㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。
中古カメラ 2010年 入荷商品 NEWS vol.63 最近入荷
した主な中古カメラ・レンズ・アクセサリーのご紹介です。
久方振りの入荷商品のご紹介です。
なんだかんだと色々とありまして更新が滞っておりましたが、「尖閣」がらみのNEWSを一つご紹介。
といっても、ここは中古カメラブログなんで、本論部分はスルー。
お聞きになられた方も多いとは思いますが、「レアアース」がらみ、ご参考までに......
最初は、まさかこんなに写真業界と関連してくる話とは思いもよらず「びっくら」こぎましたが、なにやらそう大きな問題にならずに済みそうな、やっぱりこういう時に強い日本メーカーだという話だそうです。
レアアース 別の金属使う技術 9月17日 4時14分 NHKニュース
レンズなどの精密なガラス製品を磨くのに欠かせない、「レアアース」と呼ばれる貴重な金属の輸出規制を中国が打ち出して、日本のハイテク産業の生産活動に影響しかねないという懸念が強まるなか、入手しやすい別の金属を使う技術が開発され、大きな注目を集めそうです。
この技術を開発したのは立命館大学の谷泰弘教授の研究グループです。
「レアアース」と呼ばれる貴重な金属の一種の「セリウム」は、液晶テレビやレンズなど精密なガラス製品を磨くための研磨材として使われ、日本のハイテク産業に欠かせません。しかし、レアアースの90%以上を産出する中国が輸出を大幅に制限する方針を打ち出したことから、入手できなくなれば日本のハイテク産業の生産活動が制限されかねないという懸念が強まっています。
研究チームでは、セリウムに代わる研磨剤について調べた結果、入手しやすいジルコニウムという金属で置き換えられることがわかりました。さらに、今回、開発した技術を使うと、ジルコニウムのほうが、セリウムよりも効率よくガラスなどを磨くことができ、使用量を40%減らせるということで、研究グループでは来年度末の実用化を目指すことにしています。これについて谷教授は「産業界にとって大きな意味のある成果で、実用化を急ぎたい」と話しています。
レアアースの代替技術を開発、NEDO 資源確保へ実用化に期待2010.9.16 16:42 産経ニュース
経済産業省所管の独立行政法人、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は16日、レアアース(希土類)の一種で液晶テレビのガラス基板の研磨材に使われるセリウムの代替技術と使用量低減技術を開発したと発表した。レアアースをめぐっては産出国の中国が輸出を規制するなど、安定調達が大きな課題になっており、新技術の早期の実用化が期待されそうだ。
開発したのはNEDOの「希少金属代替材料開発プロジェクト」に参画する立命館大学、アドマテックス(愛知県みよし市)、クリスタル光学(滋賀県大津市)、九重(ここのえ)電気(神奈川県伊勢原市)の研究グループ。 代替技術は、研磨パッドを新たに開発することで実現した。ガラス研磨は、研磨パッドの多孔質ポリウレタン樹脂と、砥粒(とりゅう)(除去作用を行う硬質な粒子)の酸化したセリウムを分散した液体を組み合わせて行われる。
研究グループでは、研磨パッドに多孔質エポキシ樹脂を使ったところ、従来の2倍超の研磨効率があることを突き止めた。このエポキシ樹脂とセリウム代替材料として価格が半分で入手しやすい酸化ジルコニウムを砥粒に使うと、セリウム研磨を大きく上回る研磨効率が確認できたという。
一方、低減技術は砥粒を複合タイプにすることで達成した。有機物の表面に酸化セリウムを付着させた構造を採用した結果、研磨効率が50%高まり、その分使用量を削減できるとしている。
ということのようです。
このレアアースの輸出停止の問題は、尖閣の問題と相まって「センセーショナルなNEWS」として報道されていますが、産業界内部では既に対策をとりつつあった課題だったようです。
今年の7月の段階で中国は「40%削減」(下期換算で70%減)の方針を既に打ち出していたこともあり、ましてそれより以前から既に各社とも検討に入っていただそうです。(某光学メーカーの方のお話)
対策は3つの視点から。
① 莫大な埋蔵量を誇る米国の鉱床の再稼動
② そのほかオーストラリア、インド、ブラジルなど稼動が低下している鉱床の再開発
③ レアアースを使わない製造方法を開発する
上記のNEWSはこの視点の③、また今朝の日経新聞の「オーストラリア」や「カザフ」のNEWSは②関連ということになるのですが、あっという間に「レアメタル脱中国」が加速しそうな勢いです。
前出の某光学メーカーの方によると、こういう時の日本産業界のイノベーション力と「なんとかなる」という楽観力(度量)は凄いものだそうで、最後の最後は「昔みたいにやればよいだけだ」と笑っておられました。
推測するに、その根源は、中国産が安いから寡占化が進んだだけで、禁輸によって付加価値を増せば増すほど「自らの策で自らを締め付ける」という自己矛盾をはらむということなのでしょうか。
ということで、素人判断ではレンズ生産に決定的なダメージを与える問題ではなさそうな話だと思って、勝手に安心しております。(笑)
では、次ページで入荷商品のご紹介です。
※ 期間中の全ての入荷商
品を網羅できておりま せんのでご了承下さい。
※ 一般的な国産品は大阪駅中央店、舶来及びコレクション関連はディアモール店にて在庫
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