PENTAX 100YEARS OF HISTORY を記念したオリジナルデザインの

ホットシューカバー PENTAX O-HC171

全世界3000個限定で新発売 昨日よりご予約受付中を開始しましたが既に完売です !!!

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今日ご紹介させて頂きますアクセサリーは、ペンタックスブランドの起源である旭光学工業合資会社(当時)の誕生から2019年11月27日で100年を迎えることを記念して作られた、オリジナルデザインのホットシューカバーです

数量は限定で「全世界で3000個」、おそらくですが(噂)国内は1/3強位の1,000から1,
200個ほどの配分かと思います……


主な特徴は、

● ホーニング加工による精密な仕上げで研ぎあげたメタルパーツで構成

● 上面に「PENTAX 100YEARS OF HISTORY」ロゴを鏡面仕上げであしらう

● 着脱時の指がかりを良くするためのミラー仕上げの別パーツを用意し、カシメ加工で強固に固定

● <ブラックとシルバーどちらのカメラボディにもマッチするガンメタルカラーを採用



《PENTAX K-1 Mark II での装着事例1》

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《PENTAX K-1 Mark II での装着事例2》

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《PENTAX KP SILVERI での装着事例1》

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なかなかもって精悍で、高級感あふれる感じですね。


そして、

● 発売時期 2019年10月4日

となっております。


発表は2019年9月20日の昨日、そこから予約受付となるのですが、今回はなんとまぁ~もう当店での予約終了。

おそらくですが、連休明けの火曜日にはメーカーから完売のアナウンスがあるような状況です。


 

【2019年10月4日発売予定】

ペンタックス ホットシューカバー O-HC171 PENTAX

販売価格  会員\4,860 (送料無料)

ご予約ページはこちら https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/32002

 



 

コーティング全体を再設計。最新のHDコーティング搭載で「抜け」が格段に向上~

HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mm F3.5-4.5 ED

7月26日(金曜日)新発売 !!! 本日よりご予約受付中です !!!

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今日ご紹介させて頂きますレンズは、本日 7月9日(火曜日)に発表……あれれ?

「木曜日に新製品の発表がある」という長年のお約束、ここ最近は過去の話しとなった模様のようで……

とは、どうでもいい話し

本日「10-17mm F3.5-4.5」のリニューアルが発表され、今月末の7月26日(金曜日)に発売されることとなりました。



今回のリニューアルは「コーティングの改良による画質の向上」が本筋。

ここが第一義であり、第二義、第三義であります。


ペンタックスさんの魚眼ズームの原点はフィルム時代の smc PENTAX-F FISH-EYE 17-28mm F2.8-3.5にさかのぼり、社を代表する伝統の1本であります。

その良さは

  • 魚眼特有の特長的な風景写真が撮れる、しかもズーム
  • 最短撮影距離が短いので、大胆な超広角接写が可能
  • ダイナミックな星景写真が撮れる
  • それでいて、軽量でコンパクト。持ち運びが苦にならない


今回、元々の良さはそのままに、最新のコーティング技術の投入で磨きをかけた!それがこの新製品となります。

素性のいいレンズや、定番の人気レンズはリニューアル、

デジタル時代に求められる大口径の新たなレンズは新たな設計で挑む。

そんな昨今の方針に基づいた、リニューアル系の1本となります。



さてさて、今回のトピックスはレンズフード。

事前のリークされちゃった情報で、従来のレンズ smc PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED[IF] とは違って「レンズフードが外れるらしい」はもうご存知かと。

でも、それはあくまでも第四義であり、第五義の副次的な事象とご理解下さいませ。

あくまでも「レンズフードが外れる」は副産物でありまして、このレンズの本質はAPS-Cサイズ用の魚眼ズーム。

基本的には、それ以上のものでなければ、それ以下のものでない。

まず、ここはしっかりとおさえておきましょう。



ただ、もし外れるなら外れた方が撮影の可能性が広がるかも?!

こんな風に写したら面白いとか、この位の周辺画質ならフルサイズでも使ってみたいとか、使い方の発想や許容はユーザーに判断してもらおう。

パノラマ写真の可能性や360度写真の可能性などなど

フードがあることで閉ざされている撮り方があるなら

「外せるようしてみよう。使い道や使い方は、撮影者に積極的に委ねてみる」

そんな自由な意志を尊重した結果が、このフードの着脱仕様だと感じています。

 



まさに「遊び心」。(言わば、J Limited 的な発想)

レンズの基本設計はAPS-Cサイズ用、それを超えたFF使用やパノラマ的な使用方法は前向き発想で!

否定で入らず、面白さを優先して、気に入った部分を引き出す心でもって可能性にチャレンジしてみる、そんな側面を持ったレンズではないでしょうか。


HD10-17_002.jpg



ではでは、次ページでもう少し詳しく見ていきましょう


 





いつもありがとうございます。

八百富写真機店の公式 twitter 担当「ヤオッター」こと、中古カメラご一行様担当の "S"です

先日、ふと「フイルム写真のラチチュード」のことが書きたくなってtwitterで連投したのものを、
こちらで少し再編集して掲載させて頂きます。

ラチチュードは、ラティチュード、ラティテュードとも表記される写真用語、オーディオや信号処理系で出てくる「ダイナミックレンジ」と同じよう意味合いです。

昔のフィルム時代を経験されていない新たなフィルムユーザー様向けに、出来るだけ分かりやすく「カラーネガフィルム」の特徴をまとめてみました

もし、分からない事があれば、いつでも twitter 経由でお問合せ下さいね~



八百富写真機店 @yaotomicamera  https://twitter.com/yaotomicamera






 
《フィルム写真のラチチュードのついて》

fujifilm20190630.jpg
 
ラチチュードとは露出のオーバー(白い所)から露出のアンダー(黒い所)の所をどこまで再現できるかの領域の事。


広いとか狭いとかでその幅を表現します。


フィルムではネガが「広く」、ポジが「狭い」特性をもっています。


そのうちネガの許容範囲は適正露出に対して上下5段、もう少し突っ込むならオーバー側のほうがより強いので、中央値に対してオーバー6段、アンダー4段程度の光の情報を記録できる媒体だと思っておいて下さい。


対する「ポジ」は適正露出に対して上下2.5段ほど5段の光の情報を記録できます。


なので、露出調整機構の無いレンズ付きフィルムには、ラチチュードが広い高感度のフィルムが入れられているわけですね。


アンダーになった薄いネガ像より、少々オーバー(濃いネガ像)だけれど、ネガフィルムはオーバー側に耐性力のあるラチチュードなのでプリントしやすい(色が出る)という利点、そして高感度にするとシャッタースピードを稼げる、そんな理由から高感度カラーネガフィルムが装填されています。


残念ながら生産完了となってしまった富士フイルムのナチュラ。


感度1600のフィルムですが、お外でもあるいは室内でもノンフラッシュ、雰囲気を残せる万能フィルムとして人気があったという所は、こういうラチチュードの広さに起因します。


低感度フィルムの微粒面は素晴らしいですが、ナチュラも発色カプラーの工夫で高感度フィルムで言われがちな粒状性の粗さを改善したフィルムだったので、生産完了は個人的には写真文化の中でとても大きな損出の一つだと思っています。


ということで、ざっくりネガ10段、ポジ5段がラチチュードだと覚えておいて下さい


ここからが本題。


じゃ、フィルムに記録された光の情報を表現する写真印画紙のラチチュードは何段か?


ここ重要、ざっくり「5段」なわけですね。


つまり、ポジと印画紙は同じというわけです。


また、ポジ像には光の明暗だけでなく、誰もが認識できる色情報も記録されますので、写す前に露出をどうするか、ホワイトバランスはどうするかの設定を決めなければなりません。


なので、プロカメラマンは明暗差を図る普通の露出計だけでなく、高価なカラーメーターを購入し色温度を測定されていたわけです。


測定値はフジやコダックのカラーバランスフィルターの数字に置き換えられ、使う色フィルターを選択し、最終的な写真の出来上がりを想定した上で撮影されていたわけです。


まさにプロフェッショナルな仕事。


現像されたポジ像は光の明暗と色を考慮した上での完成品。


それゆに、印刷などの後工程との調整が少なく、互いにローコストだったわけと存じます。


そして、かたやの「ネガ」


ネガに残された情報は「10段」、印画紙は「5段」つまり、撮影後の後工程でどう表現するか色々と考えることができるわけです。


一見するとポジはプロ、ネガはアマチュアと思いがちですが、許容範囲の広さを持つネガフィルムは超優秀な記録媒体だと言えます。


そのかわりネガで重要なことは、後行程の人にどう自分の想いを伝えるかです。


ここがほんと勘所。


オレンジ色の支持体(オレンジベース)の上に補色で記録されたネガ像だけでは、普通の人はどんな色なのか全く分かりません。


私も「緑は赤~」程度。でも、昔のモニターなしのプリンター機の時代、写真屋さんで働くプリンターマンは普通にネガ像を見ただけでカラーに脳内変換できたのです。あのオレンジ色が、ポジみたい見えるそうです。ある意味、職人です。


そんな補色で記録されたカラーネガ像は、プリント時に、C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)の3色の色フィルターを使って三度露光時間を変えながら、色を再現していきます。つまり、露光時間のかけかたで色を作れるということです。


もちろん、カラーネガフィルムそのものの固有の特性はありますが、最後の色づくりはプリンターマンの仕事。


なので、ニュートラルにプリントするのか、あるいはその場の雰囲気を重視するのか、そういうあたりの撮影者の意図をくみ取りながらプリンターマンはプリントしてきます。


そこらあたりの撮影者の想いをどう伝えるか、またどうくみ取るかのコミュニケーションがお互いに必要、重要だということです。


また、ネガは5段の印画紙では表現できていない情報が沢山つまった媒体です。


以前に書きましたが、データ化したらネガを捨ててしまう方がおられますが、とてももったいない。


そのデータ化された写真は、ネガの一部を再現したものに過ぎないのです。


なので、作品にする時など、ここ一番には「ネガ」をお持ちください。


同時プリントで焼いたL判写真などがプラスであれば、とてもお互いにコミュニケーションしやすいでしょうか。


ネガはとても優秀なフィルムです。


今後も末永く生き残ってほしい記録媒体だと思います(終)





《フィルム写真のラチチュード》まとめ


ネガフィルムと印画紙(プリント)の関係は、現像されたオレンジベース上に記録された10段分の光の情報の中から、どう5段分の情報を切る取るか?ということを、「撮影後」にできる記録媒体だということです。

そういう事を頭においてお使い下さい~

ということは?

めちゃ「スナップに強い媒体」だと言えますね。

つまり、ラチチュードが広い ⇒ 露出に寛容 ⇒ 少々のいい加減さに耐えうる媒体であるという事。

絞りF8、中距離にピント置き、後はシャッターチャンスをまって、限りある36枚撮りで挑んでみる。

被写界深度を利用してパンフォーカスで撮影するスナップ写真の時に、フィルムのラチチュードの広さを意識してみる

また、それいと楽しです! (完)








 




熱き想いの男たち3人組が
「かっこいいカメラにカスタムできないか !!!」そんな想いを形にしたのがこの新製品



ペンタックス PENTAX KP J limited リミテッド
ついに製品化が決定 !!!





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このカメラに込められた想いは、「作り手の魂」と「遊び心」、そして「愛情」

そんなカメラに出会ったのは、今年、横浜で開催された CP+2019 リコーさんブースの奥だった。

そには、3人の男たちが数台のなにやら変わった色の PENTAX KP について、真剣に丁寧に真面目に、お一人お一人とお話しておられる。

いったいこのカメラたちはなんなんだ~

そして、このおっさん達はなんなんだぁ~(すいません)

 

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吸い寄せられるように、恐る恐る近付いてみる。

多くの古今東西のカメラと長年接してきたので、カメラが発する「魔性のお誘い」というものをまことに僭越ではありますが、なんとなく感じる時があります。


「やばい !!!」

会場の奥から誘ってくるような気配を感じ、「こやつ!魔性の1台ではないか」ととっさに身構えた。
 


とは言え、

カメラ好きなわたくしですので、「はい!さいなら~」とその場を簡単に去れるはずもなく

「カメラ好きの一人のおっさん」と化し

魔性の手招きに導かれつつ、3人の男たちに近付いてみた。

その後は定石通り、「これあかん!カッコいい」となってしまったわけでございます。



魔性感のあるカメラって、

機能とか性能云々ではなく、見たり触ったりすると「作り手の想いがダイレクトにこっちに伝わってくる」ような感触があるカメラと言いましょうか、カメラに作り手の深き想いがあるカメラのこと。

中には独りよがりが勝ちすぎたカメラにもなったりしますが、見ているだけで楽しいカメラもあったりします。

商品企画の人たちが作るカメラを本道の「売れるカメラ」とするなら、

この PENTAX KP J limited は、

「売れる売れない」は少し横においといて、「こんなカメラにしたらどうだろうか」

そんな想いをとても大切して商品を考えてみたではないでしょうか。

だから、ダイレクトにその想いが伝わってくる。

この心のキャッチボールがこの PENTAX KP J limited の醍醐味だと、わたくしは感じております。


なので、

「想いを共有できるカメラ」で
「所有したいと思わせちゃうカメラ」

単純明快、要は「カッコいい」わけですね。

 

カメラは撮影する道具でありますから、本筋は「基本機能」の充実が第一命題。そんな視点からは、特に「PENTAX K-3 IIの後継機」を待たれている方からしますと、

「おいおい何やってんだ」

と感じられるかと思いますが、そこは商品企画の「某W代さん」のお仕事でございます。

その点、遅々と着実に前に進んでいるとお聞きしておりますので、切り離してこのカメラを見て頂けると幸いです。(^^);;

