Panasonic LUMIX DC-G9(G9 PRO) with LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。 (2017年12月撮影)
先日 Panasonic 社さんのハイエンドマシン Panasonic LUMIX G9 PRO(DC-G9) が手元にやってきました。
突然やってきたかっこいい奴、この感覚って今年の春頃にもありましたね.....
そう、Panasonic LUMIX DC-GH5 がやって来たときの事(記事)も記憶に新しいところです。
動画スペックを極限まで切り上げたような機種でしたが、今回は全力で静止画に振ったところが最大のポイント。
外観も見たからに「写真を撮ります!」的な要素があふれ出ているようにも感じます。
ステータスL.C.D.が搭載されたことも朗報であり、風景カメラマンにとっても歓迎される機能でしょう。
電源レバーにステータスL.C.D.用照明スイッチが組み込まれているので、暗闇でもあたふたと探すことは少なそう。
個人的には黄色の照明であるところがとてもニクイと思うのですが、如何なものでしょ。
次機は可動式に進化させてくださいね~.....と呟いてみる。
ペンタ部の形状もこれまでのLUMIXシリーズとは一線を画すもの。
二代目の京成AE形スカイライナーを連想してしまったのは僕だけではないと思われますが、この珍しい形状こそが Panasonic LUMIX G9 PRO(DC-G9) 外観上の最大なる特徴。
センサーが傾いて写っていますが、これがボディ単体だけで6.5段(60mm)という驚異の手ぶれ補正である証。
レンズ側の手ぶれ補正機能を併せた「Dual I.S.2」なら、140mm付近でも6.5段の手ぶれ補正も可能だというから驚きです。
2017年12月22日(金)より当社「大阪駅中央店」にて Panasonic LUMIX G9 PRO(DC-G9) を先行展示中。
実際手にしていただき(試撮可能/データのお持ち帰り不可)、ぜひ『Panasonic LUMIX G9 PRO』のハイパフォーマンスぶりをご体感なさってみてください。
早速ちょこちょこっと試してみましたので、そのときの画を交えながら進めましょう。
ちなみに今回の『Panasonic LUMIX G9 PRO』はベータ機。
残念ながらフル画像でのご紹介は出来ませんので、凡その感覚でご覧いただければこれ幸いでございます。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル)画像を見ることができます。
(ベータ機のため、今回はリサイズ(横1280pixel)画像のみとさせていただきました)
Panasonic LUMIX G9 PRO(DC-G9)の特筆すべきポイントは「豊かな諧調」ということ。
空気感を現す「色」を表現するなら夕刻だろうと、別件で出かけた先の帰りにちょこっと岡山市へ立ち寄りました。
そう、岡山と言えば岡電こと「岡山電気軌道」でしょう。
今回はキットレンズでもある「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. [H-ES12060]」のみでお写ん歩。
35mm判換算で24-120mm相当ですから、日常的に十分使えるレンズです。
このレンズが Panasonic LUMIX G9 PRO(DC-G9) の性能を全力で引き出してくれていた.....そう思えるほど相性は抜群。
ハイライトとシャドウとの諧調が善いから、使い込まれた金属製のマスコンも美しく写ってしまう惚れ惚れ感。
早速「東山線」に乗車しましたので、動画で移動途中をご紹介。
岡山電気軌道 東山線 前窓景(手持ち撮影 4K Dual I.S.2 6.5段)
当然手持ち(片手は手すり持ち)ですから、揺れ揺れです(笑
4Kでリアル動画、酔わないでくださいねー。
夕日射し込む東山電停の奥にある車庫。
和歌山電鐵で大人気の「たま駅長」が描かれた「たま電車」。
これを待ってました!状態ですが、ワンチャンスは逃したくありません。
GH5と同等の約368万ドット有機E.L.ファインダーですが、倍率はなんと0.83倍(35mm判換算)!
コンパクトデジタル機をファインダーに着眼(?)し、実際の視認性を比べてみました ↓
GH5が0.75倍でしたからとにかく広いっ!見やすい!こんなに違う(笑
3段階に切替も可能で、無駄に切り替えて違いを試してみるのも良いかな、と。
形状もカッコイイので、僕みたいに見た目から入るタイプの人にとってはたまらんでしょ?
