_憧れの地_
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ちょっとレトロな雰囲気漂う光学機器事業所。
ここが僕らの憧れでもある「コシナ」さんの本社「中野事業所」なのです。
訪れた日の前日から気温が下がり、高速道路ではチェーン規制になるほどの積雪となりました。
道中は大変かと思われるでしょうけど、この季節に訪れるなら「雪がないとねぇ」...写真好きならそうなる訳ですよ。
雪山を背に映えるこの姿、従業員の皆さんにとっては見慣れた光景も、僕らにとってはある意味衝撃的な感動をおぼえました。
もちろんレンズは現場で作りたてホヤホヤのミルバスっす。
先日21mmと50mmを先行試用しましたが、今回は35mmと85mmを使うことにしました。
(外観は撮っていませんでしたので、21mmと50mmの外観でお許しを.........)
35mmは個人的に相性が良く、各事業所を移動中に撮影するシーンでは、ほぼこれ(35mm)を試用。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル)画像を見ることができます。
長野入りし、最初に向かった事業所が、光学硝子の溶解と製造を担う『小布施事業所』。
精密アニールという言葉もここでは頻繁に交わされ、コシナレンズの要でもあるかの様な存在の事業所です。
あれこれ画を交えてご説明させて頂きたいところですが、事業所内は完全撮影禁止区域。
フォトジェニックポイントがたんまりございましたが、ここはグッと堪えて目に焼き付けさせていただきました。
じつは、ここへ来る前に........
Zeiss Milvus 1.4/85 (F/2.8 1/3200sec iso100 トリミング)
長野電鉄小布施駅で撮影(笑
Zeiss Milvus 1.4/50 (F/2.8 1/3200sec iso100)
りんご特急走る姿を見てみたかったのですが、2012年に運用離脱し、静かに展示されていました。
Zeiss Milvus 1.4/50 (F/2.5 1/4000sec iso100)
寒風と言うよりかは雪山下しの冷風吹く小布施の町、手がかじかんで満開直前の白梅を撮るのが精一杯。
お昼ご飯をどこでいただくか迷いましたが、信州と言えばお蕎麦でしょう(........でしょう?)
小布施事業所から程近い『富蔵家(とみくらや)』さんというお蕎麦屋さんで、僕はくるみだれ添えられた『田舎くるみそば』をいただきました。
甘いクルミのペーストを出汁で割っていただくのですが、想像以上に美味しくてびっくり。
Zeiss Milvus 1.4/50 (F/2.2 1/3200sec iso100)
Zeiss Milvus 2/35 (F/5.6 1/2000sec iso100)
りんご畑と雪山がフロントガラスいっぱいに広がる七瀬事業所への道中。
Zeiss Milvus 2/35 (F/4.0 1/2000sec iso100)
あっという間に到着、『コシナ・七瀬事業所』です。
ここはあとで見せてもらうことにし、ここから事業所の皆さんとご一緒に更なる北進。
Zeiss Milvus 2/35 (F/4.0 1/640sec iso100)
隅っこのほうに雪が残る『コシナ・飯山事業所』に到着。
ここでは主にレンズ研磨が行われています。
.........あれもこれも見せていただき濃ゆぅいご説明もしっかり受けましたが、それはここまで^^;
Zeiss Milvus 2/35 (F/4.0 1/640sec iso100)
やっぱしどこを走っていても雪山が綺麗です。
Zeiss Milvus 2/35 (F/4.0 1/1250sec iso100 トリミング)
北陸新幹線E7系!.........をチラリ。
E7系を見かけたのはこれが最初で最後でした。
Zeiss Milvus 2/35 (F/4.0 1/1600sec iso100)
防音ガードが無ければ絶好のポイントかも。
何となく悔しい画です。
絶景の『コシナ・中野事業所』へ到着。
Zeiss Milvus 2/35 (F/2.0 1/200sec iso100)
ずっと眺めていたくなる、絶妙ナンバーの展示レンズたち。
名作の勢ぞろいに萌えますなー。
中野事業所では「あんなものや」「こんなもの」「"ほにゃらら"な過程の途中」「"むにゃむにゃ"は未だあった!」など、ちょっと表現するにはヒジョーに難しいブツが存在していました。
感動の逸品ばかりで、衝撃の連続。
光学製品好きには堪らない要素が詰まり過ぎ。
一日眺めているだけでは物足りません........
Zeiss Milvus 2/35 (F/5.0 1/640sec iso100)
西のアルプスへ陽が沈もうとする時間、東の山々がまた違った美しさを放っていました。
こんなところで働いていたら、毎日記録写真を撮ることになりそうです。
コシナ社の小林社長はじめ、スペシャリストの皆様と直接長時間お話しできる機会がございました。
特に小林社長のお話は親近感ありありでして、何だか中古売場で馴染みのお客様と濃ゆぅ~い会話を交わしているようです。
ものすごくカメラ機材がお好きであると同時に、我々目線で意見を取り入れていただける「お父さん」的存在。
ホニャララなことやムニャムニャな事情と意見もしっかりお伝えしましたし、必ず前向きに検討していただける約束も頂戴いたしました。
超驚きのサプライズがございましたが、それはここで公言できませんの忘れてください(笑
「従業員の皆さんは優しい」、どちらの事業所へ訪れても必ず感じ取れることです。
たいていの「工場」というところではでは、どこかよそよそしい感じがございましたが、コシナ事業所全般では「必ず誰かが気にかけてくれている」と伝わってきます。
従業員方々の末端に至るまでご挨拶いただけますし、帰るときの清々しさはちょっと特別ではないでしょうか。
それだけ自社に対する誇りがお有りなのでしょうし、その結果は生産後に届けられるコシナ社製品を手にすることで自ずと判るというものです。
カメラ機材へ関われる仕事に就けたことで知ることのひとつ、「製造元への訪問」。
これでまたカメラ(レンズ)が好きになりそうです。
僕の場合、「撮影」も.......ですね^^
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。