 

ということで、このカメラはそういう本家本筋ラインとは一線を画すカメラなわけで、

製品が生まれくる通常の道筋とは違う形で経て生まれてきたのがこの PENTAX KP J limited。



既存製品に一手二手を加える事=カスタムすることで、「より愛着が生まれるカメラとならないか」
 

そんな命題に、男たち3人組が取り組んだ「熱き想いのカメラ」がこの PENTAX KP J limited なのです。




そして、このデザインを担当された方は、あの軍艦部に特徴があるリーゼントカメラ「PENTAX K-30」を担当された鈴木タケオさん。

優しい雰囲気の PENTAX KP を、男らしい、あるいは荒ぶる感じ、精悍、キメル、直線美、ほんと上手く、見事に仕立て直され、男の道具感を出されました。

両機に、なんとなく相通じる遺伝子を感じますね。

そんな PENTAX KP J limited ですが、実は、トップカバーは被り物。取り外しができますので、気分で着せ替え。なんとも楽しいカメラです。


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上の写真の通り、トップカバーを前から引っ掛けて、アクセサリーシュー部分に止め金具を差し込んで固定します。

聞く所では、営業幹部の方のアイディアだそうで、なんだかんだといっぱい関わっておられます。



ただし、当然トップカバーは「ツッパってますから」、一部のレンズでは干渉する場合があります。

「これ付かいないじゃん」ではなく、付けれるレンズで前向きに !!! そんな寛容さも必要です。

あと、ストラップも何か一工夫=カスタムしてみたいところ。

さらにツッパれそうですね。




ではでは、いつも通り外観を見ていきましょう。



CP+2019では、上記のように複数色を作られて、皆さまのご意見を聞かれた結果、以下の2色が発売されることになりました

① Black & Gold

② Dark Night Naby

PENTAX_KP_J_LIMITED-004.jpg黒金モデルは、ウッドグリップが赤色で本体の各文字が金色(除くフロントのペンタロゴ)。塗装の黒は、漆黒の縮面仕上げです。通常の黒と同じだと思うのですが、光沢感の高い赤いグリップのせいでしょうか、より漆黒に感じます。

そして、ネイビーはウッドグリップがSumi Black、このSumiは本当に高級墨汁を塗布されているからだそうです。また、本体色はネイビーなのですが、光の当たり具合や見る角度で、見え方が変わる塗装。とても明るく青く見えたり、とても落ち着いた黒に近い青に見えたりと、とても表情が変わる塗装となっています



次ページで、より詳細に見ていきましょう。

(ご注意事項)

トップカバーを本体に固定するためのシューに差し込む連結金具がまだ製品版ではなく、真鍮製のメッキとなっています。製品版ではステンレスとなりますので、少し色の見え方や質感が異なりますのでご注意下さいませ。今回ご紹介させて頂きますカメラは、あくまでもほぼ最終に近い試作機です。発売される製品版とは一部異なる箇所が出てくるかもしれませんので、その点ご理解のほどお願い申し上げます。

 




2019年03月17日の twitter にての投稿(まとめ転載)

一概に言うのはとっても難しいのですが、よくお問い合わせを頂戴する件なので、少し私なりにご説明。

まず、電圧差。

SR44:酸化銀電池は1.55V
LR44:アルカリボタン電池は1.5V

0.05Vの差。こんな電圧差で機械が壊れる事は絶対にないのでご安心を
 



その次に、どの電池を使うのか?使えるのか?(買えばいいのか、その違いは?)

大雑把に言えば、露出にオートが付いた機種とか露出をランプや数字で教えてくる、
つまり露出がデジタル回路で構成されている機種はどっちを使っても問題なく、
0.05Vの電圧差も一切関係なく正しい値を教えてくれます。



また、SRとLRとでは放電特性に違いがあります。
放電特性とは、使っているうちに電池の電圧や電力が時間とともにどう変化していくか?ということ。

SRは長持ち電池で、最後まで電圧は一定を維持しますが、LRは比較的長持ちせず、使っているうちに徐々に電圧が低くなっていきます。
ただ、デジタルで構成された回路では、作動する電圧があれば正しく動きますので、そういう放電特性が露出の結果に表れることはありません。



ということで、
1970年代の半ば以降に作られた一眼レフでは、どっちを使っても一緒。
つまり、どちらを使うかはお値段となります。

ただ、LR44にはとてもお安い聞いたこともないようなブランドの廉価品がありますが、そこは液漏れなどのリスクをどう判断するか?ではないでしょうか。

結論①、デジタル構成の回路のカメラでは、べつにどっちでもいい



さぁ~ここからが難問 次のカメラにはSR44、またはLR44のどれを入れればよいか?

F2 PHOTOMIC
F2 PHOTOMIC A
F2 PHOTOMIC S
F2 PHOTOMIC SB
F2 PHOTOMIC AS

答えは、
F2 PHOTOMIC と AはSR44
F2 PHOTOMIC S SB AS はSR44でもLR44のどっちでもいい

同じニコンF2でもファインダーよって電池が違う理由、そんな所以を次にご説明。



その理由は
① 露出計の回路の組み方
② 電池の放電特性
が違うからで、F2 PHOTOMIC と PHOTOMIC Aは電圧差がそのまま露出計の針の振りにつながる仕組みだからです。
なので、放電特性が最初から最後まで一定なSRを入れる必要があるわけです。

そして、「F2 PHOTOMIC S」「F2 PHOTOMIC SB」「F2 PHOTOMIC AS」のファインダーは電圧差よってメーターの振りが変わってしまうことのない回路構成なので、電圧が変わるLR44でもオッケーというわけです。持ちを重視するならSR44、コストを重視するならLR44で判断して下さい。



次に、H-Dなどの水銀電池ついて
ここからは闇〜でございます。まずは測光素子の劣化という個体差も散見される状況下ですので、個々個別の状態で最善を選択するのが第一かと存じます。
その前提でのお話しとご理解下さい。



基本は「電圧変換の電池アダプター」が無難。
ただ、無変換でも極端な差が出ない場合もあり、ASA感度の微調整で実用的に使う事も可能です。
その際の電池は、いずれも放電特性が一定のSRの電池をお使い下さい。

「SR44でそれなりの値が出ているなそれでオッケー。少々の違いはASA感度で微調整」



ただ、ペンタックスの一眼レフなどでは少し話しが異なります。(さっきのF2と一緒)

露出計の回路設計に工夫がありまして、
電圧差が針の振りに影響しないブリッジ平衡回路なので、
通電さえさせればSRであろうが、LRであろうが、電圧が変化しようが、ちゃんと動く露出計が搭載されています。

いわば、天秤みたいな露出計で、左右のバランスをとる形式。
天秤の上に1.35gか1.5g、あるいは1.55gの重りでバランスをとると思って頂いたらいいでしょうか。
なので、電圧差を考えなくていいわけです。


傍証とはなりますが、
水銀電池が無くなった時、ペンタさんが作られた純正のアダプターは単なる樹脂の輪っか。
変換する必要なかったからですね。
私の机の引き出しの中には、緑と赤の輪っかが今も入っています。(^^)


「水銀時代のカメラは基本は変換型の電地アダプターの選択が無難」
「但し、一部の機種、あるいは実際の状態に応じてSR44やLR44でもかまわない」


あともう一つイレギュラーをご紹介。

CANON EFというカメラはH-Dを2個使います。
電力は露出計だけでなく、長秒間露光時にも使われ、作動中はカメラ上部の赤ランプが点灯する仕組みです。
でも、このカメラに変換タイプを入れるとランプが点灯しません。
理由は、変換型アダプターからは点灯に必要な電力が出ないから。
電力量も頭において下さい

例えば、H-MやV27PXを使う機種も上記に該当します。変換型では、露出は合いますが、ランプが点灯しません。

また、同じH-D(MR9)を使う機種として作られたカメラでも、H-D電圧変換アダプターが同じく使えるわけでなく、極わずかな機種では通電しなかったり、ふたが締まらなかったりします。

あと、露出計が壊れている場合もあったりと、個体ごとに様子をテストしてみるのが現実的な対応かと思います。



ということで、
電池選択でお困りの場合、動くかどうか分からない場合、どうぞカメラを持って店頭(大阪駅中央店)にお越し下さいませ。
店には、テスト用の電池アダプターを取り揃えておりますので、作動の確認のお手伝いができるかと思いますので、ご遠慮なく~どうぞ~ !!!



最後にもう一度、
「NIKON EM」の取扱説明書を見ると、こんな一文が書かれているかと思います。

「電池は1.5Vの銀電池(SR44、G13タイプに相当するもの)を2個使用します」

これを見ればSRでないと思ってしまいますが、EMのような露出の回路がデジタルで設計されているカメラはLR44でも大丈夫です



最後の最後 (^^);;
もう一度付記しておきましょう。

H-D(MR-9)の電圧は1.33V、SR44は1.55V、LR44は1.5V、その差を気にされる方もおられますが、0.2V程度の差でカメラが壊れることは絶対にないです。


そんな弱い製品であることのほうがおかしい位ですので、全くもって安心してお試しください。



《まとめ
① 電池⇒受光素子⇒メーターと直列な回路の露出計なら放電が一定なSRを使う。水銀電池時代なら電圧変換型、44形状の電池登場後のカメラならSRを使う
② 水銀電池時代の露出計でも回路がブリッジ平衡式なら、電圧変換型は不要。44型電池を工夫で通電させればそれでよい
③ 露出計の回路がデジタルならどちらでもいい



もう少し追加が必要だなぁ~ということで、電池食い虫のお話

④ LRは機器が低負荷の場合に強みを発揮、あまり電気を食わない機種で低コスト。

なので、シャッターが電子化された初期の一眼カメラには大いに電気を食う機種があります。
例えばOM2とか。その場合は指定通りSR44でないと反対に高くつきます

 


 

待望のメジャーバージョンアップ
「究極のスナップシューター」を目指して主要デバイスが一新された


そんな 新型 リコー RICOH GR III をスペックから見てみよう !!!




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RICOH GR は写真を撮る道具。

その思いは、GRが生まれ時から貫かれてきたモノづくりの根幹だ。

昨年の6月、

GRの生みの親であり、以降、ずっと商品開発に関わってこられたリコーの野口さんとお会いする機会に恵まれたので、

以前からずっとお聞きしたいと思っていた事を聞いてみた



「RICOH GRは、時に高級コンパクトカメラにカテゴライズされてきましたが、生みの親としてはどうお考えですか?」


ぶしつけな質問にもかかわらず、野口さんからこんなお話をお聞きできた

 





GRの源流はR1にある。

R1とは、フィルムカメラ時代に出た超薄型のコンパクトカメラで、自分が手掛けた最初のカメラ。

発売後しばらくすると市場からこんな声が聞こえてきた。


「このR1のフォルムで、もっと写る本格的なレンズが付たカメラがあったらいいのになぁ~」


それを実現したのがフィルム時代のGR1なのです。

なので、当時も今も「よく写るスナップカメラとは?」が自分の原点であり、このカメラを作る目的です。

確かにフィルム時代にCONTAXのT2やT3という他社から出ていた高級コンパクトカメラと比較されることもあったが、作ってる本人としては全く他社を意識したことはなかった。

「他社よりいいものを作ってやろう~」なんてな視点でこのカメラを考えたことは微塵もない。


「所有したいではなく、使ってみたいかな」


だから、ユーザー様から「大切に使ってます~」と、使い込まれたGRの姿を見せてもらう時が何よりもうれしい時。

あるいは、「私も毎日カバンに入れて、使ってますよ~」とお声がけ頂く時が、活躍してくれてるなぁ~とジーンとくるシーンです。







言われてみると、確かにそうだ。

高級コンパクトと称され、またその視点で購入された個体は、中古カメラ的に見れば「箱入り娘」的な扱いがされている。

特に、CONTAXのT系はとてもきれいな状態で中古市場に出てくる。

いわゆる「防湿庫物件」

「写真を撮る」ではなくて「所有欲」を満たす対象だったという感じでしょうか。

まさに、それがCOTAN T2 であり、CONTAX T3 の一面の姿。

反対に、GRは「所有欲」より「使う」が主で、少々の傷は気にされていなかったのでは?

そんな所有者のお心を、中古カメラ市場からも垣間見る事ができます。

そういう視点からも、GRのコンセプトを感じ取れますね。



そんな感想を、野口さんに申し上げたことを思い出します。

 

さぁ~20年にわたって「一つの思想」で作られてきたGR。どんな姿に進化したか!これからじっくりと見ていきましょう~



RICOH-GR2-1001.jpg

と、今日の編集はここまで(2019/02/24 PM23:30)
順次、足し込みしていきます~しばしご猶予を



 

【ご予約受付中!! 2019年3月下旬発売予定】

RICOH GRⅢ リコー

販売価格  会員様価格

ご予約ページはこちら https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/30666


 


 


 

「SNSでこんな写真を上げて下さいね〜」
        ヤオッターからのお願い !!! 付のご予約特典に
                        ご応募していただけませんか !!!

ご協力頂ける方に、アストロアーツ社製 「Aquila レンズヒーターEL」をプレゼント !!!





