シグマ 105mm F1.4 DG HSM Art / 奈良 足ノ郷峠に咲く小紫陽花(白屋岳 武木 コアジサイ)2018

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SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art with Canon EOS 6D mark II

いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長です。 (2018年6月6日撮影)

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カーラジオで「梅雨に入った」と聴いたのは一昨日、奈良の山奥へ撮影に向かっているときでした。

朝一番から土砂降りでしたので、この日はほぼ天気予報どおりの展開です。

こんな日に撮影へ出かけるなんて"どうかしてる"と思われがちですが、この時期の風景写真家なら撮影意欲がグッと増すはず。

まぁ、僕もそのうちのひとりなんですけどね。

 

こんな日に試撮するのもアレなんですが.....

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いきなり「BOKEH-MASTER」という素敵な愛称を与えられた SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art の出番です。

SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art(2018年6月14日発売予定)
 キヤノン用:https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/28941
 ニコン用:https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/28942
 シグマ用:https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/28943

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現物を手にしたのはもちろん、目にしたのも試用日前日。

どん!と開いた大口径(105mm径!)がこのレンズの特徴であり、ある意味での"美"でしょう。

驚きの12群17枚のレンズ構成による質量1,645g、レンズにカメラボディをくっ付けたかのような容姿。

ところが手にすると意外にしっくりくるのは、最近のSIGMAレンズに慣れたからなのかも知れません。

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三脚座(TS-111)を外した後にはめる「Protective Cover(PT-21)」も同梱されていますので、手持ち撮影時は大いに活用できるかと思います。

ところが絞り開放で撮る際の激的なピン浅、現場でつい三脚を使いたくなるシチュエーションがめくるめくやってくるのですよ。

その圧倒的存在感を無視してでも気軽に使ってみたい気持ちがあって、今回は全て手持ちで撮影いたしました。

手持ち撮影だったのは他にも理由があるのですけどね.....

アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、指マーク.jpg ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。

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↑2 F/1.4

朝一番は橿原市の久米寺から。

このところのSIGMAレンズはキヤノン機「レンズ光学補正」機能に対応しています。

.....が、今回は SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art のレンズ性能を純粋に試してみたく、あえて今回の試写は全て"レンズ光学補正"OFFとしました。

 

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↑3

紫陽花と鉄道のコラボ構図が狙える場所ですが、さすがに紫陽花の見頃には早ようございました。

エッジの立つ直線の人工物を暈してみましたが、じつに柔らかいです。

F/1.4ですから開放での合焦ポイントはやや甘まかなぁ.....なんて失礼なこと考えていたのですが、良い意味で見事に裏切られました。

合焦ポイントの鋭い描写があってこそのこの立体感は、 SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art ならではでしょう。

 

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↑4 F/1.4

とにかくピントが浅いので、置きピンもきちんと考えなければなりません。

この画の場合、前面の貫通扉にピントを置くつもりで、予め線路の中間(中心)を合焦ポイントとします。

こんなときこそ三脚が欲しくなる訳ですが、ここは人間三脚になってジッと我慢。

人の目で見るシーンって、きっとこんな感じのはずです。

 

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↑5 F/1.4

先ほどの紫陽花に寄ってみたもの。

ポートレイトで使ってみたくなりましたが、僕の場合そんな機会は滅多と来ないでしょう。

 

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↑6 F/1.4

雨の降る久米寺のあじさい園の前で待ちぼうけ。

何と開園期間はもう少し先だという事実、思わず笑いがこぼれます。

 

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↑7 F/1.4

そんな笑いに同情してくれる友達。

 

ここから程近い宇陀の小紫陽花ポイントへと移動します。

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↑8 F/1.4

標高の低い(ここは600~650m)場所では見頃直前です。

1枚目の画も同様、雨の日のご褒美である霧霞たちこめる美しい山林景。

 

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↑9 F/1.4

杉の間伐や伐採が始まると、小紫陽花の群生は減ってしまいます。

人の管理する山ですから仕方がありませんし、また自然と群生するのを待つしかありません。

それを逆手に撮るのもなかなか楽しいものです。

 

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↑10 F/1.4

足元に咲く小さな小紫陽花。

こんな画が大好きです。

 

