_花麗火_
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今年は近場の花火開催日と公休日が合わず、「今年は花火撮影無しやなー」なんてカレンダー眺めながらショボ暮れていました。
ところが偶然にも勤務店(高槻駅前店)のお盆休みと重なる花火大会を唯一ハッケン!
「和歌山県の"新宮花火大会"へ撮影行ってくるわー」
「え?8月17日ちゃうの??」
「それは三重県の熊野花火大会でね.....アータラコータラ」
案外「新宮花火大会」のことをご存じない方が多いことにちょっとビックリですが、奈良や京都、大阪からだとちょっと遠いですもんね。
規模的には倍違い(新宮5,000発<熊野10,000発)ですけど、それでも5,000発ですよ、5,000発!
五條市の花火で4,000発ですから、ちょっと期待大きくして向いました。
この日はこの組み合わせがメインです↓
ヌケが好く、シャープな切れ味の SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art と、使い慣れた PENTAX K-3II 。
あとは超広角の smc PENTAX DA 12-24mm F4 ED AL でカバーしています。
SIGMA sd Quattro にしようか迷ったけど、結果的にこれになった理由はご想像にお任せしましょう。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。
↑2
ここでの定番は屋台越しの構図だそうですが、どこかで見かけた川面に映り込む画の場所を探して、やーっとたどり着いたポイントです。
ところが現場のガードレールに目を向けると、「この場所は危険なので、車道からの見物はご遠慮ください」との張り紙が.......
「あれま、ここは撮影あかんトコかな?」
たまたまここで出会って相談をしていた串本から来られたという女性カメラマン、しばらくして定番ポイントへと移動されました。
そのあと本宮にお住まいのカメラマンがやって来て、「あれぇ、今年は三脚が全然並んでいないと思ったら、この貼り紙かぁ.......」。
がっかりされた様子で、諦めようかどうしようか迷いつつ、「退去ならもう帰ろう」.......ってもったいない^^;
おそらく昨年まで大丈夫だったということは、それまでにいろいろあったのでしょう。
そのあともちらほらカメラマンが来られましたが、ちょっと厳しい条件なので移動はやむを得ないモード。
そう思っていたら、現場で通行止(迂回)の交通整理にあたられるパトカー(警察官)が到着。
何らかの条件を認めてもらおうと先手でパトカーへ交渉に向い、「車道には一切出ず、ガードレールの土手側での撮影許可をいただけませんか?」。
「そうですね、周りでお待ちのカメラマン同士でも絶対に車道へ出ないと注意しあってなら大丈夫でしょう」と、話しの分かる警察官のお墨付きをいただき、周りでお待ちのカメラマンに説明してまわりました。
新宮までやって来て、ここでぜひ撮ってみたかったものですから、こっちも必死ですよ(笑
↑3
燈籠流しの船が、水門橋の下から出てきます。
新宮川は綺麗な色の川、静かな川面に描かれる船の波までもが美しい。
↑4 (左:170mm/右:300mm)
HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE で対岸のメイン会場を見てみました。
開催40分前ですが、予想していたよりもずっと空いてます。
三脚もちらほら?
↑5
いちおう超広角でスタンバイ。
花火の上がる平均的な高さはこのあたりなのでしょう..........的な合図。
↑6
陽も暮れた19:30、「熊野徐福万燈祭」が始まりました。
新宮仏教会による初精霊供養、ご先祖供養、慰霊祭、流し燈籠や運営委員会等々のご挨拶が続きます。
↑↑7・8 ↑9・10
開会から約15分後に最初の花火が上がります。
熊野徐福万燈祭 新宮花火大会は、ひと区切りごとにスポンサーの名称が告げられるタイプ。
連続してドカドカあがり続けるタイプではないので、暗がりではありますが途中でレンズ交換や構図の変更も可能です。
↑11
比較明合成で仕上げてみました。
だいたい定番どおりですが、絞りはf/11~f/13、感度はiso100、バルブで10秒前後をじゃんじゃんレリーズ。
出来ればNDフィルター装着しf/8~f/9以下で撮りたいところで、絞りすぎによる画質の低下が気になります。
↑12・13
↑14
同じような場所から上がるものですから、まぁだいたい似たような画ばかり。
↑15
こんな花火が好きです。
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ナイアガラと、後から上がるスターマインを比較明合成。
↑17
ここから期待の.............
↑18
水上スターマイン。
そう、これを撮りたかった。
↑19
Facebookには先行でご紹介していますが、今度撮れるチャンスがあればもっと左から狙い、屋台をバックにしてみようと思います。
↑20
これは確かこんな色だったかな?
記憶を辿りつつRAW現像しましたが、ホンっと綺麗な色でした。
↑21
こんな感じでも35mm判換算で50mm枠いっぱい。
どん!っとくるド迫力がハンパない!
↑22
豪勢に上がると辺りが明るくなって、見えなかった動きが見えるとちょっとおもしろい。
↑↑23・24 ↑25
フィナーレはやはり豪華でした。
カメラもう一台あればドアップも狙えましたが、やはり高性能な高倍率ズームが花火向けですね。
ちまちまレンズ交換やっているようでは的(まと)も絞れず.....そんな感じでございます。
終了直後に開始前お話しした(交渉した笑)警察官が、「どうでした?良いのが撮れましたか^^」。
警備中(花火打ち上げ中)行き来する方に車道へ出ないよう厳しく制限されていましたが、とても感じの良い警察官でした。
約束とモラルを守れば、無茶な規制はかけられないでしょう。
ねぇ、皆さん^^
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。