_入替作業_
いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。 (2017年1月7日撮影)
年始、何となくですがローカル鉄道風情を味わいたくなっていました。
雪は降らないし花も少ない、同じ費用をかけるならネタになるものが欲しいし.....
そんな中、JR東海・東海道本線の支線「美濃赤坂線」(盲腸線とも言われているみたい)を見に行く機会に恵まれました。
以前は終点の美濃赤坂駅から名古屋駅へ直通する列車があったり、東京へ向かう大垣夜行の始発駅だった頃があったと記憶しています。
今は2両編成のワンマンカーが大垣駅~美濃赤坂駅を数往復する、ローカル風情たっぷりの路線に。
訪れる前にwebで下調べしていると、ちょっと聞きなれない鉄道会社の名前がチラホラ出てきます。
今回突然主題レベルにまでのし上がった「西濃鉄道」がそれで、現在は貨物列車が2往復するだけのこれまたローカルな鉄道でした。
機関車好きとしては興味津々、乗り入れてくる電気機関車(E.L.)もその日によって違うとの情報があり、これはかなり期待しながら訪れなければなりません。
鉄分が不足しているあなた、どうぞ暇つぶしにご覧ください。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。
京都駅。
1区間だけ青ガエルな117系に乗り(笑)、あとは乗り慣れた223系新快速で米原へ。
JR東海の東海道線、期待の211系は見られず主力313系の普通電車に乗り換え、あーっという間に大垣駅到着。
怒涛の人波に流されるまま昭和の香りタップリの跨線橋を渡る途中、誰も向かわない3番線方面へ波から逃れます。
これまた最新の313系2両編成ワンマンカーがお待ちかねですが、さすが珍しい路線形態なのか鉄分多めの方もチラホラ見かけました。
大垣から美濃赤坂までの前窓風景をお楽しみください (STYLUS XZ-2・ちょっと車内の会話が聞こえます(笑))
2駅で到着、美濃赤坂駅。
近郊でこんなに素晴らしい佇まいを残されている鉄道会社の姿勢に感謝。
舐めまわすように駅舎を撮りたかったのですが、今回の目的はコレではございません。
乗ってきたワンマンカーは直ぐに折り返し、まるで廃線のような雰囲気を残してあっという間に走り去りました。
......やたら静かです。
とにかく広い駅の敷地、ちょっと昔にタイムスリップしたかのような風情が格別。
車庫から出てきていました。
西濃鉄道の主力機「DE10」形のエンジン音が聞こえます。
本線からの貨物列車の到着待ち。
遠くで「ピィーッ!」っという警笛。
しばらくすると大型電気機関車がのそ~っとやって来ました。
貨物車両から解放された、美しい国鉄型の「EF64 1000番台」。
峠越えなど補機運用時の夜間作業用に追加取り付けされた、正面ジャンパ連結器上部の作業灯がちょっとした特徴。
側面も特徴的で、他車よりも風格があり、この機関車を見かけるとウキウキしたものです。
この歪な配列の窓付き機関車、大好きなんですよ^^
あ、この日はディーゼル機関車がお目当てでした。
主役ディーゼル機関車「DE10」がエンジン音を唸らせ、こちらにやって来ます。
外観は綺麗に保たれていますが、1970年以前に製造された基本番台車輛。
この古い0番台が活躍しているのはここだけではないでしょうか。
たった一日、それも同じ場所で珍しい車両が見られた光景、ちょっと萌えますよねぇ。
機関士が手を振る先に親子の姿、互いがしきりに振る姿がじつに微笑ましくも長閑です。
ゆっくり通過するDE10と貨物の動画です。 (STYLUS XZ-2 ・踏切の警報音が大きいのでボリュームに注意!)
走り去ったあとはお昼ごはん。
そのあと......
地元の方にご案内いただきました。
何と美しい透明度。
こんこんと湧き出ていて、多くの地元の方々が汲んでおられます。
飲んでみるとじつに柔らかく、何とも言えぬ美味しさにビックリ!
映り込みも綺麗なお堀ですが、しっかりネットが掛けられています。
絶滅危惧種「針魚(ハリヨ)」が泳いでおり、鳥害を防ぐためのネットなのですね。
手に届きそうなところでも泳いでいて、正直驚きました。
ちょっとだけ大垣市街地を散策。
これまた幼少時代を思い返すような風情が満載で、この界隈は別の日に改めて訪れなければなりません。
時間も押し迫り、もっかい西濃鉄道へ戻ります。
乙女坂駅、名前は素敵ですがプラットホームはありません。
折り返しの発車待ちです。
参道を横切る市橋(いちはし)線。
この場所を撮りたくて来たようなものです。
昼飯(ひるい)線は廃止され線路撤去が始まっていました。
美濃赤坂駅へ戻ると既に入換作業が始まっています。
慌ててカメラを向けるも、なかなか良い構図が選べず撃沈。
連結作業も終わりました。
この日は良い天気に恵まれました。
ここで出発を待っていましたが、一向に動き出すような気配がありません。
側に居られた若い写真家さんに聞いてみると、「発車は一時間後ですよ」........あたしゃ諦めました。
お兄さんのような忍耐力が欠乏していますが、ここから関西に帰るためにはいたし方ございません。
また、こんど。
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。