こんな無茶ブリともいえるキャンペーンにもかかわらず、早速、SNSに素晴らしいお写真をご投稿頂きましたので、こちらのブログでまとめてみました~




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まずは、ご投稿頂きましたお客様に心より感謝申し上げます。


そして、ここに掲載されたお写真を通じて

  • 星景写真の楽しさ  
  • PENTAX製品の星景写真との親和性の高さ  
  • 今回の新製品「HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW」の素晴らしさ  
  • 星景写真の縁の下の力持ち、結露を防止する「レンズヒーター」の必要性

 

などなど、撮影者様の思いと3つの製品の良さが皆さまに届けば~と思う次第です。


それでは、順次皆さまのお写真をご紹介させて頂きますね~




 





YamamotoFHironaga(@fourier2010)様 2019/02/24のご投稿


八百富写真機店さんのDA*11-18mm/レンズヒーターキャンペーン協賛。
四万十川と冬の大三角です。ご査収ください。

レンズは、これから使い込んでいきます
✊ヒーターありがとうございます

#PENTAX KP #11_18mm #レンズヒーター #星撮り



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フルーツ☆ポンチ侍(@fruits0141)様 2019/02/24のご投稿


このレンズで富士山の写真載せるのは俺が一番最初だったらいいな めちゃくちゃ良いレンズだ!
使い倒してスペックを引き出したい!
八百富さんレンズヒーターありがとうございました‼️

#PENTAX
#KP
#レンズヒーター
#星撮り
#11_18mm


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あさお(@asao007)様 2019/02/24のご投稿

快晴の一日。日が暮れて、星空を撮りに。
八百富写真機店さんより購入のNewレンズ試写
修行中ゆえ未熟な点はご容赦ください~

#PENTAX_KP
#11_18mm
#レンズヒーター
#星撮り
#福島市


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ひ(@strobelight2017)様 2019/02/25のご投稿

摩耶山"掬星台"より、新星レンズとヤオッター氏に捧ぐ…

PENTAX K-1改 + HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW/PENTAX KP
+
HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW

#PENTAX
#11_18mm
#星撮り
#レンズヒーター



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xyzs(@xyzsxyzs)様 2019年2月27日のご投稿

@yaotomicamera 八百富写真機店さんで購入した
PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW と Aquila レンズヒーターEL
仕事が忙しく星撮りに行く時間があまり無いので現場仕事を直帰して近場で・・
レンズの魅力を引き出せてないですね(´・ω・`)
リベンジします

#PENTAX #11_18mm #レンズヒーター #星撮り



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なりきん(@lumheredunord)様 2019年3月3日のご投稿

初めて星撮りに行きました。レンズの性能を引き出すのも、お気に入りの一枚を撮るにはまだまだ時間がかかりそうです。
八百富写真機様レンズヒーターありがとうございます。

#PENTAX #11_18mm #レンズヒーター #星撮り




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けろっとさん(@kerotto_3)様 2019年3月8日のご投稿

初めての星撮り。

決して快心の出来ではないけど。
どーしようもない写真かもしれけど。
ここからスタートってことで。
八百富さんがくれたきっかけなので、
時々、こうして撮ろうと思います。
KP+HD DA*11-18mm

#PENTAX #11_18mm #レンズヒーター #星撮り



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COMODO(@Comodo_photo)様 2019年3月9日のご投稿

久しぶりの良いお天気に、意気揚々と撮影に出かけるも、アストロトレーサーの電池を忘れる大失態...
大変遅くなりましたが、八百富さんレンズヒーターありがとうございます!

K-3+HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW

#PENTAX #11_18mm #レンズヒーター #星撮り



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待望のメジャーバージョンアップ 
「究極のスナップシューター」を目指して主要デバイスを一新
 !!!

 

RICOH リコー GR III 新発売です !!!




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いつもの担当セールスさんが新しいGR、「RICOH GR III」を早速持ってきてくれた

少し小さくなったと感じつつも、伝統的なGRスタイルにとても安心と信頼を感じる。

さぁ~確認だ!どこが変わったの?と問いかけると、担当者のOGA氏は「カタログのゲラ刷り」を取り出した。


「カタログが届くのは全国一斉23日となっているので、ゲラですいません。でも、まずこのカタログをみて下さい。そこからのスタートとしましょう」


と気合をこめて差し出してくれたので、カタログを拝見することに。

(明日到着のカタログは、とても紙厚があって印刷のレベルもとても高いとこのこと)


GRらしい黒基調、そして1枚の縦位置モノクロ写真。いかにも、いかにもだ。

文字は左上の「RICOH imagine.change.」、そして右上には「RICOH GR III」。

いわば、定番の構成。


「ではでは~」


なんと1頁目は白紙、1行の文字もなければ、製品写真もない、ほんとの白紙。

そして、2頁目は縦位置の写真。

「おっと、そうきましたか」という感じ。

さらに頁をすすめる。

3頁と4頁は見開きの一枚のモノクロ写真。ヨーロッパの建物だろうか。

5頁と6頁も見開きで、今度は白い余白の縁。


「このカタログ、まるで写真集だね」


さらに頁をすすめる。ずっと写真、写真、写真。

モノクロの写真が少し多めだろうか。素晴らしい光と影だ。また、カラー写真はとても優しい色合いだ。

ついに19頁まで、ずっと写真だ。


「まじで写真集だね。次は20頁」


やっと文字が現れる。「GR」そして「PHOTOGRAPHED BY ICHIGO SUGAWARA」

そして、今までの写真の撮影データが小さな文字で頁下にならぶ。



「さぁ、いよいよ技術とスペックだ~」と22頁23頁にすすむと、


「えっ……あの細かい字が居並ぶ、主な仕様」となる


そう言えば、製品写真も1枚も見なかったと気付く。


やっと24頁で製品の正面写真、25頁はまた作例に戻って、仕上げの裏表紙。



そこで、ようやく気付く

「そうか !!! このカメラは写真を撮る道具なんだ。スペックや技術でこのカメラを評価したり語るのではなく、まずはこのカメラで切り取った世界を写真で見てほしい !!!  このカメラって、そういうカメラなんだよな~と語りかけている」

 

そんな風に感じた次第です。


ですので、


「2月23日に全国のカメラ店やリコーさんの拠点で配布されるカタログをまずは見て頂きたい。それからスペックや技術の話を見聞きしたほうがこのカメラに近付けるかも」


そんな順序がいいかなぁ~なんて思ったところで、詳しいお話はこの土日にアップしたいなぁなんぞと考えております。単に、編集が間に合わなかった……だけと言えるかもしれませんが (^^);;


2019/02/23(追記)

そのカタログが私の手元にやってきました~
すごく紙厚がありベースの白がしっかりとした白なので、ほんと「写真集みたいなカタログ」です。

まさに「光と影」

午後から店頭に並ぶ予定です。店頭でお配りできるようになった時点で、twitter(@yaotomicamera)でお知らせいたします。



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ということで、次ページで今回は製品の外観のみをお届け



DA★超広角大口径ズームレンズ 
「最高のレンズ」と言わせて頂こう !!! 
ついに、ご予約開始です !!!

 

HD PENTAX-DA ★ 11-18mm F2.8 ED DC AW 2019年2月22日 新発売 !!!





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二年前の秋、
リコーイメージングスクエア大阪が開所したころだったと思う。

勇気をもって幹部の方に思いを直訴した。

「今、PENTAXユーザーさんはレンズが出てこない事に、非常に大きな不安とストレスを感じておられる。もし、近々に出てくる予定のレンズがあるなら、少しでもいいので
情報を公開してほしい。それが安心につながり、また期待となる。このままだとマウントチェンジが進むことになります。どうぞよろしくお願い申し上げます。」

そんな失礼な事を申し上げたヤオッター、それは私自身の不安でもあり、そんなことはないはず!必ず何か出てくるはずだ!だとの期待値からだった。


すると、2017年10月27日にリコーイメージングさんから

 

デジタル一眼レフカメラの高性能化に対応する新世代の高性能スターレンズシリーズを開発
~「Photo Plus Expo 2017」、「Salon de la PHOTO 2017」に参考出品~デジタル一眼レフカメラの高性能化に対応する新世代の高性能スターレンズシリーズを開発

というニュースが発表された。


小さな小売店の小さな声を真剣に検討いただき、ほんとありがたいお話し。

もちろんユーザー皆様のお声が第一で、弊店はきっかけ。


やっと、ともしびがとぼった。

しかも、二本のスターレンズに関すること!


HD PENTAX-D FA50mmF1.4 SDM AW は、2018年の春。
そして、

HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8 は、2018年の夏。


いよいよだ~twitterやブログで、この吉報を発信!多くの方々と喜び、今後への期待を分かち合った。

しかし、まさかこの後、苦難の道が待ち構えているとは……。


いよいよcp+だ。そろそろ具体的な時期や価格の発表があるだろう。

しかし、残念ながら詳細は聞こえてこない

「桜を撮らさせないのが、ペンタックスの春」
「PENTAXの春は初夏だよ」

などなど、またまた不安がめぐった。


そして、ついに2018年04月13日に
 

HD PENTAX-D FA50mmF1.4 SDM AW(仮称)
開発状況についてのお知らせ



2018年春から2018年夏へと延期するとの発表。


さらに、そこに追い打ち情報が加わる。
2018年06月29日のことだった。
 

HD PENTAX-DA11-18mmF2.8ED DC AW(仮称)
開発状況についてのお知らせ


2018年夏から2019年へ。さらに(現在の見通し)となんとも心弱くなる注釈付き……
ほんと大丈夫なんだろうか


今思い起こせば、この辺が底だったのでしょうか。


やきもきしながらも、ついに HD PENTAX-D FA★ 50mm F1.4が2018年07月20日に発売される。

やっと、待ちに待った皆さまの元へお届けできた~


これで開発の皆さんは11-18mmに集中できるはずと思いきや、残念ながらお会いするリコーイメージングの皆さんの発言は超々慎重な言い回し。

日に日に言葉数が少くなくなっていく。

期待を頂かすような言葉なんぞ皆無皆無、全然聞こえてこない。

「下手すると、もっと先になるかも……」そんな悲観的な声すら聞こえてくる……マジか


と心配していたら、例の八百富オフ会 !!!

なんと、その会場に DA ★ 11-18mm の作動実機が登場してきた~

とにかく寝耳に水~ビックリだ 2018年12月15日のこと


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これも、今振り返ると「なるほどね~」

恐らく、もうその時点では量産が開始されていたのでしょうね。
だから、僕たちの前に出てきた。

当然にその時は教えてもらえなかったわけで、アンダーグランドでは「準備万端滞りなく」進んでいたというわけでした !!!


と、大変に前置きが長くなりました。それだけ、待ちに待ったレンズということ。

ほんとうれしい限りです。(長文、お許し下さい)



ということで、まずはこのレンズの印象を言葉でご紹介させて頂きます


「思っていたより高いな…」
「そう感じられた方が多いかもしれません」

「でも、出来ましたら、まずは写りをご体感頂きたい」

「必ずや! 価格相応の素晴らしい写りだなぁ~と感じて頂けるもの思います」
「私 
新看板レンズ がもう1本登場した!!! そんな気分です」
「フルの70-200mm、APSの11-18mm、新基準スターレンズの双璧です」

 


 







では、いつも通り外観から確認していきましょう。

PENTAX KP との組合せ。さらにレンズフードもセットしてみました。


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カメラにセットすると、さすが前枠が大きい。横からみるとレンズ浮きです。

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PENTAX KP SILVER との組合せ


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次に、PENTAX K-3 との組合せです。
KPと比較すると、少し本体が大きめなのでバランス絶妙。
「これ位の大きさのカメラとくっつけるため、この世に出てきたレンズだ」
などと夢想してしまいます。
後継機の一日でも早い登場が待たれますね。
リコーさんよろしくお願い申し上げます。


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フード付けてみる。
流石に前側が浮いてしまいます。


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レンズ単体のみ


DA11-18mm-005.jpg反対側から

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新レンズと従来製品 smc PENTAX-DA 12-24mmF4 ED AL[IF] との比較です
さすが、一回りでかいという感じ。


DA11-18mm-034.jpg絞りは、予定通りの機械式。(KAF3仕様)
DFAのフルサイズ仕様なら電磁絞りとなったのでしょうが、やはりこのレンズはAPS-CサイズのDA★レンズ。
より多くのカメラで使えるようにとのご判断です。



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マウント面の全景
赤いシーリングが取り付けられた防塵・防滴構造のAW(All Weather)が採用されています
と言えども、この部分の管理はお客様の仕事です。


このシーリングの上に、例えば細いくず糸が付いていたとします。
そうしますと、その糸をつたって毛細管現象で内部に水分が侵入してしまうことがあります。

油断大敵、防塵防滴はユーザー様とシーリングの共同作業です。

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最後に立像です。

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ということで、まずは四方八方からレンズの出来上がりを確認してみました。

仕上がりは流石に★レンズ、昨今の他の★レンズと同じくしっかりとした質感と構造です。



そして、ご覧の通り、このレンズには前面に82mmのフィルターを取り付けることができます。

超広角レンズでフロント側にフィルターが付けられるようにするか否かは、仕様設計上とても大きな選択です。


より広角側の焦点距離を意識すればいわゆる「出目金レンズ」となり、つまりフロント側にフィルターを装着できない構造となります。

焦点距離 11-18mm(35mm判換算で17-27.5mm相当)は、PLフィルターやNDフィルターの使用を考えた上での落としどころだったと感じます。


 






それでは、このコンセプトを詳しく見ていきましょう。


ペンタさんの狙いは、

● 要望の強かったAPS-Cフォーマットの★スターレンズの大口径超広角ズームレンズ

をついに市場に出し、皆様のお声に応える !!!



