今回の場合は、一時的にマウントアダプターに付けるだけなので、短いネジを探すまでは行いませんでしたが、恒久的にお使いになるような場合には、適切なネジを取り付ける必要はあろうかと思います。取り付けないと、ピント操作などによってレンズ本体が回転し、マウントからレンズ外れてしまいます。ご注意下さい。
次に、絞り込み連動レバーも外してしまいます。
理由は、今回使用したマウントアダプターと干渉したためなのですが、上の写真を見て頂きますと、絞りが実際に絞られていますね。これは「ラッキー」!
この部品を外すことで、絞り作動は「M」と同じ状態となり、どう絞り込ますかという問題が一挙解決。本来なら「AとM」の切り替えレバーがあればよいのですが、残念ながらこのレンズにはありませんので、どうしようかと思っていたのですが、簡単にクリアできました。
部品はサイドから「マイナスネジ」3本で固定されているだけですので、小さなネジを無くさないように精密ドライバーで緩めて外して下さい。
さあ、これで準備完了です。
今回の場合は、短いガイドピンを取り付けていませんので、それなりの位置で締め付け固定。
では、次ページでその結果をご紹介しましょう。