下津井田ノ浦 鷲羽山 夕暮れ -岡山探訪(その6)- / TAMRON SP AF 10-24mm F/3.5-4.5 DiⅡ B001

2011_2_田ノ浦・鷲羽山_top6.jpg

 いつもお世話になってます。

 ディアモール店のです。

 

この日はどうしても太陽を撮りたかった。

朝焼けは駄目、だったら夕焼けでも良いから。

 

写真やっててそんなふうに思ったことは無いですか?


大きな地図で見る

高梁をあとにし、再び同じようなルートを南下。

次にやってきたのが児島半島の先端です。

 

ずいぶん昔から下津井から丸亀を結ぶ四国往来と呼ばれる主要航路がありました。

金比羅参りの人々も古くから多く利用していたのだそうです。

ところがずいぶん東に離れた宇野から四国高松へ渡る宇高連絡船の運航が開始されると下津井利用者は少しずつ減少。

 

そうそう、この下津井(shimotsui)と聞いてシモデンという言葉を連想される方も多いのでは?

下津井で軽便鉄道を思い出した方は、きっと鉄分豊富(てつ)な方です。

じつはこの軽便鉄道こそ下津井電鉄の鉄道事業線であり、今のシモデングループの元なんですよね。

国鉄宇野線茶屋町駅から下津井港を結び、下津井港町を再び活気付ける為に敷かれた鉄路だったのです。

 

2011_2_田ノ浦・鷲羽山_2.jpg

1988年にご覧の瀬戸大橋が開通、高速道路とJR(国鉄)線が供用開始。

これによって本州と四国を結ぶ各航路は静かになってしまいます。

また、児島市街地から岡山市内へ向かう道路(バス路線)も整備され、利用客の減った鉄道線の一部「茶屋町~児島」間は廃止。

瀬戸大橋絡む観光鉄道として再び鉄道事業に力を注ぎましたが、真新しい瀬戸大橋の魅力には勝てませんでした。

 

 

下津井電鉄鉄道線が1991年に廃止される数年前のこと。

米子の親戚んちへ鈍行乗り継いで向かうついで、岡山からちょっと足延ばして下津井電鉄へとお立ち寄り。

当時撮ったはずの写真は例の如く行方不明、撮ったのかどうかも思い出せません

 

それでも懐かしさいっぱいローカル風情溢れるのどかな鉄道でした。

山の斜面を縫うように敷かれたナローゲージ、海が見えたり畑の中をトコトコ駆け抜けたり。

マッチ箱のような可愛い下津井電車、窓を開け山斜面駆け上がってくる潮風を頬に受ける心地よさ。

これだけは今も忘れません。

 

レトロ感覚受けるこの時代、本当の意味での軽便鉄道。

もう少し頑張って走っていたなら再び脚光を浴びていたのではないでしょうか。

寂しい!悔しい!...そして残念。

 

廃止に伴う「さよなら運転」に訪れることは出来ませんでした。

暖かくなったら、時間が出来たらカメラ持って再び廃線跡へと訪れてみたいと思います。

そんな想い出のある場所が今回の最終撮影ポイント。

まずは瀬戸大橋の付け根から撮影開始です。

 

使用機材

PENTAX K20D with・・・

TAMRON SP AF 10-24mm F/3.5-4.5 DiⅡ B001

SIGMA 30mm F1.4 EX DC

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

smc PENTAX FA★ 85mm F1.4 ED [IF]

Tokina AT-X840 AF 80-400mm f/4.5-5.6 Ⅰ

アップした画像は全てリサイズ済み。

マウスポインターを重ねて指マークに変わる画像は拡大出来ます。

2011_2_田ノ浦・鷲羽山_3.jpg

3↑ 出だしの文章、何かむっちゃ脱線してしまいましたねー m(_ _)m

3枚目、潮流信号所の電光掲示板なのだそうです。

「見・張・励・行・V・H・F・聴・守」の文字を繰り返し表示。

 