目指した性能は、

● 今後のカメラの高画質化を見据えた新世代のスターレンズ規格で設計

● 中心から周辺までシャープで抜けのよい像性能
  (球面収差と色収差を低減するEDガラスモールド非球面レンズの採用)

● 新世代のマルティコーティング「HDコーティング」の採用によるゴースト、フレアの抑制

● 多くのPENTAX製品に対応するKAF3マウント採用(機械式の絞り制御)

● 防塵防滴構造と-10度の耐寒性能

● 結露に強い構造(レンズヒーター対応の設計)

● フォーカスクランプ機構(ピント固定)



そして、想定する撮影シーンは、

● 小型なAPS-Cシステムにこだわるユーザー様向け
● 風景撮影が主ターゲット
● 星景写真もとても重要なターゲット


上記のような思いでもって、今回のレンズを企画・製造されました。



そして、今回のこのレンズの登場で、

● DA★16-50mmF2.8
● DA★50-135mmF2.8

とあわせて超広角から望遠まで防塵・防滴の大口径レンズラインナップの完成することになります。


 

 






MTF直線でこのレンズの性能を確認してみましょう

左が今回の新製品、右が従来品の smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL IF です。

曲線が高い位置にあるだけでなく、ばらつきが少なく揃っていますね。とても優秀なレンズだと物語っています。

たぶん従来品はこのままディスコンになるかもしれませんね。

性能差と価格差のバランスを考えると、従来品も購入ターゲットとお考えの場合には急がれたほうがいいかも?


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では、新世代★(スター)レンズの圧倒的な描写力の片りんを見てみましょう

左が新製品、右が従来製品です。

像が流れやすい広角レンズの周辺部でも、しっかりと解像しています。残念ながら、従来製品では周辺部(左下)に向かうほど、像が流れてしまっています。

正直、圧倒的な差ですね。

1枚の写真として適切な距離から適切な鑑賞サイズで見れば、従来製品での写真も一枚の写真となるのでしょうが、周辺部を一要素として見てしまうとやはりその差を意識せざるを得ません。



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次に、周辺部の倍率色収差を見てみましょう。

これも同じく左が新製品、右が従来製品です。いずれも開放、すなわち新製品が F2.8 、従来製品が F4 です。

それでも、これほどの違いがでます。

新製品では開放絞りF2.8での撮影にも関わらず、光源の周りに倍率色収差が目立ず、ビルのエッジも精緻に見事に描写。

従来品では開放絞りF4ですが、光源のまわりには倍率色収差が目立っています。

(従来製品をお持ちの方には大変申しわけございません。これほどの差が出てしまいます)

 


 

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そして、いつもの定点撮影場所から画角の確認を行ってみました。
 
まずは、APS-Cサイズで。後半は、どこまでフルで使えるか~頑張れるか~ PENTAX K-1 Mark II でも試しています。



APS-C 11mm


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APS-C 12mm

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APS-C 14mm

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APS-C 16mm


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APS-C 18mm

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こうしてみると、ほんと待ちに待ったスターレンズの超広角域ですね。

幅広いシーンで活躍しそうです。

では、禁断のフルサイズ、K-1 Mark II のクロップ外し:絞り開放です。今度は、逆に徐々に画角を広げていきます。



FULL-SIZE クロップ外し 18mm(開放)

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FULL-SIZE クロップ外し 16mm(開放)


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FULL-SIZE クロップ外し 14mm(開放)

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FULL-SIZE クロップ外し 12mm(開放)

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FULL-SIZE クロップ外し 11mm(開放)

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絞りを変えてみると、

まずは、18mmでF2.8、F5.6、F8.0の3枚重ね


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16mmでF2.8、F5.6、F8.0の3枚重ね


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14mmでF2.8、F5.6、F8.0の3枚重ね

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12mmでF2.8、F5.6、F8.0の3枚重ね

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11mmでF2.8、F5.6、F8.0の3枚重ね

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レンズの勉強をしているみたいになってきました。

絞るとイメージサークルが広がるが手に取るように分かります。

と同時に、絞っても円の直径が広がるわけではない。

絞ると円周部分内側のにじみが減っていくのが分かります。




スクエアでの撮影なんぞ面白そうですね。
 



「隠れスターレンズ」をリニューアル
HD PENTAX-FA 35mm F2 ご予約開始です !!! 人気モデルをアップグレードするという考え方


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セールスさんからこのニュースをお聞きした時、正直とても驚きました。

「35mmのリニューアル?」

まったく個人的に想定していなかった、領域?レンズ?手法?だったのでとにかくビックリ。


まずは、そのあたりの真意を聞いてみました。


基本の姿勢は次の通り

「当然、今後も大型・重量級の高性能レンズは、継続的に投入していきますよ~」


そして、リニューアルという考え方については、

「ただ、すべてを新製品に置き換えるのではなく、優れた性能を持つ既存人気モデルは、アップグレードという考え方で継続的に見直して投入していきます」

だそうです。



言われてみると、過去の既にDA Limited レンズ群のHD化とデザインリニューアルがありました。(そう今回を特別視したらいかんなぁ~と自己反省)

そして、

日頃使用している HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW で、「HDコーティングでこんなにも抜けが良くなるのか!」と実感している私としては、

そもそもHD化に大賛成派。(ここ問題なし)


さらに、

さすがにフィルム時代からの旧デザインには、今時点での居心地の悪さを感じていたので、デザイン変更も大歓迎!(いいじゃん~)

でも、え?????もしかして

「クイックシフトフォーカスはどうした~」(ここで硬直)



そのあたりをお聞きすると、

一人のセールスとしてはこう思っています。
「定価 56,000円 と低位に抑えたかった。その結果だと思っています。割り切ることろは割り切ったではないでしょうか」



それからもう一度じっくり説明をお聞きし、しばらく色々と触らしてもらう。
ファインダー像も確認して、試し撮りもさせてもらう。

そんなお試し経て、もう一度「スペック」確認してみる
 

  • レンズ構成は現状維持(絞りによる写りの変化を楽しめるレンズのまま)
  • クイックシフトフォーカスは搭載なし。絞り環もそのままで、他の機構スペックもそのまま(超割り切り)
  • ただ、デザインはリニューアル(昨今のカメラデザインとの統一性、あとキズとかテカリが目立たない仕様に変更)
  • 付加価値はコーティングのHD化(抜けがとてもよくなる)
  • もう一つの付加価値は、前玉のSPコーティング化(キズ防止)


上記を踏まえ、私なりにこのレンズを総括してみますと


「味のある描写、変化のある描写、今後も自分たちは大切にしていきたい」
「このレンズは素性のいいレンズなので、コーティングを刷新することさらに進化する」
抜けのよさという進化を加えたので、もう一度スナップの最前線でガンガン使ってもらえませんか」


こんな作り手の思いを感じるレンズとして再登板~

と、まとめさせて下さい。


開放からカリカリ写るレンズがここ最近のトレンドです。

もちろん、リコーさんとしてはそういうレンズもやっていきます。

でも、こういうペンタらしいレンズ、言葉にするなら


「描写の中に、芯がありつつも穏やかさややさしさを併せ持つレンズ」は捨てがたい。そして、そういうレンズはシンプルで小型軽量というペンタらしさをも同時に提供できる。ご意見もあろうが、ペンタらしさの一側面を表すレンズと理解してもらえたら幸せだ」


そんな風に、私なりに補足させて頂こうと思います。


 



 

では、まずは画角の確認。いつもの定点撮影場所からです。
カメラは PENTAX K-1 Mark II です

念のため、あくまでも画角の確認用写真です。

抜けがいい写真ですが、新レンズで撮影した画像ではございません (^^);; ほんと抜けがいいなぁ~ (^^)

安心感のある 35mm フルサイズ画角 63° です

 

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では、恒例の外観をご紹介していきましょう。

従来品の smc PENTAX-FA 35mm F2 AL と比較しながら細部をご確認下さい。

並べると、コーティングの色の違いが見てとれますね。

薄い緑系のいかにもエコガラス的な色合い(左)から、紫系のやや色のりの濃さを感じる色(右)に変わりました。

あと、距離指標下の「レンズの識別刻印」が今様に、そしてピントリングのゴムが山谷式に変わっています。

 

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サイドのロゴも新デザインに変更されています。
今回から「AL」アスフェリカルの文字は商品名から削除された模様。

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外装の仕上げは従来品とは大きく違います。フードが分かりやすいので、フードの比較写真。

従来品は、使い込むとキズやテカリが目立ちましたが、新製品は比較的目立たない仕様となりました。

最新の他製品と同じ縮緬塗装。経験則からしても、格段によくなることと思います。

この縮緬塗装は最新式のDAやDFAレンズと同じで、Kシリーズデジタル一眼カメラとのマッチングも良くコンパクトな単焦点レンズに仕上がっています。



 

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ピントリングもMF時の操作性を考慮して山谷のゴムに。
クイックシフトフォーカス おっと、やめておきましょう (^^);;




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さらに、外観を見ていきます。
マウント面は従来品と全く同じ。WRではないので、シーリングもなしです。割り切り!

 

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そうそう~
レンズの先端に緑ラインが入った事を書いてませんでした。
社内では「グリーンリング」と呼ぶそうです。

そして、この角度にするとよりコーティング色の違いが出てますね~

 

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もうちょっと拡大。こっちが、従来品の smc PENTAX-FA 35mm F2 のコーティング。
私的には、とてもエコガラス的な色合いと感じるところ。
ここ最近の各社のレンズは、ほんとこの系統の色合い。
鉛レスの補色ですね。

 

 

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そして、こちらが新レンズ HD PENTAX-FA 35mm F2の色合い。
中古カメラ的に言えば、昔の NEW Nikkor くささを感じます。
とても色濃い!

 

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この1枚目の前玉(第1レンズ)には SP (Super Protect) コーティングが新採用されています。

ここ最近のリコーさんのレンズには必ず採用されているコーティングで、材質はフッ素コート。

硬度が高く、レンズ保護に効果を発揮するコーティングです。

レンズにホコリや水滴、油汚れなどがつきにくくなると同時に、汚れが付着した場合でも、簡単に除去しやすいという特長を備えているコーティングです。





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その特徴を動画でご紹介。

まずは油性インキで落書き。インクをはじく=コーティング面に対しては球なので接地面が少ない。簡単にきれいにふき取ることができます。





次は水でお試し。左側がSPコーティング面、サラサラと流れてほとんど流れ落ちます。





最後は黒のポスカ。右側の従来コーティングではとてもレンズと馴染んでしまっていますね~ (^^);;





ということで、
汚れが付きにくい。付いたとしても、簡単にふき取ることができる。さらに、拭いてもキズが入りにくい。

という特徴のご紹介でした。

ただ、実際のふきふきでは、まずはブロアでほこりやごみ飛ばし!必ず励行下さいね。



 



 

そして、中のレンズには最新のマルチコート「HDコーティング」が蒸着されています。

  • 従来のコーティングを全面的に見直した、反射を抑える高性能コーティングを採用
  • その結果、ゴーストやフレアを抑え、画面全体でヌケのよい描写となる

このレンズの持つ元々の素性の良さ「シャープな写り」をコーティングで補完し「よりよい描写」に発展させました。


まずは、その能力をサンプル写真でご紹介。

明らかな差をみてとれます。



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このような画面内に強い光源があるような悪条件って、高感度性能のアップで結構出くわすシーンです。

でも、従来のマルチコーティング版の製品だと左側。

これがHDコーティングの力です。

私が日頃使うレンズで、最もコーティングの進化を感じているレンズが1本あります。

HD DFA 70-200mm F2.8です。このレンズで写すと、空気の透明感が高くなると言いましょうか、確実にもやっとした薄皮がとれて、あらゆる方向に向けて撮影してもシャキッとした映像を得ることができます。

基本はフードで斜光をカット。

それでも真逆光となりますとフードは役立たず、コーティングの性能に頼らなければなりません。



詳しく、技術的にみてみましょう。

HDコーティングは、製法を見直すことで、設計上の理論値により近い高精度なコート膜を形成させます。

膜の硬度が高く耐久性にすぐれ、従来のマルチコーディングと比較して50%以下まで反射率を低減し、ゴーストやフレアの抑制に非常に高い効果を発揮する最新のマルチコーティングです。




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均一な膜厚でレンズ表面にコーティングを蒸着することが可能となったので、旧製品であるsmc PENTAX-FA35mmF2ALと比較し以下の通り優れた反射防止性能を達成したそうです。




下のグラフは、旧製品smc PENTAX-FA35mmF2ALと同一レンズ面で比較した場合の反射率です。

可視光域(400~700nm)の範囲でHDコーティングの高い反射防止性能が読み取れます。



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さらに透過率の新旧比較をみてみましょう。
同じように可視光域で高い性能となています。
HDコーティングを施した各レンズ面の反射防止性能によって、レンズ全体としての総合的な透過率の向上を実現しています。




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たかがコーティング。されどコーティング。

中古レンズを取り扱っている店なので、その歴史や効用は身に染みて感じている部分。

レンズ発展史はある意味コーティングの歴史なり。

PENTAXさんもそう~

ただの Takumar に始まり、Super-Takumar、Super-Multi-Coated TAKUMAR、SMC TAKUMAR、SMC PENTAX、smc PENTAX-M、smc PENTAX-A、smc PENTAX-F、smc PENTAX-FA、そして HD PENTAX

まさにPENTAXレンズの歴史は、コーティング歴史でもありますね。


※ 校正のご協力、感謝申し上げます (^^)
 

 






さらに、このレンズの写りをレンズ構成とMTF直線で見ていきましょう。


レンズ構成は冒頭にも書いた通り、従来品と同じ5群6枚。
とてもシンプルです。

特徴と言えば、第6レンズ=後玉にハイブリット非球面レンズを配していること。

ご承知の通り、これはフィルム時代のレンズ。
当時、35ミリAF一眼レフカメラ用35mmF2レンズで初めて非球面レンズを採用したレンズでした。



この非球面レンズのおかげで諸収差が良好に補正され、

  • 開放ではしっかり解像しつつ、柔らかさも併せ持つ描写
  • 1段~2段絞ると全体にシャープに描写する

一眼レフならではの楽しみを体感できるとして人気を博したレンズです。



巷では「隠れスターレンズ」などと呼ばれ、多くの方々に愛用されたレンズです。
(ちょっと過去形で失礼です~31mm limited に人気をもっていかれた)


その素性のよいレンズを、今のコーティング技術で再リメイクしたのが今回の新製品。
逆光時でもゴースト・フレアのより少ないクリアな写真を実現しました。
 

  • 素性のシャープさを大切に
  • クリアで抜けが良い
  • 開放時の柔らかさと穏やかさは残しておきたい


もう一度、舞台に上がってきてほしい~そんなメーカーさんの思いを感じるところであります。

 

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フォーカスは全群繰り出し。そして、最短撮影距離は30cm。
この全群繰り出しがこのレンズのミソ!