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↑11 F/1.4

大きく深いレンズフード(LH1113-­01)のおかげもあって、見上げる構図でも雨雫の心配は少なめ。

背景に溶け込む玉暈けも、ちょっと味わえないような感じの善さです。

 

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↑12 F/11.0

谷の底に沢の流れがあり、その雰囲気を構図に撮り込むためF/11.0まで絞ります。

これを手持ちで撮るわけですから感度も上がる訳で、暗さのせいもあってiso3200です。

 

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↑13 F/1.4

荒々しい斜面に逞しく咲く小紫陽花。

ほぼ無限でのピントですが、ライブビュー拡大でチェックすると、まだ向こうが暈けています。

 

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↑14 F/1.6

苔むす場所こそ小紫陽花が好む条件。

 

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↑15 F/11.0

この場所で霧霞になることはとても珍しく、この日は最初から最後までずっと霧霞でした。

雨もずっと降りっぱなしでしたが.....

(地元の方への配慮もあり、この場所はお教えできませんのでご了承願います)

 

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↑16 F/1.4

宇陀のこの辺りでは、ほぼほぼピークでしょう。

 

それから宇陀をあとにし、国道169号線川上村経由で足ノ郷峠へと向かいます。 

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↑17 F/10.0

通称「武木(たけぎ)の小紫陽花群生地」と言われる、数年前から急激に知られるようになった今や有名撮影地です。

峠の南側が吉野郡川上村武木だから、恐らくこの通称がつけられたのでしょう。

この画は小紫陽花が一番たくさん咲いているほんの一部区域。

全体的には蕾が大半を占めていました。

 

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↑18 F/1.4

ここは白屋岳(1177.0m)の裾にあたる「足ノ郷峠」ですので、僕は何となく「武木の小紫陽花」ではなく「足ノ郷峠の小紫陽花」。

この群生地は標高1000m程度ありますので、谷にある小紫陽花よりも見頃が少し遅くなる訳です。

一時期間伐が進み小紫陽花の株も減りましたが、今では良い感じに戻りつつあるといったところでしょう。

 

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↑19 F/1.4

林道がビックリするほど整備されていました。

もちろん観花で訪れる者の為にではなく、林業に関わる人々の為の道路整備です。

以前は何となく路肩に駐車できていた砂利の場所もしっかり盛土舗装され、ほぼ路上駐車がし難くなっていました。

無理して駐車するとすれ違い困難になる可能性"大"ですし、そればかりか脱輪(脱落)の可能性も高くなります。

あくまでも地元車両最優先であることを心に留めておいてください。

 

また、走りやすいと言われている川上村側も落石が目だち、道路の陥没箇所もかなり増大していました。

鋭利な落石でタイヤバーストの可能性も高く、陥没箇所で足回りやオイルパン等をヒットする確立も高くなっています。

毎年何らかの自損事故やカーブでの対向車接触事故も多く、事故情報も年々増えるばかり。

林道走行に多少なりとも自信が無ければきっぱり諦めるか、慣れた方が運転する自動車に同乗し、現場まで連れて行かれることをお勧めします。

  

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↑20 F/1.4

安全に辿り着いたら素晴らしいご褒美が待っています。

辺りが満開になると、それはもう例えようも無いくらいの素晴らしい香りでいっぱい。

小紫陽花の美しさは見た目ばかりではないことを感じていただきたいです。

  

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↑21 F/1.4

長靴など汚れてもいいような装備が必須!

虫刺され苦手なら長袖長ズボンも必要で、とにかく飛虫がいっぱいですよー。

 

で。

このあたりで撮影なら、お昼ご飯はここになるのです。

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国道169号線沿い、とても山の中にある「焼肉 馬酔木(あしび)」さん。(OLYMPUS STYLUS XZ-2)

たくさんメニューがあるのに「焼肉定食」を頼んでしまうのは癖のようなもの。

お肉や漬けダレの美味しさはもちろん、ボリュームもしっかりあるので超高コストパフォーマンス。

おっと、もひとつご忠告。

もの凄い焼肉臭煙ですので、帰宅後に「あ!焼肉食ってきたやろっ!」のツッコミ待ちは避けられません。

 

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SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art(2018年6月14日発売予定)

 キヤノン用:https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/28941

 ニコン用:https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/28942

 シグマ用:https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/28943

 

今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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この記事について

このページは、お写ん歩 【K】が2018年6月 8日 17:00に書いた記事です。

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