いつもお世話になってます。
高槻駅前店の店長Kです。
先月紀伊半島に甚大な被害をもたらした台風12号。
多少の前後はありますが、あれから間もなく1ヵ月が経ちます。
毎年何度か通う奈良県上北山村大台ヶ原界隈も、崖山土砂崩れ等の被害が多いと現地近くにお住まいの方が教えてくれました。
このブログでも何度か大台ヶ原の素晴らしさを写真でご紹介させていただいております。
そんな事から先月下旬頃から「大台ヶ原に関する情報を何か教えて欲しい」との問い合わせが増えてきました。
特に乗用車やバス等の交通手段に関する問い合わせが多く、要するに大台ヶ原までどのような道路状況なのか知りたいとのこと。
説明なんて僅かな事なのですが、合間見て度々詳しい返信するのも遅れ気味となりご迷惑をおかけしております。
そこで先日大台ヶ原撮影行ったついで、道路状況も簡単に撮影してきましたのでここでご紹介しておきましょう。
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奈良市から和歌山県新宮市を結ぶ国道169号線。
既に橿原市内から「川上村迫地区通行止 迂回路有り」の電光表示板が目立ち始めます。
これは大滝ダムの横にあるトンネルをくぐり2kmほど進んだところで大規模な山崩れを起こしているため。
但し表記のように迂回路がございますので川上村を通過することは可能です。
↑ ちょうど北塩谷口バス停付近の「北塩谷橋」を渡りダム湖の対岸へ。
細い道をクネクネ2kmほど走行すると「白屋橋」が見えてくるので誘導標識どおり渡り国道169号線へと戻ります。
←(4) 参照(白屋バス停付近・復路撮影)
ちなみに対岸迂回路は交互通行で、交通量にもよりますが待ち時間は20分程度。
幅2.3m、長さ8m以下の車両が通行可能となっていますので、観光バス等は問い合わせしたほうが良いかも知れませんね。
←(5) 17kmほど車を走らせると奈良県道40号大台ケ原公園川上線(1981年まで有料道路"大台ヶ原ドライブウェイ")入口に着きます。
なのですが、ご覧の様に途中"伯母峰峠トンネル"まで崖崩れの為に通行止め、ここでも迂回路の指示が出ています。
このまま国道169号線を進み、上北山村"和佐叉谷"方面への長いトンネルを抜けます。
←(6) (明るい時間の撮影は復路時のものです)
すぐにご覧の大台ヶ原へ向かう迂回路分岐点が見えてきます。
しかしここは鋭角、切り返しは他の車に危険を及ぼす恐れがある為、この先に設けられたUターンポイントまで車を走らせなければなりません。
←(7) 2007年発生の土砂崩れ現場復旧工事のため、ここは交互通行になっています。
←(8) しばらくするとUターンポイントに着きますので、対向車に十分注意して右旋回。
本線合流時にも右後方を十分確認してくださいね。
(写真は後方に車が来ない事を確認して撮影しています)
←(9) ちなみに天川村みたらい渓谷へ抜ける行者還トンネルは、災害のため抜けることができません。
ご注意を。
←(10) 写真(7)の反対側で再び交互通行待ち。
←(11) 写真(6)の分岐点に着きます。
ここを斜め右方向へ少し下り村道和佐又伯母峯線を登ります。
←(12) (11)に入り少し下ったところを振り返ったところ。
ここから100mほど未舗装砂利道が続きます。
結構固められていますのでダートスリップせぬよう最徐行で通過してください。
直ぐに舗装道路へと変わりますのでご安心を。
←(13) (12)のところから5kmほど走行すると伯母峰峠トンネル出口付近で奈良県道40号大台ケ原公園川上線に合流。
写真左側が登ってきた迂回路村道和佐又伯母峯線です。
意外や意外、迂回路は県道40号よりも走りやすいのですがカーブミラーが少なめ。
夜間はヘッドライトの灯りで対向車に気付きますが、昼間は判り難くなっています。
見通しの悪いカーブでは十分速度を落とし、左側走行を常から心がけるようにしたいところ。
←(14) トンネルは無事なのですが、向こう側は奈良県道40号大台ケ原公園川上線のちょっとした難所。
道幅は狭く、木が生い茂り急坂も続きますが、秋になると美しい紅葉トンネルを潜るように走るので不通になってしまったことはとても残念。
不通区間の中間地点付近で土砂崩れがあったようで、復旧の見込みが立っていないのだとか...
↑15 そんな写真を撮っているとどこからとも無く視線を感じました。
「じぃ~っ...」
山斜面を見ると可愛い鹿が木陰から監視中(笑
奈良の市街地で見かける鹿とは違いちょっと筋肉質だと思いません??
←(16) 小処温泉は災害の影響で休業中です。
大台ヶ原歩き周った後、秘境温泉でゆっくりするのが楽しみだったのですが...残念。
ところがこの辻堂山かすめる林道は遮断機で閉鎖されておらず、ひょっとしたら県道226号まで抜けることができるのかも知れません。
川上村のホテル杉ノ湯さんはバッチリ営業されてはりますので、こちらで温泉&食事を堪能して帰路に着くのもありですね。
↑17 経ヶ峰付近から南西方向を望みます。
←(18) 大台ヶ原駐車場は標高はご覧のとおり。
(これは帰るときに撮った画です)
大台ヶ原最高峰日出ヶ岳は標高1694.9 mですから、ここからまだ100mほど登らねばなりません。
と言ってもたかが100mですが...
ちなみにこの辺りは携帯電話の電波届きませんのでご注意を。
そんでもってうんと寒く、平地よりも10℃は低いかと。
この日朝の奈良市街地は15℃くらい、大台ヶ原に至ってはam4:30の時点で車載温度計6℃を表示していました。
大台ヶ原はそろそろ紅葉色が目前、今月は綺麗に染まるはず。
立山など2000m級は既に紅葉見頃、あっという間に下がってきます。
上北山村大台ヶ原情報
http://vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/tanoshimu/odaigahara/
国道168号、169号等の通行状況・応急復旧状況について
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-25620.htm
奈良交通バス 近鉄大和上市駅~大台ヶ原
http://www.narakotsu.co.jp/rosen/rinji/2011spring_oodaigahara.html
大台ヶ原早朝の画は次回以降の更新でご紹介いたします。
今日もお写ん歩にお付き合いいただきありがとうございました。
-K-