_今日の始まり_
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PENTAX K-3II レビュー、2回目です。
※ HD PENTAX DA 21mm F3.2 AL Limited と、バッテリーグリップ"D-BG5"を装着しています。
深夜、日付が変わって間もなくの頃、写友T氏が奈良まで迎えきてくれました(いつもありがとう!)
晴れ予報だったにも拘らず、その前日の宵から近畿各地は雷雨に見舞われ、「日の出はアカンかなぁ...」と半ば諦めモード。
まぁ、そんときはそんときの事で、撮影手法(大げさか^^;)を考え直すだけのことでしたが、阪和自動車道を南下するフロントガラスの向こうは次第に星空へ。
ちょっと久しぶりの撮影プチ旅、移動中の車内では近況をたっぷり語りまくる、そんな話しに花咲くおっさん2人です。
...話しに夢中なってると、あっという間に到着(笑
もうこの時期になると朝のグラデーションタイムは早く訪れる訳で、空は既に明らみ始めており、そそくさと三脚を組んでおもむろに撮影開始です。
PENTAX K-3II「リアル・レゾリューション・システム」の解像感を知ってからというもの、実機であれこれ試しておきたかった訳です。
一部特有なる写り(動き部のモザイク状)が全体像にどのくらい影響があるのか、また気になるのかならないのか。
結果的にはリアル・レゾリューション・システムのことを知らされていなければ、そこは「気付かなかった」という反応が一般的なのかも知れません。
自然界で完全な静止物を求めてばかりでは撮影が面白くないし、かと言ってせっかくの超解像「リアル・レゾリューション・システム」の出番を減らしてしまうのも勿体無い。
「ならばとて、どのくらいまでが許容範囲なのか」という線引き、これを自分なりに探すことがPENTAX K-3IIと上手に付き合う方法のひとつだと思っています。
ちなみにリアル・レゾリューション・システムのON/OFF一発切替設定は出来ないようになっています。
僕の場合モードメモリーのリアル・レゾリューション・システム(Real Resolution)のチェックマークは外して、使いたいときだけONにする状態にしています。
と言うのも、通常のRAWデータなら1データあたり25~30MB程度ですが、リアル・レゾリューション・システムONのRAWデータは1データあたり100MB前後になり、僕みたいにRAW+JPEG設定していると、とんでもない容量を持ち帰らなければならなくなるんですよ。
カードスロット設定は No.1=RAW、No.2=JPEG で、No.1(RAW)の残枚数が149枚から37枚へと激減していることがお判りなるでしょう。
JPEGの撮影枚数が変わらないということは、JPEG撮って出し画像はSDカードへ書き込み終えるまでに、カメラ内で合成処理がなされていることになります。
Real Resolution RAW は、イメージセンサーユニットを1画素ピッチずつ移動させ4回撮影している為、このような残容量の変化になる訳ですね。
Real Resolution RAW は、ボディ内現像ができますし、パソコンへ取り込めば、付属の Digital Camera Utility 5 (Ver.5.4.0)でTIFF及びJPEG現像もできます。
以下、余談ではありますが、利便性は Digital Camera Utility 5 での現像でも、ボディ内現像の画ほうが今のところ好みですなぁ...
(個人差ありますので、それぞれでお試しください)
今後、Capture One や Lightroom 等のRAW現像も、Real Resolution RAW に対応してくれるかが今後一番気になる要素。
JPEG 撮って出しも大変綺麗ですが、サードパーティ製のRAW現像ソフトで出力する画はもっと凄いですからね。
どうかお願いします! (誰に言っとんの)
追記
Real Resolution RAW は、本体(カメラ)内現像時にのみ、 Real Resolution 設定のON⇔OFF切替が出来ます。
せっかくの画に特有のノイズ状見受けられ、Real Resolution 現像には向いていない場合、OFF設定 (Real Resolution ではない) RAW現像が可能。
気に入った画像を涙のんでボツにする必要はなく、きちんと作品として残せますのでご心配なくです。
続きはこちら⇒http://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2015/05/pentax-k-3ii-review-2-2015.html#more
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。
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2↑ HD PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited (F/6.3) 「リアル・レゾリューション・システム」
午前4時、着いてビックリ。
橋杭岩の向こうに大きなクレーン船...ですが、これはこれでアリかも。
感度100でシャッター速度設定は2.5秒。
このとき「リアル・レゾリューション・システム」はONですから、シャッター速度は実質10秒かかります。
海に浮くクレーン船は、当然ながら被写体ぶれしてました。
↑3 smc PENRTAX DA★60-250mm F4ED [IF] SDM (F/14.0) 「リアル・レゾリューション・システム」
この時間、海面は良い色です。
こういった色を忠実かつ、膨らむイメージへと再現してくれるのは PENTAX K-3II のおかげ。
動きあってこそ海の波、例の特有なる写りも随所に見られますが、シャッター速度が1/2秒ですから気にならないと思うのですが。
それよりも岩の質感に目が行きますから。
↑4 smc PENRTAX DA★60-250mm F4ED [IF] SDM (F/9.0)
もう間もなく日の出の時間。
↑5 smc PENRTAX DA★60-250mm F4ED [IF] SDM (F/5.0)
合掌。
↑6 smc PENRTAX DA★60-250mm F4ED [IF] SDM (F/8.0)
橋杭岩に鳥(かもめ?ツバメ??)がたくさん飛行中。
↑7 smc PENRTAX DA★60-250mm F4ED [IF] SDM (F/8.0)
黄金の輝き、こんな画が結構好きです。
↑8 smc PENRTAX DA★60-250mm F4ED [IF] SDM (F/8.0)
あぁ、久しぶりの端杭岩。
来て良かったー...と、カメラの後でシミジミしていました。
↑9 smc PENTAX-DA 12-24mmF4ED AL[IF] (F/11.0)
フォークリフト越しのキラーン☆
↑10 smc PENTAX-DA 12-24mmF4ED AL[IF] (F/10.0)
自撮りで〆です。
台風の影響で波が高く、「ひょっとして」の想いを抱きながらチョビッと北上。
荒船海岸の記事は次回ご紹介しましょう。
PENTAX K-3II レビュー、もうちょっと続きます。
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。
-K-