_朝焼け、大峯_
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この日、この場所。
こんなに美しい朝景に出会えるとは、夢にも思っていませんでした。
雪で作られた大峯キャンバス、丁寧に塗りこまれた朝の色、荒くも神々しい風景に息を呑みます。
この立ち位置(大台ヶ原ドライブウェイ)から観るなら、大普賢岳、行者還岳、弥山、八経ヶ岳(仏経ヶ岳)、仏生ヶ嶽、孔雀岳、釈迦ヶ岳、大日岳、天狗山...
他にも未だあると思いますが、ざっとこんなところでしょうけど、ありがたいご褒美に感謝です。
風の無い日、PENTAX K-3II を使うときは、リアルレゾリューションシステム(RRS)を使う癖がつきました。
この組み合わせ、1枚目の画はRRSをオン。(左下のサムネイルはリサイズ無しの等倍です)
僕の中では最強クラス位置づけられる単焦点ズーム『SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art』ですが、RRSで更なる威力を発揮してくれます。
APS-C センサーの恩恵でもある被写界深度の深さ、FF機が登場しても、PENTAX K-3IIは風景撮りで画質最強クラスとも言えることでしょう。
このところの暖かさで雪景に飢えていますが、思い起こせば「大台ヶ原ドライブウェイ」冬季閉鎖前に訪れていたことをすっかり忘れそうになっていました。
来年の参考になるであろう記録用として更新させていただきます。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。
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この日は山が主役でしたが、大峰山脈へ沈みゆく月も凄っごく綺麗だったのです。
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風が強く、体感温度は急激に低下。
手がかじかんで、ダイアルを回す微調整もままならぬ状態です。
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夢中になって撮った太陽も、どこか寒々...
このポイントで、当社のお得意様とお会いしました。
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何気なくも、こんな画が好きです。
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こんな感じ、ちょっと好きなんです。
誰も見向きしはらへんと思いますが...
このあと国道169号線へ戻り、今度は国道309号線へ進路をとります。
ナメゴ谷あたりもさほど画になるところはございませんでしたが、やはり天川側へ出ると被写体が一気に増えますね。
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行者還トンネル東側の脇にある滝。
今頃ならもっと凍っているでしょうけど、国道309号線は来年の4月まで通行止ですので、想像だけ。
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これはたぶん鉄山、大峰山系の山々はそれぞれに険しさを感じる独特の姿。
簡単には近寄れないと思わせるところに、大峯の魅力を感じるのだと思います。
11月28日の国道309号線行者還付近は、こんな感じでした。
で! 数日後の12月5日に、再度国道309号線を登り、「行者還」付近へ撮影に向かいます。
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それはそれは美しい、弥山(みせん/1895m)の雪景を観ることが出来ました。
とは言っても、これは PENTAX K-3II と SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM の組み合わせで 500mm(750mm相当)。
立ち位置での目線ではこんなふうに見えています。
9枚目は、雲に隠れている弥山左の尾根を狙ったもの。
厳密には「ファインダー越しに雪景を楽しみました♪」...が正解でしょう。
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雲駆ける弥山、雪を被れば別世界景。
これは通常のRAWをCapture Oneで現像しています。
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同じ位置から「リアルレゾリューションシステム(RRS)」、雲の動きが早く、設定変更の間に様子は変わります。
その効果が一目瞭然、RRSを使うものだけが知るこの違い。
10枚目と11枚目は同じ構図なんですが、ちょっと設定を切り替えている動作の間に、雰囲気はがらり変貌。
間も無く全貌を現すであろう PENTAX FF 機。
RRS が搭載されれば、それを活かせる被写体を無意識のうちに探してしまうかも知れません。
揺れ動くものにも対応してくれたら凄いのでしょうけど、ちょっとそれは無理かな...
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間近で見たいけど、この辺も1,800m級の山々。
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歩いて登ったわけでもありませんから、身体は冷えるばかり。
寒くて寒くて、ここいらで退散としました。
次期PENTAX FF機の出番予告、期待度が高まりますねぇ。
http://www.pentax.com/jp/pentaxff/index.html
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明日香ひょうひょう食堂さんで、温かいご飯をいただきます。
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コーヒーをいただきながら、西に傾く陽の暖かさをゆっくり愉しみます。
今年もあと少しですね。
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。