Nikon D850 with AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。(2017年9月8日撮影)
毎年この時期になると撮影日の度に出かけるところが、ここ奈良県桜井市笠の蕎麦の花畑。
いつもなら日の出の時間がメインですが、月明かりの蕎麦畑ってどんなんだろう?.....と、ちょっとした疑問を抱いていました。
蕎麦の花が真っ白ですから月明かりと色が、画にどんなふうな影響をもたらすのか試してみたかったところ、運よくこんな試用機がやって来ました。
Nikon D850 、満を持しての登場です。
既に発売開始後ですので、スペック云々に関しましては端折らせていただきましょう。
試用期間は超短期間!
残念ながら目新しい機能なんてのは殆ど使えていないに等しいですが、基本の「き」の字くらいはご紹介出来ればなと考えております。
「リトル D5 」なんてな呼び名もあるらしいですが、スペック的にはあながち間違いでもなさそうです。
Nikon D810 の 3635万画素から 4575万画素へ進化した有効画素数、ISO64ー25600 を両立させた裏面照射型CMOSセンサー。
D800 シリーズのファンが待ち望んでいた、タッチパネルチルト可動式3.2型236万ドット画像モニター搭載は鬼に金棒でしょう。
怒涛の倍率約 0.75倍の光学ファインダーは、「ピンポイントA.F. 」の操作性をグッと身近に向上させてくれます。
実際 O.V.F. 覗き込んで見ると、超鮮明な大型 E.V.F. を眺めているような気にさえなるのですが、そこは E.V.F と比較するべきところではないような気も.....。
深度の判り難さを感る E.V.F. に比べ、立体的で圧倒的な美しさを誇る O.V.F. は、やはり従来のミラー付きカメラの特権ではないでしょうか。
FXフォーマットレンズをフルに使える FXベースの動画フォーマットの 4K UHD(3840×2160)動画、これはフルサイズ動画ファンにとってたまらないものでしょう。
フルHD動画設定で「4倍スロー」(120/100pで画像読み出し、30/25pで記録・再生)や、「5倍スロー(!)」(120pで画像読み出し、24pで記録・再生)のスローモーション動画もカメラまかせで撮影可能。
最長記録時間が3分という制約こそありますが、スローですから3分でも十分です。
これは撮影の合間に試すことが出来ましたので、Youtubeにアップロードしたものをご覧ください。
奈良 本薬師寺跡のホテイアオイとミツバチ 2017 (Youtube)
設定にかかわらず、画質はノーマル、撮像範囲は[DXベースの動画フォーマット]になります。
AFエリアモードはノーマルエリア、ワイドエリアに制限されます。
音声は記録されません(今回はBGMを付けました)
今回初めて「 XQD メモリーカード」を使用してみました。
連写や動画を殆ど試せていませんので、このへんの詳しくは端折らせていただきます。
おそらくハイエンド級機にはオリンピックに向けて積極的に搭載されそうな気がしますが、実際のところどうなんでしょ?
持ち出したレンズは下記の3本。
既に web では多くの作例が出回っておりますので、通常撮影と同様の画をご紹介したいと思います。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。
↑2 AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR iso1600
月って想像しているよりもうんと明るい。
↑3 AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR iso3200
空気や水分、塵などに乱反射するのでしょう。
ここに立っていると、月が明るいくて星が見え難くなる理由が何となく判ります。
↑4 AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR iso6400
ただし、むやみやたら明るくすれば良いというものでもありません。
星は写らなくなるし、風景そのものが昼間の写真になっちゃいます。
↑5 AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR iso3200
何となくですが、昔のドラマや映画の夜間シーンっぽい。
そうか、月の灯りがあるという想定の元で撮影されていたのだろうか。
.....知らんけど。
↑6 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED iso1600
真夜中の1時、誰に見せるわけではないのに、静かにそっと咲く蕎麦の花。
↑7 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED iso1600
絞りをうんと開けて撮ると、星が雪に見える。
と言うことは、蕎麦の花畑が雪にあたるのかな。
↑8 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED iso3200 5.7sec
何てこと無いことばかり考えながら東を見つめています。
午前4時半、朝がそーっとやって来ました。
↑9 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED iso64 8.6sec
上空にうろこ雲でも広がっていれば、とてもダイナミックな朝焼けだったと思います。
ここへ何度と無く通う理由のひとつ、ご理解いただけますでしょうか。
↑10 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED iso64 1/20sec
合掌。
↑11 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
白の紛糖をまぶしたような、朝の蕎麦畑は美味しそう.....