レンズ全体が鏡筒ごと全部が前後する全群繰り出し方式なので、近接撮影時の補正機構(フローティング機構)を必要としない。
そう、ここが小型軽量なるレンズの源泉なのです。

もし、これを今風の開放からパキパキの高解像高性能なレンズとして新設計すると、まずは前玉に大きなパワーのある非球面レンズを配し、後群に種々の収差補正系の高性能レンズが必要となり、加えてフローティング機構、さらにフォーカス用の高性能なアクチュエターをどうする?などなど、どんどん大きく!どんどん重たく!そしてどんどん高額化していきます。

そう、振り返ると、味のある小型なレンズはどこいった?

となるわけですね



そこでもう一度、このレンズ特徴を再確認。

レンズの特徴(=カタログスペックとして数値では表現できない部分=写りの多面性)の継承を第一義
とした上で、
 

  • 開放では柔らかさを持ちながらしっかりした解像をする描写
  • 絞ると全体がシャープな描写
  • そんな多面性を、今後も共存させたい


そんな思いで再登板させたのがこのレンズ。



ほんと、言葉だけでは伝えきれない部分です。

具体的にお伝えできるよう、このレンズも出来るだけはやくお写ん歩"K"君のレビューをお届けしたいと計画中です。

彼と話しをしますと、

「とても好きなレンズでしたよ」 おっと、ここでも過去形。彼も軸足が31mmになってたみたい

「もう一度、ひな壇!に登壇ですね」
「ラグビーで言えば第一列のフォワードではなくて、バックスのフルバック的な存在かなぁ」
「駆け抜けてもらいましょう~」

製品版を楽しみにしております。(担当者のOGA氏殿)





それでは、各社レンズと一緒にMTF曲線をみてみましょう。


HD-FA35mm-017.jpg


古い基本設計だからダメという感じではなく、最新式の各社のレンズと十分に張り合える力を有していますね。

そして、各社レンズとのスペック比較も一応アップしておきますね~ (^^);;



HD-FA35mm-018.jpg

それでは、
さらに次ページで外観を紹介を続けていきましょう

 

 

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とっても珍しいのでご参考までに
PENTAX smc PENTAX 30mm F/2.8 の発売時のカタログをwebアップ

とても珍しいカタログが手に入ったので、参考資料としてアップさせていただきますね。

30mmというとても斬新な焦点距離への思いが、smc PENTAX 120mm F2.8とからめて読み取れます。

また、「スナップマーク」という被写界深度を利用したパンフォーカス撮影を強く訴えられているのも、とてもペンタさんらしい。

このレンズの場合は、絞りF8、距離目盛り3.3mに設定されています

 

《表紙》

20181229204410_001.jpg

《裏面》

20181229204436_001.jpg

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PENTAX K-1 の開発思想を継承し、より完成度を高めた
PENTAX K-1 Mark II ペンタックス K-1 マークⅡ新発売 !!!


PENTAX_K-1_Mark-II-001.jpg




「PENTAXのユーザー様に末永く使ってもらいたい」
 

そんな思いを込めて、2016年の春に登場した フルサイズ一眼レフカメラ PENTAX K-1

発売から約2年経過し、その間7回のファームアップが行われ、より使い勝手のよいカメラとなるようその進化を続けてまいりました。


現ユーザー様からすれば、このまましっかりとファームアップ対応を続け、「メーカーさんには、僕らの買った PENTAX K-1と同じスペックで、当面は作り続けて頂きたい!」そんなお気持ちになるかと思います。


しかし、技術は日進月歩。

PENTAX K-1 の発売以降に市場に投入された PENTAX KP や PENTAX K-70 に搭載された「画像処理のアクセラレーターユニット」をそのままにしておくのはもったいない。

あるいは、リアル・レゾリューションを進化できる道筋もたっている。

でも、自分たちは「フルサイズの”K”」は末永くとユーザー様に言ってきた……

どうしよう………


そんな葛藤を経て、リコーイメージングさんは次のような「改良と改造」という答えを出されました

① 今できるようになっている事を新たに乗せ込む改良」
を行おう

② 既存の PENTAX K-1 ユーザー様には、有料とはなるが、業界初の「改造」アップグレードサービスを提供することで約束を果たしていこう


それが、今回の新製品 PENTAX K-1 Mark II となります。


ではでは、この新しいカメラを「改良」「改造」という切り口で、順次新たなスペックなどを確認していきましょう


 



何が変わったのか?


① 高解像と高感度の両立をより高めよう ⇒ アクセラレーターの搭載

② フィールド撮影への適応性をより高めよう ⇒ 手持ちリアル・レゾリューションの追加

③ 妥協のない基本性能をより高めよう ⇒ 地道な改善活動の積み上げ


この3つの視点から、改良が行われています。
13_K-1II_28105-001.jpg



高解像と高感度の両立
先進の画像処理システムを採用し、画質を一新




すべての感度領域で記憶色に近い色と滑らかな階調を再現するため、自社開発のアクセラレーターユニットを新たに搭載。
イメージセンサーが出力した信号をあらかじめ適切に処理し、画像処理エンジンに送ることで、PENTAX K-1と比較すると、ノイズが低減、解像感や高感度での色彩再現性が向上したそうです。
これに伴い最高ISO感度もアップし、ISO 819200(標準出力感度)という超高感度を達成しています。

《従来の PENTAX K-1 》
センサー ⇒ 画像処理エンジン”PRIME IV"

《 PENTAX K-1 Mark II 》
センサー ⇒ 新設アクセラレーターユニット ⇒ 
画像処理エンジン”PRIME IV"



PENTAX_K-1_Mark-II-002.jpg

つまり、ISO 819200という高感度は「副産物」なわけで、ISO 6400 から ISO 51200 あたりの現実的な高感度領域での「画質の向上」が実質的なメリットと言えるのではないでしょうか

とは言え、今までの K-1 感覚ではありえない、驚くべき感度設定ができるようになりました。

現状は「ISO 204800」どまり、加えて「ISO 409600」そして「ISO 819200」まで設定できます



PENTAX_K-1_Mark-II-003.jpg

PENTAXさんが得意とする、「解像感を失わず、ノイズを徹底的に抑える絵作り」、それにより磨きがかかったわけですね。実写画像がとても楽しみです。


(追加情報)

20:40 - 2018年2月22日 八百富写真機店 @yaotomicamera

《PENTAX K-1 Mark II》 

「画質の向上」を感じ取る上で重要なのが、PENTAX KP というカメラ。お持ちの方はその高感度力をしっかりと感じておられるはず。その力に、画素ピッチが広いフルサイズセンサーからの信号が加わる。つまり、どうころんでもKPよりも良くなるしかない。つまり一番になるという事


15:04 - 2018年2月23日 八百富写真機店 @yaotomicamera

《PENTAX K-1 Mark II》
また、少し情報が入る。絵作りベースはアクセラレーターKPだけど、そのままの移植では無く、KPやK-70で得た物を活かして全感度を再設計したそうだ。そこで重視されたのは、感度間のつながり。絵の雰囲気が変わらないよう、解像感や色、あるいはノイズ感を細かく設定したそうだ


11:06 - 2018年2月25日 八百富写真機店

《PENTAX K-1 Mark II》
PENTAX K-1 と  PENTAX KP のノイズ感を言葉で言うなら、K-1 は「ボコボコ」とした荒いノイズ、ちょと塊感がある。対する PENTAX KP は「サラサラ」としたとても細かいノイズで、全体に溶け込むような感じ。その差は、見た目の解像感の違いとなって表れてくる。ここがアクセラレーター搭載機の強み。


11:19 - 2018年2月25日 八百富写真機店


《PENTAX K-1 Mark II》
PENTAXが目指す「解像感とノイズ感」の両立は「見た目」が判断基準。それを官能評価と呼んでおられ、階調や滑らかなボケ味をノイズ処理やシャープネス処理でつぶさないようにされているそうだ。これは、アクセラレーター搭載の有無ではなく、全体の思想で、既にお使いの皆さまが根底的にいつも感じておられる=好きな=評価されている部分かと。


11:34 - 2018年3月3日 八百富写真機店 @yaotomicamera

ブログでセンサーが大きいからK-1MKII>KPだと書いたが、正確にはK-1MKII≒KPだそうだ。その理由は
① センサーの世代格差(KPが新しい)
② KPに搭載されているセンサーが非常に優秀
そこに
③ 古いはいい意味で使いこなしの習熟度が非常に高い
④ アクセラレーターのノウハウが蓄積された
で≒となる


上記 twitter の捕捉です。

PENTAX KP はセンサーは、
① PENTAX K-1 より小さいAPS-Cサイズだが、タイプが PENTAX K-1 に搭載されているセンサーより新しいものなので、時間軸で見ると基本性能が向上している
② 色々なセンサーが製造元から発売されているが、その中でも PENTAX KP に搭載されているタイプはとても優秀なセンサー

また、以前に書いたブログ
カメラの八百富|ペンタックス PENTAX KP 新たなコンセプトのカメラが新登場 !!!

で、この PENTAX KP に搭載されたセンサーを次のようにご紹介させて頂きました通り
 

聞くところでは、このセンサーはとてもポテンシャルが高いが、取り扱いがとても繊細でシビアだそうで、良くもなれば悪くもなる。
そういう点において、「我々、結構このセンサーを乗りこなせたよ!」との達成感のお声が漏れ聞こえてきております。



③ ペンタ開発陣の努力で、じゃじゃ馬を乗りこなしている感が強いセンサー

と言えます。


一方、今回の新製品の PENTAX K-1 Mark II のセンサーは、

① 従前機の PENTAX K-1 と同じセンサーなので、タイプとしては、PENTAX KP 比較では古いので劣る面もあるのは事実
② でも、その古さゆえに、扱いにとても慣れているセンサー=酸いも甘いも分かってる
③  そして、当然フルサイズセンサーなのでAPS-C比較では、大きさのメリットがある

そこに、

④ PENTAX K-70、そして PENTAX KP に搭載してきたアクセラレーターユニットの使い方がより上手く使えるようになってきた


そんな足し算と引き算でもって、PENTAX 
K-1 Mark II ≒ KP との関係になるそうです。

そんなお話を聞き、俄然「PENTAX KP」が再度気になりだした私です。 (^^);;



 



リアル・レゾリューション・システムⅡ
手持ちでのReal Resolution撮影を実現


 

リアル・レゾリューション・システムⅡは、従来の撮影方法に加え、新開発の[手ぶれ補正]モードを搭載。

これは手持ち撮影時の微小な揺れを利用する、逆転の発想を利用した画期的な技術です。


カメラが3次元的な揺れを検知。連続撮影した4枚の画像を解析し、超高精細画像を生成します。

また、手ぶれ補正機構SRIIも同時に利用可能で、暗いシーンや三脚がないときでもリアル・レゾリューション・システムを活用できます。



PENTAX_K-1_Mark-II-004.jpg

その設定は、メニューからリアル・レゾリューションに入ると、従来メニューに「雲形アイコン」みたいなものが加わっています。

上から、

① モーションキャンセル・オン

② モーションキャンセル・オフ

③ 手持ちリアル・レゾリューション

④ リアル・レゾリューション・オフ

となっています。


PENTAX_K-1_Mark-II-005.JPG



固定時はピクセル単位でセンサーを動かす方式。

詳しくはまだ聞けていませんが、手持ち時はどうあがいても1ピクセル単位で正確にトレースすることは不可能と思う中、どうも独自の㊙必殺技を編み出され、センサーシフトさせたのと同じようにピクセル単位で4枚の画像を合成する手法をあみだされたようです。

故にSRユニットを使ったセンサーシフトを使わないので、通常通り手振れ補正も効く、そんな仕組かと思います。

ここは、ちょっくら後日に内容を充実させたいと思いますが、
現段階ではメーカーの皆さん詳しく仕組みをお話になりません。CP+や全国各地のタッチ&トライでの秘話なのかも(笑)



《追加情報》 2018/03/05

なかなかこの部分の具体的な仕組みについては、どうもとても口がかたい。

ざっくりと言うなら、「ぶれてない=動きがないといけない」が大前提。何かのきっかけ? あるいは何かの起点?そこはなんだかよくわからないが、4枚の写真を1ピクセル単位でピッタリと合わせられる合致点を見つられた。それが何なのか!まだよく教えてもらえないが実情です。

もう少し時間を下さい。



 



妥協のない基本性能をより高めよう
地道な改善活動。さらに進化した機能編


 

  • AF性能が進化

    ① 最新のアルゴリズムを搭載で、AF.Sの合焦スピードを高速化
    ② 動体追従アルゴリズムの最適化し、AF.C時の動体予測性能が向上

    K-3II では、前後方向に動く被写体の動体予測アルゴリズム(Z方向)、特に遠ざかる被写体に対しての予測が見直されたことが思いだされます。

    今回の K-1 Mark II では、さらに平面(XY方向)に動く被写体への追尾アルゴリズムが見直されているそうです。被写体と背景の色が同じようなシーンでも、的確に被写体の動きをキャッチし、画面内を上下左右に動くような被写体に対しても追従性がアップしました。

