Canon EOS 6DmarkII with SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art
いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。 (2018年5月22日撮影)
何とも懐かしい(と言うほどでもありませんが)銘玉「シグマ 70mm マクロ」、本日復活です。
シグマ 70mmF2.8 DG MACRO | Art 【キヤノンEF/EF-S用】
「カミソリマクロ」だなんて異名もございましたので、10数年前からマクロ撮影を好まれていたなら、一度くらいは耳にしたことがあると思います。
写りはあとからドカッとご紹介いたしますが、先ずは外観の見た目から。
現行主力デザインらしさが満載。
このデザイン、個人的にも好きなんですよねぇ。
前モデルに比べると僅かに軽量化、ちょっとスリムになったぶん、前後に10㍉ほど伸びた感じです。
フルサイズ機でも小型な部類に入る Canon EOS 6D Mark II に装着してもこのサイズ。
手軽に持ち出そうとさせるサイズはとてもありがたいのですが、これで手振れ補正機能を内蔵していたら完璧だったかな.....
とは言いつつも、販売価格をご覧いただくとそこは納得!
便利機能を省いても写りを考えればある意味バーゲンプライス、初めてのマクロレンズとしてもオススメなのです。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。
↑2 F/2.8
平日の開門一番、拝観者も少ない時間に三脚使ってガチ撮りしようと訪れました。
.....が、いつのまにやら「三脚ご遠慮ください」と書かれています。
せっかく来たのですから、自分の足をしっかり開いてなるべく前後に揺れないよう「手持ちマクロ撮影」開始w
↑3a F/2.8
クマンバチが多い中、ミツバチもちらほら見かけます。
陽射しも良く動きも活発、食事に夢中なところを狙ってみました。
↑3b
それを700pixelにトリミング。
↑3c
こうして等倍で視ると「カミソリ」の異名が判ると思います。
↑4 F/2.8
ミツバチの産毛もふんわり。
このふんわり感は解像の善さによる賜物です。
暈けの諧調も良く、今にも動き出しそうにすら見えませんか。
↑5 F/5.0
ありきたりの表現ですが、エッジがピシィっと決まるところがリアル画に繋がります。
これはオートフォーカスに頼ってみましたが、動作はとにもかくにも静か。
あっという間にピントがずれてしまう手持ち撮影ですが、それに劣らないフォーカススピードがとても頼もしいです。
フォーカスの回転角も大きくゆったりしており、最接時のピント微調整も比較的容易。
バイワイヤ方式を採用した恩恵を常に感じることができます。
■バイワイヤ方式■(メーカー解説書より転載)
フォーカスリングとフォーカス駆動部の機械的連結をなくした駆動方式です。
最新のアルゴリズムで制御することで、駆動音の低減を図り、最適なフォーカススピードを実現しました。
A.F.撮影時にフォーカスリングを回すだけでピントの微調整が出来るフルタイムマニュアルも可能。
フォーカスの回転角も大きく、マクロ撮影で必須の繊細なピント操作が行えます。
旧 70mm マクロでは、ずっと使い込むと、フォーカス時に何となく「しゃりぃ~」っとした感触がございました(個体差はあると思います)。
バイワイヤ方式だと、いつまでも「ぬめぇ~」っとした感触が楽しめそうです。
↑6 F/2.8
素直な暈けだと逆光も綺麗。
↑7 F/2.8
↑8 F/2.8
小さな小さなハナアブがホバリングしています。
ひゅーっと正確に合焦するA.F.のおかげで、3枚に1枚くらいはドンピシャ。
↑9 F/2.8
もちろん 70mm 単焦点レンズとしての使い方も出来るわけで、作風の範囲もこれ一本でグッと広がります。
↑10 F/2.8
しかしですね、作例を撮るとなるとどーしても寄り寄りになってしまう訳で.....
↑11 F/2.8
光学ファインダーが楽しい瞬間とでも言いましょうか。
クリアでマクロらしい不思議な世界がファインダーいっぱいに広がります。
↑12 F/2.8
絞り開放でエッジ際立つポイントに合焦。
カミソリマクロと言いながらも諧調は豊かで暈けはふんわり。
多くのファンが居られるのも頷けると思いませんか。
↑13 F/3.5
カメラ側の性能にもよりますが、とにかく合焦が正確。
迷うこともなく「しゅ~っ」「ぴたっ」。
↑14 F/2.8
こんな画はSIGMAさんらしい写りではないかな、と。
APS-Cでも十分楽しめますが、ぜひフルサイズ機で奥行きをリアルに感じる画も楽しんでみてください。
↑15 F/2.8
逆光にも強く、びっくりするほどヌケがよくてクリア。
↑16 F/2.8
大好物のスポットライトを見つけました。
↑17 F/2.8
何処に合焦ポイントを持ってこようか、こんな画の撮影も楽しい。
↑18 F/2.8
↑19 F/2.8
サツキのどアップ。
↑20 F/8.0
サツキが満開間近でしたよ。
↑21 F/2.8
信号待ちの車内から片手でパチリ♪
↑22 F/8.0
鳥のことはあまり判りませんが、これは大好きな「イソヒヨドリ」。
お腹は赤褐色ですが、広げる羽は美しい青色。
何よりも多様で美しい鳴き声に癒されます。
最接時の状態を外観で表現しています↓
最接時にフードと繰り出したレンズがツライチ。
フィルター径が 49mm であるところも嬉しいポイント。
最接時の解像感と諧調を700pixel等倍で掲載しておきますので、絞り値違いのご参考まで。
シグマ 70mmF2.8 DG MACRO -Art- [キヤノンEF/EF-S用] (2018年5月25日発売)
https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/28814
シグマ 70mmF2.8 DG MACRO -Art- [シグマ用]
【ご予約受付中・2018年6月22日発売予定】
https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/28817
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。