↑12 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
畑や倉庫の番犬数頭が、飼い主さんと一緒にたったかたったか駆けてきました。
まるでスキップを楽しんでいるような走り方が可愛らしく、1枚パチリ。
↑13 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
蕎麦の花をハイキーで撮ってみたかった、おっさん。
↑14 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
蜂が出勤してきました。
ミツバチよりも肉食なスズメバチばかりがやって来るのは、蜜が少ないのかな?
↑15 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
早朝の暗い時間に「ご無沙汰~♪」って声掛けられました。
誰かかいな?.....と、目をひんむいてジッと見ると写真家の星野佑佳先生のお顔。
よく気付きましたねぇ(笑
Nikon使いの方ですから、もちろん Nikon D850 もセットです。
この日の午前中、にわかにご同行させていただくことになりました。
↑16 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
花畑って、こんなカップルさんが画になりますなぁ。
↑17 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
朝露水玉びっしり、キッラキラの蕎麦の花。
散りばめられた紅色も可愛らしいのです。
↑18 AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
月夜の蕎麦畑、モノクロにすると様子もがらり変わります。
このあと何処へ行くかずいぶん迷いました。
午後から大阪で用事もございましたので、直ぐに移動できる場所へ。
↑19 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
蓮の葉に飾られる自然の美。
ホテイアオイの花びらですから、ここは本薬師寺跡ってことになります。
↑20 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
最近各社の最新型はA.F.がとても優秀です。
もちろん Nikon D850 も例外ではなく、小さな点のようなピンポイントA.F.もじつに正確。
こうなってくると、きちんと合焦しているかどうか確認する手間が省けますな。
↑21 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
ホワイトバランスの具合がとんでもなく向上しています。
リアルさはもちろんですが、ちょっとカスタマイズしてもほぼほぼ外すことはありません。
↑22 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
被写体への質感を劣化させないよう、レンズはなるべく良いものを使ってみてください。
きっと撮り手の気持ちに沿ってくれますから。
これはミツバチにピントを合わせています。
飛んでいるミツバチに合焦させなければなりませんが、まぁ一瞬で合って直ぐにレリーズできますよ。
とにかく何でも叶う感覚の Nikon D850。
不足に感じる要素は何も無く感じますが、そのおかげもあってしばらく欠品中です。
とにかくめちゃくちゃ売れています!(もちろん予約も)
秋の紅葉で使われるのなら、お早めのご予約をオススメしますよ^^;
じつは昨日も前日の深夜から構えていました(笑
霧雲(ガス)狙いでしたが、その画はまた大量の画像から選別後にご紹介したいと思います。
そんなこんなで、ここ1ヵ月ほど撮り貯めた画像が目を通す間もなくてんこ盛りなってきました。
もちろん忙わしい店頭業務が優先ですので、撮影後の画像選別すら後手後手になっています。
お蔵入りする前にお写ん歩ブログでご紹介したいところですが、そこは気長にお待ちください。
撮影時に関する最新情報は 八百富写真機店 Facebook を先にご覧ください。
Facebook画質は試用機材の参考には値しませんので、撮影地情報だけをご参考なってみてください。
撮影地等に関するお問い合わせですが、それぞれ返信は出来かねますので予めご了承願います。
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。