    AF.Cで撮影中に、パラパラと後ろの背景にAF測距点が飛んでしまうようなご経験があるかと思いますが、それが低減されることになるかと思います。

    そして、この話はAFのホールド機能の設定にも関係してきます。背景側に抜けてしまわないように、パターンを見直してAFホールドが発動する閾値を最適化されたそうです。とは言え、ここは実際の現場で確認確認……PENTAXさんのAFですから(苦笑)


    そんな一連の改善で、今回のマークⅡから、AF設定の「ホールド」の初期値が「オフ」に変わりました。
     

    PENTAX_K-1_Mark-II-010.JPG
    初代のK-1では、「ホールド」「弱」が初期設定値。個人的な意見ですが、「オフ」の方がいいかな?なんて思っていますので、一度お試しくださいね~



     
  • アウトドアモニターが進化

    すばやく液晶モニターの輝度設定ができるアウトドアモニターが進化。
    暗い環境での[-2 ]のトーンカーブをチューニングし、天体撮影時などの良好な視認性と実現。

    fea02_12.jpg
    具体的な改良点は、真っ暗な状況でもまぶしくないように、単にLCDのバックライトの明るさだけでなく、表示される映像情報そのものも最適化されています。

    また、+2表示でも同じようにバックライトだけでなく映像情報にも手を加え、より見えやすさを実現されています。

    あと、聞く所によれば、「-1」の明るさ(バックライト)の見直しも行われたそうです。

    以上、改良は「赤色画面表示」と組み合わせた時の見やすさにも反映されています。


  • ライブビュー撮影が進化

    ライブビュー撮影時の画質が向上。
    静止画・動画ともに被写体をリアルな映像で確認することができ、また正確なフォーカシングにも大きく貢献。
     

上記の改良で、やはり電池の持ちが悪くなったようです。PENTAX K-1 は約760枚、今度の PENTAX K- Mark II は約670枚となりました。


 



外観写真




PENTAX_K-1_Mark-II-001.jpg外観の新旧の違いはロゴ分だけ

PENTAX_K-1_Mark-II-006.JPG
なのでこの角度からでは判別できず (^^);;


PENTAX_K-1_Mark-II-007.JPG

後も全く同じ

PENTAX_K-1_Mark-II-008.JPG
ここまで徹底して変化がないと、妙に安心感があるような


PENTAX_K-1_Mark-II-009.JPG
DFA 24-70mm F2.8 との組合せ


PENTAX_K-1_Mark-II-011.JPGバージョンの表記。K-1 II ではなくて、ほんと K-1 Mark II なんだ(笑)

タッチアンドトライさせて頂いたカメラはまだベータ機のため、バージョンはモザイクで。


PENTAX_K-1_Mark-II-012.JPG


では、次ページで「改造プログラム」の詳細をご説明いたします。

 

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カメラの八百富|新春・初売り1月2日/3日セールのご案内【実店舗限定】 のご案内です。

2018初売りバナー.jpg


突然ですが(例年のことでまことに恐縮です)、
初売りセールを行いますので、どしどしお正月、実店舗にお越し下さい。

このセールの告知は、WEB限定です。
日頃、このブログをご覧頂いているお客様への、「実店舗決済」での割引企画です。
(オンラインショッピングは対象外です)

 

◎店舗の年始の営業時間
  大阪駅中央店
1月1日 臨時休業
1月2日 10時00分~21時00分
1月3日 10時00分~21時00分

◎期間
   平成30年1月2日/3日の2日間

◎対象商品/セール内容

①中古品(カメラ・レンズ・用品) 5%OFF!! (新品カメラなどは対象外です)
    下記リンク先の特別ご優待券を印刷してお持ち頂いたお客様に限り、
    現金にてお支払いの場合、販売価格より5%割引致します
・中古品扱い(赤い値札)の金融新品は対象外とさせて頂きます。
・クレジット支払い、イコカ支払いは対象外とさせて頂きます。
・WEB限定告知セールとなりますので、必ず優待券を印刷してお持ち下さい
・印刷できない場合には、店頭にてスマートフォンなどの携帯電話でこのページをご提示ください。
・後日、特別ご優待券をお持ちになられての追加値引きにはご対応できません。ご決済時点のみ有効です。


 

②大阪駅中央店限定!ジャンケン大会<限定5名>

店頭DEジャンケン大会開催します!!

PENTAX K-70LK,KPをお買い上げで

スタッフと3回勝負をして、3回連続で勝てば「PENTAX DA50mmF1.8」をプレゼント!!

すでに「PENTAX DA50mmF1.8」をお持ちの方、他のレンズをご検討中の方にその商品代金から10,000円引き!!

 

◎特別ご優待券


右クリックで「画像だけを表示」を選択、「印刷」してご使用下さい。
ご使用時には、御住所・御名前・E-mailの欄にご記入下さい。
個人情報の取扱に関しましては、個人情報保護に関する基本方針をご一読下さい。
今後のセール情報が不要のお客様は「E-mail」の欄は空欄でお願いします。

 

優待券2018 520x312.jpg

 

   

 

カメラの八百富|HD PENTAX-DA ☆ 11-18mm F2.8

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まだ仮ご予約を承ることはできませんが……
APS-Cサイズ機用の高性能レンズが出ることに大いに意味あり !!!!!


HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8 まだ先の事で恐縮ですが、来夏に新登場 !!!

 

 



004.jpg

 

 

 

今回の発表のキーワードは、

 

「デジタル一眼レフカメラの高性能化に対応する新世代の高性能スターレンズシリーズを開発」

 


その心は、

① 従来の開発コンセプトを継承

② 今後さらなる高画質、高性能化が予想されるデジタル一眼レフカメラでの使用時に、十分満足いただけるパフォーマンスを発揮

③ 特に解像力に関する社内規格を大幅に見直して開発を進めている「新世代のスターレンズ」の第2弾


つまり、

 

従来通りの「大口径・堅牢性」を継承し、より高い解像力の基準でもってつくる新スターレンズ

 

が2018年から登場してくる!という話です。

 

 

003 (2).jpg

 

 

ですが、実はこの基準でもって作られたレンズがすでに存在しているのです。

そのレンズは、

 

ペンタックス HD PENTAX-D FA ★ 70-200mm F2.8 ED DC AW

(お買い上げはこちらから https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/19603

 

すでにお持ちのユーザー様は、「ちょっと違うな」とか「ぬけがいいなぁ」とか、その先鋭さを感じられていると思います。

私的には、極端にピントのピークが立って帯のようになってしまうピント切れではなく、アウトフォーカスに向かう部分へのつなぎがいいピントのピーク、そんなレンズだと思っています。

このレンズの発売時には紆余曲折があったこと(=遅れた)が思い出されますが、その裏側には新基準クリアへの苦闘があったそうで、

内部の方の内緒話(笑)では、

 

隠れEDならぬ、新スターレンズの第0弾

 

なのだそうです。

 

 

では、早速、一部に秘密のベールをまとったプロトタイプが私の所にやってきましたので、その際に撮らさせて頂いた外観写真と感想を次ページでご紹介させて頂きます。

 

 

カメラの八百富|HD PENTAX-D FA ★ 50mm F1.4 SDM AW

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まだ本ご予約を承ることはできませんが……

HD PENTAX-D FA ★50mm F1.4 SDM AW いよいよ来春に新登場 !!!


DFA50mmF1.4-001.jpg


今回の発表のキーワードは、

 

「デジタル一眼レフカメラの高性能化に対応する新世代の高性能スターレンズシリーズを開発」

 


その心は、

① 従来の開発コンセプトを継承

② 今後さらなる高画質、高性能化が予想されるデジタル一眼レフカメラでの使用時に、十分満足いただけるパフォーマンスを発揮

③ 特に解像力に関する社内規格を大幅に見直して開発を進めている「新世代のスターレンズ」の第1弾


つまり、

 

従来通りの「大口径・堅牢性」を継承し、より高い解像力の基準でもってつくる新スターレンズ

 

が2018年から登場してくる!という話です。

 

 

DFA50mmF1.4-002.jpg

 

 

ですが、実はこの基準でもって作られたレンズがすでに存在しているのです。

そのレンズは、

 

ペンタックス HD PENTAX-D FA ★ 70-200mm F2.8 ED DC AW

(お買い上げはこちらから https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/19603

 

すでにお持ちのユーザー様は、「ちょっと違うな」とか「ぬけがいいなぁ」とか、その先鋭さを感じられていると思います。

私的には、極端にピントのピークが立って帯のようになってしまうピント切れではなく、アウトフォーカスに向かう部分へのつなぎがいいピントのピーク、そんなレンズだと思っています。

このレンズの発売時には紆余曲折があったこと(=遅れた)が思い出されますが、その裏側には新基準クリアへの苦闘があったそうで、

内部の方の内緒話(笑)では、

 

隠れEDならぬ、新スターレンズの第0弾

 

なのだそうです。

 

 

では、早速、稼働するプロトタイプが私の所にやってきましたので、その際に撮らさせて頂いた外観写真と感想を次ページでご紹介させて頂きます。

 

 

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35mmフルサイズデジタル一眼レフカメラ
全世界 2,000台 の特別仕様モデルを限定発売


PENTAX K-1 Limited Silver ペンタックス K-1 リミテッド シルバー 新発売 !!!


PENTAX_K-1Limited_001.jpg


シルバーが出るまで「我慢!我慢!」と耐え抜かれてきたお客様!


ついに「PENTAX K-1」にシルバーモデルが出る事になりました。


全世界 2,000台 での限定数で、2017年9月15日に発売開始。




機種名はとてもストレートで、「PENTAX K-1 Limited Silver」。


たぶんですが、恐らくもって国内販売数は800台前後位ではないかと推測いたしております。


※ ご注意(過去の経験値に基づく中古カメラ担当係Sの推計で、メーカーから公表された数字ではありません)




ある意味、このシルバーとグリップの限定販売は、ペンタックスさんのお家芸とも言えまして、長年ペンタックスさんとお付き合いされてきたユーザー様には、そろそろかなぁ?なんて思われていたかと思います。


振り返りますと、デジタル一眼レフの歴史はこんな感じ。

  • K10Dグランプリパッケージ 5000台
  • K20D Titan Color Premium KIT 1000台
  • K-7 Limited Silver 1000台
  • K-5 Limited Silver 1500台
  • K-5 Silver Special Edition 1500台
  • K-3 Premium Silver Edition 2000台
  • K-3 Prestige Edition 2000台
  • K-3II Silver Edition 500台


そんなんで、私もいつかな?なんで思っていた一人でありまして、昨年の春に「PENTAX K-1」が発売されてからは、事あるごとに関係者の皆さまに、「シルバーはどうされるの?」とお聞きしおりました。
 

その取材の感触では、「今回はシルバーではないのでは?」なんて結構な自信をもって思っておりましたら、大外れ。


ここは、王道のシルバーできっちりとおさえてこられたという所です。





ではでは、その「PENTAX K-1 Limited Silver」の仕様をまずは整理しておきましょう。

 
  • シルバーの塗装は、PENTAX KP のシルバーに近い感じ
     
  • 前面の「SR」バッジは、金色ではなく特別仕様のシルバー色に変更
     
    PENTAX_K-1Limited_024.jpg
  • ホットシューカバーは、樹脂製ではなく、ミラー仕上げのロゴ入りメタル製
     
    PENTAX_K-1Limited_031.jpg
  • バッテリーグリップ「D-BG6」も同じくシルバー仕上げ D-BG6 Limited Silver が付属
     
    PENTAX_K-1Limited_029.jpgのサムネイル画像
  • 電池2個付き
     
  • シンクロ接点のカバーがシルバー
     
    PENTAX_K-1Limited_033.jpg
  • 専用の化粧箱
     
  • ファームウエアは、最新バージョンの Ver.1.41 をプリインストール済
     
    PENTAX_K-1Limited_032.jpg
  • カメラの仕様は、通常品「PENTAX K-1」と同等(ファームウェアを除く)






との仕様となっております。




それでは、「PENTAX K-1 Limited Silver」を恒例の外観写真で詳細に見ていきましょう。




まずは、シルバー塗装部の拡大写真から。


PENTAX_K-1Limited_002.jpg


D-BG6 Limited Silver との組合せ


PENTAX_K-1Limited_006.jpg
背面から


PENTAX_K-1Limited_007.jpg
背面のその2


PENTAX_K-1Limited_008.jpg






スマートファンクションダイヤル回りの操作系の拡大


PENTAX_K-1Limited_003.jpg
シャッターボタン回りの拡大


PENTAX_K-1Limited_004.jpg
マウント側面の操作系の拡大


PENTAX_K-1Limited_005.jpg

 

 

進化した高画質、そして充実したタフネス性能

オリンパス Tough TG-5 防水デジタルカメラ T 《Tough》 シリーズ 新発売 !!!