各船に対して私情挟む内容だったらチョットおもしろい。

2011_2_田ノ浦・鷲羽山_4.jpg

4↑ 真上には下津井瀬戸大橋。

向こうに見える島は櫃石島(hitsuishi_jima)。

1枚目にも写っていましたが、すこーしだけ夕焼けが見れたのです。

太陽こそ見えませんでしたがちょっと嬉しかったなぁ。

 

さて陽も暮れて暗くなる中、鷲羽山へと登ります。

2011_2_田ノ浦・鷲羽山_5.jpg

5↑ ここは初めて訪れました。

瀬戸大橋のイルミネーション、空と海の情景。

ドラマティックに暮れる風景、ラストを飾るにちょうど良いかな...と。

2011_2_田ノ浦・鷲羽山_7.jpg

6↑ 櫃石島橋の向こうに見えるのは四国丸亀かな?

2011_2_田ノ浦・鷲羽山_8.jpg

7↑ 瀬戸大橋、上が高速道路で下がJR鉄道線。

瀬戸内の綺麗な時間。

2011_2_田ノ浦・鷲羽山_9.jpg

8↑ 与島パーキングエリア、瀬戸大橋フィッシャーマンズ・ワーフ。

向こうの橋は北備讃(kitabisan)瀬戸大橋。

 

ずいぶん暮れてきました。

辺りも真っ暗になりつつあります。

2011_2_田ノ浦・鷲羽山_10.jpg

9↑ 「そろそろ帰りましょうか」

 

虫明湾 -岡山探訪(その1)

牛窓港~蓬崎 -岡山探訪(その2)

節分草 (セツブンソウ) 高梁 -岡山探訪(その3)

西江邸 (登録有形文化財) -岡山探訪(その4)

高梁 吹屋地区 -岡山探訪(その5)

そして、今回の「下津井田ノ浦 鷲羽山 夕暮れ -岡山探訪(その6)」です。

 

6編に渡りお付き合いいただきありがとうございました。

 

                                                                         -

                                                                 ㈱八百富写真機店

SP_10-24_1.jpg  SP_10-24_2.jpg

TAMRON SP AF10-24mm F3.5-4.5 DiII B001

価格をご覧になりたい合には、ログインして下さい。
会員登録がお済みのお客様は ≫ こちら
また会員登録されていないお客様は ≫ こちら

●クラス最大*の超ワイド焦点レンジ、"10-24mm"を達成
デジタル専用超広角ズームで最大の、"10-24mm"という幅広い焦点距離を実現。35mm 判換算で、超広角16mmから準広角37mm相当までの幅広い広角域をカバーしています。超広角域では視野を遥かに超えた雄大な光景を1枚の写真に収め、準広角域では人間に近い視野でスナップ撮影を行う。様々な広角表現をこの1本で撮影できるズームレンズです。また、当社従来機種(SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II)と比べて焦点レンジが広がり、開放F値も明るくスペックアップしながらも、汎用性の高い軽量・コンパクトボディを維持しています。
*2008年8月現在。APS-Cサイズ相当デジタル一眼レフカメラ専用超広角ズームを対象としたメーカー調査

●大口径ガラスモールド非球面レンズ使用の高画質設計
高精度な大口径ガラスモールド非球面レンンズと3枚の複合非球面レンズを使用することで、球面収差やコマ収差、ディストーションなどの諸収差を補正。SPシリーズに相応しい高い描写性能を実現しています。

●最短撮影距離0.24mをズーム全域で達成
焦点距離10mmでは遠近感を強調した写真を、焦点距離24mmではクラス最高*の最大撮影倍率1:5.1を実現。ズーム全域で最短撮影距離0.24mを達成したからこそ、多彩な接写表現を楽しむことができます。

この記事について

このページは、お写ん歩 【K】が2011年3月 5日 18:00に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「高梁 吹屋地区 -岡山探訪(その5)- / smc PENTAX FA★ 85mm F1.4 ED [IF]」です。

次の記事は「青谷梅林 梅花 (前編) / TAMRON SP AF 17-50mm F2.8 XR Di II A16」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.0.1