とにかく運行本数がめちゃくちゃ多いです。
次から次へどんどんやってきますが、片道20分弱の区間(東山線)ですから同じ車両も何度でも見かけることができます。
広告電車が多く、大半は「派手」。
夕景の色とラッピングの色、路面の色に並走する自動車の色。
付近の昭和チックな街並みも併せると、色も雰囲気もバラエティ豊か過ぎます。
Panasonic LUMIX G9 PRO(DC-G9) の諧調の善さが光る!! と猛烈にアピールしたいところですが、これが割りと自然なんです。
良過ぎないところこそが特徴であり安心の画づくりなんだと改めて感じました。
夕景の色が作り出す街並みの色。
見た目のままに、そしてそれ以上に美しく撮って出しのJPEG画質。
アンダーに振っても加減を損なわない「らしさ」をキープし続けることが Panasonic LUMIX G9 PRO(DC-G9) の使命なのでしょうね。
帰宅後に編集する際にも現場の雰囲気がしっかり伝わってくる、これは最大の利点ともいえるでしょう。
じつはこれ、超高速連写での1コマ。
電子シャッターではあるにしても、AF追従で約20コマ/秒というのはとんでもなく素晴らしくてありがたい!
特に被写界深度を浅くした動きもの撮影時にはその恩恵を最大に感じるはずです。
このへんはまた後日、望遠レンズでガチ試しと参りましょうか。
ミラーレスカメラって電気エネルギーを多用するカメラに思われがちですが、このへんは大容量バッテリーでカバーされています。
しかし何度も連写して、かつ撮りなおしもしているようではさすがにバッテリーの持ちも心配。
USBケーブルを介して電力供給(給電)しながらの撮影(再生)が可能なんです。
USB3.0ですからそれ専用のケーブルこそ必要ですが、これはかなりありがたい機能。
特に夜景や星撮りなら、その恩恵を最大に感じれることでしょう。
ダイナミックレンジが広ければ、こういった画でもわりと自然に再現可能。
(ボディ内RAW現像)
ジョイスティック加わった操作系は何らマイナスポイントが見えてきません。
しいて言うなら、ジョイスティックがもう少し右に位置したらなぁ..... 僕の指が短めなので。
コード類の接続側もうまく纏められていますし、SDカードダブルスロットも一般的に使いやすさを感じることでしょう。
HDMI端子が「Type A」なのは汎用性高くて大歓迎!
SDカードはどちらのスロットもUHS-II対応です。
じつはこの日のメインは朝から訪れた四国うどん巡礼でした。
このへんこそPanasonic LUMIX DC-GH5(ベータ機)記事公開当時と同じでびっくり(笑
今年2回目の高松駅。
やはり琴電に乗らなければ話になりません。
パンチ入る切符も健在。
一軒目は「うどん屋 まつはま」さん。
"ながも"の入るおうどんが美味いらしいですが、この"しっぽくうどん"にグラリきちゃいました。
Panasonic LUMIX G9 PRO(DC-G9)がハイエンド機だからとて撮るものを選ぶわけではありません。
むしろ日常を日常らしく、美味しそうなものを美味しそうに撮るためにも有効機材。
駅へ戻る途中にそっと佇むジェラート屋さんを発見。
名前も可愛らしい「いちご畑」さん、ここでクールダウンです。
二軒目は「ふる里うどん」さん。
メニューが多くて迷いますが、カレーうどんを一点狙い(笑
おでんも食べたかったのですが、さすがに二件目でお腹はいっぱいです。
駅から20分も歩いたけど、お腹は減りませんでした。
帰りに乗車した普通電車は115系湘南色。
これを見れて乗れただけで豪華な一日になった.....と言えばオーバーですかいな。
シャッタースピード= 1/5 秒、ISO感度= 1600 、手持ちでブレ無し。
良い時代になりました。
動画機のイメージが強いパナソニックカメラですが、ここにきてスチルカメラというイメージがグッと強まりました。
撮影機能こそ GH5 でも十二分でしたが、写したあとに見る画の「写真らしさ」はドン!っと高まったと使う誰もが感じるはず。
動画機能を使う連写機能は必然的に搭載されているので、このへんはどうしても動画機というイメージに捉われがち。
しかし 4K や 6K を使う超高速連写の恩恵は相変わらず高く、他社には無い強烈な魅力はむしろ増しているように思えます。
以前とある場所で知った開発者による Panasonic LUMIX G9 PRO(DC-G9) への熱い想い。
発売日までもうしばらく熟成の期間がございますが、製品版はどのような画になるのかと想像越えるような楽しみもあります。
発売日まで我慢できなければ、店頭デモ機を用意している当社大阪駅中央店へ。
使用感(操作感)だけでもしっかり試すことができますから、年末年始のお休みにぶらりお立ち寄りください。
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。