 

P6210765,2017yaotomi.jpg

2015年05月22日に発売された「オリンパス STYLUS TG-4 Tough」の後継機、

「オリンパス Tough TG-5」

が、この2017年06月23日に新発売。


このタフ系カメラは、オリンパスさんが過去から得意とされている分野で、現在もこの系統の機種は継続して開発され、販売を続けておられます。


つい直前までは、このタフ一桁系と三桁との2機種体制でしたが、現状においては1機種体制。

おそらく、高付加価値機に経営資源を集中され、他社機との市場の住み分けを明確にし、高付加価値路線での優位性を明確にされたものと思われます。


ではでは、詳しく新型タフ機「Tough TG-5」をみていきましょう~


OLYMPUS_TG-5_015.jpg
まずは、とっても小さな箇所から。

カメラの呼び名が変わりました。

従来機は、

  • オリンパス STYLUS TG-4 Tough

新製品は、

  • オリンパス Tough TG-5


と、長年使われてきたコンパクトデジタルカメラの愛称「STYLUS スタイラス」の冠が無くなりました。

このスタイラスという愛称はフィルム時代のコンパクトカメラから付されていましたので、とても感慨深いものがあります。

ということで、愛称としては「STYLUS」から「Tough」へ、つまり「Tough」という言葉が1ランクアップしたということになりますね。





 まずは、外観デザインから 


外観デザインを、3方向から新型 Tough TG-5 を見ていきましょう。



外観デザインは従来機からの延長線上で、数値的にはほんの少し大きく、そしてほんの少し重たくなっています。

TG-4 ⇒ 重量 247g 大きさ(幅X高さX奥行き)111.5 X 65.9 X 31.2mm

TG-5 ⇒ 重量 250g 大きさ(幅X高さX奥行き)113.0 X 66.0 X 31.9mm

OLYMPUS_TG-5_016.jpgOLYMPUS_TG-5_017.jpg
OLYMPUS_TG-5_018.jpg
 まとめ編:TG-4からの主な変更点 


さらりと「主な変更点」を列挙してみました。

  • 新型の1/2.3型の裏面照射CMOSセンサー
  • 画質向上のため、画素数は約400万画素減少させ「1200万画素」
  • E-M1 Mark IIと同様の最新型画像処理エンジン TruePic VIII を搭載
  • 最高感度が6400から12800と1段広がる
  • 連写性能が最大5コマ/秒から最大20コマ/秒に(低解像の高速連射モード廃止)
  • コマンドダイヤルの新設
  • フォーカスアシストの追加
  • プロキャプチャーモードの追加
  • 二重構造のくもり防止ガラスを搭載
  • 4K動画とFHDのハイスピード動画に対応
  • 環境センサー(気圧や温度計などのフィールドセンサー)搭載
  • USB端子がマイクロB端子に変更



と、上記のように見た目は従来機のTG-4と同じですが、中身はとても大きく変わっています。


この変更点の中で、一番の重要な箇所は、

① 画質向上のために、画素数を1200万画素に抑えた

② 画像処理を担当するエンジンをレンズ交換式ミラーレスカメラの最高峰のE-M1 Mark II と同じものを搭載した

 
この2点だと思います。


センサーサイズとの関係において、適切なバランスであることが重要なのが「画素数」でありまして、むやみやたらの高画素化は害悪以外のなにものでもありません。

一般的には、高画質での印刷(例えば350dpi)に必要な画素数は、1200万画素の場合、四つ切(A4よりもう少し大きな紙)ぐらいまで十二分に対応できます。

それよりも、1画素が得ることができる情報量を多くしましょうが、今回の主目的。

その効果は、画質の向上としてこの新機種の性能に反映されています。
 
 



 新センサーに光を届ける光軸折り曲げ式ズームレンズによる進化① 


このタフカメラを語る上で、最も重要な技術がこの「光軸折り曲げ式ズームレンズ」。


000090212.jpg

① DSAレンズ:大偏肉両面非球面レンズ ② HR/HDレンズ:高屈折率レンズ ③ 非球面レンズ



一般的には「屈曲光学系レンズ」と呼ばれており、普通のコンパクトデジカメに搭載されている「沈胴式レンズ」とは異なるレンズ構成となります。

防水や耐衝撃にとって、にょきにょき伸びるレンズユニットはとても衝撃に弱く、防水的にも扱いにくいので、そのレンズ部分をカメラ本体に中に収められるよう光学経路を通常とは全く異なる形式としたものです。

それを実現するのが ①と② との間に配置された光学プリズムで、ここで90度光が折り曲げられ、カメラ内部に横長に配置された光学系を通して、画像センサーに光を届けるシステムです。



この新レンズシステムを開発したのはミノルタさんで、当初は「薄型・小型化」を目的として作られた仕組みです。

オリンパスさんのTG-5では横長に配置されていますが、ミノルタさんの場合は、縦長に配置されています。


cutaway.jpeg

 


当時大変ご苦労なさったのが、プリズムをいかに精度高く配置するかだったそうで、片ボケさせないよう、生産技術的に大変ご苦労されたレンズユニットだそうです。


そして、この屈曲光学系レンズは、次ようなメリットをもたらすことになりました。
 
  • カメラの厚みをとても薄くできる(当初目的)
  • レンズの鏡筒の計上がスクエア型となり、カメラ内部に新たなスペースが生まれる
  • 沈胴状態から使用状態へレンズが移動することがないので、起動時間が速い
  • 使用時にレンズ飛び出さない
 
この4番目のメリットが、こういうタフネスカメラを生み出す技術の源泉となったわけです。


 
OLYMPUS_TG-5_023.jpg



このレンズを、横から上から下から透かして見ますと、なんとなくこの「プリズム」が奥に配置されているのが分かります。

皆さま、この三角のプリズムを覚えておられます?

小学校で習った「プリズム」ですね。

ただ、小学校で習ったプリズムは「スペクトル」を生む「分散」ですが、ここで使われているプリズムは一眼レフカメラのファインダーと同じく内部での全反射を利用して、光の進む向きを変えるプリズムです。

おっと、大変懐かしいことを思わず思い出しました(笑)



いずれにしましても、光を90度折り曲げるという通常では不要な一光路を介しながら、画質を確保しなければなりません。

これは大変な事でありまして、当然そこで画質劣化がおきるので、どう埋め合わせするのか、その点において光学技術者の皆さんの戦いでもあったわけです。



搭載されているレンズは、

OLYMPUS LENS 4x WIDE OPTICAL ZOOM 4.5-18.0mm F2.0-4.9

35mm判換算で、25-100mmのズームレンズとなります。


スマフォとデジタルカメラとがよく比較されますが、このズーム機能とレンズの明るさ、さらには手振れ補正、ここは全くもって違う領域で、比較論的に言うなら、圧倒的なアドバンテージです。



OLYMPUS_TG-5_024.jpg


 新イメージセンサーと新画像処理エンジンによる進化② 


F2.0高性能レンズの実力を最大限に引き出すために、高速かつ高感度性能に優れた新開発のHi-speed裏面照射型CMOSイメージセンサーと、フラッグシップモデルOM-D E-M1 Mark IIと同じ画像処理エンジンTruePic VIIIが搭載されています。

常用感度での撮影時はもちろん、薄暗いシーンでもノイズレベルをISO感度1段分改善。さらなる高画質化を図られています。

実際の写りは、是非、以下のお写ん歩のレビューをご覧になって下さい。


オリンパス OLYMPUS Tough TG-5 を使ってみました / 奈良県東吉野村 足ノ郷峠・川上村 御船の滝の小紫陽花
(https://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2017/06/-olympus-tough-tg-5.html)

 



P6210322,2017yaotomi.jpg

ね!コンパクトデジタルカメラで、こんなにも背景をぼかすことができます。

これは、やはり明るいレンズを搭載している、そして近いところにもピントを合わせることができるカメラだからこそ!であり、さらにアルゴリズムの見直しで解像感が高くなる画像処理の賜物でありまして、正直な所、コンデジでありながらコンデジ画質ではない、素晴らしい仕上がりになっていると思います。


さらに、このブログ記事の最後に、いつもの定点撮影場所からの

① 焦点距離別のフルデータ画像
② 感度別のフルデータ画像
③ 焦点距離毎の絞り別のフルデータ画像

を掲載しておりますので、合わせてご覧ください。


 


 操作面のでの進化③ 


コントロールダイヤルを新たに搭載され、カメラの各種設定がとてもやりやすくなりました。

従来の通りの十字ボタンでの設定に加えて、このダイヤルでも設定できます。

「P・C1・C2」時には、露出補正ダイヤル。「A」時には、絞り設定ダイヤル、「iAUTO」時には未作動、その他のモード時にはそれぞれの作動モードを設定することができます。

グローブ使用時に、特に役立つ新ダイヤルです。

OLYMPUS_TG-5_019.jpg

そして、このコマンドダイヤルが搭載されたことで、左右可倒式のズームレバーが廃止され、シャッターボタン回りに新たに配置されました。

このレバーの操作性もグローブ使用時を想定して設計されていますので、やや大きめのノブとなっています。


OLYMPUS_TG-5_020.jpg
このグリップ部も、従来機のTG-4と比較すると、少し分厚くなっています。

ホールディング性能の向上を目的とした仕様変更となっています。



OLYMPUS_TG-5_021.jpg

そして、このアクセサリーロックボタン。

これは、従来機のTG-4のお客様から寄せられた声をもとに、改善された部分です。

各種のアクセサリーが不用意に外れることを防ぐためで、これで安心して持ち運びができるようになりました。


OLYMPUS_TG-5_022.jpg
 

講演会「大阪の写真表現史―近代写真の担い手達からの遺産」開催のお知らせ



この度、弊社クラシックカメラ店 店長を長年勤めておりました 吉田 忠司 が、大阪府立江之子島文化芸術創造センターにて講演会を行うこととなりました。


内容は、写真の成り立ちからはじめ、明治・大正から昭和初期までの大阪写壇に見られる近代写真成立の過程を紹介し、そこから現代につながる流れを概観するクラカメファンには大変興味深い内容になるとのことでございます。


ぜひ足をお運びいただけますようお願い致します。

 

  • 日時:平成29年7月29日(土曜日)13時30分から15時まで
     
  • 受付開始:13時から
     
  • 場所:大阪府立江之子島文化芸術創造センター2階「ルーム8」
    大阪市西区江之子島2-1-34

    ※大阪市営地下鉄千日前線・中央線「阿波座」駅下車 8番出口より西へ150メートル
     
  • 講師:吉田忠司氏(写真史)
     
  • 定員:40名(当日先着順)
     
  • 参加費:無料
     
  • 事前申し込み:不要
     
  • ご参考サイト http://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000405169.html
     

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中古レンズを買われる時のご参考になれば、

SIGMA シグマ製レンズの「PENTAX ペンタックス K-1 対応マウント」の見分け方



2016.05.27にシグマさんから、以下の重要な告知が行われております。

 




「ペンタックスK-1」での弊社交換レンズの使用についてのご案内

 

平素はシグマ製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
 
 2016年5月11日にご案内致しました、弊社ペンタックス用交換レンズの一部の製品において、
リコーイメージング株式会社のPENTAX K-1に装着する際、カメラ本体の一部にすり傷がつくことに
関しての対応についてご案内申し上げます。
 
対象のカメラボディと交換レンズの組み合わせをお持ちのお客様には、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
下記の案内をご参照のうえ、弊社カスタマーサポートまで対応のご依頼をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
【現象】
レンズを装着する際、PENTAX K-1本体のマウント上方の部分にすり傷がつく。
※この度の現象はPENTAX K-1のマウント上部形状との干渉によるもので、PENTAX K-1以外のカメラに
装着する場合は問題ございません。
 
【対象機種】
・現行製品
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM| Art
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM| Art
SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM
 
・旧製品
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM
SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM
SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
SIGMA APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM
SIGMA APO 50-150mm F2.8 II EX DC HSM
SIGMA APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM *OS機構が無い製品を含みます。
SIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM  *OS機構が無い製品を含みます。
 
【対応について】
2016年6月1日より受付を開始し、弊社にてレンズマウントの一部を無償にて交換させていただきます。
下記弊社カスタマーサポート部へヤマト運輸またはゆうパックの着払いにてご発送いただくか
同住所のサポート窓口へお持ちください。
製品受け取り後、約1週間でご返送させていただきます。
 
〒215-8530 神奈川県川崎市麻生区栗木2丁目4番16号
株式会社シグマ カスタマーサポート「K-1対応」係
電話:0120-9977-88
 
 
【対象レンズの装着によりPENTAX K-1ボディに傷をつけられてしまったお客様へ】
 
弊社からのお知らせの前にPENTAX K-1ボディへ装着され、既にカメラに傷をつけられてしまった
お客様におかれましては、カメラ本体につきましても修理対応を行う予定です。
 
この件につきましては準備が整い次第、あらためてご案内いたします。なお、修理受付の際は、
レンズとカメラ本体を一緒にお預かりする予定でおりますので、今しばらくお待ちいただくようお願いいたします。
※カメラ本体の修理につきましては弊社にてお預かりをいたしますが、修理自体は
リコーイメージング株式会社もしくは正規修理代理店にておこないます。
 
 
【本件に関するお問い合わせ窓口】
株式会社シグマ カスタマーサポート部
フリーコール0120-9977-88(携帯電話・PHSをご利用の方は、044-989-7436にご連絡ください。)
受付時間:月~土 9:00-18:00 ※ご来社窓口は17:00まで
(祝日および日曜日、年末年始、弊社休業日はお休みさせていただきます。
また、社内メンテナンス等で臨時休業させていただく場合もございます。) 


 





この内容を、今回、少しく補足させて頂きたいと思います。


実は、大変お恥ずかしい話でありますが、私、中古カメラ担当係”S”は販売のプロでありながら、自身の「PENTAX K-1」に、

「これ、対応マウントだから大丈夫~」

と思い、

「未対応のマウント」を「ペンタックス K-1」に取り付けてしまうという、大失態をしでかしたわけです。

その結果がこれ。



10001.jpg


ほんのわずかではありますが、レンズとカメラが干渉し、赤丸内ような擦り傷が入ってしまいました。


それもこれも、マウントの形状がどう変わるのかをしっかりと把握していなかったからでありまして、同じような事は、皆様が中古レンズを品定めされる時にも生じる可能性がある、とても重要な情報ではないかと思い、今回ブログにアップさせていただくことに致しました。


私の場合、傷だけでなく、干渉による影響でしょうか、レンズ情報の伝達が時々切れる症状=通信不良が生じておりましたので、皆様におかれましても、出来るだけ「ペンタックスK-1」対応マウントに交換されることをお勧め申し上げます。


※但し、シグマさんからの告知文には、そのような(=通信不良が生じる)とは書かれておりませんので、固有の問題かもしれません。



では、マウント部分の before after です。


左側=元々のマウント(PENTAX K-1 未対応)、右側=交換後のマウント(PENTAX K-1 対応)となっております。



10002.jpg

マウント部のネジの部分で比較して頂きますと、その違いが判別できそうです。

ネジ穴の部分までマウント基部の傾斜が食い込んでいるほうが、新マウントです。

もう少し拡大してみますと、



10003.jpg
一目瞭然ですね。


いずれにしましても、シグマさんはこの件も含め、こういうトラブルが発生した時のご対応は、とても真摯な、そして誠実なご対応されるお会社です。素早い情報開示と、素早い対応、しっかりとご対応されるので、皆様、安心してお使い下さい。

ちなみに、今回の修理に要した時間は、

当社からの発送 2017年06月29日

シグマさんからの返送 2017年07月06日

と約1週間でのスピード対応でした。その点も、ユーザー様のご負担を最小限にしなければ!というお気持ちが感じ取れます。


是非、この写真をご参考にして頂きまして、ご自身のレンズが「PENTAX K-1 対応済」品かどうかご判断下さい。


 

+++++ 八百富写真機店 +++++
 ㊥カメラ担当係”S”     

 

カメラの八百富|防水・耐衝撃カメラ RICOH WG-50 リコー

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全天候アドベンチャーモデル
水中から雪山、そして工事現場、過酷なシーンに対応するタフネスカメラ


本格防水・耐衝撃・防塵・防滴 リコー RICOH WG-50 新発売 !!!

