いつもお世話になってます。
ディアモール店のKです。
昨日"花脊松上げ 序章"として写真を一枚載っけて更新いたしました。
昨日残りのRAW現像が完了しましたので本編アップとさせていただきます。
松上げは愛宕神社に祀られる鎮火神"迦倶槌命"への聖火奉納行事。
この村人達の火に託する願いは火難除け、五穀豊穣、家内安全、そして盂蘭盆の精霊送り火とされています。
一枚目は春日神社。
松上げはここから始まります。
今回はちょっと写真の枚数が多いです。
必要以上に写真を回覧していただくのは気が引けますので、似たような画は小さくサムネイル化しています。
それぞれの画はクリックしていただくと絞り値や露光時間を確認できるように拡大できますが、興味無ければそのままスルーなさってください。
使用機材
PENTAX K20D with・・・
smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]
TAMRON SP AF28-75mmF/2.8 XR Di A09
RICOH GRdigitalⅡ
アップした画像は全てリサイズ済み。
横画像(プレビュー画像)は、画像をクリックしていただくと別ウインドウで拡大して御覧いただけます。
2↑ 京都花脊山村都市交流の森近く、府道38号線沿いの河原広場で松上げが行われます。
3~7↑ 大籠はこんなふうに少しずつ・・・少しづつ立てられます。
ほんとうに大変な作業なんですね。
← こんな水が周山のスーパーマーケットで売られていました。
イラストの団扇おじさんにとても親近感を感じて購入。
いろんな意味で美味しかった"熱中対策水"です。
↑ 今年は早くに月が見えなくなってしまいました。
→ 小さな松明はこんな感じ。
万が一の雨にも濡れないようひとつひとつビニールが被せられています。
11↑ 背中の後ろを広河原行きの京都バスが通り過ぎます。
12↑ 夕焼け。
空が綺麗に焼けてきました。
美しい空の色が灯籠木場を照らしてとても綺麗です。
13↑ そのあと直ぐに辺りは暗闇へ。
薄雲こそかかるものの星がとても綺麗に見えました。
「ペルセウス座流星群」のおこぼれを観ようとポカーンと口開けて空を眺めていましたが・・・見えませんね。
陽もドップリ暮れて空から漏れるわずかな薄明かりのみ。
午後八時半、春日社の愛宕神から火種を移し持つ法被姿の男がやって来ました。
火は公民館前で待つ男達のもとへと運ばれます。
↑ 火が全員にいきわたると炎の列となって観客のもとに近づいてきます。
その列は川面に映り、松明輝く姿も美しい。
↑ 男達は火を片手に灯籠木場へと向います。
観客からたくさんの拍手と掛け声をかき分け進む姿はとても勇ましいですね。
↑ 灯籠木場に着くと地面に大きな火をおこします。
↑ 左右方向から一千本の地松へ火を分け点火させます。
やがて・・・
23↑ 全ての地松に火が灯る頃。
まるで火の海です。
24↑ 男達の高揚は頂点へと向いつつあります。
それぞれが今か今かと待ち焦がれ・・・
26↑ 古老が投げるの上松を機に男たちの心は最高潮へと達します。
↑ 大籠めがけて上げ松を飛ばす。
そのうち大籠へ上げ松の火が点くと大きな歓声とともに拍手が響きます。
29↑ 地松の煙流れる方向がずっと大籠めがけてなんですね。
不思議な風の動きなんです。
30↑ そんな姿を露光間ズームで。
そして間もなく・・・
31↑ 大籠燃え尽きる頃"灯籠木"が倒され、「ドーン!!」とお腹に響く音とともに辺りが一気に明るくなります。
32↑ 火の粉が舞い上がり精霊が空へと帰っていきます。
こうして花脊の夏は終わりを告げるのです。
このあと伊勢音頭を歌いながら戻っていくのですが、残念ながらその姿を横目に撤収。
バス渋滞を避けるためにダッシュで駐車場へと戻り車を発車させます。
この行事を観るには京都バスの限定往復便に応募して乗車するか自家用車で来るしかありません。
11枚目のバス、最終は広河原行きのみで帰りのバスが無いのです。
駐車場はとても狭く車を停めるが為に6時間前から現場で待つことになるのです。
それでもその素晴らしい姿を見ると「日本に生まれて良かったなぁ」って思うのですよ。
今日もお写ん歩にお付き合いいただきありがとうございました。
-K-
← TAMRON SP AF28-75mmF/2.8 XR Di A09
【WEB限定特価】価格をご覧になりたい合には、ログインして下さい。
フィルター径:67㎜
最短撮影距離:0.33m(ズーム全域)
ズームロック機構
花形フード付き