RICOH_WG-50-001.jpg


「RICOH WG-40」の後継モデル、「RICOH WG-50」が2017年6月16日に新発売されます。


WG-40が数か月前から品薄、販売終了品となっていましたので、お待ちのお客様も多かったはず。他社においてもそういう状況でしたので、市場としては「カラカラ」状態。そんなで、発売後もやや少なめの流れが続くのではないかな?なんて想像いたしております。


基本的には、従来機種の機能を引き継いだモデルで、このデジカメ業界においてもPC市場のような「2017年モデル」という表現で商品を表示する時代が来たのかなぁ、なんて思う所。


ざっくり「RICOH WG-40 2017年モデル」とご理解いただければと思います。




そして、この新製品を私なりに表現しますと、


● ベーシックな基本機能はしっかりと

● 高付加価値をあえて搭載せず、その分販売価格帯を下げ、ライバル機との競合=住み分けをより鮮明にした


という感じではないでしょうか。





同じカテゴリーの「OLYMPUS TG-5」がより高付加価値化したのとは対照的な商品戦略で、皆さまにおかれましては「付加価値」部分を必要とされるか否か、つまり「ベーシックな部分」で満足できるか否か、その視点を重視して機種選定を行って頂ければなぁと思う所です。


そういう事で、まずは「マイナスの部分=割り切って搭載しなかった機能」をしっかりとご説明していくことが大切かと思います。



それでは、従来機種の「RICOH WG-40」や「WG-5 GPS」との違いから話を進めていきましょう。


 

●「Wi-Fi搭載」モデルをなくして、「Wi-Fiなし」に一本化


一つの目の割り切り点。


昨今の「Wi-Fi機能」重視のトレンドから一線を画す商品づくりとなります。ただ、データの共有という部分につきましては、東芝(TOSHIBA) FlashAirなどのWi-Fi内蔵SDカードを利用すれば、スマートフォンやタブレット端末と気軽にシェアできますし、カードによっては同時に複数人で使うこともできますので、こういう製品を上手くご活用していただくことで一部は代用できるものと思います。


しかし、スマフォでのリモート撮影やリモートコントロールなどは代用できないので、基本的にはスタンドアロンなデジカメとなります。





●GPS搭載モデルはなし


二つ目の割り切り点。


どこで撮影したのか。どういう経路をたどりながら撮影したのか、アウトドアではそういう位置情報を必要とされる場合があるかと思います。が、この機種では搭載されていませんので、ご注意下さい。このGPSとWi-Fiを搭載しなかった所が、同カテゴリーのオリンパス TG-5 との最大の違いです。

 

以上この2点、まずはご自身が必要とされる機能かどうか、ご判断頂くことが機種選びにとても大切です。あとで「あったほうがよかったぁ……」とならないよう、しっかりとお財布と相談しながら見極めて下さい。当然、高付加価値は、それ相応の対価を伴いますので、価値と価格の天秤でご検討下さい。





●WG系の二桁シリーズなので、レンズの明るさは F3.5 始まり


ここは、決定的な要因というわけではありませんが、WG系の一桁とオリンパスのTG一桁は、F2始まりとなります。

F2 と F3.5 の差は、露出の段数で言いますと、1と2/3段、約2段弱の差となります。


RICOH_WG-50-009.jpg

「明るいレンズはいいレンズだ」というお声が多いのは事実ですが、私の経験則では、それはレンズ交換式一眼カメラの場合に概ね言えることでありまして、その交換式でもそうとは言えません。

つまり、明るいレンズは高い=贅沢なレンズ設計ができる=だから写りが良いわけで、もし暗いレンズであっても、お金をかければいいレンズができるはずです。

ところが、残念ながら暗くて高いレンズは比較論として売れないので、商売ベースでもってお金がかけられないわけであります。

明るい=いいレンズという方程式は完全には成り立たないと言えると思います。

 

実際、相対的に暗いレンズでもとても評価が高いレンズは数多くあります。

例えば、ライカの標準レンズ。

それは、LEITZ SUMMICRON 50mm F2でありまして、当時、同時期に出ていた LEITZ SUMMILUX 50mm F1.4 よりもはるかに高く評価される方はとても多いです。



ということで、明るさをもって「レンズの良し悪し」を語るには、やや無理があるかと思います。

実際の写りでもって、ご判断いただければと思う次第です。

弊社ブログの「お写ん歩」(https://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/)では、近々に、
 
  • OLYMPUS TG-5
  • RICOH WG-50


のレビュー記事をアップさせて頂く予定です。

是非、見比べてい頂ければと存じます。



さて、本題に戻って、この約2段弱の明るさの差が顕著に表れるのは、「撮影現場の明るさが暗い」場合です。

例えば、私の手持ち撮影の限界のシャッタースピードが1/30秒だとしましょう。

あるシーンの適正な露出の組み合わせが、ISO100・1/30秒・F2(EV値で言いますと=7)とします。

その時、F3.5のレンズなら、同じ明るさとなるよう写すためには、シャッタースピードを下げるか、感度を上げるか、フラッシュを光らせるか、の3つの選択肢となります。

  • シャッタースピードなら、1/10秒
  • ISO感度なら、ISO320

となります。

1/10秒では、まず手振れをおこしてしまいますね。

ISO感度についても、事例のような低感度時はなんとかなりますが、例えばISO1600の時なら、ISO5000としなければならない話となります。

さらに、フラッシュの場合でも、場所によっては発光が禁止されているとか、そもそもフラッシュ撮影が適切でない場合もありえます。


レンズが暗いと、撮影条件が悪い場合において、手振れしたり、高感度ノイズが出たり、ストロボをたくことで雰囲気が変わるなど、撮影そのものに問題が生じることがあるということです。

ただ、このF3.5という明るさが、極端に暗いというわけでは、決してありません。逆説的に言いますと、コンパクトデジカメとしては、F2はとても明るく、高付加価値な仕様であるとお考えいただければと思います。
 


ということで、もう一度整理しますと、このカメラは

あえて付加価値は搭載せず、ベーシックな基本機能と撮影機能に特化したアウトドアカメラ

となります。それでは、そのベーシックな部分をご説明していきましょう。





RICOH_WG-50-002.jpg
● まずは本体のカラー設定
 

  • RICOH WG-50 オレンジ  [JANコード] 4549212 299322
  • RICOH WG-50 ブラック  [JANコード] 4549212 299278

  の二色での販売となります。

RICOH_WG-50-008.jpg
● ベーシックな基本機能①
  タフネスボディ


水中から雪山、そして工事現場、過酷なシーン対応するタフネスカメラです。各耐性は次の通り。
 

  • 防水性能 Waterproof  14m
  • 耐衝撃性能 1.6m
  • 耐寒性能 -10度
  • 耐荷重性能 100kgf
 

RICOH

WG-50

OLYMPUS

TG-870

NIKON

AW130

FUJIFILM

XP120

防水性能:水深 14m 15m 30m 20m
防水性能:時間 120分 60分 60分 120分
耐衝撃性能 1.6m 2.1m 2.1m 1.75m
耐寒性能 -10度 -10度 -10度 -10度
耐荷重性能 100kgf 100kgf - -






● ベーシックな基本機能②
  信頼の高画質「光学5倍ズーム 28-140MM搭載」

 
  • 裏面照射型CMOSイメージセンター
  • 有効画素数 約1,600万画素
  • RICOHの強み=画像処理チームの頑張り=自然な色合いを記憶色で表現できることです。


    RICOH_WG-50-003.jpg


 

  • レンズ仕様:RICOHレンズ 9群11枚(非球面レンズ5枚使用Z9
     5-25mm(35mm判換算 28-140mm F3.5(W)-F5.5(T) 光学5倍ズーム
     デジタルズーム 約7.2倍
     インテリジェントズーム最大約36倍

     
  • 手振れ補正
     静止画:電子手振れ式補正・高感度によるぶれ軽減(高感度モード)
     動画:電子式(Movie SR)




このカメラに搭載されているレンズユニットは、一般的に「屈曲光学系レンズ」と呼ばれており、一般的なコンパクトデジカメに搭載されている「沈胴式レンズ」とは異なるレンズ構成となります。


防水や耐衝撃にとって、にょきにょき伸びるレンズユニットはとても弱く、扱いにくいので、そのレンズ部分をカメラ本体に中に収められるよう光学経路を全く異なる形式としたものです。


その昔、ミノルタさんが作られた「Dimage X」の時に始めて世に出たレンズ形式で、プリズムを使用し光線を90度曲げてセンサーに光を届けます。90度曲げられた光線は、その後直進しズーム系とフォーカシング系のレンズユニットで調整・補正される仕組みで、当初は「薄型・小型化」を目的として作られた仕組みです。


ただ、このレンズ最大の難しさは、プリズムをいかに精度高く取り付けられるか、そして片ボケさせないか(調芯)でありまして、生産技術的には大変ご苦労されたレンズユニットだそうで、コスト的には高くつくそうです。


そんな思いで作られた新しい仕組みは、副次的に次ようなメリットをもたらしました。
 

  • カメラの厚みをとても薄くできる(当初目的)
  • レンズの鏡筒の計上がスクエア型となり、カメラ内部に新たなスペースが生まれる
  • 沈胴状態から使用状態へレンズが移動することがないので、起動時間が速い
  • 使用時にレンズ飛び出さない


この4番目のメリットが、こういうタフネスカメラを生み出す技術の源泉となったわけです



 

● ベーシックな基本機能③
  便利な新機能「アウトドアモニター」を搭載  
 NEW 



すでにレンズ交換式一眼レフカメラに搭載されている便利機能「アウトドアモニター」が搭載されました。

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このアウトドアモニターとは、単にモニターの明るさを明るくしたり、暗くしたりするのではなく、実際のイメージをできるだけ保持したまま「明るさとコントラスト」を調整して、モニターを見やすくする新機能です。

撮影環境に応じて、プラス側に2段階、マイナス側に2段階調整できます。


《-2の状態》

RICOH_WG-50-004.jpg《+2の状態》


RICOH_WG-50-005.jpg

例えば、暗い場所ではまぶしくなく、また星空の撮影など微妙な光源においても実際に撮れる画像のイメージに近いモニタリングが可能となります。

逆に明るい場所では、モニター上で見えにくくなるシャドー部のチューニングにより、あらゆる被写体をクリアに確認できます。



そのアウトドアモニターを作動させるのが「グリーンボタン」


RICOH_WG-50-007.jpg


アウトドアですぐに変更したい場合に備えて、グリーンボンタの初期設定が変更され、「Fn設定」が初期設定となりました。

その「Fn設定」は以下の通りで、

  • 上:露出補正
  • 下:記録サイズ
  • 左:画質
  • 右:アウトドアモニター

となり、右側に「アウトドアモニター」が割り当てられ、従来の「WBホワイトバランス」が外されています。

もちろん、WBをよくご使用になる方は、再設定してやることも可能ですが、いずれにしても「4つ」の機能のみの設定となりますので、うまく機能のバランスを図って下さい。

 



● ベーシックな基本機能④ 工事カメラとして
  CALSモード時に記録サイズが選択できる  
 NEW 




bod_img_06.jpg
国土交通省の基準《国土交通省写真管理基準(案)平成27年3月》に合わせ、CALSモード時の記録サイズが選択可能となりました
 

  • 3M(2048X1536)
  • 2M(1600X1200)
  • 1280(1280X960)


使い方は、カメラを起動して、MENUボタンを押して撮影モードを「CALS」を選択すると、記録サイズは上記の3つのみしか選べなくなる仕様です。

メニューから記録サイズ、もしくは、グリーンボタンからカーソル「下」で記録サイズ、いずれの方法でも変更できます。
 

RICOH_WG-50-010.jpg


 

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